2012/6/20:
ハガキなど郵便で切手が料金不足の場合、どうなるのか?
出された郵便物に差出人の名前がない場合
料金不足の郵便物、無視して放置してもいいの?
料金不足に気づいた郵便局が近いと、差出人のところへ戻ってくる
速達の場合は料金不足でも急いで届けてくれる
「料金不足」の対応、ヤフー知恵袋では異なる記述も
●ハガキなど郵便で切手が料金不足の場合、どうなるのか?
2012/6/20:今日は郵便で切手が料金不足のときの話です。普通の封筒で80円で済む場合ならともかく、重量オーバーしてしまったとか、定形外なので勘違いして出したとか、そもそも切手を貼り忘れたとか、貼り間違えたとかみたいな事態が有りうると思います。
私は以前にも調べたことがあるのですけど、今日は郵便で切手が料金不足というのはどうなるのか皆さんご存知でしょうか?
答えは「差出人が払う」か「受取人が払う」のどちらかと思いきや、実は違います。場合によって違うのです。以前見たときもおそらくこのサイトだったと思うのですが、
料金不足の郵便物他@Sayopee.netがこの条件について詳細に書いていました。
●出された郵便物に差出人の名前がない場合
まず、最初の分かれ道は「出された郵便物に差出人の住所・名前が書いてあるかどうか」です。
当然ながら差出人の住所・名前が書いていなければ、「差出人が払う」ことは不可能です。だって、誰が出したかわからないんですもの。
ですから、この場合、不足分を「受取人が払う」ということになっています。うん、なんかずるいですね。
●料金不足の郵便物、受取拒否することは可能なのか?
でも、「不足だから郵便物を受け取りたくない、という場合には郵便物の受け取り拒否が可能」だそうですので、見た感じいらないなぁと思ったら受け取らなければ良いのです。切手代をケチっても届かなければ意味がありません。相手に読んでもらいたいなら、ちゃんと料金分の切手を貼る必要がありますね。
ちなみにこの際に不足額以上の料金を払う必要はない、つまり手数料を支払うようなことはないそうです。"受け取りにならない旨を記載し、押印又は自署した付せんを郵便物に貼り付け、投函すれば受け取り拒否となります"とのこと。
ただ、この拒否も結構面倒くさいようで、大迷惑です。問題の郵便物と一緒にお知らせのはがきまたは領収書が配達されます。はがきの場合は、それに不足分の切手を貼って出すか、そのはがきを持って郵便局まで行く必要があります。また、領収書の場合には、直接受取人に手渡しで配達されるので、現金または切手を受取人が渡す必要があるそうです。
●料金不足に気づいた郵便局が近いと、差出人のところへ戻ってくる
さて、二つ目の分かれ道ですが、料金が不足していることを発見した「差出側の集配郵便局が配達管内であるかどうか」というのが重要なポイントになってくるからです。
これはたとえば、差出人の住所が〒610-11XXの地域であった場合、この人が〒610-11XXを管轄する郵便局が郵便物を集配(取集)するポスト・郵便局で差し出した場合かどうかという意味です。大体は住所の近くから出すんでしょうけど、職場など出先で差し出した場合は住所とは離れた地域のポストということもあり得るでしょう。
この場合、郵便局の配達管内であるとき、「差出人に郵便物を返して、切手を貼って再び出してもらう」となります。一方で、気づいた郵便局が配達管内ではないときは、「受取人に配達し、郵便物の受取人に不足分の料金を払ってもらう」ということになります。
サイトには特に説明ありませんでしたが、おそらく郵便局の配達管外である差出人のところまで持っていく労力が、無駄すぎるということでしょう。まあ、郵便局の配達管内であっても、かなり無駄な作業ではありますけど……。
●速達の場合は料金不足でも急いで届けてくれる
以上なのですが、実は速達で出したかった郵便物の料金不足の場合は、対応が異なるようです。「郵便物を急いで届けることを優先とします」ということで、ごもっともな理由です。
・貼られている切手が郵便物の速達料金以上の金額の場合:速達通常郵便物として配達し、受取人から不足料金をもらう
・貼られている切手が郵便物の速達料金未満の金額の場合:通常郵便物として配達する
「貼られている切手が郵便物の速達料金以上」というのは、たぶん速達料金の最低は満たしているけど、その形式・重量に見合う速達料金には達していないということなんじゃないかと思います。
通常郵便物として配達されてしまうのは困ってしまいますが、最低価格すら満たしていないのですから仕方ありません。
●「料金不足」の対応、ヤフー知恵袋では異なる記述も
それから、ここにはなかったものの、
ヤフー知恵袋を読むと以下のようにありました。
料金不足の場合は、「料金不足」のはがきを貼られて、とりあえず受取人に配達されます。受取人は、受け取るのなら、その不足分の切手を添付されていたはがきに貼り、ポストへ投函します。受け取りたくない場合は、添付のはがきにそういう記載事項がありますので、そこへ○印をつけ、そのまま郵便物とともにポストへ投函しますと、差出人に差し戻されます。その時、改めてその郵便物を出す時は、切手に消印が押されてますので、正しい金額を貼りなおして投函しなければなりません。
最初の切手は全部ダメになって、新しく金額分ってことでしょうね。まあ、郵便局としてはそれ以上の仕事をしていますし、これも仕方ありません。ただ、「とりあえず受取人に配達されます」というのは、前掲の記述と食い違っています。
また、最初のサイトが「ポストに投函してから、切手を貼り忘れたことに気が付いたり、重さ・料金を間違えた等で、料金が不足してしまった郵便物ってありますよね」という条件で、どちらも同じ処理としているのに対し、以下のように書かれていて、大きく異なっています。
切手を貼り忘れた場合は、差出人に戻されます。(差出人の住所記載のある場合)ない場合は、受取人に配達されますが、受取人が拒否した場合は、集荷した局に差し戻され一定期間保管のうえ、廃棄されます。
料金不足の場合は、(以下、前述部に続く)
一般的にヤフー知恵袋の方が怪しい場合が多いのですが、前掲の「差出人に郵便物を返して、切手を貼って再び出してもらう」というのも切手の負担に関しては同じ意味かもしれません。
とりあえず、いろいろと面倒くさいし、迷惑をかけますので、ちゃんと料金分貼った方が良いのは間違いありませんね。
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