ふせ [ 布施 ] 〔仏〕 ① 他人に施し与えること。金品を与えることに限らず,教えを説き示すこと,恐れ・不安を除いてやること,また広く社会福祉的活動を行うことをいう。仏教の基本的実践徳目。施。檀那(だんな)。 ② 僧や巡礼などに金品を与えること。また,その金品。特に,仏事の際の僧に対する謝礼。 「お-を包む」 |
デジタル大辞泉の解説 お‐ふせ 【▽御布施】 喜捨する相手を敬って、布施をいう語。 献辞辞典の解説 本来の意味は「他人に金品を施すこと」を言いますが、仏教におけるお布施はご本尊に「感謝の気持ちで施し供える」との意味合いがあります。形の上では、葬儀や法要において回向や供養を頂いた寺院や僧侶に対して贈る謝礼の表書きの献辞 ( 上書き ) に用いるものですが、本来はご本尊への施しお供えであることから、受取るお寺側の方では「お預かりする」という受取り方をします。 |
イオン布施目安提示事件 - 2010年5月に大手流通のイオンが、自社カード会員向けの葬儀紹介サービスにて「布施の価格目安」を打ち出した。これに対し、8宗派、約600の日本国内の寺院の協力が得られた一方で、全日本仏教会などの一部の仏教団体は「布施に定価はない」「企業による宗教行為への介入だ」と反発した。この施策に対しては、「消費者の立場からすれば明瞭な布施価格の明示はありがたい」との評価と、「今後これが『定価』として一人歩きしてしまう」との懸念意見がある。その後2010年9月10日にイオンは「布施の考え方にはさまざまなものがある」として、この布施の価格目安をサイトから削除した。 |
Q お布施とは? A: 仏教でいう布施とは、自分の持てるものを、できるだけ他人に施しすることです。 法事や葬儀のときのお寺へのお礼は、すべてお布施となります。 本来お布施は、何かの行為に対する対価ではなく、取られるものでもなく、喜んで仏さまに差し出すものです。 また自分の持てるものを最大限つくして施すことですから、その人の社会的地位とか資産に応じて違いがあるのは当然です。 お布施はあくまで志(こころざし)ですので、定まった額はありませんが、お寺の維持経費もありますし、他のお寺の僧侶の応援を頼めばお礼をしなければなりませんから、それらのことを考慮する必要もあります。 しかし、実際に法事や葬儀をつとめた場合には、どれくらい包むものか戸惑うことになります。どうしても分からないときは、お寺にくわしい檀家の人か、お寺に直接相談するのがよいでしょう。 |
布施(ふせ)は、梵語では「檀那(旦那)(ダーナ)」といい、慈悲の心をもって、他人に財物などを施すことで、六波羅蜜のひとつである。 概要 布施には「財施」「法施」「無畏施」の三種がある(大智度論)。布施をする人をダナパティといい、施主(せしゅ)、檀越(だんおつ、だんえつ)、檀徒(だんと)などと訳される。なお、菩提寺にお布施をする家を檀家(だんか)という言葉も、檀那、檀越から来たものである。また、古くは皇族などが自らの領地(荘園)などを寺院に寄せる(寄付する)ことを施入(せにゅう)(する)ということがある。 布施の種類 大智度論など、伝統的には、次のような種類が挙げられている。 * 財施とは、金銭や衣服食料などの財を施すこと。 * 法施とは、仏の教えを説くこと。 * 無畏施とは、災難などに遭っている者を慰めてその恐怖心を除くこと。 その他に、 * 和顔施(わがんせ):笑顔をひとに見せることが、それを見る人に幸福感を届け、一種の布施を行っていることになる、という考え。 |
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