会話の上達に関する話を何度か書いているのですけど、今回はそもそもなぜ会話力を上げる必要があるの?どういういいことがあるの?といった話です。エレベーターで無言になり気まずい空気を解消する…といったものだけでなく、仕事や終活など多くのことで役に立つといったポジティブな効果についても触れられていました。
2012/1/19:
●会話上達の効果とは?エレベーターで無言、気まずい…などを回避
●雑談力は仕事など人生全般に役に立つ!就職活動でも有利に
●会話上達の効果とは?エレベーターで無言、気まずい…などを回避
2012/1/19:
会話の苦手な人のための会話のコツ番外編 ~「雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール」を読んだ感想~で書いた
雑談力が上がる話し方―30秒でうちとける会話のルール
からの話。
この本は「雑談力」を主題にしているわけですが、最初はなぜそれが必要か?というところから。その効能に関する説明がかなり多いので、できるだけ削って紹介します。本の冒頭にあったエピソードは「あー、あるある」という話で、以下のような場面を切り抜ける……というだけでも、効能は十分な気がします。
・エレベーターでちょっとした顔見知りにあってあいさつするも、その後無言。下を向いて、ケータイの画面を見るフリ。
・通学・通勤で先輩にあっていっしょに行くことになるもの、何を話して良いのやら…。気まずい。
●雑談力は仕事など人生全般に役に立つ!就職活動でも有利に
上記はネガティブなものを解消するというもの。ただ、書籍ではそれだけでなく、プラスの効果を期待するポジティブなものなども挙げられていました。
・雑談は会話というよりも「人間同士のお付き合い」。社会に出てこれほど役立つスキルはない。
・雑談で人間関係に恵まれて育ってきたかどうか、いわばその人の育ちがわかる。だから、面接でも役立つ。(雑談で判断されるなんて気に食わないですけど、現実がそういうものであるならやむを得ない面があります)
・仕事のミスをカバーしてくれる。たとえば、宅配業で打ち解けていると、遅延などのミスもまあ、いいかと大目に見てもらえることがある。
・話すということ自体が、ストレス解消法であり、健康法でもある。
著者は「雑談力がうまい」と「話が上手」は別物であり、先天的な能力ではない、たとえたどたどしいしゃべりでも楽しい雑談は可能だと言っています。基本の心得とコツがあれば、雑談力は上達するのだそうです。
「あれ、じゃあ、面談で育ちがわかるって嘘じゃない?」とも思いますが、面接でだまくらかせるんですから、役立つという部分では嘘じゃありません。上達しておいた方が何かと良さそうですね。
(2019/12/05追記:そもそも通常の面接では仕事に必要な能力を見極められていないことが研究でわかっています。これ自体は問題ですね)
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