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ヤギ説も プードルと偽り羊売る詐欺、日本で2000人被害って本当?


2012/6/12:
●プードルと偽り羊売る詐欺、日本で2000人被害って本当?
●ブルテリアの子犬なら子牛に似ていると主張する人も登場
●獣医師の回答が予想外「あり得るのではないか」と推測
●ペットショップの店員さんから聞いた!などの声が続々
●イギリスのフリーペーパーMetroが報道していた
●警察は「この手口を使っていたのは1社だけではない」とコメント
●そもそも羊って本当に安いの?販売価格を調べてみた
●札幌の警察に取材し、詐欺会社について調べてみると…?
●ネットでの初出は2006年2月のブログか?
●羊プードルのニュース、gooやニコニコニュースが拡散
2015/08/04:
●プードルと偽り羊売る詐欺、ヤギ説もある
2019/02/13:
●今度は中国の業者が茶色く染めた偽トイプードル羊を輸出!


●プードルと偽り羊売る詐欺、日本で2000人被害って本当?

2012/6/12:元となったものは2007/04/30 21:29という数年前の教えてgooなのですが、最近ニュースになっていました。以下は、教えてgooの話です。
プードルとだまされて羊を買った人

最近あるネットの記事で読んだのですが、プードルと偽り羊を売りつける悪徳会社があり、日本での被害は2000人に及ぶというものでした。(羊なら羊でかわいいですが)インターネット販売で価格は12万円くらいだったそうです。
被害者はドックフードを全然食べないためにそれが犬ではないと気がつくらしいです。わたしは猫を飼っているので犬の常識はわかりませんが、いくらなんでも足の形はぜんぜん違うだろうし(ネット販売だから見れなかったのかも)、本当にだまされる人なんかいるのかな、都市伝説かなと思うのですが。
みなさんの身近で羊を売りつけられた人はいますか?また、このような話をきいたことありますか?

 ワタシは普通にネタであり、事実ではないと思うのであとでちゃんと確認しておきたいのですけど、とりあえず、教えてgooでの反応。マジで騙されたと主張している人もいました。
叔母の友達が騙されたそうです!
トイプードルと書いてあり購入したのですが、いくらたっても鳴かなかったので、獣医さんに行ったところ、
「これを犬と思いますか?羊ですよ。」
と言われたそうです。
とても小さくて、まさか犬ではないとは思いもしなかった。と言っていたそうです。
犬だと思い込んでいたためです。
こういう話を知っていた場合は疑いを持つかもしれませんが、まさか犬ではないものを売りつけられるとは夢にも思わないのではないでしょうか。

今では、その羊に愛着を持ったため、きちんとお世話をしているそうです。
大きくなったら…と考えると、とても大変そうですが。。。

 羊って実はかなりでかいですよ。私は子供の頃、機嫌の悪い羊にふっ飛ばされたことがあります。うちはど田舎なので飼っている人がいましたが、なかなか飼えないだろうなぁ…。


●ブルテリアの子犬なら子牛に似ていると主張する人も登場

 「プードルと羊なら絶対わかります。口が違いますし爪も2本じゃないですか」という回答者がいました。この人はこの人で妙で、「実家のブルテリアが仔犬の時、生まれたての子牛だと言われたら信じます。ブルテリアの顔は犬の骨格してません。w」と主張していました。

 これを読んだ質問者は、「そのうちブルテリアといつわって子牛を売りつける詐欺の話がでてきそうですね」との反応。ネタだと感じているがための反応ですね。

 また、やはり都市伝説だと思うとして否定的だった別の回答者は、「被害者はドックフードを全然食べないためにそれが犬ではないと気がつく」というのも、おかしな話ではないかとおもしろい指摘をしていました。

"もし、それを犬だと思い込んでいてドックフードたべなかったら
「これは犬じゃない!」とおもわずに「なにか病気だ!」と
まず思いませんかねぇ・・。猫だってドックフードたべちゃいますよ"

 この回答者は他にも「正直な話羊ってメェメェってなくから家にきたその日にわかるのではないですか?」とも指摘。ただ、質問者は見分ける自信がないと、返信していました。

"ご回答ありがとうございます。私は一度も犬を飼った経験というものがないので、もし被害にあった場合回答者様のように冷静な判断を下す自信がありません(恥)あきらかに違う種を個性と解釈してしまう可能性大です。犬がメエメエいっていても(子犬だから…)と解釈してしまいそうな自分が情けないです"


●獣医師の回答が予想外「あり得るのではないか」と推測

 一方、獣医師だという方は、最近の飼い主の常識のなさならあり得るのではないか?といったコメントをしていました。
私もこの話を初めて聞いたときはネタでしょ?と思いました。いや思ってました。
しかし先日患者さんから友達が被害にあったと聞き2000人とまではいかないまでも
ほんとにあるのかもって思ってます。
例えば羊だと気づかずにしばらく飼い続けたとかじゃなく、通販で買ったら羊だったとかならありえるのでは?
だって病院には全く何の知識も無くノリで犬を飼い始めた人とか来ますから…。
犬にも爪があるとかもわかってないとかね。

まあ私の場合も結局は聞いた話だし、その患者さんが実際にそのプードルもどきを見た訳ではないので
確実にほんとにあるとは言い切れませんが…。


この回答へのお礼

貴重な体験談ありがとうございます。わたしは通販で生き物を買ったことが無いのですが、生き物も箱詰めにされて宅急便で送られてくるのでしょうか。箱を開けたら「メー」とか、びっくりしますね。
私も犬についての知識は皆無です(恥)
知り合いの体験談を聞いてしまうと信憑性が高くなりますね。

 「通販で生き物」は確かにそうですね。以前、ネットでうさぎのペットショップを見て回りましたが、みな店舗に来てください、としていた気がします。

 とはいえ、飛行機で旅行に連れて行くときは、荷物扱いですね。動物便みたいなサービスもひょっとしたらあるのかもしれません。


●ペットショップの店員さんから聞いた!などの声が続々

 都市伝説とはそもそもそういうものなので、噂話が多ければ真実ということではないのですけど、聞いたことある!という人は、獣医師さん以外にもいらっしゃいました。
私も聞いたことがありますよ。

よく行くペットショップの店員さんから聞きました。
ある方がネットでブリーダーさんを調べてトイプードルを頼み、
空輸で送られてきたそうなんですが、「ちょっと変なだな」とは
思ったそうです。
でも、犬を飼った経験がなかったので気づかず、「ワン」とも
吠えないし、なんだかおかしいな、と思って動物病院へ連れて行くと
蹄を指摘され、「これは羊ですよ」と言われたそうです・・・(-o-;
代金は20万くらい払ったと言ってました。
その方は近くの羊牧場へその羊を寄付?し、新たにトイプードルを
私の行くペットショップで迎えたそうです。
「1匹で2匹分の値段がかかっちゃったけど、だまされた自分が
悪いから仕方ないです」と言っていたそうですよ。

 こんにちは、身近にこの話が、無い方は、都市伝説といわれるかもしれませんが、 私の場合は、姉が、経営するショップのお客さんが、騙されたので、信憑性は高い話ですが?。 
 この、書き込み中に、読売テレビ系の、5・2日(ザ・ワイド)で、女優の、 川上麻衣子さんが、他の番組内で知り合いから聞いた話として紹介した話が、海外で報道されたようです。海外では、川上さんが騙された話になっているようです。

 あと、あり得る!って人もいっしょに紹介。
あながちウソじゃない(2000人はどうかと思うけど本当の話も少しはあったと)と思います。

今、都会に限らず本物羊を見たことない人、相当いるでしょう。
ましてや赤ちゃんの羊ならかなり判らない人いるかも。

犬でも飼った事あれば一目で「変?」って思うでしょうけど、犬も知らない人ならありえるかも。

以前話題になった「子供に動物の絵を書かせたら、4本足の鶏、人間と同じおっぱいを持つ牛・・・・etc」は実話ですし。

試しに、雀の絵、ちゃんとかけますか?
全く見たことない人はいないはずですが。。。

 実物を見て犬かどうか判別するのと、犬を見ずに犬を描くことはいっしょにならないんですけどね。とは言え、動物に興味がなかったり、観察力のなかったりする人は、びっくりするような理解をしているというのはわかります。そう言えば、犬のふんだらけのパリ 地下鉄で出かけて戻ってくるロシアの野良犬では、ぜんぜん違う犬種を間違えてトラブルになった<クロスボウ持ち出して隣人を討つ!犬の種類をめぐる口論で逮捕>という話があり、私はそれも信じられませんでした。


●イギリスのフリーペーパーMetroが報道していた

 ところで、質問者はこの話について見た記事のソースも書いていました。東京福袋という結構老舗のニュース紹介サイトで、嘘ニュースサイトではありません。タイトルは「日本でプードルと偽ってヒツジが大量に売られている」で、2007年4月27日の記事でした。

 こちらによると、Metro.co.uk(おそらくイギリスのフリーペーパー)が、" 日本で何千人もの人々がプードルと偽って毛を刈りこんだヒツジを買わされている。これらのヒツジは全てあるネット通販会社がイギリスやオーストラリアから日本に向けて輸出していたもの"だと報じていたそうです。

 たぶん先程あった「川上麻衣子さんが、他の番組内で知り合いから聞いた話として紹介した話が、海外で報道されたようです。海外では、川上さんが騙された話になっているようです」と同じものでしょう。以下のように書かれていました。

"この一件は日本の女優の飼っていたプードルが吠えもせず、ドッグフードも食べないことから明るみにでた。(中略)川上麻衣子はテレビのトーク・ショー(フジテレビ「ライオンのごきげんよう」らしい)で自分のペットの写真を見せ、それが実は犬ではなくヒツジだったことを語った"


●警察は「この手口を使っていたのは1社だけではない」とコメント

 ただ、この後、記事はさらに胡散臭くなります。"これが放映されるや、何百人もの女性が同様の被害を警察に届け出、警察当局は被害者は2,000人にのぼるとみている"とのこと。これだけ大ごとになって、日本で報じられていなかったはずがありません。

 一方で、サン紙の取材に対し警察は捜査を開始したとして、「残念なことにこの手口を使っていたのは1社だけではありません。ヒツジはイギリスやオーストラリアから輸入されたものとみられています」といったコメントをしていました。

 また、この「プードル」を販売していた会社は1匹あたり12万円と本物の約半分の価格で販売していたが、現在は閉店している、といったもっともらしいことも書いています。


●そもそも羊って本当に安いの?販売価格を調べてみた

 このソースを見て驚いたのが、イギリスやオーストラリアといった海外から輸入というストーリーだったこと。かなりお金がかかってしまうでしょう。ますます嘘くさくなりました。

 一応、国内での羊の価格は1箇所調べておいたんですけど、小羊はいかがですか?(松山農場物語  2011年03月31日 15:08)では、以下のようなお値段。この時点でかなり高いんですよ。

25kgで40,000円(4ヵ月齢)
30kgで50,000円(5ヵ月齢)
40kg以上で60,000円(7ヵ月齢以上)

 とはいえ、12万円のプードルさんよりは安いみたいなので、十二分に差額は稼げます。やはりあり得る!と思っちゃいます?


●札幌の警察に取材し、詐欺会社について調べてみると…?

 しかし、東京福袋では先の本文の後に「都市伝説の疑いが濃厚」として、2007年4月30日 (月)に続報を伝えています。都市伝説の検証サイトSnopes.comは、先に報じた「日本でプードルと偽ってヒツジが大量に売られている」の一件を都市伝説であると断定したそうでうです。

 Snopes.comによると、多くの読者はこの話を都市伝説「メキシコのペット」に非常に似ていることに気づいたそうです。この都市伝説は海外を旅行していた旅行者が小さなのら犬を拾ったが、のちにそれが大きなネズミだと分かるという話だとのこと。

 犬を見たことがある人間がプードルだといわれてヒツジを見せられて騙される、という話は、ネズミを犬と間違えるという話と同じくらい信じ難い、とこちらでは指摘。

 「日本にはヒツジがあまりいないため、多くの日本人はヒツジがどんな姿をしているか知らない」という記述は馬鹿げているともしています。本物を見たことのない子供でも写真や絵でその姿は知っており、犬とは全く違うものだということは判別できるだろうとしていました。さらに以下のような指摘もされています。

・この驚くような話が日本のメディアで全く報じられていないこと。札幌の警察(道警?)はこの詐欺について聞いたことがないとしていること。
・この詐欺に関わったとされる札幌の会社が実在しないこと。
・"Cerebral Soup!"氏が指摘するように全く同じ話が日本のあるブログに2006年2月に掲載されていること。
 

●ネットでの初出は2006年2月のブログか?

 上記であった2006年2月のブログというのは、あの話の続きはどうなったかなあ・・・  2006/2/11(土) 午前 2:49(さいたま在住Jasonの麻辣珍道中!)のことです。ここでは、以下のような話が出ていました。(改行は変更)
Xさんはインターネットでプードルを購入しました。(中略)
しばらくするとXさんはこのプードルが全く吠えないことに気が付きました。
いくら幼犬とはいえ、ちょっとおかしいなと感じたXさんは、病気ではないかと心配になって、家のそばの獣医さんにそのプードルを診せました。(中略)

「Xさん、プードルが吠えないのは病気だからではありません。」

「それならどうしてなんでしょう?」

「羊だからですよ。」

「・・・」 「(メェェ~)」

 ここでは「昨年末日本に一時帰国した際にある人から聞いた、その人の友人の友人であるXさんに起こった災難。実話であるとは未だに信じらいこのお話、あなたは実話だと思いますか?」ということで、つくり話であるとは断定されていません。

 しかし、作者さん自身信じ込んでいるわけでなく、「面白おかしく聞いた話なので、日本で流行のネタではないかと疑っておりやす。まあ別にネタならネタでいいんだけどね」とのこと。まあ、妥当な判断です。


●羊プードルのニュース、gooやニコニコニュースが拡散

 実はこの羊プードルネタは海外で取り上げられた当時、既にJ-CASTもまとめていて、ネタであるとの指摘まで伝えていたようです。

 今回再び掘り出して報道したのはgooであり、それをさらにニコニコニュースなどが広めていたんですけど、ちょっとくらい調べりゃいいのに…と思いました。既存マスコミをマスゴミ・マスゴミ言っていますが、ネットの一般人やネットメディアの方がよほどゴミですよね。少なくとも従来型マスゴミは、比較的マシな方のゴミだと言えます。

 まあ、細かいこと言いっこなしでおもしろいからってことかもしれませんけど、アクセス稼げりゃ何でもいいって感じもしてちょっと後味悪かったです。


●プードルと偽り羊売る詐欺、ヤギ説もある

2015/08/04:同じような感じでヤギのネタが出てきたようです。






2018/08/23:この他に、トイプードルを買ったらフェレットだった アルゼンチンの事件という投稿もしています。結構バリエーションがありますね。


●今度は中国の業者が茶色く染めた偽トイプードル羊を輸出!

2019/02/13:ちょくちょく話題になりますね。またところどころ変わっている変化系が出てきました。こういう違いができつつ、忘れた頃にまた流行るというのは、都市伝説らしいものがあります。また、今回のものは、「中国が騙している」というもので、最近の流れに乗った感じもありました。




 この方はガチで信じていた風です。


 さらに真実だとして、デマ拡散に加担する人も登場。過去にも同様の事例がある証拠として「2ちゃんねるで見た」としている人がいたのです。でも、それ一番信じちゃいけない情報源ですから!


 一方で、経済的合理性の観点で疑いつつも、よくある話なんですかね?と書いている人も。惜しい…すごく惜しいです。


 今回のネタは「中国」が新規性があるところでしたので、やはり次のような反応もありました。


 でも、これを信じちゃう日本人の方がよっぽどやばいような気もしちゃいます…。私もこういうのに引っかかることがあるでしょうし、皆さん気をつけていきましょうね。


【本文中でリンクした投稿】
  ■トイプードルを買ったらフェレットだった アルゼンチンの事件
  ■犬のふんだらけのパリ 地下鉄で出かけて戻ってくるロシアの野良犬

【関連投稿】
  ■飼い犬が配達業者の人を噛んだ!損害賠償・慰謝料の金額に驚き
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  ■さまざまな動物の可聴域
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