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スティーブ・ジョブズ5つの名言 スタンフォード大のスピーチなど


2012/3/12;
●スティーブ・ジョブズ5つの名言 スタンフォード大のスピーチなど
●「好きなものを見つけなければならない」など「好きなもの」を強調
●点がいずれどうにかしてつながる…何が役に立つかわからない!
●人材獲得は大事だと強調!でもスティーブ・ジョブズ氏自身は…?
●企業の成功の仕方は千差万別…でもビジョンがある企業が多い
●なんとなく流行を追いかける…で企業が成功するのはやはり難しそう


●スティーブ・ジョブズ5つの名言 スタンフォード大のスピーチなど

2012/3/12;以前スティーブ・ジョブズの名言、成功、優れた点というのも紹介していますが、これは正直言って好みじゃない選出でした。このときの5つ、それ以外に今回読んだ12の名言の中から、良いと思うものを5つを選んで紹介します。

 といっても、前回の5つは今回メインには入れません、それから、記事は3つ読んだものの、最初の1つは好みのものがなかったのでこれも除外です。(使ったのは、経営の知恵 ジョブズが遺した「言葉」(2)(日経新聞 2011/12/3 7:00)、スタンフォード大の講演 ジョブズが遺した「言葉」(3)(日経新聞 2011/12/4 7:01))

【名言1】 『ハングリーであれ、バカであれ。』 Stay Hungry. Stay Foolish.

 この言葉は一番有名ですね。それで最初に持って来ました。「Stay Hungry. Stay Foolish.」に関しては、スティーブ・ジョブズと「Stay foolish」とヒッピー文化でも書いています。今回の記事の説明は以下ですけど、説明らしい説明ではないですね。2005年、すい臓がん克服後に行った米スタンフォード大学の卒業生を送るスピーチによるものです。

<この講演で最も有名なこのセリフは、ジョブズ自身が考えた言葉ではなく、彼が青春時代のバイブルとしていた「ホールアースカタログ(Whole Earth Catalog)」(1968年にスチュワート・ブランドが創刊したテクノロジー文化誌)の最終号の表紙に書かれていた言葉だ。ジョブズが、ちょうど卒業生たちと同い年くらいの頃に目にした言葉だと言う。クレイジーに、とてつもなくすごい作品を作り続けてきたジョブズだが、その驚異の実現力を支えたのは、彼のハングリーさから来る熱意と「仕事バカ」と言えそうな執着心の賜物だろう。ジョブズは講演の最後、「自分自身、この言葉の通りでいたいと思った。そして今、卒業し新たなスタートを切る皆さんにも、そうあってほしいと望む」と言って締めくくった>

 好みじゃないと書いたスティーブ・ジョブズの名言、成功、優れた点での名言ですが、「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない。ドグマにとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることなのだから」の後半部には共通点を感じます。


●「好きなものを見つけなければならない」など「好きなもの」を強調

【名言2】 『好きなものを見つけなければならない。』 You’ve got to find what you love.
【名言3】 『今日が人生最後の日なら、今からやることをやりたいか?』 If today were the last day of my life,would I want to do what I am about to do today?

 同じスピーチからさらに二つ。私は方向性の同じ言葉だと感じ、一つに絞ろうかなと思いましたが、どちらも良い言葉だと思うので両方5つの名言の中に入れることに。記事の補足はそれぞれ以下のとおりです。

<自ら創業した会社(アップルコンピュータ)を追い出され大きな痛手を受けた後でも、頑張ってこれたのは好きなことをやってきたからだとジョブズは言う。「仕事は人の一生の大きな部分を占める。その仕事で、本当の満足を得ようとするなら、自分が偉大だと信じられる仕事をしなければならない。そして、偉大な仕事を成し遂げる上で大事なことは、その仕事を愛すること。もし、まだそれを見つけられていないなら、腰を落ち着けず探し続けるべきだ。これは、その他の心の問題同様、見つければそれだと分かるものだ。そして他の素晴らしい関係同様、歳月を重ねるごとに、さらに良くなっていく」>

<ジョブズは17歳の時以来、毎朝、鏡に向かい上の質問を繰り返していたと言う。もし「No」という答えの日が何日も続いたら、何かを変えなけれならない指標だ。「いずれ自分が死ぬ、と思い出すことは人生の重要な決断で非常に重要な手段だった。なぜならほとんどすべてのこと――外部からの期待も、プライドも、恥ずかしい思いをする恐れや失敗も――こうしたことは死を前にしては消えてしまい、ただ本当に大事なことだけが残るからだ。やがて自分が死ぬと思い出すことは、失うものがあるという考えのわなを避ける最良の方法だ。あなたは既に丸裸だ。自分の心の声に従わない理由はない」>


●点がいずれどうにかしてつながる…何が役に立つかわからない!

 先程の「あなたの時間は限られている。だから他人の人生を生きたりして無駄に過ごしてはいけない」は、『今日が人生最後の日なら、今からやることをやりたいか?』に似たところも感じます。「好きこそものの上手なれ」という格言もありますが、私は「何かを好きであるということはそれは一つの財産である」という考え方を持っています。

 スティーブ・ジョブズは同じスピーチで「ジョブズは大学中退後、それが何の役に立つとも考えず、大事だと思ったから英習字の勉強をした。その経験がやがてMacを作る時に大いに役立った」という話もしています。

 好きであれば、自然と詳しくなったり、得意になったりできます。そして、何かに秀でていれば、それが一見役に立たなそうでも、うまく生かせるときが来るかもしれません。スティーブ・ジョブズはこれを『だから、点がいずれどうにかしてつながると信じなければならない。』とも表現していました。



●人材獲得は大事だと強調!でもスティーブ・ジョブズ氏自身は…?

 今回ベスト5に選びませんでしたけど、「格好いいな」って意味ではスティーブ・ジョブズの名言、成功、優れた点で出てきた「このまま一生、砂糖水を売りつづけるのか、それとも世界を変えるチャンスをつかんでみる気はないのか?」という人材引き抜きのときに使ったセリフはすごいです。4つ目は人材獲得に関する名言を選びました。

【名言4】 『私みたいな人間にとって、最も大事な仕事の1つが人材獲得だ。』 I consider some of the most important job of someone like myself is recruiting.(1984年)

<ジョブズは、初代Macintoshの開発チームを作るときも、アップルの立て直しやiMac、iPodの開発をするときも、一流社員による少数精鋭チームを作り、そこに二流社員が交じらないように細心の注意を払った。「我々が求めているのは、季節労働的な労働力ではなく、それぞれの分野で際立って優秀な人材だ。もし、そうした逸材を10人集めて『核』を作れば、後は彼らが自警団を作って誰をグループに加えたいか、見張ってくれる」。お金をかけて優秀な人材を獲得してきても、置く環境を間違えてしまうと、結局、その才能の芽を潰して終わる。ジョブズがアップルに復帰する直前、工業デザイン部門を率いていたジョナサン・アイブはその能力を発揮できず、退社を考えていた>

 グリー田中良和社長とリブセンス村上太一社長の共通点などで、私は繰り返しIT企業は特に人材が大事と書いてきましたし、ジョブズさんにそれがわからないはずはないのかもしれません。

 しかし、この発言は今までのスティーブ・ジョブズさんの逸話を読んできた印象からは、意外に思えました。スティーブ・ジョブズの性格1 社内編 ~偉大なる独裁者~などを見ると、社内の人との関係づくりはあまり上手だとは思えなかったんですよね。


●企業の成功の仕方は千差万別…でもビジョンがある企業が多い

【名言5】『必要なのは共通のビジョン、それを提供するのがリーダーシップだ。』 What they need is common vision and that is what leadership is.(1984年)

<優秀な人材の確保こそが大事だと言うジョブズだが、それではどのような人材が優秀なのか。ジョブズは、その要件の1つとは自己管理ができることだという。「優秀な社員は自己管理ができている。彼らは何をやらなければならないかさえ分かれば、あと、どうやったらいいかは自分で見つけ出す。彼らは管理される必要はない。彼らに必要なのは、1つの共通のビジョンであり、それを提供することこそがリーダーシップの条件だ」というのだ。リーダーシップとは、周囲の人々が理解できるように、理路整然と説明し、共通のビジョンについてのコンセンサスを作ることにある>

 スティーブ・ジョブズの性格2 社外編 ~子供っぽい一面も~で書きましたが、私が一番スティーブ・ジョブズさんですごいと思うのはビジョンがしっかりしているこす。

 ブログではよく企業の成功話を紹介していますけど、正解は一つじゃないと思います。スティーブ・ジョブズさんについても大失敗しているときがあり、似ているように思えるやり方でも、成功しているときと失敗しているときがあります。ただ、成功している企業に何が共通点かと言うと、信念があるということじゃないかと思うんですよ。


●なんとなく流行を追いかける…で企業が成功するのはやはり難しそう

 友人の企業の話を聞いたり、自分の会社のことを考えたりしてみて思うのは、周りの状況に釣られて方向性を決めているだけであって、自分の信念というものがない企業があるなということです。

 私は後追い経営であっても、そういう戦略に特化するといった割り切りがあれば良いとは思っています。それはそれで確固たる信念ですし、一つの生存戦略でしょう。

 しかし、今流行ってるしうちも真似してみようかな?という中途半端なものでは、業界のリーダー企業になれないのはもちろん、フォロワー企業の中でも見劣りしたものになるのは仕方がないと思います。(よく企業をタイプ別にリーダー、チャレンジャー、ニッチャー、フォロワーと分類することがあります)

 これは『好きなものを見つけなければならない。』『今日が人生最後の日なら、今からやることをやりたいか?』とも関係するんじゃないかと。後悔のない人生を送るというのは難しいことですけど、そういうものを目指してみたいですね。


【本文中でリンクした投稿】
  ■スティーブ・ジョブズと「Stay foolish」とヒッピー文化
  ■スティーブ・ジョブズの名言、成功、優れた点
  ■グリー田中良和社長とリブセンス村上太一社長の共通点

【関連投稿】
  ■スティーブ・ジョブズの性格1 社内編 ~偉大なる独裁者~
  ■スティーブ・ジョブズの性格2 社外編 ~子供っぽい一面も~
  ■スティーブ・ジョブズのプレゼンテーションはシンプル
  ■ネット・コンピュータ・ハイテクについての投稿まとめ

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