Appendix

広告

Entries

オリンパス問題 上場廃止、内部通報、ライブドア、ゴールドマン・サックス大儲けなど


 オリンパス問題の投稿を少しまとめ。(2017/10/18)

■オリンパス問題 ~ライブドアと家宅捜索、株価下落でゴールドマン・サックス大儲け~ 2011/12/23
■オリンパス問題 ~上場廃止、内部通報など~ 2011/12/24

 オリンパス関連の話で1つ分書けるくらい貯まるのを待っているうちに、すっかり賞味期限が切れてしまいました。

 しようがないのでまとまりないですが、ポツポツと。


■オリンパス問題 ~ライブドアと家宅捜索、株価下落でゴールドマン・サックス大儲け~ 2011/12/23

 以前書いたオリンパスの損失隠し問題、ライブドアと比べ不公平だとホリエモン(堀江貴文)で書いたように、意外にライブドアと比べる話が少なく1つ分貯めるのに苦労しました。

 しかし、その後読んだウッドフォード氏、持ち合い批判 石黒 千賀子 2011年12月5日(日経ビジネスオンライン、登録要)にライブドアの話が少し出てきていて、タイミング悪かったなぁと思いました。

 出てきたのは下記の部分。

 「会場の皆さんもご記憶でしょうが、インターネットの寵児とされていたライブドアの堀江(貴文)元社長の場合、恐らく事前に知らされていた多数のメディアの目前で、ライブドアの本社及び自宅などの家宅捜査が一斉に行われた。そこには法を順守しない者への一種の見せしめという要素があった。

 だが、今回のオリンパス事件では、事態がここに至っても家宅捜査さえまだ行われていない。菊川剛前会長やオリンパスのようなエスタブリッシュメントにはそんな捜査はしないとも取れる。日本における『正義』とは公平ではないのかもしれない。日本の捜査当局には恣意性があるのではないか」

 これなんとウッドフォード社長の話です。まさか彼の口からライブドアの話が出てくるとは。


 ただ、内容はこれだけで扱いに困りました。本当に前回の補足といった感じです。

 なお、遅くなったおかげで、やっと家宅捜索が入ったよ、というニュースはいっしょにお伝えできます。

 オリンパスの損失隠し問題で、東京地検特捜部と警視庁捜査2課、証券取引等監視委員会は21日、菊川剛前社長(70)らによる金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)の疑いが強まったとして、合同で東京・新宿の同社本社や旧経営陣の自宅、損失の穴埋めに利用した買収先企業など関係先二十数カ所を一斉に家宅捜索した。

(中略)

 特捜部などは捜索を通じ、森前副社長らが菊川前社長らへの報告に使った事実上の裏帳簿である「定期報告書」や、海外に拠点を置く協力者への資金の流れなどについての関係資料の押収を目指す。

 特捜部は既に森前副社長と山田前監査役を任意で事情聴取、2人はいずれも損失隠しへの関与を認めたうえで、「菊川前社長にも逐一報告し、了承を得ていた」と話したという。

 一方、菊川前社長はオリンパスが設置した第三者委員会の調査などに対し、不正経理へのかかわりを否定しており、特捜部などは近く前社長からも詳しく事情を聴くとみられる。


オリンパス強制捜査 損失隠しの疑い 東京地検など、本社など一斉捜索(日経新聞  2011/12/21 11:36 (2011/12/21 12:43更新) )より


 次は一番最初に書いた推奨株だったオリンパス、不透明な買収やお家騒動で株価暴落と関連するもので、オリンパス株で約20億円の利益……ゴールドマンのすごすぎる手口(ZAKZAK,2011/11/16 08:00)から。

この1カ月、オリンパス株の暴落で多くの株主が損失を抱えたが、世界最強の投資銀行と呼ばれる米ゴールドマン・サックスはひと味違った。株価の下落でも儲かる「空売り」をいち早く仕掛け、底打ち直前に買い戻すという売買を神業のようなタイミングで実行した。


 オリンパスをめぐる騒動の発端は10月14日、マイケル・ウッドフォード氏(51)が突如、社長を解任されたことだった。ゴールドマンはその前日の13日、オリンパス株を約83万株空売りしている。同日の終値2482円で計算すると20億円超の売りを一気に出したことになる。

(中略)

 東京証券取引所は証券会社などが空売りした銘柄や株数の残高を日々公表している。それをみると、ゴールドマンは13日以降、一定程度買い戻しながらも、空売りを増やし続けている。

 この手口について、ある国内証券マンは「ウッドフォード氏が経営陣を告発するのを聞いて、事態は深刻ということで、どんどん売りを増やしていった印象だ」と解説する。

 オリンパスが損失隠しを認め、株価がストップ安の734円まで下落した11月8日の時点で、ゴールドマンによるオリンパス株の空売り残高は194 万株とピークに達した。ところが株価が584円まで下落した翌9日の時点で残高は4万株強にまで一気に激減する。この時点で大量に買い戻したということになる。

 同社の株価は11日に460円まで下げたが、週明け14日には上場維持観測が広がったことからストップ高の540円まで反転した。ゴールドマンは暴落前に空売りを入れて、底打ち直前に買い戻している。

 この間の収支を終値ベースで計算すると、オリンパス株を空売りした額は約40億円、一方で買い戻した額は約18億円。実際には、現物株の買いなどを組み合わせている可能性もあり単純ではないが、空売りと買い戻しに限れば、差し引き約22億円の利益と計算できる。

 前出の証券マンは、「株価の下値メドはまず半値、次は八掛け、そして2割引とされる。上値を2000円とすると下値は640円。投資の基本に忠実に買い戻したとも考えられる」という。

 わざととは言えないんですけど、推奨株だったオリンパス、不透明な買収やお家騒動で株価暴落で書いたように、そもそもゴールドマン・サックスはオリンパスを買い推奨にしていたわけです。

 結果として一般投資家に買うように情報を流し釣り上げた分、余計に高く売ることができました。まあ、繰り返すように、意図してたとは思えないんですけど、何か納得できない話ですね。


 あとまだ未使用の記事がいくつかあるんですけど、これに足すとちょっと長過ぎます。あと2回で処理する予定です。


■オリンパス問題 ~上場廃止、内部通報など~ 2011/12/24

 まず、先月の話なんですけど、「地獄をくぐり抜けてきた」戦う社長、ウッドフォード氏の帰還 (ダイヤモンド・オンライン、2011年11月30日 加藤祐子)から。

 ウッドフォード氏が日本外国特派員協会で行った記者会見で、作者が「へえ」と思った箇所として、以下のところを挙げていました。

ウッドフォード氏いわく、自分は日本で数少ない外国人社長で、しかもこの会社の叩き上げなので、就任当時にはマスコミにヒューマンストーリーとして注目された。だからこの自分が会社の企業統治に異議を唱えて派手に辞任すれば世間が騒ぐぞ、それよりは一連の買収について自分にきちんと説明した方がいいんじゃないか――と、菊川会長たち相手に駆け引きしていたこととか。

 これはオリンパスショックは日本の恥にも関係するんですけど、この駆け引きは後になってみるととんだ見当はずれで、笑っちゃうくらいです。

 当初日本のメディアは不可解な外国人社長の辞任にも、会社側の言い分を流すばかりでほとんど感心を示しませんでした。


 これはメディアのだらしなさですが、もちろんオリンパスの方がその上を行きます。

 オリンパス・ウッドフォード元社長、社長復帰?それとも、法的措置という報復に?で書いたように、新しい社長も内部告発したウッドフォード元社長を訴えると言い出す始末でした。

 上の記事の1週間ほどあとのウッドフォード氏が取締役辞任 山場迎えたオリンパス社内抗争(ダイヤモンド・オンライン、2011年12月5日)では、

 オリンパスのマイケル・ウッドフォード元社長が取締役を辞任した。理由はかねて訴えてきた、高山修一社長をはじめとする現経営陣の早期刷新が、現状では難しいと判断したためだ。

 としており、ウッドフォード元社長が現経営陣にも疑問を示しています。

 一方、会社側では、

高山社長は、現経営陣の総退陣を求める声があることに触れ、「今、経営陣の交代をして、山積する諸課題に迅速な対応ができないようでは、目前に迫っている危機を乗り越えられません」と反論。

 しますが、

取締役会当日の夜、宮田耕治元専務がウッドフォード元社長と、一連の問題が起きてから初めて顔を合わせた席でのことだ。

 オリンパス再生のために彼の社長復職を目指す、社員向けサイト、「Olympus Grassroots」で、草の根運動を繰り広げている宮田元専務は、高山社長の放った“反論”への疑問をぶつけた。

「現経営陣が“業務執行役”としての立場を続ければ、会社は回るはず。やはり“取締役”は辞任すべきではないか」と問いかけたところ、ウッドフォード元社長は「まったくそのとおりだ」と答えたという。

 と再反論しています。


 ただ、ウッドフォード元社長は経営陣以外のオリンパスの社員に罪はないといったことを述べています。

 オリンパスのすべてがダメだというわけではないのだというわけです。


 でも、私はオリンパス・ウッドフォード元社長、社長復帰?それとも、法的措置という報復に?を書いたときには、忘れていたことを最近思い出しました。

 一番最初の推奨株だったオリンパス、不透明な買収やお家騒動で株価暴落において、上司の不正行為を問題視して内部通報したところ、報復人事を食らった社員という話を紹介していたのです。


 「芯まで腐っていた」オリンパスが日本の企業統治の代表に(2011年12月8日 加藤祐子 ダイヤモンド・オンライン)によると、

 第三者委報告では「経営中心部分が腐っており」というくだりがあり、これをブルームバーグ通信など複数メディアが「rotten to the core」と翻訳しました。そして、さらにこれを素直に日本語にするならば「芯まで腐っている」というかなり強い表現になるそうです。

"「中心部分が腐っている」→ 「rotten to the core」→「芯まで腐っている」と、翻訳というフィルターを挟むと(どこにも誤訳はないのですが)少しずつニュアンスが変わってくるという一例でもあります"

 と記事では解説しており、第三者委員会は「芯まで腐っている」のではなく、飽くまで「経営中心部分が腐っていた」というの見立てです。

 それはより具体的に言うならば、会社ぐるみの組織的な犯罪ではなく、一部の経営者らが密室的に行った犯罪だよという意味でしょう。


 しかし、報復人事のニュースなんかを聞くと、芯以外のところも傷んできちゃってない?とも思ってしまいます。


 ……忘れてました、タイトルに書いていたのに上場廃止の話をしていなかったです。下書きのときは、ここで止めちゃっていました。

 ちょっと長い気もしますけど、こちらも入れます。


 ウッドフォード氏、持ち合い批判 石黒 千賀子 2011年12月5日(日経ビジネスオンライン、登録要)では、ウッドフォード元社長が英経済誌「エコノミスト」が在日英国人ビジネスマンを対象に主催した講演会で、講師として語った話をいくつか載せています。

 これは先程の「経営陣以外のオリンパスの社員に罪はないといったことを述べています」とも関係しますし、オリンパスの損失隠し問題、ライブドアと比べ不公平だとホリエモン(堀江貴文)とも絡むものです。

 11月25日の会見では、ドイツのある経済誌の特派員がウッドフォード氏に対してこんな質問を投げかけた。ウッドフォード氏が、「オリンパスは上場廃止にすべきではない」と発言したことに対する質問である。

 「オリンパスは日本企業の統治が世界標準に達していないことをさらけ出した。オリンパスを上場廃止にしなければ、日本が企業統治を改善させるという強いシグナルを発信することにならないのではないか」

 ウッドフォード氏は「極めて正当な指摘だ」としたうえで、「もし一連の資金の流れに暴力団との関連が証明されたら上場廃止すべきだが、そうでない場合は上場を維持し、むしろ誤った行為に手を染めた人物を起訴し、裁判で裁くことこそが世界に向けての強いメッセージになる」との考えを示した。

 そしてその根拠として、「このレベルの損失隠しを行い、株主価値を毀損した者であれば、英米においてはそれなりの年数の実刑を受けることになる。そうした制裁措置こそが抑止につながるわけで、上場廃止は既存の株主にとっても、残された従業員にとってもさらなる負担になるだけで、得るものがない」とした。

 私としてはよくわからないのですが、もう一つうーんと悩んだのが以下の話。

ウッドフォード氏が会見で強く主張したのは、解任されて以降、一貫して展開していることだった。それは、「すべての諸悪の根源は、日本の株式の持ち合い制度にある」との問題提起である。

 今回のオリンパス問題に関して、海外の株主は現経営陣の総退陣や臨時株主総会の開催を求めたりしている。それに対し、オリンパスの大株主である日本生命保険や三菱東京UFJ銀行などは、株価が一時、今年のピークから8割以上値下がりした時でさえ、公的には事態の解明や改善を求める声を上げていない。その背景に日本独特の株式持ち合いがあるとの指摘だ。

 「株式の持ち合いは欧州にも一部ある。だが、日本ほど特異な制度は世界にない。大企業はみな互いに株式を持ち合い、決して売却もしなければ批判もしないのが前提になっているからだ。持ち合いによって世界に誇れる一部の日本企業を買収から守れるかもしれない。だが一方で、技術力や開発力に優れているにもかかわらず、二流もしくはそれ以下の経営陣がいつまでも経営にしがみつく結果に終わっている企業も少なくない」(ウッドフォード氏)

 持ち合い慣行のない海外では、潜在力に比べ業績の振るわない企業は常に批判や敵対的買収という危機にさらされる。それにより緊張感のある経営が担保されるが、日本ではチェック機能が働いていないというわけだ。

 今のところ大株主たちは、問題があるように見える現経営陣に好意的で受け入れの様子です。それを考えると、確かにチェック機能が働いていないということはありそうなのですけど、何とも言い難いです。


【関連投稿】
  ■推奨株だったオリンパス、不透明な買収やお家騒動で株価暴落
  ■オリンパス不正経理(損失隠しと穴埋め)を認める
  ■オリンパスの子会社の多さとバブルの亡霊
  ■オリンパスショックは日本の恥
  ■オリンパス・ウッドフォード元社長、社長復帰?それとも、法的措置という報復に?
  ■企業・会社・組織についての投稿まとめ

Appendix

広告

ブログ内 ウェブ全体
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示









Appendix

最新投稿

広告

定番記事

世界一スポーツ選手の平均年収が高いのはサッカーでも野球でもない
チャッカマンは商標・商品名 じゃあ正式名称・一般名称は何?
ジャムおじさんの本名は?若い頃の名前は?バタコさんとの関係は?
ワタミの宅食はブラックじゃなくて超ホワイト?週5月収10万円
朝日あげの播磨屋、右翼疑惑を否定 むしろ右翼に睨まれている?
レーシック難民は嘘くさいしデマ?アメリカの調査では驚きの結果に
赤ピーマンと赤黄色オレンジのパプリカの緑黄色野菜・淡色野菜の分類
アマゾンロッカーってそんなにすごい?日本のコンビニ受け取りは?
就職率100%国際教養大(AIU)の悪い評判 企業は「使いにくい」
ミント・ハッカでゴキブリ対策のはずがシバンムシ大発生 名前の由来はかっこいい「死番虫」
移動スーパーの何がすごいのかわからない 「とくし丸」は全国で約100台
ビジネスの棲み分け・差別化の具体例 異業種対策には棲み分けがおすすめ
主な緑黄色野菜一覧 と 実は緑黄色野菜じゃない淡色野菜の種類
タコイカはタコ?イカ?イカの足の数10本・タコの足8本は本当か?
トンネルのシールドマシンは使い捨て…自らの墓穴を掘っている?
ユリゲラーのポケモンユンゲラー裁判、任天堂が勝てた意外な理由
好待遇・高待遇・厚待遇…正しいのはどれ?間違っているのはどれ?
コメダ珈琲は外資系(韓国系)ファンドが買収したって本当? MBKパートナーズとは?
大塚家具がやばい 転職社員を通報、「匠大塚はすぐ倒産」とネガキャン
不人気予想を覆したアメリカのドラえもん、人気の意外な理由は?

ランダムリンク
厳選200記事からランダムで









アーカイブ

説明

書いた人:千柿キロ(管理人)
サイト説明
ハンドルネームの由来

FC2カウンター

2010年3月から
それ以前が不明の理由