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スティーブ・ジョブズの名言、成功、優れた点


 もうすっかり出てこなくなったので、過去に気になった記事で紹介して再掲載していないスティーブ・ジョブズさんの記事を全部まとめておきます。

 こうやって書いた途端にまた気になる記事が出てくるかもしれませんけど、そのときにはまた貯まるまで待ちます。

 
 最初は時期的にも早かったスティーブ・ジョブズ氏死去 記憶しておきたい5つの名言 (ガジェット通信、2011年10月6日12時00分)

1.「海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい」

マッキントシュの開発中、プロジェクトのメンバーを鼓舞するために言った言葉。彼はこの精神に則り、同社で平行して開発していたLisaプロジェクトから次々と人材を引き抜いていきます。マッキントシュ・プロジェクトの入っていた建物の屋上にはドクロの海賊旗がはためいていた、という伝説的なエピソードとともに、記憶される言葉です。

また、「私たちはいつも偉大なアイデアを臆面もなく盗んできた」という言葉も、ジョブス氏の海賊精神を示すものとして後々まで語られるでしょう。


2.「このまま一生、砂糖水を売りつづけるのか、それとも世界を変えるチャンスをつかんでみる気はないのか?」

ジョブス氏の名言の中で最もよく引用される言葉です。ペプシコーラの事業担当社長をしていたジョン・スカリー氏を1981年から18ヶ月にも渡りヘッドハンティングします。その際の決め台詞がコレ。ジョブス氏の意向通り、スカリー氏は1983年にアップルの社長に就任します。


3.「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない」

これも有名な言葉です。これには続きがあり、「ドグマにとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから」と述べたとされます。


4.「ポルノが欲しい人はAndroidケータイを買えばいい」

iPhoneのApp Storeからアダルトコンテンツを削除したことに関してユーザーから寄せられたメールに対し、このように返信したそうです。


5.「こんな国、二度と来るか!!」

ジョブス氏は時に放送禁止用語を連発するような側面があったことでも知られています。この言葉は、2010年に来日した際、プライベートジェットに手裏剣を持ち込もうとして税関で止められ、怒って言ったとされてます。Apple社はこのエピソードを否定していますが、お茶目な彼の一面が垣間見える話なので、事実であって欲しいところです。

ジョブス氏の名誉のために付け加えると、彼は親日家の側面もあり、Apple本社の食堂では彼自らが考案した「刺身ソバ」というメニューがあるというのも有名な話です。

 選択した理由がはてなと感じるものもありますが、一応そのまま載せました。ただ、改行が少なくて読みづらかったところは、改めています。


 以下は、もっとビジネス面を前面押し出したものが続きますが、先にちょっと批判的なもので、ジョブズが世界にもたらした「IT革命」の光と影 わがままで、傲慢で、凄まじい美意識は何を生んだか

 なお、冒頭は手放しで褒めていることは書いておきます。

アップルは比較的業歴が浅く、特許件数の保有が少ないグーグルの弱い部分を突く作戦を使っているという。IT分野の専門家の1人は、「その手法は“嫌らしい”ほど徹底している」と指摘していた。

 そうしたアップルの動きに対抗して、グーグルはモトローラの一部を買収して特許権の保有件数を増やさざるを得なかったようだ。企業経営者であれば、有力ライバル企業の弱点を狙う作戦は当然なのだが、そうしたスタンスが露骨になりすぎると、社会から反感を買うことも考えられる。


購入者サイドにとっても、アップルの“囲い込み”戦略には違和感を持つ人がいることも確かだ。たとえば、iPhoneの販売に関しても、同社は販売各社に対してかなり厳しい条件を飲ませているという。

 販売者にとって厳しい条件は、アップルや購買者にとってメリットがあるはずだ。そうした積極的な販売戦略によって、とりあえず顧客をiPhone利用者にしてしまい、次のステップとして次々に後継機種を作り出し、iPhoneの利用者に囲い込んでしまうという発想だ。

 批判的なものも読んでおこうと思ったのですが、この程度でした。

 それよりスティーブ・ジョブズさんではなく、アップルという話ですが、アップルとアップル・レコードとアプフェルキント(ドイツのカフェ)の商標・ロゴ問題の方が嫌な話でした。



 では、良い点の話ということで、垂直統合モデルで失敗し、垂直統合モデルで成功したジョブズのアップル(要登録、日経ビジネスオンライン)

 「スティーブ・ジョブズが生んだアップルは、垂直統合モデルで成功し、それがゆえに失敗し、そして今、再度成功している会社である」と書かれており、その経緯についてです。

 まず、1977年発売アップルの最初のヒット製品であるApple IIなど、初期のころからアップルの経営危機まで。

当時のMacintoshの強さは、圧倒的な使いやすさであった。直観的な画面操作、おしゃれなデザインは、アップルの垂直統合モデルの成果であった。ここで言う垂直統合モデルとは、ハードとソフト(OS)を一体型で提供する製品モデルのことである。さらに、アップルは、このモデルを自社1社で提供することにこだわっていた。そして、これが、当時のアップルの成功の源泉であった


しかし、このことがアップルの事業基盤を崩していくことになる。1社独占提供は、製品ラインアップ(多様性)の面では劣る。マクロソフトが提供する WindowsをOSとするパソコンは、多くのハード会社が参入することで、デザインや機能や価格で少しずつ異なる多様な製品を生むことになった。また、ハード会社同士の競争は価格でのWindowsマシンの優位を生んでいくことになる


このシェアの大きな格差は、両社の製品の機能的優劣をけっして反映したものではなかった。アップルが経営危機に陥った93年~96年の時代のMacintoshは、その使いやすさでは、なおWindowsを上回っていたとさえ思える


Windowsによる独占の決め手になったのは、ネットワーク効果(使う人が増えれば増えるほど、利用者にとって便利になる)であった。パソコンの普及とともに、他の人がどのマシンを使っているかが重要になっていったのである。他人は、使い方を教えてくれる人であると同時に、ファイルを交換する相手でもあった。この場合、他人と同じOSとアプリケーションソフトを使うことが、価値となる。 一度シェア格差が生じると、そのシェア格差は一気に拡大していくことになった。そして、シェアの高いOSには、より多くのアプリケーションソフトが提供され、部品や周辺機器も量産効果と競争によって価格が引き下げられていく。シェアがシェアを呼ぶ「ポジティブフィードバック」が、Windowsの独占状態を作っていくことになった


 しかし、同じ「ジョブズの垂直統合モデル」は2001年のiPodの発売によって復活します。

驚くべきは、垂直統合モデルのiPodが、携帯音楽プレイヤー市場において、世界NO.1のシェアを獲得したことである。ただし、この成功は、音楽ファイルのDRM(デジタル著作権管理)の必要上から、最大のライバルであるソニーのWalkmanもまた垂直統合モデルを追求せざるをえなかったことによる面が大きい。

 これは相手の自滅の面もあるような?ソニーは著作権も持つ会社という立場であり、明らかに及び腰でした。他の会社の場合は、どうだったかわからないんですけど……。

 一旦普及してしまえば、それはウィンドウズと同じ理由で説明できてしまいます。


2007年に最初の製品が発売されたiPhoneは、ビジネスモデルとしては、iPodモデルを踏襲するもの

(中略)

重要なのは、ハードが独占的にアップルだけで提供されていると同時に、コンテンツやアプリケーションを提供したい会社や個人は、iTunes Storeを経由し、つまりアップルの管理下でしかそれを提供できないことである。このクローズドモデルは、アップルにコンテンツやアプリからの大きな収益を与えることになった


ジョブズは、iPod、iPhone、iPadの成功によって、垂直統合モデルの優位を再び示すことになったのである。1990年代中頃の「アップルはハードとソフトを一体提供して、かつそれを独占しようとするからダメなのだ」という議論を振り返ると、この事実は極めて興味深い。


今では、アップルのコンテンツストアとハードの一体モデルは、ネットワーク効果の新たな解釈によって合理的なものとされている。

 その解釈とは、サイド「間」ネットワーク効果という概念を使ったもので、「クリティカルマス(普及に必要な最小市場シェア)を超えたハードを持つ場合、クローズドなコンテンツの提供が多ければ多いほどハードの利用者が増える、逆にハードの利用者が増えれば増えるほど、クローズドなコンテンツの提供者も増える」とするものである

 最後にアンドロイドの話も出てましたが、垂直統合型云々より、ずっと重要なのは市場の独占だと思いました。まあ、その同じ市場の独占であれば、収益性が桁違いなのだから「垂直統合モデル」が良いよってことでしょうかね?


 もう一つ良い面でダイヤモンド・オンラインのジョブズの何が本当に優れていたのか?熱狂的な偶像化を排し我々が学ぶべき実像に迫るから。

ジョブズは、技術がわかる人間ではあったが、自らが技術者であるわけではなかった。


ジョブズは、社内に向けて、コンシューマの視点に立って、「こういうものが欲しい、こうあって欲しい」ということを、しつこく語ることで、デザイナーとしての能力を発揮した。アップルに勤めた人の書いたものによれば、ジョブズは、コンセプトを明確に示し、製品企画案にしつこくダメ出しをし、試作品を念入りにチェックする人であったと言う。


ジョブズには、製品の完成度を高めることへの強い執着心があり、それを言い続ける精神力があった

 ここらへんの話は必ずしも技術者じゃなくともIT企業を率いることができるという意味で、勇気づけられる話です。

 ただ、日本は技術者軽視すぎるので、あんまり広まらない方が良い話かも。私は何度もヴィジョンという言葉を使ってきましたが、明確なコンセプトを執念を持って打ち出せたからジョブズさんは良いのであって、技術軽視って意味じゃありませんからね。

アップルの最大の特徴は、企業規模に比べて製品数が少ないことである。製品数が少ないから、ジョブズはすべての製品の詳細を掌握できた。しかし、同規模の他の企業は、製品数がずっと多いのが普通であり、CEOが全製品の開発をリードすることはできない。そのため、若い時に技術者として成功した経歴をもつCEOも、「マネジメント」業務がやがて専門になっていくことが多い。

 製品数を少なくするには、一つの製品が全世界で沢山売れる必要がある。実際にアップルの製品は、世界市場を対象に大量に売れるタイプのものである。国ごとに仕様を変えることもない。この1製品当たりの売上が極めて大きいという特徴が、ジョブズの成功の第1の条件であったように思える。

 第2の条件は、彼の能力が、デジタル技術の製品で発揮されたことだ。デジタル技術のコアとなるコンピュータ自身の処理能力と用途が、彼の生涯を通じて発展し続けた。そのため、ジョブズは、新製品の発表ごとに機能向上や新サービスを同時に付加することができた。

 また、デジタル化は映画、音楽、出版、ゲームなどの産業の境界を揺るがせた。これらの産業のプレーヤーと電子機器業界のプレーヤーは、お互いのドメイン(事業範囲)を越境した事業戦略の練り直しを求められてきた。これらの産業の事業境界は、「定義し直し」を必要としたのである。だからこそ、ジョブズのビジネスモデル・イノベーターとしての能力が発揮できた。

 ジョブズの能力はIT業界だからこそ、発揮できたものである。彼のやり方を他の産業の成功モデルとして、そのままコピーすることはできないだろう。彼の独創性は、産業間での仕事のスタイルの単純模倣を許さないという意味でも独創的なものなのだ。

 ただし、ジョブズの成功体験は、別の産業でも、仕事のやり方のコアとして、なんらかの形で引き継がれることが望まれることは、確かだ。特に、それは、日本企業の再興のために必要である。



 最後はスティーブ・ジョブズの性格2 社外編 ~子供っぽい一面も~でもラストに持ってきたmarket hackから、なぜロシアや中国にはスティーブ・ジョブズは登場しないか

スティーブ・ジョブズの死をきっかけに「どうして我が国では彼のような人材は登場しないのだろう」という議論が巻き起こっています。これは別に日本に限ったことではありません。

この1日の間に僕が新聞で読み、ラジオで聴いただけでも、ロシアや中国でそういう反省が出ています。


彼らが心配しているのはロシア経済にはびこる賄賂体質、あるいはマフィア的な取引の呪縛からハイテク産業も逃れることは出来ないという問題です。

「若しアナタがジョブズのような天才であれば、なにもロシアのような黒い経済のはびこる土地でイノベーションに取り組む必要は無い。サッサとシリコンバレーに移住した方が良いに決まっている」


問題は中国の学校教育が画一的な思考を強制するようなカリキュラムになっている点です。「学校の先生が先ずやることは皆と違う発想をする生徒の存在に気が付いた場合、その生徒の角を取ることだ」とイェール大学のチェン・ジーウー教授はウォールストリート・ジャーナルに語っています。

 これは日本でも言えそう。チャレンジするとすぐに陰口というのはよく見ますし、しつこいほど書いていますが、新興企業・産業に厳しく、既存産業を優遇というのが日本のトレンドであり、そんなことをしておいて経済を回復しろという方が無理な話です。

 一つ前の記事もそういっ視点でしたけど、スティーブ・ジョブズさんやアップルの成功体験を、何とかして日本でも生かしていけたら良いですね。


 関連
  ■スティーブ・ジョブズの性格2 社外編 ~子供っぽい一面も~
  ■アップルとアップル・レコードとアプフェルキント(ドイツのカフェ)の商標・ロゴ問題
  ■スティーブ・ジョブズの性格1 社内編 ~偉大なる独裁者~
  ■スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションはシンプル
  ■スティーブ・ジョブズと「Stay foolish」とヒッピー文化
  ■その他のインターネット、パソコンなどについて書いた記事

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