ずっと前なんですが
学校の七不思議の定番というものを書いていました。
ここでは定番だけざっと書いていただけなので、もうちょっと定番じゃない話も……と思って追加します。
こういうときに役に立つのはやはり
Wikipediaで、相当な数が載っています。
学校の七不思議の定番で既に出たものもありますが、それも含めて紹介していきます。ただし、句読点、書き方、順番、分類の変更、補足説明など、編集は加えています。
1,墓地
・校庭に墓地が出現する。
・墓地を埋め立てて造られた学校では、夜中に校庭に人魂が浮かぶなどの怪現象が起こる。
・校庭を掘ったら墓石や卒塔婆が出てたという噂もある。
現実に元々墓地だったという学校は少なくないそうです。そりゃあ、怖いですね。
2.旧校舎
・忽然と現れる旧校舎(夜中にどこからともなく現れる旧校舎で死人や妖怪が授業を受けている。引き込まれると戻れない)
こちらも校舎の歴史によりますが、噂になるのは無理からぬ背景です。実際に旧校舎が残されているところでは、さらに想像力を掻き立てられるのでは?と思います。
3.校庭
・校庭から無数の手(体育の時間に走っているとき校庭から出てきた手に足を掴まれる)
・落武者の亡霊(校庭に戦国時代の落武者の亡霊が現れる。時折、合戦をする事もあるという)
・生首リフティング(子供の霊が自分の首をボールのように使ってリフティングをしている)
・夜動く二宮金次郎像(背負っている薪の数が減る、持っている本のページがめくれる、図書室に行く、校庭を走り回っているなど)
・校長先生の霊が校庭で朝礼の挨拶をしている。
・風も無いのに揺れるブランコ(霊感のある人はブランコをこぐ幽霊を見る事もある)
「校庭から無数の手」はなぜに体育の時間?個人的には放課後の方が怖いと思います。下4つは夜のものでした。あと、遊具ってどこの学校でもあるんですかね?うちにはありましたが、他では記憶にありません。
4.廊下
・足が歩く。(誰も居ない廊下を歩いていると、後ろで足音がする。振り返ると、足だけが廊下を歩いている)
・生首がフラフラと夜中の廊下を飛び回る。
・テケテケ(下半身が欠損した姿で描写される亡霊)が襲ってくる。
私はテケテケって大学生になってから知りました。
5.階段
・異世界に続く階段(夜中に忘れ物を取りに教室へ行き、さて帰ろうと階段を降りるが、いくら降りても1階に着かず、そのまま行方不明になってしまう)
・ないはずの階段(3階建ての校舎のはずが、なぜか4階に続く階段がある。4階に行ってしまうと戻れなくなる)
・夜中に段数が変わる階段(他の階段は全て10段だが、なぜか12段の場所が1箇所あり、そこは夜中になると13段になる。13段目の天井からは首吊り用のロープが下がっているというものや、13段目を踏むと冥界へ連れ去られるというパターンもある。なお「十三段階段」は絞首台の異名である)
うちのは一段増えるでした。
6.トイレ
・紙をくれ
・トイレの花子さん
・赤いマント・青いマント
・赤い紙、青い紙
・青坊主(和式トイレから首だけ出して睨むという妖怪で、斬首された者とも)
・空襲のあった日、トイレから「あついよー」という悲鳴が聞こえてくる。
花子さんはキング(クイーン?)オブ学校の怪談とも言うべき存在ですね。
7.体育館
・バスケットゴールの下で転ぶと消えてしまう。
・誰も居ない体育館で、ボールが跳ねる音がする。(死んだ生徒がボールをついている)
・体育館に首吊り用ロープがある。
・体育館の電話(体育館にある電話線のつながっていない電話に空襲があった年月日を押すと空襲の音が聞こえる)
誰もいない体育館というのも結構怖いと思います。だだっ広い空間に自分一人。いつもはにぎやかなのに物音ひとつしない。自分で出した音にちょっとびびったり……。
8.理科室
・夜中に動く標本・剥製(夜中に骸骨標本や人体模型が動き出して校舎を徘徊する。ホルマリン漬けの動物が瓶から出て動き回る)
理科室も怖いと思うのでもうちょっと何かあって良いような……。
9.音楽室
・ピアノの霊(ひとりでに鳴り出す古いピアノ…誰もいない音楽室からピアノの音が聴こえる。天井から滴る血が鍵盤を叩いていたというものも)
・死を呼ぶ演奏(音楽室から「月光」や「エリーゼのために」などの曲が聞こえ、それを4回聞いた人は死ぬというもの)
・作曲家の肖像(夜中になるとベートーヴェンやバッハ等の肖像画の目が動く・光る、憤怒の形相になる、など)
ここも定番の怪談スポットです。
10.美術室
・動くデッサン人形(デッサン人形が踊りだす。ペアで踊ることも)
・『モナ・リザ』の怪(『モナ・リザ』の目が動く、眉毛ができる)
・描き足される絵(死んだ生徒が残した絵が、日に日に加筆されていく。死んだ生徒が毎晩絵に加筆している)
うちの小学校に美術室ってあったかな?覚えがないです。ああ、でも、考えてみると中学校も学校の怪談の範囲内なんでしょうか?あと、なんかすてきな(?)話が多いと思いました。
11.鏡(魔の鏡)
・合わせ鏡の呪い(午前0時丁度に合わせ鏡をの中に顔を入れて4枚目の鏡に映った顔が目をつぶっていると、その人は、4日後に死ぬというもの)
・4時44分に大鏡の前に立つと鏡の中に引き込まれる。(鏡の前には消えた生徒の上履きが残されている、と続く場合も。大鏡ではなく絵画のバージョンもある。また、アナログ時計の7時16分が鏡に写ると4時44分に見えることから、「4時44分ではないから大丈夫」と油断して7時16分に鏡の前に立った生徒が引き込まれた、というオチになっている場合もある)
・自分の死に顔が映る鏡
トイレかな?と思いましたが、そういや洗面台は他にありますね。
12.通学路
・三時ババア、四時ババア
・紫ババア
・足売りばあさん
・カシマさん(カシマレイコ)
・ヒキコさん
・人面犬
・口裂け女
花子さんもそうですけど、なぜか「さん」づけ。一方で老女は「ババア」。差別です!
13.その他の施設の怪談
・何者かに足を引っ張られるプール(引き上げられた生徒の足には、手の形をしたアザが残っている、という派生型も)
・無人の放送室(放送室が無人にもかかわらず、突然、校内放送がある)
・家庭科室の包丁(放課後に無人の家庭科室で包丁が飛び回る)
・死を呼ぶ窓(事故で亡くなった女の人が、3階の窓から手招きをしてこっちを見ている。その姿を見た人は必ず、近いうちに死ぬという)
・夜中に死んだ生徒の霊が机に座っている、校庭で遊ぶ、図書室で本を読んでいる。
・卒業式の日に生徒の霊が登校してくる。生徒の遺族の家で朝ひとりでに玄関が開いて閉まった。
・先生の霊が夜の教室で授業をする。
・空襲の犠牲者の霊(空襲があった日の夜に、防空頭巾を被った子供の霊が出る。太平洋戦争中、学校が兵士の駐屯地となっていた例や、空襲時の避難場所となっていたことから、戦時中に死んだ人々が霊となって現れるといった怪談は多い)
・真夜中の日本兵(兵士の亡霊が現れる。終戦の日の真夜中に、兵隊の霊達が隊列を組んで行進している。
・徘徊する人形(戦前にアメリカから寄贈され、戦時中密かに隠されて忘れ去られた青い目の人形が、夜中の校舎を泣きながら徘徊する)
分類が場所ごとになっていなかったものを大量にここに加えました。Wikipediaは編集者が多いので仕方ないですけど、思想が統一されていませんね。ただ、空襲の犠牲者の霊はまとめる意義があったので、バラバラにしたのは失敗だったかも。
内容はWikipediaのまんまなのですが、いじくり倒したら13項目になりました。前述の13階段もそうですし、13日の金曜日のせいで縁起の悪い数字……もしかしたら、呪われたのかも!
……今日で更新が止まった場合は、そういうことです。
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