ジャイ子、ジャイアンなどあだ名に関する話をまとめ。<ジャイ子の兄だから、ジャイアンはジャイアンと呼ばれている?>、<いじめ防止のため!ジャイ子に本名がない理由は本当にいい話なのか?>、<藤子不二雄ではキテレツ大百科のブタゴリラもひどいあだ名と話題>などをまとめています。
2023/07/15追記:
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●ジャイ子の兄だから、ジャイアンはジャイアンと呼ばれている?
2012/8/18:ジャイ子の本名やあだ名などについては、過去にいろいろと揉めたと言うか、様々な説が錯綜していたみたいですね。
ドラえもん研究ページにそのいくつかの説が出ています。例えば、「ジャイ子の兄だから、ジャイアンはジャイアンと呼ばれている」というものが載っていました。これは私も聞いたことがあります。
ただ、メインキャラクターかつ年上なのに、妹を基準に名付けられているのは変ですよね。、年上という意味では、バカボンのパパもそう言えばそうかな?ムーミンパパはどうなんでしょうね?あと、アトムを作った後にパパとママのロボを作ったという話も思い出しましたが、ここまで来るとまたそれは違う話です。
(その後、関連して、
バカボンのパパとムーミンパパの名前(本名)は? パパ以外が苗字?という話を書いています。
変じゃない?ということに関して言えば、ドラえもん研究ページの作者さんも、「わたしは、ジャイアンの妹だからジャイ子と呼ばれてると思う」ということで、順番が逆じゃないの?という見解。ジャイアン=ジャイアント(巨人)=大きくて強いやつ、という名前の由来じゃないと、ジャイ子の「ジャイ」は由来が説明できないでしょ?との見方。私もジャイアンはジャイアントから来ているとした方が自然だと思います。
●実は物語の重要人物…ジャイアンよりジャイ子の名前の方が先に登場!
なお、同じページによると、"てんとう虫コミックス一巻では「ジャイ子とかいったっけな。」というセワシのセリフにより、ジャイアンよりジャイ子の名前の方が先に出てくる"とのこと。ジャイ子はのび太の未来と関係があるため、初期では重要な役割を持っていました。
これは、
Wikipediaより補足。ここでも、ドラえもん1巻「未来の国からはるばると」においては、兄であるジャイアンよりも作中に登場したのは早いとの記述がありますが、重要なのは、未来のジャイ子が伸びたと関連するためでした。
この回によると、ドラえもんが来ない場合の未来では、ジャイ子がのび太の妻となるはずだったんですね。本来はのび太と結婚するはずであったが、ドラえもんの過去への介入によって状況が変わった…というのが、話の肝です。当初、のび太としずかちゃんと結婚しないはずだったんですよね。
●「本名はジャイ子」「本名はボタ子(モタ子)」など…デマも拡散
「本名はジャイ子」というのは、検索していると見かけましたので、今でもたくさん残っているようです。ただし、後述するように、公式では認められていない見解みたいですね。
また、「ジャイ子の本名は、ボタ子(またはモタ子)」という説もあるようです。これは初めて聞きましたが、ドラえもん研究ページによると、3巻「ああ、好き、好き、好き!」に登場した近所のおっかない女の子の名前を混同して広まった説みたいです。
他に「ジャイ子の本名は、設定されていない」とも言われています。これもちょっとウソっぽいのでデマか?と言うと、実はこれが正解なんだそうです。Wikipediaによると、もともとは"『ドラえ本 ドラえもんグッズ大図鑑2』(1998年、小学館)で「藤子は『(ジャイ子の本名は)そのうち漫画の中で書きますよ』と答えていたが、結局書かれることがなかっただけ」"と説明されていました。
しかし、"藤子の死後、2006年2月19日放送のテレビ朝日系『~ドラえもん誕生物語 藤子・F・不二雄からの手紙〜』にて関係者が告白したことにより初めて明らかに"なったものが以下です。
<「ジャイ子」はあだ名で、本名は不明。原作者の藤子・F・不二雄自身、ジャイ子の本名を最後まで明かすことはなかった。それは、ジャイ子の本名を公表すると同じ名前の女の子が学校でいじめられるかもしれないと配慮したためである。(中略)藤子は生前、「友達の女の子をジャイ子と呼ぶのはやめましょう」と語っていた>
●いじめ防止のため!ジャイ子に本名がない理由は本当にいい話なのか?
数年前に2ちゃんねるのまとめサイトで読んで私はこれを知りました。そこでは「藤子・F・不二雄先生の温かさが伝わるいい話だね」といったことが書かれていました。私も読んだ瞬間はそうかもと思ったのですが、いっしょに書かれていた書き込みを見て、あれ、そうでもないかも?とも思ったんですよ。
今検索してもそのまとめが見つからないので不明で、記憶がめちゃくちゃ怪しいのですが、「ぼくはのび太と名前が似ていて、それをネタにイジメられた。それなのに何を今更……」みたいな感じだった記憶。うーん、そう言われてみると、そうかなぁ…というもの。他のキャラクターは全然配慮されていないかもしれません。
さらに言うと、粗暴なジャイアンの本名は「剛(たけし)」というめちゃくちゃ多い名前ですし、ジャイアンの影響の心配もありそうです。…と書いてから、先のコメントは、のび太じゃなくてスネオだったかも。スネオの方が似た名前ありそうですし、良いところ見つけづらいキャラクターですし……。(スネオを悪く言ってすみません)
●むしろいい人!そもそもジャイ子って悪いキャラクターじゃなくない?
また、ジャイ子はWikipediaによると、当初は粗暴な性格であったのが穏やかな性格に変化、絵が上手で少女漫画家を夢見ているという設定になっています。ジャイアンとは違い、母親に叱られる事は滅多にありません。さらに以下のように書かれており、性格はむしろ良さげ。「映画だと違う」という話になりますけど、普段はジャイアンやのび太やスネ夫の方がよほど酷く描かれていますね。
<初期はのび太をバカにする描写が多かったが、中期からは他のメンバー同様友人として親しくなっており、「のび太くん」「ジャイ子ちゃん」と互いを呼び合っている。また、アニメ版では兄のジャイアンとは逆に、料理が上手いという描写がある(その時の料理はカレーで、のび太やドラえもん曰く「おいしい」らしい。その味は専門家でさえ高く評価するほどだった)。ただ、分量などに関してはアバウトなようだ>
…とここまで書いて、また思い直したんですけど、性格云々じゃなくて外見の問題でしょうか。性格よりも外見が問題というのは、男の子じゃなくて女の子ってのもあるんでしょうね。男の子なら良いけど、女の子はかわいそうといった配慮。男女で基準を変えるのはなんだか変な気もしますが、そう考える人がいるというのはわかります。
そういや、以前書いた
子供の名前が漫画・アニメと同じような名前に…なぜダメなのか?で、<かつて、漫画やアニメやエロゲの登場人物は、「同じ名前の子どもがイジメられたりしないように」と、突飛な名前を付けたりしたそうな>というコメントを紹介しました。こういった配慮を厳密にやるのはなかなかたいへんだと感じる話です。
●発音悪く何と言ってるかわからない男子小学生…メガネゴリラか?
2023/04/16まとめ:学校帰りの小学生が、「メガネゴリラ~~~!メガネゴリラ~~~!」と繰り返し叫んでいました。叫んでいたのは、小学校低学年くらいの男子。叫ぶほど離れているのではっきりしないですが、目線の先にいる2組の小学生の集団いずれも同程度の年齢の小柄な子(女の子?)に見えました。
近づいて見てみると意外に筋骨隆々!という可能性はあるものの、メガネゴリラという感じはなし。せいぜいメガネ子供ゴリラ程度でしょう。ただ、そもそも本当に「メガネゴリラ」と言っていたのかは自信がなくなってきました。最初は「メガネゴリラ」と聞こえた気がするんですが、後から叫んでいたときは発音が曖昧です。
とりあえず、「ゴリラ」だけははっきり聞こえたので確実そう。ただ、前半が「メガネ」と最初聞こえた部分ははっきりしません。じゃあ、なにか?と言うと、適当な単語が想像できない発音でした。そもそもこれくらいの年齢の子って、まだしっかりと喋れない子がいる上に、叫んでいる状態ですからね。
まだ小学校にあがる前であったので年齢がだいぶ違いますが、やたらと一生懸命しゃべる親戚の男の子は全然何を言っているのか聞き取れない…ということがしばしば。お母さんやお姉ちゃんに通訳を頼むものの、そのお母さんやお姉ちゃんもお手上げになることもよくありました。子供ってそういうものです。
ただ、よく考えると、大きくなったって、何言ってるんだかわからない人はわからないですからね。そういえば、先日読んだ昭和の時代小説の大作家である池波正太郎さんは晩年、「今の若い俳優のセリフは聞き取れない」と嘆いていました。池波さんが年寄りのため…ということはありそうですが、若くても発声が良い俳優はいたそうです。
この池波正太郎さんが亡くなったのは1990年。なので、当時の若い俳優というのは、1960年代生まれくらいのことを言っていたのかもしれません。1960年代生まれの人も今はもうお年寄りで「今の若い人は何を言っているか聞き取れない」と言う人もいそうですが、それは「昔から」であったようです。
●藤子不二雄ではキテレツ大百科のブタゴリラもひどいあだ名と話題
2023/04/16追記:上記であった「メガネゴリラ」というあだ名について。ゴリラは力が強いので怒らせるともちろんヤバいのですが、その外見と違って本来は温厚な生き物だと聞いたことがあります。なので、男の子か女の子かわかりませんが「メガネゴリラ」と呼ばれる子に、その話を教えてあげたくなりました。
ただ、いきなり見知らぬ大人が「ゴリラって本当は温厚で優しい生物なんだよ」と話しかけると、「事案」発生で警察の声かけ案件リストに載ってしまいそうです。そもそも子供相手じゃなくても「ゴリラって本当は温厚で優しい生物なんだよ」と話しかけるのは不審者でしょう。
さらに言えば、メガネゴリラと呼ばれている子が「ゴリラって本当は温厚で優しい生物なんだよ」と言われて、嬉しくて名誉回復になるか?と言うと、別にそんなことはないですね。本気で話しかけようと思ったわけではないですが、本当、話しかけなくて良かったと思いますわ。完全に不審者です。
あと、この話で漫画『キテレツ大百科』で出てくるガキ大将のあだ名が「ブタゴリラ」ってひどいいじめだよね…と以前言われていたこを思い出しました。今回の「ゴリラ」にしても「ブタ」にしても、あだ名として使われるときにプラスということはほとんどないでしょう。悪い印象が定着してしまっています。
●リアルジャイ子は褒め言葉?ぽっちゃり体型を売りにする隅田杏花
2023/07/15追記:ジャイ子で検索していて、
デブ女優No.1を目指す「リアルジャイ子」がモデルデビュー! - avex management Web(2018/01/22)という記事が出ていたのを見つけました。マイナスイメージが強いジャイ子ですけど、ポジティブな活用の仕方もされているようです。
<秋元康が手掛ける初の劇団、「劇団4ドル50セント」のメンバーである、女優の隅田杏花(すみだきょうか)が、1月20日発売の「la farfa3月号(ラ・ファーファ)」(ぶんか社)にてモデルデビューを果たし、話題になっている。
隅田が登場した「la farfa」は、日本初のぽっちゃり女子向けファッション誌。(中略)
Twitterではファンから「ジャイ子ちゃん?」「ベレー帽が可愛い。ジャイ子に似てる!」など、思わぬ反応が。
これには、本人も「しっかり、ジャイ子ですよね笑笑」「ジャイ子最高★」とコメント。そんな明るいキャラクターも隅田の魅力の1つだ>
隅田杏花さんが所属する「劇団4ドル50セント」は、別段ぽっちゃり系に特化したものではないとのこと。約30名の劇団員の中で、隅田は唯一のぽっちゃりキャラということで、オファーがあったのかもしれません。その大きな体型と個性を活かし、「デブ女優で1番を目指している」とも語っているとされていました。
ジャイ子 トレーナー3Lサイズ (ジャイ子は太っているというイメージがあるのか、3Lというデカいサイズ。普通サイズはなさげでした)


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