ドライブレコーダーの利用法に関する話。本来は事故が起きたときの証拠保存や、強盗などの事件が想定されていたようですが、動画撮影という楽しみのために買う人が多いとのことでした。また、不思議なことに、安全運転するようになるというおまけもついてくるそうです。
それから、ドライブレコーダー関連で、「レンタカーは車内会話をすべて記録している?」という話もやっています。(2012/8/12)
2017/10/23追記:ドライブレコーダー撮影中のステッカーも人気!
●ドライブレコーダーのすすめ 取り付けだけで安全運転に!
2012/8/12:
意外な使われ方で大人気! 売れ行き活況のドライブレコーダー (ダイヤモンド・オンライン 2012/7/2 週刊ダイヤモンド編集部)によると、"車両が衝撃を受けると、その前後の映像とともに、加速度、ブレーキやウインカー操作といった一連の走行データを記録する装置"である"ドライブレコーダーを取り付ける人が急増している"そうです。
このドライブレコーダー、本来の利用方法としては、この投稿以外に、
購入理由の8割!ドライブレコーダーの事故映像は裁判で証拠になるか?という話をやっているように、これが証拠保存というのが本来の使われ方。万が一事故を起こした、あるいは見舞われた際、その記録は保険や裁判の証拠になるといったことが想定されていたようです。
この時点でちょっと意外だと思うのですが、記録された映像を見ることでドライバーの安全運転意識が高まり、交通事故を未然に防ぐ効果もあるとのこと。実感としても、「ドライブレコーダーを付けただけで、“見られている”という意識から安全運転を心掛けるようになった」という声もあるそうです。
●ドライブレコーダーの意外な活用法は動画撮影使用
しかし、意外な使い方としては、仲間内でドライブに行った際の車内での様子を、ネットにアップしたり、共有して楽しむために使うといったもの。おそらく「常時録画(走行中常に映像を記録し続ける)」可能なタイプのドライブレコーダーを利用しているのでしょう。
これには、「タクシー強盗対策で作った車内用カメラを、こういった用途で使うのは想定外」とドライブレコーダー製造会社もびっくりしていました。
最初の目的も達成しているわけですし、悪いことじゃありませんね。
●レンタカーは車内会話をすべて記録している?
上記にタクシーという話がありましたが、日本で出回り始めたのは5年ほど前。トラック、バス、タクシーなど法人ユースがメインだったとのこと。各業界団体が普及のために補助金を出し、タクシー会社では全車で導入するところも出てきているといいます。
これでずっと前から使い損ねていた記事を一つ思い出しました。
事故偽装で注目 レンタカーは車内会話をすべて記録しているのか- ゲンダイネット(2011年10月29日10時00分)で、こんな話があったのです。
08年8月、レンタカーで故意に乗用車に突っ込む事故を起こし、保険金約570万円をだまし取った疑いで、神奈川県相模原市のアルバイト・佐野優介容疑者(29)ら5人が25日までに警視庁に逮捕された。佐野は昨年1月にも同じ手口で保険金をだまし取ろうとしたが、レンタカーに取り付けられたドライブレコーダー(車載小型カメラ)に事故直前、「ここで突っ込んじゃいますか」「(時速)30キロくらいでお願いします」などと話す男の声が残っていたため偽装が発覚。その後の捜査で、08年の事故偽装が判明し逮捕となった。
ここで気になるのは、レンタカーの“ドライブレコーダー”だ。男の声が記録されていたようだが、車内で重要な仕事の会話をしたり、女の子とイチャイチャした場合も音声が残ってしまうのか。そうだとすれば、調子に乗ってカーセックスなんてやったらバレバレだ。
調べたところトヨタレンタリース東京やオリックスは搭載していない。ニッポンレンタカーは4年ほど前から、首都圏のほぼ全てのクルマにドライブレコーダーをつけている。広報担当者はこう話す。
「運転される方の安全意識の向上、事故抑止の目的で搭載しています。事故などでクルマに衝撃が加わると、その前後の映像や音声が自動的に保存される。走行中は常にとっていますが、弊社のものは衝撃があった時のみ記録が残ります。ですから衝撃がなければ、映像も会話も残りませんのでご安心下さい」
でも、レンターカー会社によるという話でしょう。常時録画タイプを採用している可能性がありますから、気をつけた方が良さそうです。
●ドライブレコーダー撮影中のステッカーも人気!
2017/10/23:どちらかと言うと、もう一つの投稿
購入理由の8割!ドライブレコーダーの事故映像は裁判で証拠になるか?に絡む話ですが、やっぱり事故報道がドライブレコーダー普及に役立っているという記事がありました。
(
ドライブレコーダー、一気に普及か 事故報道受け需要急増 スマホアプリでもOK?(2017.10.21 乗りものニュース編集部)より)
Gfkジャパン(東京都中野区)によると、2016年の国内におけるドライブレコーダー販売台数は前年比29%増の79万台。3年間で3倍に増加しました。ドライブレコーダーが最初に登場したのは2005年であり、増加中と書いた当初の投稿が2012年ですから、かなり前からあるのですが、ドライブレコーダーはまだまだ増加中のようです。
また、この売れ方は事故報道に影響されるようです。カー用品量販店「オートバックス」を運営するオートバックスセブンは、以下のように説明しています。
「2017年に入ってからはほぼ横ばいでしたが、10月上旬から交通事故の報道でドライブレコーダーの映像がくり返し放映されたことで、第2週目の週末には前年同日比で3倍近くの売り上げを記録」
「事故にまで至らなかったとしても、何らかの交通トラブルに巻き込まれたときに、被害者であることの証拠を残すためにお求めになるようです」
交通事故の報道などでドライブレコーダーの映像が放映されるたびに、事故に対する怖さと、「こんな映像も撮れるのか」という驚きの両側面で注目されて、売れてきたようです。
また、意外な話では、「ドライブレコーダーでの録画は一種の抑止力になるので、それを周囲のクルマに示すため、車体に貼る『ドライブレコーダー撮影中』などの文言が書かれたステッカーやマグネットもよく売れている」というのもありました。これもおもしろいですね。
【本文中でリンクした投稿】
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