2018/05/21:
「リリー・フランキー」の由来は「薔薇と百合」
伊藤文學『薔薇族』編集長と「薔薇と百合」は関係ある?
「薔薇族」より前から男性同性愛を象徴していた「薔薇」
女性の同性愛を意味する百合の由来は?
●「リリー・フランキー」の由来は「薔薇と百合」
2018/05/21:前にも調べたことある気がするのですけど忘れちゃったので、「リリー・フランキー」という名前を目にして、日本人なんだろうか?と検索してみました。すると、本名が中川 雅也という日本のマルチタレントだと説明がありました。
また、以前はたぶん読まなかったペンネームの「リリー」の由来も見ました。大学時代の友人とあまりに仲が良く、周りの友人がこの2人に対し、「薔薇と百合(ローズ&リリー)みたい」と名付けたことが由来だと言います。
なお、カルチャー・クラブのボーイ・ジョージが好きだった事から、自身も「男だか女だか判らない、日本人だか外国人だか判らない謎めいた名前にしたい」との理由で、「フランキー」を後に付けたという話もありました。(
リリー・フランキー - Wikipediaより)
●伊藤文學『薔薇族』編集長と「薔薇と百合」は関係ある?
この「薔薇と百合(ローズ&リリー)」をいうのを最初私は、文学作品とか映画タイトルとかではないかと思って検索したのですけど、それらしきものはなし。どうも同性愛のことを俗に言う「薔薇と百合」のことみたいですね。
ということで、もう少し検索していると、伊藤文學さんという方が以下のようなツイートをしていることを知りました。伊藤文學さんというのは、男性同性愛者向けのゲイ雑誌『薔薇族』の編集長さんだそうです。
●「薔薇族」より前から男性同性愛を象徴していた「薔薇」
まず薔薇について。
薔薇族 - Wikipediaによると、誌名は「ギリシャ神話か何かで『薔薇の下で男同士が契りを結ぶ』という話」が元になっていると伊藤さんは説明しているとされていました。しかし、出典不明であり、事実ではないかもしれません。
そして、ウィキペディアでは、この後さらに上記の情報が嘘ではないかという話があります。日本で男性同性愛者を指す隠語として「薔薇」が使われることがあり、薔薇族が元になったといわれているが、そもそもその前に使用例があるという話です。
・1963年発行の三島由紀夫の裸体写真集「薔薇刑」や、1964年創刊の会員制ゲイ雑誌「薔薇」、1968年創刊の「血と薔薇」、1969年公開のピーター主演の映画『薔薇の葬列』があり、男性同性愛を象徴する言葉として薔薇を使ったのは薔薇族が最初ではない。
・外国作品では1944年のジャン・ジュネの小説『薔薇の奇蹟』などが日本でも有名で、『薔薇の葬列』にも「ジュネ」というゲイバアが登場する。
●女性の同性愛を意味する百合の由来は?
では、女性の同性愛、ガールズラブのことを指す「百合」はどうでしょう?
こちらの方は、
百合 (ジャンル) - Wikipediaだと、語源は1970年代、男性同性愛者向けの雑誌『薔薇族』編集長の伊藤文學が、男性同性愛者を指す薔薇族の対義語として、百合族という言葉を提唱したことによると言われている、としていました。
『薔薇族』誌には女性読者の投稿コーナー「百合族の部屋」が設けられていたんだそうです。もともとは同性愛に限らない言葉であったのですけど、伊藤さんが50号で百合族=女性同性愛者の意図を表明したとのこと。
また、従来日本においては「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と、美しい女性を百合に例えることがしばしばあったが、男性同性愛者が真っ赤な薔薇に例えられていることから、伊藤はそれとの対比で女性的なイメージの強い白百合を当てたという説もある(『性的なことば』 p.277より)とのことでした。
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