狭心症って治療費がすごいらしいと聞いたのでちょっと調べてみました。
(たぶん関係ないでんすけど、調べているとなぜか胸がだんだん痛くなってきました。気のせいだと思いますが、何か苦しかったです)
狭心症の説明を先に。
狭心症(きょうしんしょう、angina pectoris)とは心臓の筋肉(心筋)に酸素を供給している冠動脈の異常(動脈硬化、攣縮など)による一過性の心筋の虚血のための胸痛・胸部圧迫感などの主症状である。虚血性心疾患の一つである。完全に冠動脈が閉塞、または著しい狭窄が起こり心筋が壊死してしまった場合には心筋梗塞という。
Wikipedia というわけで、心筋梗塞もお仲間のようです。
治療費について載っていたのは
なるほど高血圧ガイド。
心臓病の疑いで診察を受ける場合は、胸部レントゲン検査、心電図検査、血液検査などを受け、ほかに特別な検査を行わなければ医療費の3割負担(国民健康保険を適用)により4000~5000円くらいで済みます。午後10時以降に受診する場合は深夜加算があるので、6000~7000円くらいかかります。しかし、検査時にCTなど高度な検査を行った場合はより高額になることがあります。
これは診察の話。これくらいは余裕です。
問題は手術。
心臓カテーテル検査やバイパス手術となると、治療費は一気に高額になります。(社)全日本病院協会が2000年から2001年にかけて行った調査によると、心臓カテーテル検査には平均207万6700円、心臓バイパス手術では459万3600円かかっています。
うひゃー、恐ろしい。しかし、これ健康保険がない場合じゃありません?
健康保険が適用されるため実際に負担する額は総額の3割になります。つまり、カテーテル検査であれば約62万円、バイパス手術であれば約137万円となります。
やはりそうでしたね。でも、まだまだお高いです。
さて、ここからさらに減らせます。
がん保険の必要性の検討材料でも紹介した高額療養費制度です。
医療保険では突然の医療費負担が家計を圧迫しないように、一定の自己負担額を超えた分はあとから払い戻される高額療養費制度を設けています。この制度では自己負担額の上限が所得によって分類されており、申請をすると3ヵ月後に保険から払い戻されるしくみになっています。
でも、これがいくらか書いていない。あれ?
他に見た
オールアバウトではこんな感じ。
重症の狭心症の治療法
上記のような比較的穏やかな治療で改善が見られない場合は、「カテーテル」という管状の道具を用いた治療・PCIや外科手術、冠動脈バイパス手術が必要となります。
多くの場合はPCIで治療でき、外科手術は主に重症例に用いられます。PCIでは冠動脈の狭い部分を広げ、「ステント」と呼ばれる金属のネットで動脈の内側から安定を図ります。
(中略)
外科手術である冠動脈バイパス手術(右図)は皮膚を切って直接心臓に到達する必要があるため、負担の高い手術。しかし術後の安定度は良く、薬も少なくて済むというメリットがあります。万一、がんなどの他の病気が発見された場合でも、検査や治療に有利というメリットもあります。
(中略)
PCIもバイパス手術も緊急で状態の悪い患者さんを別にすれば死亡率は1%を下回り、安全性は高くなってきています。
(中略)
狭心症・心筋梗塞の心臓手術費用
医療費はPCIでステントを2つ使用した場合は約140万円、バイパス手術では約300万円ほどかかります。しかし高額医療補助が使えるため、患者さんの実際の負担額はPCIでは4~8万円程度、バイパス手術では8万円程度です。
その方の年齢や収入額、障害者認定などによって補助額は変わります。会計窓口などで前もって質問するとよいでしょう。
くっそ安いな。これなら普通に払えるでしょう。でも、本当?大丈夫?信じちゃっていい?
気になって
がん保険の必要性の検討材料を読み直したら、計算式の一つがこれでした。(当時の引用部にあった通り、年齢や収入額、障害者認定などによって補助額は変わります)
自己負担限度額=80,100+{(総医療費-267,000円)×0.01}
さっきの「バイパス手術では8万円程度」ってのは、右側がほとんど0ってことなんでしょうね。
実際に300万円で計算してみましょうか?
80 100 + ((3 000 000 - 267 000) * 0.01) = 107 430
結構越えたよ。まあ、でも、言っても10万円です。300万円支払うのとは雲泥の差。
と思ったら300万円は10割負担の場合だから、間違いかも。
さっきの「心臓バイパス手術では459万3600円」「(保険適応後)約137万円」のうちの137万円で計算し直します。
80 100 + ((1 370 000 - 267 000) * 0.01) = 91 130
9万円でした。まあ、大した違いはないですね。高額医療補助強しの印象です。
関連
■
がん保険の必要性の検討材料 ■
がんの年齢別罹患率 ■
がん患者で先進医療を受ける人の割合 ■
肺がんの匂いがわかるがん探知犬、がん治療用ウイルス、X線検査(レントゲン)は無意味 ■
丸山ワクチンの効果に関する記述の食い違い ■
その他の医療・病気・身体について書いた記事
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|