結局読み直してみると大しておもしろくなかったのであまり使わなかったのですが、
動物クイズ カンガルー編を作ったときに参考にしようと小説現代2008.3月号を引っ張りだしてきていました。
ここのエッセイにカンガルーの話がちょっとあったというのが冒頭の理由ですが、最近私が書いているミシュランの話が他のエッセイで載っていたのでこちらも読んでみました。
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ミシュランガイド北海道2012・平均予算の高い星獲得店ランキング 作者は重金敦之さんで、『ちょっとおいしい話』というもの。この号の第147回のタイトルは『ミシュランガイド東京の話』です。
当時はミシュランガイド東京が出てしばらくしたという状況のようで、それを重金敦之さんも話題にしたようです。
ただし、良い取り上げ方ではなくって、終始批判的です。
ミシュランガイド北海道を連続で取り上げているのにこっちもやっちゃうの?という感じですけど、やっちゃいます。
批判内容はわりとお定まりのものと思いますけど、ミシュランガイドが好きな人には読まないことをお勧めします。
まあ、そんなこと言われても、気になって仕方ない気もしますが……。
じゃあ、行きます。(ミシュランガイド全般に対する批判と、ミシュランガイド東京だけに対する批判と、それを好む日本人への批判とが混ざっています)
・日本人は舶来ブランドに弱い。時刻の料理に自信がないのか。
・フランスのタイヤメーカーのガイドなんか、ありがたがる必要はない。
・フランスの企業だから、イタリア料理に冷淡。
・文章が稚拙。「主人は築地へと買い出しに行き」なんて、駆け出しのライターでも今は書かない。月並み。
・リストの発表で電話予約殺到など、ミーハーすぎ。
・フランスは若い人は持っていない。庶民も行かない。身の程をわきまえているのだ。
これ以外に
・日本の伝統的な食べ物である寿司、天ぷら、うなぎ、といった料理は、そんなに発展・変化していない。
・寿司、天ぷら、うなぎは、屋台の軽食出身。そのため、カウンターが原則だが、それだと窮屈。食事時間も短いので、それでは「食卓の至福」は満喫できない。
というのもありましたが、どう捉えるべきか迷いました。
一見、寿司、天ぷら、うなぎという料理を格下とみなしてまとめて批判しているようにも思えますけど、「百家争鳴となるのは止むを得ない」と書いていますから、良いお店を見極めることは難しいという方が主体かもしれません。
まあ、それはそれで寿司、天ぷら、うなぎに携わる職人さんたちに失礼な気もしますが……。(載せるべきじゃないと捉えても、載っているところは選定ミスだという主張だと捉えても、何だかかわいそうな。まあ、料理を評するってそういうものなんでしょうけどね)
ちなみに重金敦之さんは、当時のミシュランガイド東京に載っていなかったけどおすすめである、というお店の店名と電話番号を最後に二つ掲載していました。
こちらについては、
食べログのデータから引っ張ってきます。
吉兆 東京 ホテル西洋店
3.09 夜(平均) ¥30,000~
東京都中央区銀座1-11-2 ホテル西洋銀座 B1F
最寄り駅 銀座一丁目駅 京橋駅 宝町駅 (東京)
ジャンル 懐石・会席料理
ヴォーロ・コズィ (Volo Cosi)
4.00 夜(平均) ¥10,000~¥14,999
東京都文京区白山4-37-22
最寄り駅 千石駅 白山駅 本駒込駅 (東京)
ジャンル イタリアン
ああ、2つ目はミシュランガイドにご不満のイタリアンを選択したんですね。
ミシュランガイドとは視点が違うぞってことでしょうか?
でも、吉兆なんか特にそうですけど、平均予算がすごく高いお店ですよね。
……身の程をわきまえた方が良さそうです。
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