日本すごい!じゃなくて、日本ひどい!になってしまった下町ボブスレー。このプロジェクトのゼネラルマネージャーさんが、マジで安倍首相の知人だったと知ってびっくり。自民党の議員が誇らしげに言っていました。しかも、例によって、安倍首相がお友達を優遇。国から補助金も出ています。
また、プロジェクトの公式ツイッターで、韓国を馬鹿にするツイートやネトウヨまとめサイトの紹介を流していてドン引き。強引なネトウヨ認定じゃなくて、ガチのネトウヨさんのようです。日本の評判を落とす行為ですわ。(2018/02/11)
2018/02/14追記:下町ボブスレーの漫画、あの百田尚樹先生が応援していた!
●下町ボブスレーの細貝淳一氏、安倍首相の友達だった
2018/02/11:全然そんなこと思わないで書いていたんですけど、
下町ボブスレー失敗で反応が二分 日本のものづくりの敗北かジャマイカが悪いのかは政治案件でした。本当、保守派の人が絡むとろくなことないですね。
自民党の平将明議員が、下町ボブスレーのプロジェクト推進委員会の細貝淳一ゼネラルマネジャー(GM)を持ち上げて紹介していましたので、勝手に認定したといったものではありません。
●友達の安倍首相が宣伝、国からも補助金
で、また、安倍首相が身内を特別扱い。安倍首相はいつもこういうことしていますね。
"13年2月の衆議院本会議における施政方針演説で安倍首相は「小さな町工場からフェラーリやBMWに果敢に挑戦している皆さんがいます。自動車ではありません。東京都大田区の中小企業を経営する細貝さんは仲間とともにボブスレー競技用ソリの国産化プロジェクトを立ち上げました。世界最速のマシンをつくりたい。30社を超える町工場がこれまで培ってきたものづくりの力を結集して、来年のソチ五輪を目指し、世界に挑んでいます。高い技術と意欲をもつ中小企業、小規模事業者の挑戦を応援します」と紹介"
"さらに、16年7月には下町ボブスレープロジェクトのメンバーが官邸に招かれて面会。安倍首相はそこで「工場は小さくとも、技術をもって日本のものづくりの底力を見せつけていただいた。困難を乗り越え、ジャマイカチームの採用を勝ち取ったことはすばらしい。日本の技術、力を世界に発信する象徴になる」(ウェブサイト「産経ニュース」より)と語ったという"
(
安倍首相が「ものづくり日本」の象徴に担ぎ出した下町ボブスレー|LITERA/リテラ 2018.02.09より)
で、国からお金も出ています。
"平昌オリンピックに照準を定めた15年に、下町ボブスレーは経済産業省のバックアップも受けることになる。「JAPANブランド育成支援事業」に採択され、上限2000万円とされる補助金も交付されることになった"
●道徳の教科書で安倍首相と下町ボブスレーが掲載
また、"安倍応援団のひとつである「日本教育再生機構」元理事が監修者に名を連ね、安倍首相の写真を掲載していたことで問題になった「教育出版」の小学校道徳教科書に、下町ボブスレーのソリに乗り込んで上機嫌に笑う安倍首相の姿が掲載され"ともしていました。
この「日本教育再生機構」が安倍応援団かどうかは確認を取る必要があるのですけど、道徳の教科書に安倍首相の写真が掲載されたのはマジっぽいです。これ単独で取り上げたいほどあり得ませんわ。ネットが好きな自民党だから許されていますけど、民主党の首相が教科書に載っていたら猛バッシングですよ。北朝鮮みたいな感じです。
●韓国叩きとネトウヨまとめサイト拡散を公式ツイッターで
また、下町ボブスレー公式ツイッターが、ひどくてドン引きしました。五輪精神放棄どころの話ではなく、クズ中のクズみたいなことをやっています。公式ツイッターで韓国叩きしまくっていたのです。日本の恥ですわ。
また、韓国叩きの一環として、韓国はひどくて日本はすごいといったツイートを複数。同じく韓国叩きな内容のネトウヨ系まとめブログについても多数拡散しており、ガチのネトウヨさんのようでした。
(
道徳の教科書に載った「下町ボブスレー」が公式ツイッターで保守速報を拡散&他国チームを「笑い者」呼ばわり | BUZZAP!(バザップ!) 2018年2月10日02:53 by shishimaruより)
あと、前回の話で書いたように、損害賠償請求って日本人の美徳とは正反対の行動だと言われていたことなんですよね。それが実は右派の人だった…というのは皮肉です。
●下町ボブスレーの漫画、あの百田尚樹先生が応援していた!
2018/02/14追記:なんか右翼の人大集合になっていますね。以前あった下町ボブスレーの漫画は、なんとよりによってあの百田尚樹さんが推薦文を書いていました。みんな知らなかっただけで、右翼案件だったのを隠す気はなかったのかもしれません。
Amazonの
黒鉄ボブスレー(1) (ビッグコミックス)
では、以下のような紹介。ちゃんと大田区の話になっています。
"東京大田区の町工場「黒井精機」。主人公のテツ(黒井鉄郎)は、社長で父の銀蔵のもと、金属加工の職人をしている。
ある日、“氷上のF1”と呼ばれるボブスレーのソリづくりの依頼がまいこむ。フェラーリ、BMWなど世界のトップメーカーがしのぎを削るウインタースポーツだ。「金がねえなら技がある。番狂わせは技でやるんだよ」目指すは世界一金メダル!同僚で幼なじみの白河、一番弟子のアカネ…ものづくりに懸けるテツと仲間達の熱き物語が始まる!"
ただ、問題発生前の古いレビューであっても、「やたら誇張・過剰な描写もある為、あくまで漫画であることを忘れると不愉快さや腑に落ちない点がでてしまう」などといった辛い評価でした。
2018/03/09追記:日本代表関係者の話があり、
日本代表が下町ボブスレー不採用の理由 要望無視、人の心がないというのも新たに書きました。
【本文中でリンクした投稿】
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下町ボブスレー失敗で反応が二分 日本のものづくりの敗北かジャマイカが悪いのか ■
日本代表が下町ボブスレー不採用の理由 要望無視、人の心がない【関連投稿】
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