海外の反応 ~お弁当、キャラ弁、お風呂、浴槽~というのをちょっと前に書いたばかりですけど、海外で日本は愛されているよってのをまた。
まあ、興味を持ってもらえているんですから、こういう記事がすぐ増える分にはいいことです。
最初は
英語版 Wikipedia 内の日本関連記事数、東アジアの他国を圧倒(2011年12月27日 11:40 インターネットコム)という話から。
英国オックスフォード大学のある研究員は2011年12月26日、英語版 Wikipedia 内に記載された東アジア各国(日本、台湾、韓国、北朝鮮、中国東部)の地域情報についての調査を実施、結果を地図上に視覚化して公表しました。
すると、同地図内で日本は際立って明るく表示され、英語版 Wikipedia では日本の地域情報が近隣諸国よりも数多く記載されていることがわかったそうです。
さらに500ワードを超える長文の英文記事の数についても日本が突出。特に、東京や横浜などの大都市圏に関する情報量は、ソウル、上海、香港、台北などの他国の大都市を圧倒。これは東京が他国の大都市と比較して規模が大きいことが理由と分析。
また、そもそも Wikipeida 内には日本に関する英文記事が多いこともその要因の1つであり、中国関連の記事数は7,787件。これに対して、日本関連の記事数は13,646件であり、中国の2倍近い記事数だったそうです。
これはそれだけ日本への関心が強いということでしょう。
サイトには「英語版 Wikipedia での地域情報記事数」というものがありました。
世界各国で1万記事以上あるところだけ抜き出してみます。
1位 アメリカ 180,421
2位 イギリス 71,953
英語圏、世界一の大国、インターネットが盛んなアメリカがまず圧倒的。同じ英語圏のイギリスがこれに続きます。
3位 ポーランド 49,365
4位 フランス 44,506
理由はわからないのですが、非英語圏ではなぜかポーランドがトップ。他の東欧は全然です。その次はフランス。こちらは世界的に重要で、特色のある国です。
5位 インド 17,666
6位 オーストラリア 15,247
その後また英語圏が続き、IT技術者の豊富なインド、オーストラリアと続きます。
7位 日本 13,646
そして、日本は7位です。この下は1万記事を下り、非英語圏、文化的にはヨーロッパに属さないということを考えると、相当注目度が高い証拠であると言えます。
実は記事によると、「日本の鉄道網について投稿を続ける熱心な編集者が存在し、日本全国の鉄道各駅について短い英文の紹介記事を投稿し続けている」そうで、最初の地図ではそういった鉄道のところが輝いています。
ただ、この順位は鉄オタ(?)さんの力によるかと言うと、それは違うようです。この駅名記事は100ワード以下の短い英文記事であり、2つ目の地図は500ワードを超える長文の英文記事が対象ですので集計外。質も量もある記事での13,646件なのです。
1万以下でのトップは大国中国ですが、先に「中国の2倍近い記事数だった」と書いたように7787件に留まります。
その次がブラジルの6,901件、かつての世界を代表する大国だったロシアは5,768件。ここでブラジル、ロシア、インド、中国というBRICsが出揃いました。
ちなみにネットの方は気にしそうな韓国の記事数は、僅かに292件でした。
ちょっと短いのでもう一記事。気になった記事からの再掲載ですが、
日本人こそ見直したい、世界が恋する日本の美徳(ダイヤモンド・オンライン、要登録)というものから。
これは日本人が日本の美徳を改めて評価するというものです。
"日本に行く度に不思議に思うことがあります。それは自虐的ともいえる、自国(自分たちの社会)に対するネガティブな発言があまりにも多いこと、一方で、世界が素晴らしいと讃える日本人社会の良いところ、つまり「世界が恋する日本の美徳」に光があたっていないということです"
"日本では、政治家、マスコミ、評論家から一般市民に至るまで、どうも自分たちの政治・経済・社会に対するネガティブな発言が多過ぎです。しかも、そのほとんどが批判の域にも達しない、陰湿かつ幼稚な誹謗中傷、言葉狩り、愚痴、感情論がたくさん目につく……そんな印象を受けるのは、僕だけではないでしょう"
"先日パリ市内のカフェのカウンターで、(中略)彼は「日本には高い技術力がある。そして何よりも社会に強い連帯感があるのが素晴らしい」と付け加えます。
なぜそう思うのかと聞くと「日本では政府による夏場の節電要請に対し、自動車関連の大手企業などが生産体制を変更した。電力需要の少ない土日に工場を操業し代わりに平日2日間の休日を与えたではないか。国民の間にそれぞれの立場を超えた連帯意識があるのは羨ましい。正直ヨーロッパ含め多くの国では難しい…」と言います。 僕もこの日本企業の生産体制変更の動きは知っていました。ただ「世界が羨む日本人の連帯感」との発想は全くありませんでした。"
"なるほど彼らの目にはこうした日本の動きが「自分たちにはない連帯感」と映るのだと気づかされました(ちなみにこの男性と後で名刺交換したところ、世界各地に自社拠点を置く大手自動車部品メーカーの社長でした。なるほど生産体制変更の話題が出た訳です)。"
くすぐったくなるくらいですけど、作者はよく耳にする「世界が恋する日本の美徳」を以下のように列挙しています。
「街中・トイレ・駅等の公共スペースが綺麗」
「日本人は入浴回数も多いと聞くし服装も小奇麗で清潔感がある」
「夜中の外出でも安全」
「人が紛失した物を届けるなんて親切」
「人も車も多い割には静かで整然としている」
「ゴミはゴミ箱に捨てる、赤信号は渡らない、歩きながら食わず・飲まず・吸わずなど公共ルールを守る」
「風邪ひいたらマスク、電車内ではマナーモードなど周りの人たちを気遣う」
「チーム内で残業処理を助け合う」
「上司(先輩)が部下(後輩)を育てスキルを伝える」
「料理・庭園・生花・商品パッケージ等が繊細で美的センスが高い」
「人との約束でも交通機関でも時間を守る」
「サービスが行き届き正確」
「工業製品や芸術品の品質と精度が高い」
「食事バランスがよく健康・長寿」
「サムライブルーやなでしこジャパンなど身体的ハンディを克服しチームワークて勝つ」
「建築物・庭園など自然と人との一体感がある」
「デザインや技術面で伝統と近代が共存」
……
"これらをあえて整理すると、和 (Harmony、 敬 (Respect)、 清 (Purity)、 寂 (Tranquility)、わび・さび (WabiSabi)、克己(Self‐Control)、思いやり(Empathy)、繊細(Refinement)、仁(Benevolence)、連帯(Solidarity)、集団(Collective)の精神に基づくものが多い"
と作者はまとめていました。
日本の良いもので知られているのはまだまだ一部の分野に留まっているとして作者は、次のように言っていました。
"日本の美徳は「国内で眠れるサムライ」のようなものです。一刻も早く眠りから目を覚まし、外へ向け積極的に発信すべきです。これは日本人に自信と活力を与えます。日本の新しい国家ブランドを確立します。国力と国際社会での日本の相対的地位を高めます"
反省することも大事ですけど、ポジティブになることも大事です。自信持って行きましょう。
続き
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