犬、狐、狼の群れなどの話をまとめ。<同じイヌ科でも犬は群れるが狐は群れない?近所のキツネは単独行動>、<一匹狼の誤解…狼は1匹で行動するのがむしろ普通ではない?>、<狐の群れが見れる?世界でも珍しい狐テーマパーク宮城蔵王キツネ村>などをまとめています。
2023/01/23追記:
●狐の群れが見れる?世界でも珍しい狐テーマパーク宮城蔵王キツネ村
2023/05/11追記:
●キタキツネが神々しすぎる…「情熱大陸」に出た井上浩輝の写真集 【NEW】
follow me ふゆのきつね 単行本 井上 浩輝 (著, 写真)

●同じイヌ科でも犬は群れるが狐は群れない?近所のキツネは単独行動
2021/11/16:ペットとしての犬と猫の違いとして大きいのは、群れを作る動物かどうかということ。犬の場合は群れを作る動物なので飼い主ともそういった関係を築きますが、猫の方はそもそも群れを作る習性がないため、飼い主との関係の築き方が異なります。例外はありますが、ネコ科の動物は群れを作らないことが多いですね。
で、ふと思ったのが、イヌ科でも例外があるのではないか?と。私が住んでいるところで目にする北海道のキタキツネはたいてい単独行動なんですよ。観光地で餌付けされているキタキツネは、餌をもらえるという理由で固まることがあるかもしれませんけど、キツネはイヌ科でも群れを作らないのではないか?と思ったんですよね。
Wikipediaを見てみると、やはり群れは作らないみたいですね。イヌ科には珍しく、群れず、小さな家族単位で生活する…とありました。ただし、イヌのような社会性はあまりないとされる一方で、宮城県白石市の狐塚のように、大きなグループで生活していた例も知られているそうです。
他に、
キツネ対策 豆知識 キツネの特徴・対策方法のご紹介 あっと解消 本店というページも見てみました。やはり「群れを作らない」という項目があります。家族単位では群れるものの、子育てが終わるとこれすら解散。子別れを行って子供の自立を促した上に、オスもメスも単独行動になるそうです。ちなみにキツネはメスとオスで子育てをする珍しい習性も持っているとされていました。
●一匹狼の誤解…狼は1匹で行動するのがむしろ普通ではない?
一方、狼の方は群れを作る動物と予想。「一匹狼」という言葉がありますが、動画では群れているのをよく見ますし、群れるのが普通だからこそ「一匹狼」という言葉が生まれたのだと考えました。また、そもそも犬と狼は生物学的には同種であり、犬は狼の亜種にすぎないため、習性としてもそう変わらないだろうとの推測もあります。
検索してみると、Wikipediaにはそのまんま
一匹狼 - Wikipediaというページがありますね。やはり「オオカミの社会は群れ社会」とされています。ただし、大きな群れではありません。アルファ (alpha) と呼ばれるペア(夫婦)と未成熟の子供たちからなるパックが単位だとのこと。また、このパック内ではアルファ夫婦のみが繁殖を許されるそうです。
子供たちは性的に成熟すると、まれに同性のアルファを倒し新たなアルファとなることもあるそうですが、ほとんどはパックを離れるといいます。同い年の兄弟や姉妹が、同時にパックを離れて、しばらく行動を共にすることもあるのですが、基本的に彼らは一匹狼となるとのこと。ここで「一匹狼」が出てきました。
この説明からすると、「一匹狼」もオオカミの正常な形態の一つであり、イレギュラーではない感じですね。彼らは、一匹狼同士でペアとなり新たなパックを作るか、他のパックの同性のアルファを倒しパックを乗っ取るそうです。ただし後者はリスクが高く、失敗すると死に至ることもあり、一匹狼の主な死因の一つだとされていました。
一方、パックは一匹狼を攻撃する習性があるとのこと。なので、一匹狼はパックの縄張りの外を行動範囲とします。パックの縄張りには、パック同士の衝突を避けるため緩衝地帯があり、そこは一匹狼にとって安全なだけでなく、狼の獲物となる草食獣にとっても比較的安全であり、草食獣の生息密度が高く狩りもしやすいというメリットもあるそうです。
●狐の群れが見れる?世界でも珍しい狐テーマパーク宮城蔵王キツネ村
2023/01/23追記:「群れない」とされるキツネですが、日本にはキツネがいっぱいの動物園(?)が日本にあると知りました。これは、以前、ツイッターで丸くなって寝ているキツネたちがずらーっと並んでいる画像を見て知ったもの。今検索してみると、私が当時見たのは「宮城蔵王キツネ村」だったようです。
●キタキツネが神々しすぎる…「情熱大陸」に出た井上浩輝の写真集
2023/05/11追記:何気なく見た
follow me ふゆのきつね 単行本 井上 浩輝 (著, 写真)は、レビューを見るとかなり好評。作者の井上浩輝さんは札幌生まれで、大学などは道外に出たものの、北海道に戻り、風景写真の撮影を開始。キタキツネを中心に動物がいる美しい風景を追いかけるようになった人だそうです。
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書籍は、自然関係も強いナショナル ジオグラフィックの出版でした。井上浩輝さんは、「National Geographic Travel Photographer of the Year」コンテストのネイチャー部門で1位を獲得したことがあるそうで、その関係でしょうね。オフィシャルの説明は以下のような内容でした。
<一度目にしたら忘れられない、広大な風景のなかを行くキタキツネの姿。まっすぐにこちらを見つめてくる、吸い込まれそうな瞳のキタキツネ。
見た人がキツネのファンになってしまう受賞作をはじめ、キツネと北海道の魅力が詰まった一冊です。
北海道の自然を写し取る姿が「情熱大陸」で取り上げられ、「BRUTUS」の表紙を飾った印象的なキツネたちを目にした方も多いはず。世界でもファンが急増中です>
私が地元で目にするキタキツネは、やせ細って毛も貧相で小汚い感じのばかりですが、レビューは、「狐が只管(引用者注:ひたすら)美しく、狐が持つ神々しさにも触れることが出来る」などいった声。確かにアマゾンの写真を見ても神々しいです。私が目にする狐は、餌がなくて里に下りてきているせいですかね? その他、以下のような感想が載っていました。
<野生動物を被写体とした写真集は多く有りますが、作者が元々風景写真をテーマに撮影されていたせいか、とても美しい動物写真になっています。キタキツネもこの北海道の自然の一部だと感じさせます。>
<近距離でキツネが撮られており、キツネの表情が見れます。予想以上に綺麗な目をしていました。>
<キツネ達の自然な生活が、綺麗で幻想的な北海道の風景と共に見れて素敵 何度も見返してしまいます>
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