2009/5/1:
●愛猫の読み方、愛犬準拠なら「あいびょう」
●愛娘準拠で「まなねこ」の方がかわいい?
2018/12/19:
●「まな」は女性に対して使われる言葉だから「まなねこ」はおかしい?
●愛猫の読み方、愛犬準拠なら「あいびょう」
2009/5/1:「愛犬」は「あいけん」、じゃあ「愛猫」は?と言うと、「あいびょう」なのだそうです。「愛犬」の例に倣えば確かにそうなのですが、私は「愛娘(まなむすめ)」のように「まなねこ」かと思ってしまいました。他に「あいねこ」って読む人もいるようですが、一応「違う」とされています。
ネットではお馴染みの
三省堂の辞書に載っていますし、うちの頭悪いIMEでもちゃんと「あいびょう」で「愛猫」に変換されます。
でも、なんか納得行かないのです。
●愛娘準拠で「まなねこ」の方がかわいい?
というか、かわいくないんですよ。「あいびょう」って、濁音が入ってイマイチな感じ。猫はあんなにかわいいのに。まあ、私が嫌がったって、読み方は変わらないんですけど。
ただ、将来はわかりません。言葉は常に変化し続けていくものですし、わざと「まなねこ」と読ませている方もいるようですから、これから定着していくかもしれません。
2018/12/19:当時引用しなかったので、どのページでわざとわざと「まなねこ」と読んでいる例があったのかわからなくなりました。とりあえず、古いページでは、2008/05/21の
「愛猫」はどう読むのが正しいですか? | 教えて!gooがヒットしました。
"知人に「あいねこ」と言っている人、「まなねこ」と言っている人がいて、はっきりさせたいと思っていました"とのこと。ただ、前述の通り、「あいびょう」が正解。そして、回答者の中には以下のように言っている人もいました。
しかし、愛猫家にとってはかけがえのない存在ですから、「まなねこ」と言っても差し支えありませんし、ペット雑誌などで使われる場合は、むしろ「まなねこ」と読むべきなのかもしれません。
特定の集団だけで使われることばを「ジャーゴン(jargon)」と言いますが、猫好きの人たちにとっては、「まなねこ」なのかなと思います。
●「まな」は女性に対して使われる言葉だから「まなねこ」はおかしい?
2018/12/19:なお、教えて!gooでは、以下のように書いている人がいらっしゃいました。
<なぜまなねことは言わないんでしょうか?>
1.ひとつには、上記のように「他動詞+目的語」の関係になる漢語なので、一般に音読みになるからです。
2.また、「まな」とは奈良時代に「かわいい子」特に「かわいい女性」という、人を指す名詞として用いられていた、という経緯があります。
例:
「まなといふ子があやにかなしさ」(万葉集)
=「かわいらしい女だ、という評判の女がむやみに恋しくてたまらない」
3.以上から、「愛(まな)」は人について用いれる語として定着しており、特に女性について使われます。
例:
愛妻、愛娘
4.「まな」は、もともと女性に対して使われた読み方なので、「まなむすめ」とは言っても、「まなむすこ」とは言わないのです。
5.従って、動物の猫や犬に「まな」をつけて「まなねこ」「まないぬ」と呼ぶのは、本来の正しい語法とは言えないのです。
質問者は「専門的に、でも非常に分かりやすく、すばらしい回答をありがとうございました」と回答。確かに一見専門的な感じですけど、怪しく思いました。
その前のところも確かめてみたいところがあるものの、決定的なのは「もともと女性に対して使われた読み方なので」の周辺。なぜかと言うと「愛弟子(まなでし)」という明らかに男性が多い言葉でも使用されているため。辞書を見ると、他にもまなご(愛子)という例があります。
なお、「まな」は人を表す名詞に付く接頭語とされており、これにより動物につくのがおかしいという説明そのものはOK。ただ、厳密なルールがあるものではないので、「今まで例がなかった」くらいの理解で良いと思います。
また、言葉というものは変化するものですから、定着した場合にはそれが「正しい」となります。現状はまだまだ定着していなくて、依然として「あいびょう」が正しいという状態のようです。
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