ホリエモンさんがレーシック手術をした経験があり、なおかつ広告塔になっていると聞きました。これはデマというわけではなく、本人も認めているようです。レーシック手術の批判記事にも反論していらっしゃいました。(2017/09/06)
●ホリエモン、レーシック手術をして宣伝していた?
2017/09/06:ホリエモンこと堀江貴文さんがレーシックを推奨しているらしいと初めて知りました。ただ、検索してみると、手術したのはだいぶ前。刑務所に入る前のことだそうです。
なので、今は関係ないのかな?と思ったら、ホリエモンさんの名前が冠になっている医療フェスにレーシックのお医者さんが参加するなどしており、今でも関係は良好のようでした。
ツイッターで検索してみると、「ホリエモンて何であんなにレーシック推すのかな」と不思議に思っている人がいる一方、「ひろゆき、ホリエモンがtwitterでキーワード収入を得ていることを暴露」という話や、手術を受けた上で病院から金を貰っているといった話が出ていました。
https://twitter.com/sushino66/status/902832319278354433https://twitter.com/lasik_victims/status/902356155984261120https://twitter.com/Puku_Pukuro/status/902026694717988864●日本のレーシック手術件数が激減、ピークの9分の1に
検索している中で、"レーシック手術が激減! ピーク時の9分の1 なぜ? "(ITmedia ニュース 2016年06月27日)という記事が出てきました。
リンク切れ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1606/27/news060.html
既にリンク切れしているのですが、うちでは似たような話題の
日本のレーシック手術件数が激減、ピークの9分の1に アメリカでは大流行なのに…日本人はおかしい?という話をやっています。
そちらのニュースで出ていたのは、レーシック手術の件数が、ピークだった2008年の45万件から14年には5万件にまで激減したとの推計を、慶応大医学部眼科学教室の根岸一乃准教授がまとめていたというもの。
減少した理由については、保険適用がなく、片目で十数万から30万円ほどかかる高い手術費に加え、眼鏡ブームや、コンタクトレンズの性能が格段に良くなったなどのものが挙げられていました。
●ホリエモンの主張「レーシックが減ったのは風評被害のせい」
で、この話がなぜホリエモンのキーワードで出てきたのか?というと、
レーシック手術が激減! ピーク時の9分の1 なぜ?(2016年06月27日)で、堀江貴文さんが記事に文句を言うような形で、レーシックに擁護的なコメントをしていたためです。
ここでは初っ端から、「はいはい。レーシックPRのお仕事をしている私が通りますよ」と書いていました。どうやらレーシックの宣伝をしているというのは本人も認めており、誤解ではないようです。
肝心の擁護の内容ですが、まず、レーシックは風評被害を受けているという主張をしていました。
(1)レーシックが減ったのは風評被害のせい
"日本での激減のきっかけはやはり感染症での失明事件がきっかけですね。あれはレーシックそのものの失敗ではなく藪医者の感染症対策が杜撰だっただけの話。優良クリニックはあれで相当あおりをうけました"
一応、"角膜が薄くて2回3回と削れない人や乱視や視力がキツすぎる人には今はICLがオススメ"など、悪い点にも触れていますが、"私は至って快適で不具合は全くない"といったことも強調していました。
●ホリエモンの主張「コンタクトレンズの方が高い」
ホリエモンらしいと思うのが、コスト的にコンタクトレンズより良いと主張していたことです。
(2)コンタクトレンズの方が高いのにロビー活動で騙している
"因みにワンショットで終わるレーシックなどの視力矯正はむしろ一回でお金もらって終わりですが、コンタクトレンズは一生払い続ける必要ありますよね。どちらが良心的か。大手コンタクトレンズ会社のロビー活動や広報活動の予算がどれだけあるか考えてみてください。とはいえカラコン会社の株主でもありますが俺"
●ホリエモンの主張「無知で嫉妬した医者が騒いでる」
上記の時点ですでに陰謀論くさいのですが、レーシックを悪く言う医者は妬みのせいといったことも言っていました。
(3)レーシックを悪く言う医者は無知で嫉妬してる
"たぶん眼科医会や緑内障のドクターはレーシックのことをそもそもあまり知らない(症例をたくさん診たこともないし、執刀したこともない)し、自分たちの領域、大学病院に患者が来ない(そりゃ自費でレーシックなのに、土日休みとか何時間も待たされる、最新の機器でもない、症例も少ないでは誰もいきません)ということへの僻みもあるのではと思います"
●本当にコンタクトレンズはレーシックより高いのか?
ホリエモンさんはいつもそうなのですが、いずれも医学的根拠・データ的な根拠は皆無です。困った人ですね。
とりあえず、コンタクトレンズの価格だけ計算。まず、
コンタクトレンズにかかる費用ってどれくらい? | Measis(コンタクトレンズのメアシス)によると、"費用の目安として、ハードレンズの場合は両眼8,000円程度"とありました。
また、
2.コンタクトレンズの基礎知識:日本コンタクトレンズによると、"一般的に酸素透過性ハードコンタクトレンズは2~3年ぐらい"とのこと。これは真ん中の2.5年という数字を採用します。
一方、レーシックは先に"片目で十数万から30万円"という数字が出ていました。これも真ん中くらいってことで、21万円で計算してみましょうか。ただ、これは片目ですのでコンタクトレンズと同じ条件で両目とすると、倍の42万円になります。
ハードレンズが両眼8,000円で2.5年持つということは、1年あたり3200円です。レーシック手術の42万円でコンタクトレンズが何年使用できるか?という計算は、42万円を3200円で割るので、131年となりました。人間の寿命を軽くオーバーしています。
実際にはコンタクトレンズも最初に作る際に検査などで費用がかかるでしょうが、レーシックと逆転はしそうにない数字です。
●「必要なときだけ使う」ができるかできないか
また、コンタクトレンズとレーシックではかなり違う部分が多く、コンタクトレンズの場合は使用をやめたり、レンズを変えたりできるというのも重要な違いでしょう。
先のコンタクトレンズのメアシスでは、長期的に考えた場合、ハードコンタクトレンズが最も安く、ワンデータイプのソフトコンタクトレンズが最も高いという計算になるものの、装用頻度が少ない人の場合、結果的にワンデータイプの方がお得になることもあるとアドバイスしていました。
このように必要なときだけ使えるというのはメリットですし、そもそも元に戻せるか・元に戻せないかというのは非常に大きな違いですので、もっと強調しておいた方が良いでしょう。
【本文中でリンクした投稿】
■
日本のレーシック手術件数が激減、ピークの9分の1に アメリカでは大流行なのに…日本人はおかしい?【その他関連投稿】
■
日本のレーシックはもう終わり?既にほぼ存在意義がなくなったとの指摘 ■
集団提訴の錦糸眼科、閉院していた 過去の口コミは「安心」とされた病院 ■
太陽光が視力回復に有効って本当? ドーパミンの放出が近視を予防説 ■
お医者さんおすすめの視力回復方法3つ 岡野敬スマイル眼科クリニック院長の解説 ■
医療・病気・身体についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|