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早川由紀夫・群馬大教授のトンデモ発言集4 ~親は新生児の命を奪う選択ができる、自然放射能と人工放射能~


 早川由紀夫教授に関しては、これで最後にします。

  ■早川由紀夫・群馬大教授のトンデモ発言集 ~サリン、オウム信者、国も県も悪くない、ホメオパシー~
  ■早川由紀夫・群馬大教授のトンデモ発言集2 ~オウム信者に申し訳なかった、自分は煽るだけで責任を取らない~
  ■早川由紀夫・群馬大教授のトンデモ発言集3 ~嘘、詭弁、ダブルスタンダード~ 


 やっと進化論の話に入れましたが、メインは最初にもやったホメオパシーです。

 山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故というホメオパシーの関わった事件があり、これについて早川教授は繰り返し言及しています。

 Wikipediaによると、事件は以下のような内容です。

山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故(やまぐちしんせいじビタミンケーけつぼうせいしゅっけつしょうしぼうじこ)とは、2009年10月に山口県山口市で起きた、いわゆる「ホメオパシー」にもとづく治療によって新生児が死亡したとされる事故。


概要

2009年8月、山口市在住の女性が助産師の指導のもと長女を自宅出産した。しかし、2ヶ月後の10月に、生後2ヶ月の新生児であった長女がビタミンK欠乏性出血症による硬膜下血腫が原因で死亡する事故が起きた。

この事故によって亡くなった新生児は、ビタミンK欠乏症によって出血死(新生児メレナ)したと考えられる。母子を担当した助産師は、ビタミンKの「記憶」や「波動」、「オーラ」を持ち「ビタミンK」と同程度の効果を持つと彼女や彼女が所属していた団体が主張している砂糖(いわゆる「レメディー」)をビタミンKの代わりに新生児に舐めさせた。担当医師に気づかれないよう母子手帳には「ビタミンK投与」と偽って記載されていたことがわかっている。

(中略)

ビタミンK投与の必然性

ビタミンKを産生する腸内細菌叢が発達していない、また、母乳中にはビタミンKが少ない、といった理由から新生児は常にビタミンK不足の傾向にある。ビタミンKが不足すると凝固因子が正常に産生できず、出血傾向をきたす。新生児へのビタミンK投与が半ば常識化する以前は、出血傾向の結果として頭蓋内出血をきたす児が存在した。頭蓋内出血をきたすと、死亡したり重い障害を抱えるケースが多い。

厚生労働省は、ビタミンKの欠乏に陥りやすい新生児には、出生直後1ヶ月以内に計3回ビタミンKを経口投与するよう、強く指導している。母乳育児の場合には、新生児メレナの発症確率は2000人に1人程度と推計されている。


事件の影響、および関連団体の反応

亡くなった新生児の母が訴訟を起こしたことで、大手マスコミがこの事件を報道したほか、事件を起こした助産師が所属していた日本助産師会やホメオパシーを推進する団体の多くも、この件についてコメントした。 また、助産師が所属していたホメオパシー団体「ホメオパシー医学協会」の会長由井寅子は2011年に発売した著書「毒と私」において、この事件を契機に起こったホメオパシーへの批判に反発する記述をした上で死亡した女児の遺族のプライバシーに関わる記述を行ったため、その内容が虚偽であるとして遺族は親交のあるブロガーを通じて声明を行った。

 早川由紀夫・群馬大教授のトンデモ発言集 ~サリン、オウム信者、国も県も悪くない、ホメオパシー~で書いたとおり、早川教授はホメオパシーを擁護していますが、この事件に関して触れたツイートがこれです。


@ubitw 新生児の命をどう育むかは、母親と父親(もしくは親権者)に全権委任されていると考えられませんか。新生児はひとりではまったく生きられないのだから。考えることもできない。選択はまったなしです。ビタミンKを摂取するのも選択のうちです。 2:42 AM Jul 12th, 2010 HootSuiteから Retweeted by 3 people

HayakawaYukio
早川由紀夫

http://twitter.com/HayakawaYukio/status/18342870275

 表題の「親は新生児の命を奪う選択ができる」は、これの内容を短くしたものです。悩んで何度も変えたのですが、とりあえず、これで投稿しました。

 上記以外のホメオパシーに関する、そして、私が気になっていた進化論の無理解が見えたのが自然放射能と人工放射能のリスクは同じかです。

自然放射能による被ばくと人工放射能による被ばくを一緒にしてはいけないの意見を耳にして、その理由がわからなかったが、先日わかった。自然放射能には生物進化の過程で耐性がついているが、人工放射能にはそれがない。だから少量でも避けるべき。NY往復による被ばくと安易に比べてはいけない。
HayakawaYukio 2011/05/23 16:46:37


自然放射能をうまくやりすごせる方法を私たち生物は進化の過程で身に付けた。別の言い方をすると、その能力を持つ生物だけがいま地球上に残っている。他は絶滅した。人工放射能とうまくつきあう能力をどの生物ももっていない。もちろん人間も持っていない。
HayakawaYukio 2011/05/23 16:51:32

 とりあえず、ウランなどは「天然」のものであり、発電所でも使っています。天然のウランの採掘場でずっと浴び続ければ、そりゃ健康被害を受けますよ。問題は量です。


 これらのうちのホメオパシー的な発想というのは「耐性がつく」というところです。

 ホメオパシーのもともとの思いつきは、薄い毒を飲めば濃い毒にも耐性がつくというものだからです。「ビタミンK」のケースはその発展型ですけどね。


 それから、進化論に関してですけど、「その能力を持つ生物だけがいま地球上に残っている。他は絶滅した」というのは典型的な勘違いです。

 ある条件に対して対応し得る能力を備えた生物"だけが生き残る"というわけでなく、正しくは"生き残りやすくなるだろう"ということです。

 だから、同じ地域においても何種類もの生物が暮らしており、特定の条件に対する有利・不利はさまざまです。全部得意である必要は全くないのです。

 と言うか、さまざまな条件で"だけが生き残る"の考え方を当てはめると、一種の生物以外はいなくなると思うんですけどね。

 さらに話が逸れちゃいますけど、ある環境に特化しすぎたタイプは、環境の変化に耐えられないのでむしろ絶滅しやすいです。化石を見ると、地球上で大繁栄した生物が激減、別の生物が今度は隆盛……というのを繰り返しています。そこそこで良いから、融通が利く方が生き残っちゃったりします。


 放射線への耐性で言えば、そらナイーブすぎる生物はすぐ死んだでしょうけど、発電所ができるはるか前から日常的に、生物は早川教授の言う「自然放射能」の影響を受け続けてきました。

 なぜそれでも生き続けていられるかと言うと、特別に耐性があるからではなく、自己修復能力が上回るからであり、浴びる量が多すぎればもちろん健康被害を無視できません。

 だからこそ放射線量を測定したり、浴びる量を計算したりしているのです。


 ちょっと短いので、関連するものをと探していたら、ホメオパシーと進化論が仲良くいっしょに出てくる一連のツイートが出てきました。

「ちゃんと理解した上で、あえてビタミンK2を拒んだとでもいうのだろうか?もしちゃんと理解していたら、拒むということ自体がありないと思うのだが」 朝日新聞 久保田裕 http://ht.ly­/3v8FX  甘い。日本人で確率概念を正しく理解しているのは1/3に過ぎない(木下冨雄)

「私には、ホメオパシーの利用は自己責任なので、協会側には責任は生じない、と宣言しているかのように読めて仕方がない。」 (同) これはパターナリズムの考え方だ。個人の自主独立をないがしろにしている。

確率を理解できない日本人の2/3にも、みずから下した判断の結果責任がかかる。自己責任だ。確率概念が理解できからの理由で免責されることは、ない。

不勉強なひとが先に死ぬのだ。死にたくなければ勉強しなければならない。

それが、ダーウィン進化論(適者生存)が教えるところである。

(中略)


もう一度。「もしちゃんと理解していたら、拒むということ自体がありないと思うのだが。」 確率概念の理解とは別の面からも言っておきたい。人間は、そんなに合理的な生き物ではない。むしろ不合理のかたまりである。理解した通りに行動するとは限らない。だからこそ人間なのだ。


http://hiwihhi.com/hayakawayukio/status/19731495220416512?nr=10

 たぶん上記の山口新生児ビタミンK欠乏性出血症死亡事故に関してなんですけど、話がよくわかんないのでリンクのあったホメオパシー論争、改めて整理しよう(久保田裕 2010年12月28日)を見ます。

 が、一応その前に「適者生存」のところ。前述と同じ勘違いです。

 あと、「不勉強なひとが先に死ぬ」の論理で行けば、医学も生物学も知らないと開き直り、間違った理解を指摘されても改めず、わからない話になると無視したり誤魔化したりする早川教授は真っ先に死ぬと思われます。


 じゃあ、記事の方。

 日本ホメオパシー医学協会もそのホームページの冒頭で、「ホメオパシーを受けるものは、自由意志でホメオパシーを選択している。その方の自由意志で、現代医学など他の療法の選択を希望する場合、 JPHMA及び会員はこれをなんら制限することはない」と謳っている。

 私には、ホメオパシーの利用は自己責任なので、協会側には責任は生じない、と宣言しているかのように読めて仕方がない。

 だが、自己責任を問えるというのは、その判断すべき事項に対して正確で十分な知識を、判断する個人の側がちゃんと持っている、ことが前提条件としてあるべきだろう。

 例えば山口で起きた訴訟で、乳児を亡くしてしまった母親は、ビタミンK2が乳児にとっていかに大切なものであり、レメディーはビタミンK2のシロップの代用にはならないものだ、ということを、ちゃんと理解した上で、あえてビタミンK2を拒んだとでもいうのだろうか? もしちゃんと理解していたら、拒むということ自体がありないと思うのだが。

 関連部はおそらく上記の部分です。

 で、上記の

"ちゃんと理解した上で、あえてビタミンK2を拒んだとでもいうのだろうか?もしちゃんと理解していたら、拒むということ自体がありないと思うのだが"(記事より)

 に対して、

"甘い。日本人で確率概念を正しく理解しているのは1/3に過ぎない"

"人間は、そんなに合理的な生き物ではない。むしろ不合理のかたまりである"

 です。

 何かホメオパシーを糾弾しているようにも見えるんですけど、「死ぬ可能性を聞いたのに敢えて選択した」という主張でしょうか?


 また、

"私には、ホメオパシーの利用は自己責任なので、協会側には責任は生じない、と宣言しているかのように読めて仕方がない"(記事より)

 に対して、

"これはパターナリズムの考え方だ。個人の自主独立をないがしろにしている"

 の方は、んー、何でしょう?


 「ある行為を推奨してもそれを実行するかどうかは自己責任だから、当然推奨者に責任はない」という実に早川教授らしい考え方なんだとは思いますが、パターナリズム、個人の自主独立はどこから来たのかわかりません。

 ホメオパシーを強制するのは「個人の自主独立をないがしろにしている」というのならわかるんですけど、問題なのはそうやって間違った思想を絶対に間違っていないと言い張って、実質的に信者に強制しながら責任だけ逃れていることでしょう?

 まさしく早川教授の毒米の件に当てはまり、ある意味首尾一貫しているなぁと感じました。

(国は悪くなく、農家が悪いと言っているのも同様の考え方でしょう。そうすると、オウム真理教の指導者層に罪はなく、信者が悪いということも言い出しそうです)


 関連
  ■早川由紀夫・群馬大教授のトンデモ発言集 ~サリン、オウム信者、国も県も悪くない、ホメオパシー~
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