<鎌倉花火大会が放送事故レベルで何も映らない、音と煙だけ>、<意外にギリギリな花火大会 風が弱いと煙と音だけで見えなくなる>、<花火大会の経済効果が本当なら中止になんてなるはずがない!>など、花火大会に関する話をまとめています。
2022/05/10追記:
●全国で相次ぐ花火大会の中止 理由は人件費高騰と自治体の財政難
●花火大会の経済効果が本当なら中止になんてなるはずがない!
●鎌倉花火大会が放送事故レベルで何も映らない、音と煙だけ
2018/07/27:2018年7月24日に行われた「第70回鎌倉花火大会」は、「ほとんど見えない」「音は聞こえるけど...」といった落胆の声が相次いでいたといいます。「J:COMチャンネル」での生中継でも以下のようなコメント。
「あまりにも放送事故レベルで煙で花火が見えん」
「放送事故かな?っていうくらい何も映らないw真っ暗www」
「花火中継してるけど煙すぎてて何も見えなかった」
会場を訪れていたという男性(19)は取材に対し、以下のように話していました。
「ほとんどの時間は煙に覆われて見えませんでした。花火が見えた場合でも、全部は見えず一部だけでした。中盤くらいに1度だけ煙が収まり、その後数分だけ見えましたが、フィナーレはもう音と煙だけでした」
(
夜空に煙もうもう...「何も見えん!」 鎌倉花火、「風のイタズラ」に会場ガックリ 2018年07月25日 16時00分 J-CASTニュースより)
●意外にギリギリな花火大会 風が弱いと煙と音だけで見えなくなる
「放送事故」と言われるひどいことになったものの、一応、鎌倉花火大会運営のミスということではないようです。今年は風が弱かったためか、打ち上げた花火の大半が煙で隠れてしまうといったことになったとのこと。鎌倉花火大会の運営関係者は25日のJ-CASTニュースの取材に、以下のように話していました。
「昨晩は風が弱かった上に、海から陸に向かって吹き込む形だったので、ちょうど会場上空に煙が『たまる』状況になってしまったようです。打ち上げが始まってすぐのことでした。やっぱり、自然には勝てませんよね...」
ただ、私はそもそも花火大会というのが、こういった気象によっては見ることができないというギリギリのところで成り立っていると知らなかったのでびっくりしました。ひょっとしたら花火大会に向いた地域や向かない地域といったものもあるのかもしれません。場合によっては、やはり主催者責任が出てきそうです。
●花火大会は脆い 強風でも安全性に問題があって中止に
2018/10/07:こちらの方が意外ではありませんけど、「風が弱い」ではなく、逆に「風が強い」で問題となった花火大会のニュースを追記。日本全国でも屈指の花火大会である茨城県土浦市の桜川河畔で開かれた「第87回土浦全国花火競技大会」が、強風のため中止になったそうです。観客約75万人が訪れていたとのこと。
(
観客10人がやけど 強風で中止に 茨城・土浦 毎日新聞2018年10月6日 21時18分(最終更新 10月6日 22時22分)より)
また、このときには、やけどでけが人も出ていました。市消防本部などによると「(不発の花火による)火花で約10人が顔などにやけどを負ったが、応急手当てを受けるだけの軽傷だった」とのこと。
(
「土浦全国花火競技大会」見物客10人やけど 荒天のため途中で中止に 産経ニュース / 2018年10月6日 20時25分より)
これも強風のせいであり、「強風のため中止」というのは、「安全を考えて」ということみたいですね。会場では同日午後6時40分ごろ「安全確認のため大会を中断します」とアナウンスが流れ、約1時間後に中止になったといいます。
●全国で相次ぐ花火大会の中止 理由は人件費高騰と自治体の財政難
2022/05/10追記:
全国で相次ぐ花火大会の中止、背景にあるのは?:日経ビジネス電子版(藤中 潤 日経ビジネス記者)という、別の理由による花火大会中止の話がありました。新型コロナウイルス問題だろう…と思うかもしれませんが、これは問題発生前の2019.7.19の記事。別の理由なんです。
<近年、全国で花火大会の中止が相次いでいる。背景にあるのは自治体の財政難による補助金などの減額や警備費用の増加。「地域の重要な観光資源」ともされる花火大会だが、日本の夏の風物詩は廃れてしまうのか。
瀬戸内海に面する岡山県玉野市。ここでは例年、8月初旬に開かれる「玉野まつり」に合わせて花火大会が開かれてきた。まつりが50回目を迎える今回も花火大会を予定していたが、主催する振興会は6月になって中止を発表。(中略)
「資金不足で今年は開催が困難との結論に至った」。振興会の担当者はそう明かす。(中略)警察からは振興会に安全対策の強化要請もあったといい、警備員の増員が必要となった。「警備業者の見積もり額はここ数年で1割以上は上がっている」と担当者。加えて、玉野市からの補助金も大幅に減少し、今年の中止を余儀なくされた>
●花火大会の経済効果が本当なら中止になんてなるはずがない!
市の人口の倍近くに及ぶ10万人の見物客が毎年集まる神奈川県逗子市の「逗子海岸花火大会」も開催危機に。財政難を理由に逗子市が協会への補助金約1800万円を全額カットするようになった…という資金的な問題(後に補助の一部復活で開催)です。やはり人件費高騰による警備費用の増大がネックだったといいます。
全国警備業協会は「以前から『3K』職場と言われるなど人が集まりにくい職種であったところに、東京五輪やワールドカップ、建設ラッシュなどで需要が大幅に増えている」と解説。これも五輪のせいでした。ただ、長期的には人件費高騰のトレンドが続く可能性が当時指摘されており、実際、今もそうでしょうね。
なお、記事では、花火大会は「地域の重要な観光資源」とされると書いていたのですが、本当に「地域の重要な観光資源」で費用対効果が高いのであれば自治体から補助金が出るはずなんですよ。自治体はむしろこういうのはかなり甘い見積もりで補助金を出しがちですからね。よほど利益が出ないのかもしれません。
また、地元商店街の売上などが激増するなど、本当に地域への経済効果が高いのであれば、自治体の補助金なしで自分たちがお金を出しあって開催費用を出して、開催費用以上の利益を上げれば良いだけの話。東京五輪の経済効果が嘘だらけであったように、実際には経済効果はほとんどないのだと想像できます。
【関連投稿】
■
中国・韓国・台湾でも衰退のはんこ文化 なぜ日本だけなくならないのか? ■
まだ名刺交換してるのは日本だけ?中国では誰も交換してなくてびっくり ■
ペーパータオル大量消費のアメリカ人、鼻をかむのにも使う? ■
延滞料を廃止したレンタルショップ、倒産して全店閉鎖になっていた ■
もはやテロ!有害と知りながら作ったTシャツで化学やけど大量発生 ■
商品・サービス・技術についての投稿まとめ
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|