2019/08/30:
●紙状のシート乾燥剤のゴミの分類は、燃えるゴミ?燃えないゴミ?
●除湿剤にも使われる塩化カルシウム 、水分を吸収すると全部水になる?
●シリカゲルよりすごい紙状のシート乾燥剤 すごすぎて使えないときも
●紙状のシート乾燥剤のゴミの分類は、燃えるゴミ?燃えないゴミ?
2019/08/30:お菓子にたまに入っているカード状の乾燥剤。紙ともプラとも書いておらず、捨てるときの分類に困っていました。手元にないので忘れちゃったのですが、検索して見てみると「シート乾燥剤」とか「たべられません」とか書いているものが出てきます。私が思っているのもこれじゃないかと思います。
検索では、
用途に合わせて乾燥剤にはいろいろな種類がある (2006年4月5日) - エキサイトニュースという記事も出てきました。この乾燥剤には製造元(株)アイディとあったそうで、私のものとは全く同じではないようですが、基本は同じ感じ。この記事のものは、ハーゲンダッツのクリスピーサンドの中に入っていた乾燥剤だそうです。
とりあえず、製造元のアイディは、「燃えるごみとして捨てていいのか」についてOKとのこと。うちでは紙を資源としても出せるのですけど、後述するようにちょっと特殊なところがあって迷いますね。燃えるゴミとして扱うのが安全かもしれません。
●除湿剤にも使われる塩化カルシウム 、水分を吸収すると全部水になる?
アイディによると、紙シートの乾燥剤はパルプの中に塩化カルシウムを含浸させていて、この塩化カルシウムが水を吸収するという仕組み。塩化カルシウムは「水とりぞうさん」などの除湿剤にも使われている無害なもの。「水分を吸収すると全部水になる」とされていましたが、厳密には塩化カルシウム水溶液って意味じゃないでしょうか。
気になって検索してみると、
塩化カルシウム - Wikipediaが登場。<家庭用の除湿剤を使えばタンクの中に高濃度の塩化カルシウム水溶液がたまるようになっている>とありますので、やはり水溶液でした。水、つまり、H2Oになるってのはおかしいものですね。科学に疎い記者が勘違いしたのかもしれません。
記事に戻ります。Wikipediaでもあったように、押入れなどの湿気とりでは容器に水分として貯めておくことが可能です。ただ、食品などに入れる乾燥剤として使用するときには、湿気を吸って全部水になってしまっては逆効果。食べ物を乾燥させたいのに、また水溶液になったらベチャベチャになって変わりませんからね。
で、その吸湿した水分を保水する媒体が必要ということで、水分を保水する役割で紙を入れているんだそうです。
●シリカゲルよりすごい紙状のシート乾燥剤 すごすぎて使えないときも
この塩化カルシウム、仕方なく使っているというわけではなくすごいんです。25℃ 90% RH(湿度)の条件下で、塩化カルシウムの乾燥剤はシリカゲルの3倍の吸収力があるのだとのこと。さらに、吸湿スピードが速いといいます。だったらもっと使われて良さそうな感じですね。
ただ、あまりに吸湿スピードが速いために不向きなことも。防水性の悪い袋などで長期間保存するような場合は、逆に水分を呼びこんでしまうといいます。また、海苔のようにゆっくり吸湿した方がいい場合は生石灰の方が良いとされていました。
ただし、この生石灰にもまたデメリットがあります。生石灰は水がつくと熱が出るため、安全面を考えて、小さなお子さんたちが直接開けて口にするものは使われていないとのこと。海苔やシイタケなどは普通、大人が扱うからOKだと考えられているようです。
また、シート状の乾燥剤は薄くて割れやすいリーフパイや開ける瞬間までパリっとさせておきたい場合に、クッションとしても使えるので最適だという魅力も。ハーゲンダッツのクリスピーサンドの場合は、アイスクリームを冷凍庫から取り出すと個体が液体になることなく直接気体になる昇華現象がおきて、ウエハースに吸湿されてベタベタにならないように乾燥シートが入っているとのことでした。
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