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名古屋大と福建農林大・笠原竜四郎教授ら、砂糖イネ開発に成功


 砂糖イネや福建農林大の話をまとめ。<名古屋大と福建農林大・笠原竜四郎教授ら、砂糖イネ開発に成功>などをまとめています。

2024/04/17追記:
●ゲノム編集で実用的なサトウイネを!国の支援事業で1.2億円獲得 【NEW】


●名古屋大と福建農林大・笠原竜四郎教授ら、砂糖イネ開発に成功

2020/11/02:「砂糖イネ」開発に成功 広範囲での生産可能に―名大など:時事ドットコム(2020年10月27日19時10分)によると、中国・福建農林大と名古屋大の研究チームは、受精できないようにしたイネの変異体が、通常の米粒の代わりにショ糖を含む液体を生成することを発見し、「砂糖イネ」と命名したそうです。

 従来、植物の種子が育つには、花粉に含まれる精細胞が卵細胞に受精することが必須と考えられてきました。しかし、福建農林大の笠原竜四郎教授らの研究チームは2016年、精細胞を運ぶ「花粉管内容物」と呼ばれる液体にその役割があり、受精しなくても種子が肥大することをシロイヌナズナの遺伝子変異体で発見しています。

 さらに、笠原教授らは、同じ働きの遺伝子をイネでも発見。ノーベル賞受賞でも話題になった、ゲノム編集技術で変異体を作成し、受精なしで種子が肥大するかどうかを調べます。すると、通常は「米粒」となる白色固体のデンプンではなく、ショ糖を約20%含む液体で満たされることがわかりました。一方、米粒の方はできないそうです。

 この研究がなぜ画期的か?と言うと、砂糖の主成分であるショ糖はサトウキビやテンサイから作られるものの栽培可能地域が狭く、イネは幅広い地域での栽培が可能で、成果は製糖やバイオエタノールの生産拡大に向け期待できるためだといいます。

 笠原竜四郎教授は「トウモロコシやコムギなど他のイネ科植物にも同じ遺伝子がある。これらの作物を改変できれば、亜寒帯から熱帯までの広い地域で、高効率、高純度の砂糖生産が可能になるのではないか」と話していました。


●植物がまっすぐ育つための因子を発見―基生研、福建農林大など

 国をまたいだ共同研究というのは、最近は全く珍しくありません。ただ、中国と日本の大学が共同で…というのは、ちょっと珍しい感じ。記事タイトルでは「名大」しかなかったので最初にパッと読んだときには見逃して誤解していましたが、中心となった笠原竜四郎さんが中国・福建農林大の教授のようです。

 この福建農林大はなんとなく名前を聞いたことがあった気がしました。でも、検索してみるとと、情報が少なく、私の勘違いかもしれません。とりあえず、別の共同研究のニュースはヒットしました。こちらも福建農林大の教授が日本人名っぽいお名前ですね。かなり日本から専門家を招いているのかもしれません。

<基礎生物学研究所 植物環境応答研究部門の森田(寺尾) 美代 教授と西村 岳志 助教、中村 守貴 特任研究員、福建農林大学の古谷 将彦 教授、東京大学の平野 良憲 助教は、奈良先端科学技術大学院大学の箱嶋 敏雄 教授、基礎生物学研究所/生命創成探究センターの加藤 輝 特任助教、立命館大学の深尾 陽一郎 准教授らとの共同研究により、シロイヌナズナを用いて重力感受細胞において重力方向の情報伝達に関わる新しい因子RLDを発見しました。
 植物の根は地中に向かって、茎は空に向かって成長します。これは植物が重力の方向を感じ取って行う重力屈性と呼ばれる反応です。重力の方向は根や茎の重力感受細胞と呼ばれる特別な細胞で感知されることや、重力方向に反応した植物の屈性がオーキシンの輸送の制御によって行われることなどが知られていますが、重力感受細胞内での重力方向の情報伝達の仕組みの詳細は不明でした>
(共同発表:植物の根に重力方向を伝える新しい因子の発見~オーキシンを重力側へより多く分配する仕組み~より)


●ゲノム編集で実用的なサトウイネを!国の支援事業で1.2億円獲得

2024/04/17追記:2023年10月に調べたときに続報が見つからなかったので、「とりあえず少し見直しだけして再投稿します」としていたのですけど、一応その時点でも少し新しい話はありました。国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援事業になっていたのです。

<名古屋大学発ベンチャーのグランドグリーン株式会社(本社:愛知県名古屋市 代表取締役 丹羽優喜)は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)の、2022年度「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」(以下「本事業」)に採択され、約1.2億円を上限とした助成を受けることが決定しました。この資金により、当社独自のゲノム編集技術を応用し、持続可能なバイオエネルギー創出に向けた研究開発を行なって参ります。>
(2022年度NEDO「研究開発型スタートアップ支援事業/地域に眠る技術シーズやエネルギー・環境分野の技術シーズ等を活用したスタートアップの事業化促進事業」への採択が決定 | グランドグリーン株式会社のプレスリリース 2022年6月10日 09時00分より)

 あと、この時点で福建農林大教授だった笠原竜四郎さんの所属が変わっており、こちらでは「名古屋大学博士研究員」となっていました。以下の研究の背景説明として出てくるメンバーは、いずれも名古屋大学関連。前述の通り、グランドグリーン株式会社がそもそも名古屋大学発ベンチャーだそうです。

<世界のバイオエタノール原料の生産地は、ブラジル・米国に大きく依存し、結果として国内のバイオエタノール普及率・生産量は極めて低いのが現状です。
 笠原竜四郎博士(名古屋大学博士研究員)、桑田啓子特任助教(名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所)、野田口理孝准教授(名古屋大学生物機能開発利用研究センター、弊社取締役)らのグループは、イネが受精に失敗すると米粒の代わりに高純度の砂糖水を生成することを発見しました。>

 グランドグリーン株式会社は、従来の手法ではゲノム編集の実施が難しかった作物品種に対しても応用可能な汎用的ゲノム編集技術gene Appの開発に取り組んできたのが強みだとのこと。このゲノム編集技術を応用して、実用的なサトウイネ栽培品種の作出(新しい品種を作り出すこと)ができるとしていまいた。


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