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五月病になるのが日本人だけの理由 ほぼ毎月ある~月病、アメリカでは1月


 五月病だけじゃなくて、ほとんど毎月憂鬱になる症状があるよという話を、"バレンタインデー症候群と二月病と十二月病"(2012/2/15)というタイトルで書いていました。これに日本以外の海外の例を追加。ついでに大幅に変更しました。(2017/07/17)

2023/12/19:
一部見直し


●五月病は5月以外にもなる

 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典では、五月病について「新しい環境に適応できず,焦り,ストレスを感じ,気持ちが落ち込むうつ状態」としています。

 今は五月以外でも呼ぶらしいのですが、"もとは大学新入生が5月の連休明け頃から急激に無気力,無関心になることから名づけられた"もの。大学生だけという使われ方もしておらず、"受験など極度の緊張からの解放,新しい学校・職場の実態に対する失望,新たな目標の喪失"が主な原因という説明です。

 これはもちろん"医学用語ではなく通称"。東京女子医科大学病院の稲田健医師は、以下のような説明をしていました。

「精神医学用語には、五月病というものはありません。精神医学の診断に当てはめるのであれば、適応障害ということになります。新しい環境に順化しようとして頑張り、ちょっと頑張りすぎで疲れてしまったような状態です」
(五月病は日本だけ アメリカ、ドイツ、ブラジルは1月、韓国は3月に似た症状 (1/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット) by 小神野真弘 更新 2017/5/15 07:00 )


●アメリカ人はならない!五月病になるのが日本人だけの理由

 AERAに出ていたアメリカ在住21年のジャーナリスト・新垣謙太郎さんによると、アメリカの社会人は5月以外でも5月病的なものにはなりません。といっても、これは性格的な問題ではなく、雇用慣行のためでした。

「アメリカでは日本のような入学式や入社式などはなく、季節の変化も日本人ほど意識しません。特に社会人は転職が多く、一斉に同じ時期に入社して仕事を始める習慣がないので、五月病的な現象はまったくと言っていいほど見られません」

 完全に日本だけの症状かわかりませんので、「日本人だけ」というのはちょっと言い過ぎかもしれませんけど、日本の雇用慣行ゆえってところが大きいみたいですね。


●五月病的な現象とは違うが、アメリカなどでは1月の憂鬱が有名

 「(アメリカでは、)五月病的な現象はまったくと言っていいほど見られません」ということでしたが、時期的なところや理由が異なる社会人が憂鬱さを感じる時期の話は登場。アメリカの場合、冬休み休暇明けの1月に「January blues」という症状があるそうです。

「多くのアメリカ人は家族と共にクリスマスを過ごして、お正月を友だちなどとパーティーをして迎えるので、1月の仕事始めや新学期を迎える際に憂鬱になる事が多いようです。特にアメリカらしいのが、12月に購入したクリスマスプレゼントのクレジットカード精算を1月中旬にしなければならないので、経済的理由から憂鬱になる人も多くいること」

 クリスマス休暇を重視する国ではよく見られる症状であり、イギリス人もこれに共感していまいた。また、ドイツ人学生によると、ドイツには長期休暇明けの憂鬱という意味のUrlaubsbluesという言葉もあるとのこと。陽気なイメージがあるブラジルでも、「五月病のような名前はありませんが、1月中旬から2月にかけては人々の気分が落ち込み、経済が停滞」(現地在住の日本人会社経営者)するそうです。

 当初の投稿でおもしろいと思ったのは、はてなキーワードにほぼ毎月、~月病というのがあったため。一月病もあり、一月病とは - はてなキーワードでは、以下のように説明していました。

<のんびり過ごしたお正月が終わり、仕事や学校が始まったがイマイチやる気が出ないこと。新たな一年が始まったが、どうも気が引き締まらず、ぼんやりと新年をむかえるさま。あるいは逆に「今年こそは○○を本気で頑張ろう」と無理な目標を掲げ、軽い躁状態に陥ることもある。また、一月は風邪やインフルエンザが流行する季節でもある。一人暮らしの場合だと看病してくれる人がおらず、身体だけでなく心も消耗してしまうケースがしばしば見られる>


●二月にはバレンタイン症候群

 また、最初の投稿を書き始めたきっかけは、確かバレンタイン症候群だったと思います。チョコレートアレルギー - Wikipediaに、「バレンタインデー症候群」という小見出しがあり、"2月14日のバレンタインデーの日の直後にチョコレートアレルギー症状を持って医師の診察を受けに来る人を「バレンタインデー症候群」と呼ぶことがある"と書かれていました。

 二月病とは - はてなキーワードでは、恋愛至上主義社会に蔓延する症状という説明の他、以下のように書いていました。

"恋人に恵まれない男女が、恋愛教例大祭にされているバレンタインデーに際し、孤立感を味わうことによって発症することが多い。十二月病の再発と見られるケースも少なくない。あげる側の女性には友チョコの習慣があるため、患者はもらう側で得られなかった男性に多いと思われるが、まれに女性にも見受けられる"

 バレンタインデーはあげる方も貰う方も面倒くさいですね。病気にもなりそうです。


●なぜか日本では三月病だけない

 はてなキーワードでは、なぜか三月病だけありませんでした。卒業、年度末、ホワイトデーなどで何か書けそうだったんですけどね。当時は、「折角なので全部揃えたいですね。誰か頑張って三月病も考えてください」と書いていました。今見ても、何もありません。

 ただ、AERAでは、韓国だと、3月頃に五月病に似た症状に苛まれる人々が見られるとのこと。

「春困症(チュンゴンチュン)という病気で、イライラしたり、ダルくてやる気が出なかったり、お腹の調子を崩したりします。韓国では3月が新年度の始まりで、生活の環境が変わったストレスが原因ともいわれます」(韓国人女性(40代))

 また、ブラジルでは、「サンバカーニバルが終わる2月後半から3月にかけて“カーニバルロス ”がある」(現地在住の日本人会社経営者)とのこと。「ブラジル人は半年前くらいから準備を始め、文字通り命がけで楽しみます。結果、心にぽっかりと穴が空いて、仕事が手に付かないという人が大勢いる」という、えらいことになっています。
 

●4月は新年度なんだから憂鬱にならないはずがない

 韓国の場合、新年度という事情がありましたが、日本の場合は4月にこの症状があります。四月病とは - はてなキーワードでは、以下のような説明。

"新年度の始まりと共に「今年こそは○○を本気で頑張ろう」と意識が高まってしまう軽い躁状態や、年度の変わり目の慌ただしさや気温の急な上昇から来る一時的な体調不良などがある"

 ちょっと変わっているのは、やる気が出過ぎてしまうというポジティブな症状が見られること。他と方向性が違いますね。

 ただ、ネガティブな話もあるにはあり、"3月で好きな番組が終わってしまい、あまりの悲しさに4月から始まる番組を見る気になれない"といった"ドラマやアニメファンの「四月病」"というのも紹介されていました。


●新人研修が終わって配属されて起きる六月病

 五月は元ネタであり、既出ですので、次は、六月病とは - はてなキーワード。ここは何があっただろう?というと、会社によって違うでしょうが、新社会人が"新人研修を終え職場に配属"されるというイベントがありました。新年度と似たような感じですね。


●梅雨は六月病ではなく七月病

 ジョークですので、いかにこじつけられるかですが、七月病とは - はてなキーワードでは、3案提示されていました。

1.長引く梅雨で憂鬱な気分になること。
2.季節の変わり目でいまいち体調がすぐれないこと。
3. 7月後半の夏休みが待ちきれず、自主休校しがちになること。

 梅雨は6月の地方が多いイメージですが、7月で初登場でした。


●とにかく暑い8月 学生は夏休みが長いが、社会人とのギャップが激しく

 八月病とは - はてなキーワードは、"八月の暑さにやられ、なにをするにもヤル気がでない"というもの。別名夏バテとあったのですが、まあ、要するに夏バテですね。

 学生は夏休みなので基本的にそんな辛くないでしょうが、新入社員は、" 夏休みが3日しか無いことに衝撃を受け、仕事をやめようかと考える"とありました。会社によりますが、まあ、社会人のお盆休みは短いですね。私も休み明けは憂鬱でした。

 また、暑い時期というのは、それだけでイライラします。私もいつもなら気にならないちょっとしたことで、イラッとしてしまうことがあります。余裕がなくなりますわ。


●夏休み明けは、アメリカ人もブルーな気分に

 9月は学生の夏休み明けですので、わかりやすいですね。アメリカでも夏休み明けは「September blues」というのがあるとのこと。

 九月病とは - はてなキーワードでは、"永遠にも感じられた輝かしい夏休みが終わり、新学期が始まることによって気分が落ち込む状態"としていた他、以下のように書いています。

"残暑も厳しく、身体的にもつらい。少し日が短くなってきたことも哀しい心に追い打ちをかける。何事にもやる気が出ず、だらだらとしてしまう"


●10月になったら本気出すつもりだったけど、やっぱりなんとなく憂鬱

 はてなキーワードでは八月病で「涼しくなったら本気出す」とあり、九月病でも「もう少し涼しくなる10月になったら本気だす」とありました。

 しかし、この流れでわかるように、10月でも本気は出ません。

"季節の変わり目で体調がすぐれず、気分が落ち込むこと。なんとなく憂鬱で、だるい状態。10月は何かを新しく始めるには中途半端な時期だし、これといって大きなイベントもないのでとりあえず11月になったら本気出す"
(十月病とは - はてなキーワード)


●11月になってもやっぱり本気を出さない

 で、11月の本気出さない理由は?と言うと、以下のようなもの。

"気温の低下につれてテンションも下がり、憂鬱な気分になること。本格的に冬の到来を感じ、これからもっと寒くなると考えると何もしたくなくなる状態。寝ても寝ても眠い、なんとなくだるい、やる気が出ない。11月は特にこれといった行事もないからワクワクしない。12月はイベントが目白押しだから来月になったら本気出す"
十一月病とは - はてなキーワード

 そして、項目がない3月まで、本気が出ないという状態になります。

 この話が書かれた時期は古くて当時は定着していませんでしたが、今ですと10月末にハロウィンがありますからね。新たにハロウィン明けで虚脱状態といった言い訳も考えられるかもしれません。


●クリスマスが存在する12月はもちろん憂鬱

 最後の12月。ここはむしろメジャーなところで、クリスマスという(一部の人にとって)魔のイベントがあります。

"五月病の一種で、主として恋愛至上主義社会に蔓延する、二月病と並ぶ症状。恋人に恵まれない男女が、恋愛教例大祭にされているクリスマス・イブに際し、孤立感を味わうことによって発症することが多い"
(十二月病とは - はてなキーワード)

 12月は「師走」で、よく言われるように年末の忙しさというのもあります。


●五月病なんかないという国の人も…

 といった感じだったのですが、AERAでは、日本の五月病みたい概念はうちの国にはないといった反応も結構ありました。

タイ「五月病的な症状に見舞われる人はあまりいません」
ペルー「五月病? そんな言葉、初めて聞いたよ。多分ペルーの人たちは(新年度に調子が悪くなっても)病気だと思わないと思う」
南アフリカ共和国「長期のクリスマス休暇がありますが、休暇明けに不調になるという一般的な認識はありません」

 これもお国柄といった感じですね。


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