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ワールドメイトのプシコ裁判の判決文


(7/19:タイトルから邪教判決という言葉を除きました)

 宗教の話はタブーと言われていますが、意外に今まで揉めたことがありませんでした。しかし、今回のワールドメイトシリーズは違ったらしく、批判的なコメントをたくさんいただいて、久しぶりに夜寝付けなくなりました。(自分の中で禁止している朝以外のコメント確認をしたせいではあります)

 この記事はそんなコメントのうち、ワールドメイト裁判のWikipediaとの記載の違い 邪教判決でいただいたものに関してです。

  ■ワールドメイトと小沢一郎(新興宗教団体とその代表の会社の顧問)
  ■ワールドメイトの菱研顧問 小沢一郎・亀井静香・鈴木宗男・鳩山邦夫ら
  ■ワールドメイト裁判のWikipediaとの記載の違い 邪教判決


 いくつかポイントはあるのですが、一つはワールドメイト被害救済ネットの紀藤正樹弁護士"という人こそが信用ならない"という主張で、参考サイトも紹介していただきました。

 全部正しい人もいませんし、全部間違っている人もいませんから、こうやって異なる意見を見れるのはありがたいです。

 パッと見ただけですしちょっとよくわからなかったのですけど、そこで紹介のあった米本和広さんのサイトを見ると、統一教会の件が問題ありそうで、こちらは今後取り上げることとします。


 ただし、ここで問題があったとしても、それとは独立して変わらないこともあります。

 先に書いたように、"全部正しい人もいませんし、全部間違っている人もいません"。

 もちろんこれはワールドメイトにも言えることで、ワールドメイトが一つ悪いことをしたからと言って、全部悪いわけではありません。

 米本和広さんが「お勧めサイト」としてリンクしている"内田樹の研究室(思想家)"の内田樹さんは、以前日本人の論争は、中身よりも相手を馬鹿にすることが大事で書いたとおり、論争ではなく人格批判をして相手の議論を否定してはいけないといったことを言われており、本当にそれは大事なことだと共感します。

 一つ一つわかるところを見て行きたいと思います。


 たとえば、前回のワールドメイト裁判のWikipediaとの記載の違い 邪教判決では、プシコ和解条項に謝罪が含まれていないというのは事実(捏造の場合は別)です。

 ひょっとすると通常和解条項には謝罪を含まないのかもしれませんが、これは想像であり、実際のところはわかりません。

 もう一つの事実として、弁護士紀藤正樹のLINC/「ワールドメイト」ニュース(移転のため更新停止済み)に載っていた別の和解条項では、謝罪を含んでいたということです。(これも当然改変などの場合は別)

 今日この後、判決文をまた引用しますが、そういった観点で見てください。


 さて、コメントのもう一つのポイントですが、ワールドメイト裁判のWikipediaとの記載の違い 邪教判決で引用したような部分は、

"おそらく、「邪教」と書いてあるのは名誉を毀損してるが、金銭的被害に置き換えられないから、損害というほどでもない、らしき文言はあるはずですよ。それを全て削除してるわけですね。"

 といったテクニックで、印象操作しているという主張です。


 可能性としては十二分に考えられますが、これは想像であり、全文見ないことには何とも言いようがありません。

 気になってずいぶん探したんですけど、裁判所のページなどを見ても見つかりません。優先順位の関係からして、おそらく和解で終わったものは載せていないのでは?と考えられます。

 裁判所に行ってお金を出すと見れるサービスもあるようですが、お金をかけてまでする気はないですし、先に言ったような理由でこちらでも記録していない可能性があります。(地元で移動するくらいならやっても良いです)


 まあ、わからないものは、仕方がありません。

 さっき言ったように判明している部分からわかることだけ判断しましょうということで、弁護士紀藤正樹のLINC/「ワールドメイト」ニュースから引用していきます。

(7/20追記:参考のためにWikipediaの名誉毀損から表現の自由との緊張関係をどうぞ。ただし、言葉が難しくて、わかりにくいです。
表現の自由との緊張関係

ある表現行為が名誉毀損に該当するとして、損害賠償責任が肯定され、又は刑事罰が科される場合、その表現行為をする自由(表現の自由)が制約されることになる。名誉毀損が成立する範囲を広く認めるならば、犯罪や不祥事など社会に対して大きな被害をもたらしかねない不正行為についての報道や内部告発までもが名誉毀損とされてしまう可能性がある。そうなれば、名誉毀損を認めることによって被害者(国民)を保護するつもりが、思想の自由市場の機能を低下させ、あるいは国民の知る権利を害する結果を招き、結局、国民に不利益が生じることとなってしまう。そこで、名誉毀損の成立する範囲を適切に制限するための理論が模索されてきた。以下、その一例を示す。

(中略)

真実性の抗弁・相当性の抗弁

日本においては、真実性の抗弁・相当性の抗弁が、判例により又は条文上認められている。

真実性の抗弁とは、問題とされている表現行為が、たとえある人の社会的評価を低下させるものであるとしても、公共の利害に関する事実を摘示するものであって(公共性)、その目的が専ら公益を図ることにある場合に(公益性)、摘示した事実が真実に合致するならば(真実性)、名誉毀損の成立を認めない、とする考え方である。

  摘示した事実が公共の利害に関する事実であること(公共性)
  その事実を摘示した目的が公益を図ることにあること(公益性)
  摘示した事実が真実に合致すること(真実性)

(中略)

真実性の抗弁・相当性の抗弁は、不法行為についても、名誉毀損罪についても、これを主張立証することによって、名誉毀損の成立を否定することができる。不法行為上の両抗弁は判例において認められており、犯罪としての名誉毀損については、刑法が明文上、これらの抗弁を認めている(刑法230条の2第1項)。

これらの抗弁によって名誉毀損の成立が否定されることそれ自体に争いはないが、当該抗弁が認められ、名誉毀損の成立が否定される意味について、諸説ある。不法行為としての名誉毀損について、判例は、真実性の抗弁が認められる場合には違法性が否定されるために、相当性の抗弁が認められる場合には故意・過失がないために、不法行為は成立しないとする。

追記ここまで)


 では、判決文に行きます。

 とりあえず、アから始まっています。この前に何かあったのを省略しているかどうかはわかりませんが、他の判決文を見るともっと長いことが多いです。

(私が見たのはワールドメイトにも絡む小沢一郎さんのこの前の裁判に関してで、格別長そうですが……。あと、アイウエオは使っていなかったというのも違うところで、1,2,3……と数字でした。ああ、でも、これは刑事か?)

判決文から(要約ではなく、そのまま引用)


ア 東州は新興宗教「ワールドメイト」の教祖-。会員数二万六千、60億円余の所得隠し発覚東京国税局から33億円の追徴課税を科せられる。女性信者からもセクハラで訴えられている。布教法は信者に黒龍がついている、これを除かねば悪霊がたたると、5万から30万の救霊料を徴収、一千万円つぎ込んだ夫婦もいる。子どもの病気を治したい一心で、家屋敷売却、借財もし、一億円つぎ込んだ会員もいる-。なんのことはない足の裏診断で検察庁に引っ張られた「法の華」の福永法眼と同じ手口ではないか-。(以下「本件記事①」という。)

イ 「たちばな出版」は深見東州黒幕の会社であると急報があり・・・私は早速Hにあの出版社は邪教がからんでいるからと注意した・・・能評誌が、邪教という、邪教の教祖という主人持ちでは・・・ブラックマネーの援助を受けていては、「お前だって」と言われることになる。同じ薪能興行師同士の縄張り争いと評価低落を招きかねない。一刻も早く、「たちばな出版」と手を切り(以下「本件記事②」という。)

 分けて掲載していますが、この後すぐウに行くんだと思われます。

 アと形式が同じですのでイもこれで終わりと考えて良いだろうという理由ですが、間に何か都合の悪いところを隠していないとまでは断定できません。


 この後長いですけど、一気にどうぞ。(改行は適宜加えました)
判決文から(要約ではなく、そのまま引用)


ウ 次に、各摘示事実及び前提事実の真実性について検討する。

 (ア)  まず、原告ワールドメイトが60億円余りの所得隠しにより東京国税局から33億円の追徴課税処分を受けたという摘示事実が真実か否かについて検討する。

 証拠(甲2から6)によれば、実際に東京国税局(荻窪税務署)から60億円余りの申告漏れを指摘されて約33億円の追徴課税処分を受けたのは、権利能力なき宗教団体である原告ワールドメイトではなく、法人である株式会社コスモワールドであることが認められる。

 しかしながら、証拠(乙34、の1・3、35の1の1・2、35の2から5)によれば、東京国税局(荻窪税務所)は、原告ワールドメイトを株式会社コスモワールドの一部とみなし、原告ワールドメイトの所得は本来株式会社コスモワールドが同社の所得として申告すべきものであるとの認定をした上で、上記追徴課税処分を行ったことが認められる。また証拠(乙23の1・7、42、53の1から7、54)及び原告ワールドメイトの規則並びに弁論の全趣旨によれば、原告ワールドメイトと株式会杜コスモワールドとは役員等を共通にしているほか、原告ワールドメイトは権利能力なき宗教団体として、株式会杜コスモワールドは法律行為を行う主体として、相互に密接不可分な関係にあり、社会的実態としては両者は相互に補完し合いながら一体の存在として機能し活動し、社会一般においてもそのようなものとして認識されていることが認められる。

 以上の各事実からすると、上記摘示事実中の「ワールドメイト」とは、一般読者の普通の注意と読み方とを基準として判断した場合、原告ワールドメイトと社会的に一体を成すところの株式会杜コスモワールドをも包含する社会的実態を意味するものと解するのが相当であるから、株式会社コスモワールドが所得隠しにより申告漏れを指摘されて追徴課税を受けたとの事実が真実である以上、上記摘示事実は真実と認めることができる。


(イ) 次に、原告半田晴久が女性信者からセクハラ行為で訴えられているとの摘示事実が真実か否かについて検討する。

 証拠(乙23の1から14、24、25の15・16・21)及び弁論の全趣旨によれば、原告半田晴久は、複数の女性信者からセクハラ行為を原因として損害賠償請求訴訟を提起されていること、そのうち、横浜地方裁判所平成5年(ワ)第889号事件においては、原告半田晴久は二人の女性信者からそれぞれ585万円(付帯請求を除く。)の請求を受けたところ、口頭弁論を3回経たのみで同原告の本人尋問も女性信者らの本人尋問も行われないまま、各女性信者に対して550万円ずつの和解金を支払い、第三者に対して公表口外しない旨の条項を含む訴訟上の和解を成立させていることを認めることができる。

 これらの事実によれば、原告半田晴久が女性信者からセクハラ行為を原因として提起された訴訟は、同原告が女性信者に対し現実にセクハラ行為をしたと疑わせるものであるから、上記摘示事実は真実であり、これを摘示することに違法性はないというべきである。


(ウ) さらに、証拠(乙10、12の1、13の1・3、14の1・4・5・20、25の15・16・21から25・29・30、26の14・15)及び弁論の全趣旨によれば、原告ワールドメイトが救霊料の名目で信者の困惑に乗じて多額の金を徴収しているものと認めることができる。

(エ) そして、原告半田晴久が同ワールドメイトの教祖であることは当時者間に争いがなく、原告半田晴久が同たちばな出版の代表取締役社長として同社に対して強い影響カを有していることについては、原告ら自らが自認するところである。

(オ) 以上のとおりであり、本件記事①の各摘示事実及び本件記事②の前提事実の重要部分は、いずれも真実と認められる。


エ そこで、本件各記事における論評の表明が論評としての域を逸脱したものでないかどうかを検討する。

(ア) まず、本件記事①において、原告ワールドメイトが救霊料の名目で信者の困感に乗じて多額の金を徴収している事実を摘示し同事実に基づき同原告に対する論評を表明する部分は、特段不公正なものではなく、 論評としての域を逸脱したものではない。

(イ) 次に、本件記事②における「邪教」等の論評について検討する。

a  「邪教」とは正しくない宗教あるいは反道徳的な宗教を意味する言葉であると解されるところ、本件記事②が原告ワールドメイトを「邪教」と論評している趣旨は、宗教は本来困っている人を救済すべきものであるにもかかわらず、原告ワールドメイトは困っている人の弱みにつけ込んで不当に金員を徴収しているという点にあると解される。

 そのような趣旨を前提に、前記摘示事実を基礎として上記の論評をみれば、本件記事②が、救霊料の名目で信者の困惑に乗じて多額の金員を徴収している原告ワールドメイトを「邪教」、その教祖である原告半田晴久を「邪教の教祖」、原告半田晴久が代表取締役社長として強い影響カを有している原告たちばな出版を「邪教がからんでいる」と論評していることは、特段不公正なものとはいえず、論評としての域を逸脱したものと評価することはできない。

b また、「ブラックマネー」とは不正な資金を意味する言葉であると解されるところ、前記摘示事実を基礎とすれば、本件記事②が、原告ワールドメイトの教祖である原告半田晴久が代奏取締役社長として強い影響力を有している原告たちばな出版を「ブラックマネーの援助を受けて」いると論評していることも、特段不公正なものとはいえず、論評としての域を逸脱したものと評価することはできない。


オ 以上を総合すれば、本件記事①及び②にはいずれも違法性がないから、各記事に関し不法行為は成立しないというべきである。


3 よって、原告らの請求は、その他の点について判断するまでもなく、いずれも理由がない。

 はい、いかがだったでしょうか?

 "「邪教」と書いてあるのは名誉を毀損してるが、金銭的被害に置き換えられないから、損害というほどでもない、らしき文言"があるのを、"全て削除してる"感じを受けましたでしょうか?


 最初に書いたのを繰り返しますが、たとえそういう印象を受けたとしても、紀藤正樹弁護士の関わったことすべてが否定されるわけではありません。

 逆に万が一、万が一ですよ?まかり間違ってワールドメイトに非がるようにあなたが読めてしまったとしても、それによってワールドメイトのすべてが否定されるわけでもありませんので、あなたの心に正直になって素直に解釈してください。

 解釈については、私はこれ以上どうこう書きません。


7/5追記:大事なので追記。コメントをいただきましたが、税金の件は最終的に問題なし(シロ判定)となっています。

 またより公平にするために、コメント欄でいただいた指摘も記事投稿の形でまとめて、閲覧者の目につきやすいところに置こうかと思います。


 追加
  ■ワールドメイトのWikipediaの中立性について

 関連
  ■ワールドメイトと小沢一郎(新興宗教団体とその代表の会社の顧問)
  ■ワールドメイトの菱研顧問 小沢一郎・亀井静香・鈴木宗男・鳩山邦夫ら
  ■ワールドメイト裁判のWikipediaとの記載の違い 邪教判決
  ■ワールドメイト裁判のWikipediaとの記載の違い 邪教判決
  ■日本人の論争は、中身よりも相手を馬鹿にすることが大事
  ■その他の文化・芸術・宗教・海外との比較などについて書いた記事

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