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小沢一郎は過去の人、影響力に陰り、報道する価値はない?


★2012/1/1 小沢一郎は過去の人、影響力に陰り、報道する価値はない?
★210/9/18 小沢一郎元幹事長はネットで人気?


★2012/1/1 小沢一郎は過去の人、影響力に陰り、報道する価値はない?

 過去に気になった記事で紹介したもののまとめ直し、また、新たな記事など、小沢一郎さん関連で書きたいものが残っているのですが、マスコミに対して小沢、小沢と騒ぐのはやめなさいという記事がありました。

 「小沢一郎、卒業」のすすめ(登録要 ダイヤモンド・オンライン 山崎 元 2011年9月28日)という記事ですが、作者は別に小沢さんを弁護するわけではなく、むしろ批判的です。

 「責めるな」という趣旨ではなく、小沢さんがそんなに価値のある政治家なの?という視点です。

 ある週刊誌の記者は、もう代表でも大臣でもない小沢一郎氏の記事が雑誌にあることについて、「なんだかんだいって、小沢一郎(氏の記事)は、まだ売れる。読者であるオヤジ世代は、好きも・アンチも含めて小沢一郎が気になるのです」と言っていた。メディアが商売であるとしても、小沢一郎氏は、現在、大きく取り上げる価値のある政治家なのだろうか。

メディアの政治報道(主に新聞やテレビの「政治部」の報道をイメージされたい)は、もっぱら「政局報道」であり、政治家個人の政治的・個人的な動静と評判について、政治家本人に密着しているとする立場から伝えるもので、基本的な構造は芸能ニュースと大差ない。

(中略)

 現在の商業的政治報道にあって、小沢一郎氏が、まだまだ商品価値がある、ということなら、商売を邪魔するようで申し訳ないが、国民も、メディアも、何よりも民主党が、小沢一郎氏に注目することを、そろそろ止めたらいいのではないか。

 筆者は、国民が小沢一郎氏を「卒業」したらいいのではいかと言った。その理由は、民主党の政権奪取以来の動きを見て、政治家としての小沢一郎氏が国民に貢献していると思えないからだ。

 振り返ると、小沢氏が大きな影響力を持っていた鳩山首相・小沢幹事長体制で、小沢氏は、「政治主導」のかけ声の下に大臣と政務三役を省庁に送り込み、政策を陳情の受付まで含めて党の幹事長室に集約する、過去に例のない、特殊な体制を作った。しかし、これは長続きしなかったし、政策面での成果が殆ど出なかった。もちろん、当時の首相は鳩山氏であり、小沢氏に全ての責任があるわけではないが、小沢氏の実務的な政策実行力に疑問符を付けるには十分な経緯だった。

 官僚の反発やサボタージュもあっただろうし、大臣や政務三役になった人材の不慣れや能力不足もあったかも知れないが、これらは政権交代を視野に入れた時点で考えておくべきマネジメントの問題だった。マネジメントの出来ない人物に地位と権力を与えてはいけない。

 昨年の代表選で、筆者は、相対的な比較の観点から菅直人氏ではなく小沢一郎氏を支持する意見を述べたが、代表選の前後に、小沢氏が十分な政策論議で貢献したとはとても評価できない。官僚の傀儡である菅氏が酷すぎただけだ。

 また、東日本大震災の発生後は、「剛腕」と呼ばれる小沢氏の実行力に期待する向きもいたが、復興についてこれまで小沢氏が具体的に役に立つ提言や働きをしたとは言えないと思う。

(中略)

 震災後の報道では、小沢氏は菅政権の原発事故処理に大いに不満を持っていると伝えられたが、その後の代表選では、菅内閣では経産相のポストにいて原発問題の責任者の一人であった海江田万里氏を担いだのだから、原発事故問題で菅内閣を批判する資格はない。

(中略)

 小沢氏は、過去に、選挙と政局ではめざましい働きをしたことがあり、これが氏の伝説の源になっているように思えるが、政策を語り、実現すること、さらに適切な人事を行うことが不得手なのではないか。この点、多くの議員立法に関わり議論の出来る人であった故田中角栄氏とは政治家としての価値の点で比較にならない。

 東日本大震災では自らの地元も被災地でありながら、積極的に働きませんでした。今になって小沢さんは原発問題などを批判していますが、なぜ今まで動かなかったのでしょう?

 鳩山首相退陣後だったと思いますが、自らが責任ある立場にありながら見殺しにしたのに、後になって沖縄の基地移転問題を批判していました。それよりはマシですが、言うだけで行動はしない人なのかな?という印象を受けました。


 首相を決める党首選もそうなのですが、本当は一番重要な政策というところに重きが置かれません。本来このことを追求しなくてはいけないのはマスコミなのですが、そのマスコミが芸能ニュースと作者が揶揄したレベルの党派争いにばかり熱心です。これは間接的には民衆の求めなのかもしれず、みんな揃って堕落の道を歩んでいる状況です。


 小沢さんの話に戻りますが、彼は最近になって3つに分かれていた小沢グループを統合し、小沢さん大好き日刊ゲンダイが持ち上げていましたので、影響力は見せました。しかし、これも結局派閥争いに過ぎず、国民の視点とは離れており、政策面はおまけ程度です。しかも党内で権力を握る戦略なのに、自分のグループの離党を止められない始末。特技である権力闘争にも明らかに陰りが見えます。


 そもそも野田首相誕生時の党首選、あるいはその前を見ても、小沢さんは満足の行く結果は残せていません。

 「菅政権の”置物”」こと野田佳彦さんが首相に&小沢さんは結局たいした人ではなかったのではないか説(やまもといちろうBLOG(ブログ))では、小沢さんについて、

"せっかく小沢さんが海江田さんに鞍替えしたというのに、きっと勝てると踏んで勝負に出たと思いきや、なんだこの体たらくは。使えないにも程がある。"

"一回目の投票で200票以上取れて「反小沢派、各個撃破されてやんの乙」的な作戦でも考えているのかと思うじゃないですか、小沢さん。そしたら蓋開けてみて海江田さんが143票とかって何ですか。惜しいとか惜しくないとかじゃなくて、全然駄目じゃん。二回目の決選投票になったら反小沢が票を寄せるに決まってるんだから、一回目で勝ちにきたと思うでしょ、普通。

 もう本当に駄目なんじゃないかと思うんですが、小沢さんについていえば、政権与党になってから政争に勝てなくて、その割に小沢シンパの声がでかいので、さも実力者のように見えていただけなのかなあと感じるところです"

 と書いていました。


 最初のに似た話題だなと思って今いっしょにまとめたんですけど、よく読むと当時私は野田首相のことを中心に引用していました。(上記引用は仕方ないので、今あわてて増やしました)

"「ひょっとして海江田さんが勝っちゃうんじゃないだろうか。しかも海江田さんは私の選挙区だ。そしたら次の選挙では首相落選とかいう楽しいことが仕掛けられたりするのかこれは面白そうだ」と思って勝手にわくわくしていた私もハズレであります。"

 めちゃくちゃ昔の選挙のときですが、作者のやまもといちろうさんの書いた選挙区で誰に入れようかという話がおもしろくて未だにとってあります。海江田さんと与謝野さんはどちらも有名なのに、なんと同じ選挙区で競っているんです。大激戦区。


"野田さんについては、巷では財務省の傀儡で増税主義者で霞ヶ関シンパで注視したり注目するエキスパートという見解が広がっているようですが、たぶん当たっていると思います。野田さんご自身は、これといった政治信条や哲学を持ってそれを貫くというよりも、座布団を誰かに敷いてもらって、その上に上品に座り続けることに才覚を持っておられる調整型リーダーの典型のように思われます。もちろん、故・小渕さんのように、ビルの谷間のラーメン屋と思っていたら、首相に座るや低支持率にもまったくめげず連立政権の座組みの中で粛々と鈍牛のように法案を通して職責をこなした例もあるので、何ともいえませんが"

 「注視したり注目するエキスパート」には笑いました。数ヶ月経った今でも、野田首相は増税以外の本気でやりたいことが見えてきません。もう時期外れでまとめ直しませんけど、当初いくつも感想を書いたように、官僚の代弁者の域を超えていないのかも。

 小渕さんの話に関しては、

「支持率は当時と今で重要性が変わったという話があり、小渕さんの手法は数の論理による強引さという印象で、その良し悪しや、今の状況と全然違うというのがあります」

 って当時感想を書いていたんですけど、よく調べると、小渕政権発足当時は参議院で少数与党という似た状況でした。後から今日のメインのはずだった小沢さん率いる自由党との連立で安定、反対意見を無視して重要法案をガンガン成立させます。


 あと、今知りましたけど、小沢さんがそもそも自民党を出たのは小渕さんと揉めたせいだったみたいですね。あっちへこっちへと、忙しい人です。

 ということで、うまいこと小沢さんのところに戻って来ましたので、めでたく今日は終わりです。


★210/9/18 小沢一郎元幹事長はネットで人気?

 既に結果が出た後の話ですが、インターネットでの民主党代表選調査は、他のメディアの調査とは逆に小沢一郎さんが菅直人首相を上回る人気だったようです。


 まず、既存メディアでの調査。(※2によると、大手紙の調査では、菅さんが6~7割で小沢さんが2~3割と大体どこも同じ結果が出ているそうです)

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の8月末の調査:首相にふさわしいか

 小沢一郎さん 16・4%

 菅直人首相 60・1%


 これより下は、インターネットでの調査

「Yahoo!JAPAN」の投票(9日午後3時の累計)

 小沢一郎さん 59%

 菅直人首相 28%


「Infoseek楽天」(同じく9日午後3時の累計か?)

 小沢一郎さん 93%

 菅直人首相 6%

「ニコニコ動画」の小沢一郎さん出演中のネット投票(以上、全て※1より)

 小沢一郎さん 78・5%

 菅直人首相 21・5%


「スポニチ」が8月26~27日にかけネット上で行った世論調査(ここのみ※2より)

 小沢一郎さん 約80%

 菅直人首相 未記載


 というわけで、ずいぶん違った結果になっています。


 これについて、「Yahoo!JAPAN」は「ネットの投票者は自らID(本人証明)を登録して政治コーナーに入り支持候補を選択する。政治に積極的にかかわりたい人たちの声だ」と分析している(※1)そうで、政治のわかる人は小沢一郎を支持するなんて言うととっても聞こえが良いです。

 じゃあ、他のところの説明はどうかと言うと、一番偏りのある「Infoseek楽天」についてはなぜかスルーです。この数値が最も既存メディアでの調査と異なっており、説明が欲しいのですが……。


 あと、「ニコニコ動画」は本人出演の動画での投票ですから、上回るのが当たり前です。参加が容易ですので、アンチが揃って集結という事態もあり得ますが、普通は関心がある人が集まるので下回ったらたいへんです。コカ・コーラのイベントでアンケート取って、ペプシが勝っちゃうようなものです。あんまり考えられません。

 その証拠に「ニコニコ動画」では8月31日の時点で、首相が34・7%と小沢さんの8・1%を上回っていたそうです(※1)から、当てにできる数字ではありません。


 また、※2では、「そもそも新聞の世論調査とネットの調査は別物だ。新聞の世論調査では、原則的には無作為に調査対象を選んでいるが、ネットでは自由に投票をできるほか、IDを変えて何回も投票ができる場合もある。そのため、少数派の意見が大きく反映しがちだ」と尤もなことを指摘しています。


 それはさておき、小沢一郎さんの人気の理由は何なのでしょう?

 ※2では、

ニコニコ動画などで小沢氏に触れた「若い世代」は、「意志が強く指導力のありそうな小沢氏に好感を持つ視聴者が多いのだろう」(経済学者の池田信夫さん)

「日本経済が行き詰まってヒトラーのような『強い指導者』を求め始めたのではないか」

「別に『強い指導者』と求めているのではなく、『ぶつぶつ言っている菅よりも、どっしりした小沢を支持しようぜ!』と単純にキャラクターを面白がっているだけでは」(ある政治評論家)

 などとあります。


 私は単に二択しかないからであって、小沢一郎さんが人気あると言うより、菅直人首相がよほどネットで嫌われているだけじゃないかと思いますが、ネット利用の多い若い世代で「強い指導者」が好かれるというのは、ちょっとわかる気がします。


 でも、これらのネットでの「支持」にも関わらず、代表選では小沢一郎さんは大敗しました。今回に限って言えば、明らかに既存マスコミの調査の方が近い結果になりました。

 ※2では、麻生太郎元首相もネットで人気があると言われていたものの、06年の自民党総裁選で安倍晋三元首相に敗れ、09年の衆院選でも大敗を喫したと書いていましたが、この代表選でもそういう当てにならなさが出ました。


 私は新聞を読みませんし、テレビもあまり見ないので、明らかにインターネット側の住人ですが、よくある「既存マスコミは全部デタラメ」みたいな話には賛成しかねます。

 勿論全てが正しいわけではありません(郵政選挙などでは当初自民敗北の予想だったはずです)し、同様にインターネットでの個人・団体の情報も嘘もあれば、本当のこともあると思っています。

 ラー油のときだったと思うんですが、ネットでのブームの後に全国的なブームがあって、ネットの世界が時代の先を行っている、先見の明があるみたいなことを言っている方がいらっしゃいましたが、そう単純に考えちゃうのは危険だと思います。


 インターネットにしても、既存マスコミにしても、数ある情報の一つに変わりないんじゃないかなと思いつつ、今日はここで終わりにします。

 参考記事
※1 民主党代表選 なぜ異なる?ネット投票と報道機関の世論調査 産経新聞 2010/09/09
※2 ネットでは小沢氏支持率80%  若者は「強い指導者」求めるのか 2010年09月12日15時24分 J-CASTニュース


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