最初に戻る問題5 オーストラリアでのカンガルーと人との関係として正しいのはどれ?
(1)オーストラリアは捕鯨活動を非難しているなど、動物愛護の精神が強い。そのため、カンガルーを害獣とみなしながらも、数百頭単位のまとまった駆除は計画までで、実行に至ったことはない。
(2)カンガルー肉は観光客や海外に売られているが実はそれほど大規模ではなく、輸出国も僅かに5カ国(日本もそのうちの1国)しかない。
(3)アボリジニにとってカンガルー肉を食すことはタブーではない。
[回答までの間は少し開けています]
答え5 (3)アボリジニにとってカンガルー肉を食すことはタブーではない。
Wikipediaによると、"オーストラリア国防省は、2007年5月14日に旱魃の影響を受けた地域で野生のカンガルーによる深刻な被害が出たとして、キャンベラ近郊の軍用基地 2カ所で 3200 匹前後の駆除を発表しました"。一方、これに対し動物保護団体からは抗議の声が挙がったそうです。
これによって"一度は駆除計画を撤回した"ものの、"翌2008年5月に、オオカンガルー514頭が駆除された、王立動物虐待防止委員会(RSPCA)を含む動物管理の専門家の協力で安楽死による駆除が実行されました。ただ、前述のとおり、動物保護団体や動物愛護運動家から猛反発が起きており、この際にも10人以上の動物愛護運動家が逮捕されるなど”する事態に発展しています。
"コラムニストのフィリップ・バウリングはインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙の社説(Op-ed)中で、「オーストラリアでは害獣としてカンガルーを300万頭も駆除しておきながら、捕鯨活動をオーストラリアが非難するには、立場が弱い」と述べた"というわけで、バンバン殺しています。
2つ前の車のクイズもそうなんですが、何かショッキングなクイズになってしまいましたね。
また、"一部のカンガルー類において個体数が増加し、環境や農業へ被害を与えている数種のカンガルーを対象に、年間300万頭前後が商業的に狩猟され、その肉はオーストラリア国内での消費をはじめ、世界55国へ輸出されている。オーストラリア国内では食用肉としてバーベキューやステーキ、ソーセージ、ミンチ肉、ケバブなどの形で、大手スーパーの精肉コーナーで販売されて、消費されている"とのこと。
それから、"カンガルーの肉はアボリジニの代表的なブッシュ・タッカーとして消費されてきた"とあります。ブッシュ・タッカーとはアボリジニの伝統食だそうですので、アボリジニはむしろ積極的にカンガルーを食べていたようです。
アボリジニにはカンガルーの力強さを男性の性欲にたとえて歌った歌があり、神聖視しているのかな?と思っていたので、ちょっと意外でした。とはいえ、神聖視する動物を食べるということも大いにあり得ますからね。
ただ、ざっと検索してみたところ、アボリジニがカンガルーを神聖視しているという話は見つかりませんでした。私が勝手に想像しただけで、そもそもそういうのは特にないのかもしれませんね。
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動物クイズ カンガルー編
Appendix
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