マクドナルド・びっくりドンキーの都市伝説をまとめ。食用ミミズ肉バーガー・ネコ・ネズミ・カンガルー・「ウシの目玉」など噂が多いですね。<ピンクスライム肉使用は本当?米国マクドナルド社が認める>、<知ってはいけない「ランランルー」の意味やびっくりドンキーの真実>、<またお前か!ミミズバーガーの噂を載せていたある問題書籍>、<マクドナルドのコーラはコカコーラ社から無償提供などの都市伝説>などをまとめまています。
冒頭に追記
2022/11/14追記:
マクドナルドのコーラはコカコーラ社から無償提供などの都市伝説 【NEW】
●マクドナルドのコーラはコカコーラ社から無償提供などの都市伝説
2022/11/14追記:昔別のところでやっていた話を、こちらでも紹介しておきます。以下は、
【衝撃】マックのコーラはコカコーラ社から無償提供されている!? マクドナルドの都市伝説10選 | バズプラスニュース Buzz+(2015.05.06)を本当の話と嘘の話で分けてまとめたものです。一部は本当という話もあります。
<嘘だった都市伝説>
・コーラはコカコーラ社から無償提供されてる
・ミミズをソースに使用していたことがある
・ドナルドがカーネルサンダースを殺害したことがある (ネットで多く流れているが、すべて非公式な動画)
<本当だった都市伝説>
・ドリンクにはLより大きいジャンボサイズがある (店舗限定、期間限定。ストローが2本ささるようになっており、カップル仕様)
・フライドポテトを「おいも」と表記している店舗がある (かつてマクドナルドの巣鴨店では、マックフライポテトを「おいも」と表記していた。大阪のマクドナルドで「マクドフライドおいもさん」と言えば注文できるとの噂はデマ)
・ドナルドの本名はロナルド (ドナルドと呼んでいるのは日本だけで、海外に行ってドナルドと言っても通じない)
・カレーライスを売っていたことがある (1991~1992年にかけて、テレビCMでも大々的にアピールし、カレーライスやカツカレーを販売するも定着せず)
・チャーハンを売っていたことがある (1990年代にかなり気合いを入れてプロモーションをして販売したものの消滅)
・海外には侍バーガーや将軍バーガーがある (てりやきバーガーをタイでは侍バーガー、香港では将軍バーガー(現在は販売中止)として売っていた)
・ハンバーガーが59円だったことがある
●せっかく都市伝説が多いのに!日本版のWikipediaは素っ気ない
2012/8/19:以前書いた
マクドナルドの大失敗キャンペーンは、長い間トップページからのクリックが一番多い記事の座に君臨し続けています。ただ、これが皆さんの期待に応えられた内容なのかというのは、ずっと気になっていました。
で、それでマクドナルドでまた何かと思ったのですけど、なぜかまた都市伝説というまた違う系統の話題に。本当ならキャンペーンの話を集めた方が良いとは思いました…が、見つからなくって、こんな話になりました。
とはいえ、都市伝説というアプローチでも苦労しました。てっきりWikipediaでまとめているものと思ったら、そんな項目なし。他に間違いなく書いているだろうと思ったアンサイクロペディアやチャクウィキでもスルー。うーん、意外に苦戦です。
●マクドナルド・びっくりドンキーの都市伝説 食用ミミズ肉バーガー
都市伝説についてちゃんと書いていたのは、
英語版WikipediaのMcDonald's urban legends。そのまんま「マクドナルドの都市伝説」という項目です。日本語版Wikipediaでは、こちらを参考にしてくださいという投げやりな態度でした。仕方ないので、この項目を見ていきます。
<Earthworms>
<Dating back to at least 1978, the rumor claims that McDonald's restaurants use earthworms in their hamburgers.>
ミミズですね。いわゆる「ミミズの肉」「ミミズバーガー」というやつ。これ単独だと
日本語版Wikipediaにも項目があります。
こちらは、「ハンバーガーの肉」と呼んでいました。ハンバーガーチェーン店のパティ(肉)に関する噂マクドナルドなどのハンバーガーチェーン店やびっくりドンキーなどの大手ハンバーグチェーン店のハンバーグやパティに関して言われる事が多いとしています。以下がその例です。
・某社のハンバーガーの肉にはミミズが混ぜられている。
・某社のハンバーガーの肉にはネコの肉が混ぜられている(『ニャンバーガー』と呼ばれる)。
・某社のハンバーガーの肉にはカンガルーの肉が混ぜられている。
・某社のハンバーガーの肉は実はネズミの肉である。
・某社のハンバーガーの肉はビーフはビーフでも、実はウシの目玉である。
●食用ミミズ・ネコ・ネズミ・カンガルー・「ウシの目玉」の価格は?
ただし、かなり荒唐無稽な話みたいですね。最も説得力のある反論としては、食用ミミズの肉は栄養豊富で高価であり、使用すればそれだけで600円から700円ほどになるということ。ミミズの肉を調理するためには砂袋を取り去るなどの細かい下ごしらえが必要になり、牛肉よりも製造費用が高くなるといいます。
ミミズの他、ネコやネズミの肉もやはりたいへんな模様。高い肉というイメージがあるものの、牛肉の方が安価であるとされていました。また、牛肉は大量に手に入る、逆に言うと、他の肉は大量に用意するのが難しいという点もポイントのようです。
ウシの目玉は様々な生物実験に利用されるため肉よりも高価で、カンガルーの肉も価格と量の両方で問題ありとされていました。このうちウシの目玉は、英語版ウィキペディアの都市伝説のところで「Cow eyeballs」として紹介されています。
なお、なぜ牛肉が安いか?の説明は、イメージの悪いところですし、この説明で正しいのか?と思うところがありました。以下のようなものです。
<牛は舌からしっぽまで全て「牛肉」であり、ボックスミートの規格に沿って切り分けると大量のクズ肉が発生する。それらは文字通りクズ扱いなのでとても安い>
●映画の『ミミズバーガー』など…ミミズ肉の噂が発生した理由は諸説あり
Wikipediaでは、なぜこのような噂が出たかについても書いています。ミミズ肉に見えた物は十分にミンチされてない牛の血管だろうとしていました。牛の血管はとても太いため、その存在を知らなければゴムパイプかミミズに見えてもおかしくないと想像されています。
また、ミミズ肉の噂が発生した原因として、機械から出てくるひき肉の通称が「ミミズ」で、それが誤解されたのではという説があるとのこと。さらに、1965年にアメリカで公開されたホラー映画『THE WORM EATERS』が日本で公開された際、印象を強くしたいという理由から『ミミズバーガー』という邦題にしたため、その映画の内容やタイトルが誤解されて噂として広がったという説もあるといいます。ひどい風評被害ですね。
この噂によって売り上げが落ちたマクドナルドは、原因を探るべく調査をしたこともあるとのこと。この場合は、これまた違う原因に行き着いています。1970年代にアメリカでミミズ養殖産業が注目された際、あるミミズ業者が「マクドナルドの様に世界中でビジネスを展開していきたい」という意味でテレビで言った「我々はミミズ養殖界のマクドナルドを目指す」といった発言が誤解の元になったとも言われているそうです。
●ピンクスライム肉使用は本当?米国マクドナルド社が認める
なお、ハンバーガーの噂として、ピンクスライム肉に関するものもありました。これは「米国マクドナルド社はこれを認めている」と書かれています。
・アメリカの某社ハンバーガーの肉は、屑肉を洗濯機に入れてきれいに洗い、アンモニアにつけて消毒し、これをミンチにしてから味を付けた「ピンクスライム肉」を使用している。英語版では、項目が作成済。米国マクドナルド社はこれを認めている。
ピンクスライム肉は家畜が食べるようなクズ肉を加工して使っていたという肉。アメリカのマクドナルドなどでピンクスライム肉が使われていることがわかり、2012年前半向こうでは大騒ぎになりました。つまり、ピンクスライム肉を使っていたということだけは事実です。
●「改造肉」「豚の脂肪」「チョコパイ」…日本ではマイナーな噂
次の「Mutant laboratory meat」をどう訳して良いかわからなかったのですが、内容からすると「改造肉」的な感じ。実験室で手足のない動物を効率的に作り出し……みたいな話のようで、食べるとエイズになるとか、アルツハイマーになるとか、そういう都市伝説なようです。
<Mutant laboratory meat>
<Around March–April, 2000, an Internet rumor spread via e-mail in Brazil claimed that McDonald's meat was actually made from a genetically modified animal maintained in a laboratory. The e-mail stated that "the few who saw it assure it is a very unpleasant sight: they have no limbs or horns, no bones (undeveloped cartilage instead), no eyes, no tail and no fur; its head is about the size of a Baseball; they are fed through tubes connected directly into their stomach".
The e-mail carries on saying that "some irreversible health damage can be done by eating this meat, resulting in diseases who manifest themselves in a way similar to AIDS, and have symptoms related to Alzheimer's Disease" and ends encouraging the reader to boycott McDonald's until it sells actual beef.
This rumor is a plot point of the science fiction novel The Space Merchants, by Frederik Pohl (w/CM Kornbluth).>
次は「Pig fat」、「豚の脂肪」に関するうわさ話です。シェイク、アイスクリーム、フライドポテトに正体不明の脂肪が含まれており、それは「豚の脂肪」だというもの。ここらへんは、日本じゃ聞かない都市伝説じゃないでしょうか。私は初耳でした。
<Pig fat>
<This rumor is that McDonald's uses pig fat in its milkshakes, ice cream, and fried potatoes. McDonald's provides complete ingredient lists for all of its products on each of its regional websites: this includes unidentified fats within the ice cream used to make soft serve cones and sundaes. McDonald's Australia, however, specifically mentions that "there is definitely no lard or pig fat in the McDonald's Soft Serve." This rumor should not be confused with the fact that McDonald's has in the past used beef tallow as its frying oil.>
次で最後。タイトルは「チョコパイ」です。オーストラリアの噂であり、ひょっとしたらさっきの「豚の脂肪」もそうなのかもしれません。マクドナルドのアップルパイはチョコとダチョウの卵で作られていて、リンゴは使われていないというもの。変な噂ですね。
<Choko pie>
<There is a rumor in Australia that McDonald's Apple Pies were made of choko and ostrich eggs, not apples. This eventually led them to emphasize the fact that real Granny Smith apples are used in McDonald's pies.>
●ビッグマックポリスが消えたのは、差別問題が指摘されたため?
この他にWikipedia内で再び探したところ、別の都市伝説も発見。
ビッグマックのところにあったものです。
<ビッグマックのイメージキャラクターとして、現在マクドナルドのイメージキャラクターとして活躍するドナルドの仲間に、1980年代にはビッグマックポリスという警官のキャラクターがいた。このキャラクターは、大柄でしし鼻ののんびりした「お巡りさん」で、マクドナルドのイメージキャラクターが住むと言うドナルドランドの治安を守っているという設定だった。
しかし、このキャラクターは現在使用されていない。マクドナルドの公式発表によれば「平和なドナルドランドには、犯罪は存在しない」ためであるという。何らかの疾病を連想させかねないあばた顔について、差別問題が指摘されたという説も流布されているが、同説を裏付ける証拠はなく、都市伝説の域を出ていない>
●知ってはいけない「ランランルー」の意味やびっくりドンキーの真実
1個1個検索して確認していっているために、時間ばっかりかかってなかなか充実しませんが、思いついてヤフー知恵袋内を検索してみました。すると、日本ではない都市伝説ばかりで出てきた先程までとは逆に、日本限定っぽい都市伝説などが出てきました。こちらの方が日本人的には歓迎でしょう。
<ミミズバーガーよりもドナルドの都市伝説の方が怖いです。
『ランランルー』は『死ね死ね殺す』って意味だとか。
子供が雨の日に手紙をドブに落としてしまって
慌ててドブを覗きこんだら『ドナルドにお手紙ありがとう』って言いながらドナルドが襲い掛かってきたとか…>
<この都市伝説、バブルの時代はミミズでしたけど今はカエルだと思いましたよ>
これは
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1184673321 あと、ここでなぜか流れ弾が以下のようにびっくりドンキーに直撃していました!
<マクドナルドでマネージャーしていましたが食用ミミズは使っていません。
実際数年前まではびっくりドンキで食用ミミズをハンバーグに使用していたのは関係者及び会社の上層部から聞きました。今はびっくりドンキでも牛肉及び豚肉ですよ>
おいおい、マクドナルドの元マネージャー、そりゃないでしょ! どさくさに紛れて商売敵の攻撃でしょうか。陰湿ですね。ただ、そもそも「マクドナルドの元マネージャー」というのが嘘かもしれません。ヤフー知恵袋は信頼性が低いサイトの代表格。もともといい加減な都市伝説探しとしては使えますが、真実を知るには使いづらいです。
●またお前か!ミミズバーガーの噂を載せていたある問題書籍
あと、ミミズ肉の件を少し補足しておきましょう。以前うちで書いた
正露丸の副作用 ~クレオソートと「買ってはいけない」と週刊金曜日~という投稿で出てきたデマ本「買ってはいけない」が、どうもミミズ肉にも言及しているとのことで確認しました。執筆者は船瀬俊介さんという方でした。
読んでみると別の資料によれば…という書き方でしたが、組み合わせることで威力を発揮しています。<牛肉100%といっている牛肉にも牛肉の割合は65~80%だったというテスト結果がある。あるハンバーガーはたった20%。全体肉量は45%なので「ほかの肉」が何か気になる>という書き方です。
マクドナルドとは直接ここでは書いていないのですが、実はこの前でマクドナルドの話をしていますので、そう思わせる嫌らしい書き方です。さらに<かつて『文芸春秋』(90年11月号)に、「大手のハンバーガーに乾燥食用ミミズが使われている」とメーカー開発室長の詳細な証言が載っていた>と続いていて、悪意ありありでした。
【本文中でリンクした投稿】
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マクドナルドの大失敗キャンペーン、バーガーキングの落とし物財布キャンペーンなど ■
正露丸の副作用 ~クレオソートと「買ってはいけない」と週刊金曜日~【関連投稿】
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トイレの花子さんの由来・元ネタは鏡子ちゃん殺害事件? ■
主なとなりのトトロの都市伝説との公式ブログの言及 ■
いろいろな学校の怪談(学校の七不思議) ■
雑学・歴史についての投稿まとめ
Appendix
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