2011/12/6:
●日本人が信じている許せない疑似科学リスト マイナスイオンなど
●地球はある種の「巨大な生命体」…ガイア理論も疑似科学なのか?
●天然成分は全部安全で化学物質は皆危険、モーツァルト効果など
●タキオン、ゲルマニウムによる健康効果、パワーストーンなど
●地球温暖化説も実は疑似科学?2ちゃんねるでは槍玉に挙げる
●コラーゲンの健康効果、コエンザイムQ10、クオリアなど
●日本人が信じている許せない疑似科学リスト マイナスイオンなど
2011/12/6:まとめサイトで
許せないエセ科学挙げてけ(すくいぬ)というのがあって、読んでみました。皆さんどういうものを怪しいと感じているかという参考になると思いますので、出てきたものをメモ。
科学的根拠があるものも混じっているかもしれませんけど、とりあえずそのまま書いてきます。また、ここではエセ科学とされていますが、一般的には疑似科学と言われています。
・マイナスイオン
・血液型性格分類
ここらへんは大御所で説明もいらないだろう…というものが、最初にちょうど二つ続きました。
・右脳左脳性格診断
右脳・左脳は有名である一方で、十分な科学的根拠がないことを知らない、あるいは、科学的根拠の確かなものだと考えている人が多いものかもしれません。
・水からの伝言
・植物に話しかけるor音楽を聞かせる
・ゲーム脳
ここらへんは順番を入れ替えずにそのまま順番通り書いているんですが、ちょうどうちで以前書いたことのあるものばかり続きました。
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オカルト道徳教材『水からの伝言』の嘘 疑似科学拡散の教師集団がいる ■
植物が意識を持っているという話 ■
ゲーム脳なんてない…α波・β波を理解していない森昭雄教授●地球はある種の「巨大な生命体」…ガイア理論も疑似科学なのか?
どんどん行きましょう。
・古典心理学
・病気や肥満、ハゲが治る系の誇大広告
誇大広告という話が出てきましたが、食べ物が良い・悪い、健康に良い・悪いといった報道も基本的に疑ってかかった方が良いと思われます。誇大広告的なもの、科学的根拠が十分でないものが混じっていますからね。
・ガイア理論
ガイア理論というのは、どうなんでしょうね。とりあえず、
Wikipediaでは、一応「公式に認められたといってよいような状態」としていました。
<ガイア理論(ガイアりろん)とは、地球と生物が相互に関係し合い環境を作り上げていることを、ある種の「巨大な生命体」と見なす仮説である。ガイア仮説ともいう>
<当初は主に気候を中心とした、生物と環境の相互作用についての理論であり、何らかの「恒常性」が認められる、とした仮説であった。当初は理解されなかったが、次第に賛同者を得て、シンポジウムも開かれ、批判によって理論が鍛えられ緻密化するとともに、さらに多くの賛同者を得て、当初は否定的だった科学誌『Nature』も、やがてこの説を評価するようになり、1990年代以降には、公式に認められたといってよいような状態になっている。
ガイア理論では、地球があたかもひとつの生命体のように自己調節システムを備えている、としている。そのような観点に立つと、地球環境に対して人為的な介入を行うことについては、現代の科学技術による近視眼的・部分的・単細胞的な措置を計画したりするのではなく、もっと、地球の大きな生命の流れ(とでも呼んだほうがよいような、全体的な何か)に配慮したうえで判断をすべきだ、との見解・説も生まれている>
ガイア理論については、「大抵環境左翼とかのカルト思想に利用される」というレスがありました。これは理論そのものが問題というよりは間違った理解がされているというもの。例えば、進化論なんかは誤解・誤用されることが多いのですけど、それをもって進化論はニセ科学である…とはなりませんよね。
●天然成分は全部安全で化学物質は皆危険、モーツァルト効果など
・モーツァルト効果
これは初めて聞きました。
Wikipediaを見ると、上で出た「植物に音楽を聞かせる」と近い感じのものでした。
<モーツァルト効果(モーツァルトこうか)とは、モーツァルトに代表されるクラシック音楽を聴くと頭が良くなる、と主張される効果。
1990年代に行われた心理学研究に端を発するが、徐々に拡大解釈されるようになり、現在では音楽産業や教育分野で消費者の関心を惹くために喧伝されることが多い。「The Mozart effect」は米国のドン・キャンベルによって商標登録されている>
・天然成分は全部安全
そして、化学物質は皆危険という風潮。どうにかならないものですかねぇ。化学物質の場合は、「化学物質」という言葉の定義自体が怪しいもので、それ自体が非科学的な用語となっていることすらあります。
・ID論(インテリジェント・デザイン論)
後に
インテリジェント・デザイン キリスト教の対“進化論”決戦兵器という話を書いています。
・優生学
うーん、これは人種差別などに絡んで危険極まりないのですが、疑似科学かなぁ。倫理的にやっちゃいけないけど、家畜などの人為選択、品種改良は普通に行われていますし、十分に成り立つ気もします。とりあえず、取り扱い注意で危ない話ではありますね。
●タキオン、ゲルマニウムによる健康効果、パワーストーンなど
・タキオン、ゲルマニウムによる健康効果
パワーストーン、天然石の効果というのも似た感じでしょうか。
・デトックス
聞いたことありましたが、よく知らなかったもの。なので、
Wikipediaを見てみました。
<体内に溜まった毒素を排出させるという健康法で代替医療に分類される。この呼び名は "detoxification"、つまり「(体内から毒素や老廃物を)取り除く」、「解毒」の短縮形。
現代社会を暮らしていく上では、「体内に人体に悪影響を及ぼす化学物質(主に重金属や合成化合物、薬物のうち、特に有害なもの)が蓄積され、また自身の体内からも活性酸素などが生成されている」と喧伝されている。デトックスとは、「サプリメントの摂取や入浴などで、こういった体内の有毒な物質を排出しようとする方法」とされている。これら有害な物質の多くが脂肪に蓄積されることから、提唱者の一部はダイエットと関連付けてその効能を標ぼうしている>
・パチンコ・パチスロ必勝法
これは疑似科学とは言いませんよね。笑っちゃいました。
・事件の犯人はみなアニメゲーム漫画に影響されている
・酸素水
・飲尿(尿療法)
飲尿とあったのですけど、名称としては尿療法が適当でしょうか?
●地球温暖化説も実は疑似科学?2ちゃんねるでは槍玉に挙げる
・進化論の誤用
上で進化論の誤用について触れたら、スレでも出てきました。<「キリンは高い所の葉を食べるために首が長くなりました」みたいな言い回し>、<遺伝学の教授の「ポケモンは進化じゃなくて変態です」の言葉は忘れられん>などの言葉がありました。ポケモンは私も大学の授業で聞いたセリフ。たぶん同じ大学ってことではなく、よく言われているのでしょう。
・遺伝子、DNA、ゲノム等の語彙の混同
進化論と似た感じなので、ここは順番入れ替えていっしょに紹介しています。
・胎教
・バナナダイエット
・地球温暖化説
地球温暖化説は私も大げさなところがあるのでは?という疑いを持っています。ただし、一般的には疑似科学とはされておらず、むしろ主流の学説だと言って良いでしょう。
・狩猟民族と農耕民族の二元論
しつこく書いてますが、二元論みたいな極端なものは基本的に多くの問題を見逃してしまいますので、だいたい問題があります。でも、人間ってゼロか100かみたいなわかりやすいものを信じちゃうんですよね。複雑な現実はなかなか受け入れられません。
●コラーゲンの健康効果、コエンザイムQ10、クオリアなど
・コラーゲンの健康への効果
・漢方
漢方は科学的にはまだまだ未解明なところが多いといった感じ。それを疑似科学と言ってしまうのはためらわれます…といったことを書いていましたが、科学的根拠が不十分なものをさも科学的に証明されているかのように主張するというのが典型的な疑似科学であり、場合によっては疑似科学と言って良い状況になっているかもしれません。(2019/09/12追記)
・オナニーで馬鹿になる
むしろ脳の発達に良いって養老孟司さんが言っていたような。それもまあ、大袈裟な気もしますけどね。
・GABAの経口摂取
・コエンザイムQ10
・クオリア
これは哲学関係の用語で、疑似科学と言ってしまうのはどうかと。そんなものないって意見も確かにあるようですが、論争中ということで。
・酸素バー
・優先席付近では携帯電話の電源切れ
・原子力空母反対って必死になってる人たち
原子力空母反対のやつは取り上げないどこうかな?と思いましたけど、一応そのまま転記。これは「2008/10/07」の書き込みなんですけど、福島原発事故が起きた今だったら大もめになるところですね。
それから、放射性物質の影響を偽って大袈裟に言っている人たちも、最近では大勢。でも、そういう人たちにとっては、影響が少ないという説こそ、エセ科学なんでしょうね。
【本文中でリンクした投稿】
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オカルト道徳教材『水からの伝言』の嘘 疑似科学拡散の教師集団がいる ■
植物が意識を持っているという話 ■
ゲーム脳なんてない…α波・β波を理解していない森昭雄教授 ■
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