●中国企業「おとめ座とさそり座の方は自分勝手なので不可」
2012/2/9:
日本ヤバイ…企業面接で血液型を質問された就活生・転職者だらけに続いて、面接官によるNGな質問の話を。今回の
企業採用条件に“星座”で物議、おとめ座やさそり座は「いらない」。(2011/11/25 04:57 Narinari.com)は海外の話なのですが、血液型などは日本の例であり、きっと国内でもありそうな感じです。
<中国のある企業が最近、採用条件に“特定の星座”を盛り込んでいたことがわかり、物議を醸している。(中略)
教育関連企業が中国地質大学のキャンパス内に掲げた求人広告には、英語教師と事務員の募集要項が記されており、採用条件として「おとめ座とさそり座の方は不可。やぎ座、てんびん座、うお座の方を優先します」と記されていた>
企業の責任者の説明によると、「さそり座は個性が強く、感情の起伏が激しいので不可」「おとめ座は他人のあら探しをしてひとつの仕事に長くとどまれないので不可」とのこと。中国マスコミもこうした採用条件をもっともだと思っているわけではなく、おかしいのではないか?と聞いてみたそうです。
ところが、「私は実際に(さそり座とおとめ座の)人材を採用したことがあるんです。彼らはほかのスタッフと衝突してばかりいました」と、自身の考えに絶対の自信を持っている様子だったとのこと。そして最後は「例外はない!」とまで言い切ったそうです。
他にも、同地のブライダル関連企業の面接を受けた女性が、やはり星座が原因で不採用となったケースも。彼女は面接官から「ブライダルはロマンチックなもの。みずがめ座もしくはさそり座の人が好ましいのです」として、かに座の彼女はあっさり断られたという霊異が出ていました。こっちだとさっきダメなさそり座がOKでした。
法律の専門家である漢口学院法学院の副院長は、こうした採用方法を問題視。「星座によって人材をふるいに欠ける方法は平等ではない」と批判しており、仮に同様のシーンに遭遇した場合、労働監察部門に訴え、こうした採用条件の削除を求めるようアドバイスしていたそうです。
●学生側も星座を重視…星座・血液型別分析で面接を攻略?
検索してみると、中国関連では、
就活に生かせ、星座と血液型=それぞれの「面接攻略法」発表 (らくらくプレスWEB 2010-02-01)という記事も発見。日本固有だと思っていた血液型性格診断があるのにびっくり!たぶん日本からの輸入でしょうね。あと、中国なのに木火土金水でなく、四元素というのも意外です。
<このほど、「星座と血液型別、面接攻略法」という文がネットに登場した。「百度貼吧」「太平洋女性网」など有名サイトへも転載され、実際に活用する人が増えているようだ。
この「攻略法」は12星座を土、水、火、風という4元素に分類。A、B、AB、Oの血液型4種類と組み合わせた計16種類に人間のタイプを分類した。その上で、それぞれの長所の生かし方と短所をカバーする方法について提案している>
実際に利用した大学生にも話を聞いています。もともと星座や血液型について論じるのが好きだったという学生です。この学生の場合、星座は羊座、血液型はB型で、このタイプは外向的な性格で明るくてストレートな物言いをするタイプの分析。そのため面接官と話す際、自分勝手にしゃべり過ぎないようにと自らに言い聞かせているそうです。
上記のようにこちらは主に学生側が星座と血液型を利用している…という話で方向性が異なります。企業がアホという話ではなく、学生側がアホという話です。ただ、記事では、「今や求職者の星座、血液型を参考にする面接官も存在して」とも書いていたため、やはりアホ企業が中国にもいるという話でした。
●星座、兄弟の有無、家族の職業…面接官のタブーな質問はどれ?
さて、日本でもアホ企業があるか?と検索。意外に苦労したので、幸いあまりいないのかもしれません。とりあえず、信頼性は低いのですが、
ヤフー知恵袋では、「就活の面接で、星座・血液型・兄弟がいるかどうかを聞かれる事がよくあるのですが、この質問の意図は何なのでしょうか」という質問が出ていました。日本でもありそうな感じです。
回答では、「キャバクラを受けていたのならば仕方ないかも知れませんが・・・今時は少ないです。(中略)飲み屋でお姉ちゃんに言われるのならば仕方なくても、面接でジサマに言われると寒気がします。それが会社の善し悪しではないですが・・・」というものも。ただ、「面接官が、一般常識を知らない馬鹿なのです」という別の回答の方に賛成。普通に地雷企業でしょう。
ただ、日本がやばいな…と思うのは、これに賛同しちゃう声があるということですね。「兄弟の何番目かって言うのは、性格に出てきます」と迷信を信じている人がいました。同じ人は「怪我した際のことを考えて」としていましたが、就職後ならともかく、面接段階では必要となることはほぼ皆無で、不自然です。
さらに、「職業も見られています。兄弟が公務員や銀行員など信頼に足る職業だと有利ですよ」などとしていたのですが、これはガチの差別。実を言うと、星座、兄弟、家族の職業、血液型はすべて本人自身の努力で変えられないものなので、採用時に聞く(判断材料とする)のは差別・偏見で、こられもすべてタブーな質問だったはずです。
●「わしと、つきあわんか?カネも出す」…セクハラはもちろんダメ
もう一つ、
今まで面接で体験した、驚きの質問などありましたか?またハプニング等もありましたらよろしくお願いいたしますという質問は、本人の体験ではなく、みんなに聞いてみたという話。やはり星座の話がありました。こちらの人はセットでセクハラの例も出しています。
①バイトの面接官をしていたとき、隣に座っていた万年独身の上司が「わしと、つきあわんか。バイトよりも金出すよ」と面接に来ていた綺麗なお姉さんに、開口一番言ったこと。彼女も私も唖然。「だって、いい女なんだもの」との弁。
別件の時に、下克上で首にしました。
②何度か有りますが 血液型と星座を聞かれ、「じゃあ性格は○○だね」と言われること。キャバクラかここは、と思いました。それも爺に言われると「お釜バー」かと思いゾッとします。
③事業部の責任者の面接で 会長との面接をしたのですが、隣に座っていた女性が姪で社長職。「うちの姪とやりたいと思うか」との質問。“両輪としてやっていく上で、やりたいと思う関係でないと、上手くいかない”との。お断りしました。
●求人広告がウソだらけ!タブーな質問をする企業は普通にブラック
他の回答では、<「最後になるけど、血液型は?」→「あ~、そうだと思ったわ」>で、また血液型が出ていました。別の人は「ヒラメ筋は遅筋か速筋か?」や「47都道府県のうち、外すとしたらどの県を選ぶか?」という変な質問。こういうアホな面接は日本で多く、問題ですね。でも、ヒラメの人は合格したそうです。他に以下のような回答が出ていました。
<まだ10代の時ですが、PCインストラクターのバイトに応募しました。ワード・エクセルをお年寄りに教える仕事で、「未経験歓迎!資格がなくてもワードエクセルの基本が使えれば大丈夫です」とあったので、面接を受けにいきました。
一応「パソコン検定2級」を持っていたので、履歴書に記載しました。そもそも、「資格がなくても」と書いてあってので心配はしてなかったのですが・・・
面接に行くと「この資格じゃあ、教えるまではできないわよね」と(中略)言われ、(中略)「この世界は甘くないから」のような説教にまで発展しました。
5人ずつの集団面接だったのですが、現役の国立大工学部の学生さんさえバカにされ、その方は途中で帰られました>
しかし、採用。あれだけボロカスにされたのに・・・と思ってよく読んだら、「時給750円からスタートとなります」となっていて、求人広告の時給1000円と違っていました。で、辞退の連絡を入れたら「あなた、これだけのチャンスを捨てるの?」とまた説教。日本も中国に負けていないと思うひどさですね。
なお、最後の話はアルバイトではあるものの、アホ質問の企業は普通にブラック企業という例になっていました。面接が変な企業は普通にやめておいた方がいいだろうなぁ…と思わせる話です。ブラックな企業を面接の段階であらかじめ見極められるということを考えると、アホな質問もありがたいかもしれません。
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