2020/01/25:
●自民党が都知事に松岡修造擁立…で、なぜか森田健作が叩かれる
●千葉県が台風の被害にあう中自宅に帰り、有識者会議でも批判
●本当に森田健作千葉県知事の対応は悪いのか?…擁護される人も
2009/4/1:
●「政策を語っても仕方ない」公約を言わない選挙戦で森田健作氏が圧勝!
●政治が良くないと思われるとき、その責任の一端は私たちにもある
2009/10/19:
●当選後の発言とすら食い違う森田知事の羽田空港に関する発言
2009/10/20:
●完全無所属を名乗りながら自民党支部代表発覚が意外ではない理由
●自民党が都知事に松岡修造擁立…で、なぜか森田健作が叩かれる
2020/01/25:最初からダメだと思っていた私としては、今頃?という話なのですけど、森田健作千葉県知事が批判されていました。これは
東京都知事選、「松岡修造」擁立が自民都連の大本命(2020/1/7 女性セブン2020年1月16・23日号)という全然関係ないニュース。記事自体は、政治部記者だという人の以下のような話がメインです。
「自民党都連は松岡推薦の声が強まっています。元アスリートで、東京五輪の日本選手団の応援団長を務める松岡さんが東京の顔になれば、五輪がさらに盛り上がることは間違いない。自民党のカラーを出さず推薦という形で、無所属で出馬させて小池さんを打ち負かし、そのまま五輪になだれ込むことを目論んでいます」
コメント欄ではたいへん不評で、「これが本当なら、自民党は終わり。オリンピック限定でもあり得ない。もう芸能人を利用するのはやめるべき」が2番人気。1番人気コメントでも以下のように不評だったのですけど、なぜか森田健作知事が叩かれていました。すっかり不人気になったみたいですね。
<都民はすぐ近くの千葉で起きた、政治家でない知事の失態を見れる立場なんだから、仮に松岡が立候補してもきちんと政治ができるのかどうか冷静に判断しないといけない>
●千葉県が台風の被害にあう中自宅に帰り、有識者会議でも批判
ヤフーニュースのコメント欄というのは、以前は右派が多いところでした。なんでこんなに嫌われちゃったのか?と検索すると、それっぽいものを発見。どうも台風被害対応が理由だったのではないかと思われます。
<台風15号など一連の風水害を巡り、千葉県の対応を検証する有識者会議の初会合が22日、県庁であった。森田健作知事が15号通過の翌日、県庁から約30キロ離れた同県芝山町の「自宅」に帰り、私有車で「私的な視察」をしたことへの批判が相次いだ>
(
森田知事の「私的な視察」批判相次ぐ 台風対応検証会議:朝日新聞デジタル 2019年11月22日 20時17分より)
「私的な視察」という森田健作知事側の言い分をそのまま書いてくれていますが、カッコづきで書いていることからすると、たぶん誰も信じていないってことなんでしょう。単なる言い訳だと見られている感じでした。
<会議の座長で、災害危機管理が専門の吉井博明・東京経済大名誉教授は私的視察について「批判されてしかるべきだ」と述べ「重大な局面では災対本部にいて指示するのが普通の首長のあり方だ」と知事の対応を批判。会議を終え、被害の大きかった鋸南町と南房総市を視察した後の取材では「災対本部設置後にプライベートで出かけてしまったのは決定的なミスだったと思う」と指摘した>
●本当に森田健作千葉県知事の対応は悪いのか?…擁護される人も
この森田健作さんの件はあんまり擁護されていない感じでボコボコに叩かれていましたが、最近古い投稿を整理していて、
時事ドットコム:首相、再び別荘入り=災害対応中に静養(2014/08/20-20:40)という記事をリンクした上で、以下のように書いていたものが出てきました。叩かれない人もいるようです。
<「批判」というより、純粋に不思議です。もともと発生の一報後もゴルフを続けたことに批判はありました。ただ、それより今回の方がずっと不可解な行動。批判されるのにわざわざ別荘に戻る選択をした意味は何かあるんでしょうか。
反応を見るとTwitterは批判ばかり。2ちゃんねるは結構擁護が多かったですが、結局スレが伸びてしまっているところ見ると工作でしょうか。これが民主党の首相なら擁護皆無で、もっとボロクソだったはずです>(多少表現を修正)
残りは、だいぶ昔、森田健作さんが千葉県知事になったばっかりあたりの投稿のまとめです。
●「政策を語っても仕方ない」公約を言わない選挙戦で森田健作氏が圧勝!
2009/4/1:あれ、三つ巴じゃなかったの?と驚いた、千葉県知事での森田健作さんの勝ち方。最初三つ巴って言っていたのに、いつの間にか一騎打ちに、そして、終わってみれば圧勝でした。
それはいいとして、知事選終了後の記事で
切なく感じたことをピックアップしておきます。
<政策の訴えよりも、圧倒的な知名度を生かし、自身の名前を連呼する、イメージを前面に押し出す戦略が奏功した。森田氏は「これから、千葉県日本一を目指してがんばります」と語ったが、マニフェストは抽象的で、どのように県政のかじ取りをするか手腕が問われる>
<千葉県知事選>森田健作氏、イメージ戦略奏功 (毎日新聞)より)
<街頭演説では「森田はやります」と連呼。常に5分ほどで終え、「今握手に行きます」と有権者に駆け寄り、携帯カメラに一緒に納まった。政策はほとんど訴えない半面、「千葉には潜在能力がある」「中央に意見を言いましょうよ」と前向きなイメージを強調した>
(
<千葉県知事選>森田健作氏、イメージ戦略奏功 (毎日新聞)より)
<都市部での街頭演説に重点を置いた。その演説も、「政策をくどくど語ってもしょうがない」と5分程度で切り上げ、早々に握手作戦を展開。カメラ付き携帯電話の輪に囲まれ、笑顔を振りまいた>
(
森田氏、「元気」で無党派層取り込む…千葉県知事選 (読売新聞)より)
●政治が良くないと思われるとき、その責任の一端は私たちにもある
受かってみたらいい仕事したとかあるかもしれないですけど、これじゃほとんど人気投票じゃないですか。具体的なこと言わない人は本来受かっちゃいけません。公約が守られるとは限りませんが、それでもそこを重視しないということは、有権者が「政策はどうでもいい」と言っているのといっしょなのです。政策軽視の人が受かるのであれば、政治家もいつまで経っても政策を重視しようとは思わないためです。
政治家はあくまで私達が選んでいます。政治が良くないと思われるとき、その責任の一端が私たちにもあるということは否定できないのです。
「入れたい人が1人もいない」というのは、よくあると思います。正直私はいつもそうです。ただ、いきなりベストって言うのは何事も難しいもの。なので、”より良い”人に入れて、”より悪い”と思われる人が受からないようにするしか、私達にできることはありません。有権者が変わらずに、政治家だけが変わることは有り得ないことは、わかってほしいところです。
●当選後の発言とすら食い違う森田知事の羽田空港に関する発言
2009/10/19:前原国交相の「羽田ハブ空港発言」に対して、千葉県知事が東京歓迎、千葉不歓迎というのはある程度仕方ないと思っていました。
ところが、
引っこ抜いてやりたい 森田健作知事の二枚舌(ゲンダイネット、2009/10/18)を読んで驚きました。「頭にきて眠れなかった!」とまで怒りを表現してアピールしていた森田千葉県知事、実は過去には羽田空港の国際化推進論者だったようなのです。
記事のよると、「森田は98~03年に、羽田空港のおひざ元、東京4区(大田区)選出の衆議院議員で、東京都や自民党東京都連と一緒に『羽田空港国際化』の先頭に立って旗を振っていたのだ」そうで、以下のような発言も行っていたそうです。
「大所高所に立って我が日本国の国益を考えた場合、どちらが国際空港だとか、どちらが国内空港だとか、そういうことで争っている場合ではないのではないか」(00年4月8日、運輸委員会)
「米国の運輸長官も、航空市場開放に向け、羽田国際化に期待、そのようなことを言っております。これから内外の期待も大きいし、特に利用者から、何とか羽田をもっと国際化してほしいという要望があることも事実だと思います」(01年4月6日、国土交通委員会)
00年4月8日の発言なんかは、前原大臣との会談後の「羽田は国内、成田は国際という原則を確認した」と明らかに矛盾しているような気がしますね。
さらに気になって調べていると、今年3月の千葉県知事当選後のインタビューにおいて、以下のように答えているのを見つけました。ひどすぎです。
――成田空港と羽田空港の共存は
「羽田か成田がどちらが国際空港かなんていっていたら、日本が極東のちっぽけな商人の島になる。2つの空港が一蓮托生するため、空港間にリニアモーターカーを通したい」(
森田健作知事「中央にもの申す!」 議員経験生かす、サンケイスポーツ、2009/03/30より)
●完全無所属を名乗りながら自民党支部代表発覚が意外ではない理由
2009/10/20:森田千葉県知事の成田空港と羽田空港の関係に対する発言のブレについて書きましたので、森田さんについて感じていたことをもうちょっと書きます。
選挙前に森田健作さんについて調べたとき、「森田さんは落選の場合は政界引退を約束しており、他の候補者と違って信用できる」みたいなことを書かれている方がいて「あれ?」と思った記憶があります。
森田健作-Wikipediaによると、1992年の参議院議員選挙に連合主導で民社党、社会党、社民連の推薦を受けて当選しており、当選後特定の会派に所属しない約束で覚書も締結していたのですが、無所属のまま民社党と会派を組んだため、連合に約束が違うと抗議声明を出されていることがわかります。
また、2003年秋に埼玉県知事選挙への立候補を土壇場で断念したとも書かれています。Wikipediaを見るだけで、過去に嘘をついていたことがわかるため、到底約束を必ず守る信頼できる人とは考えられないことがわかるでしょう。
で、今回、「完全無所属」を名乗って当選しながら、自民党支部の代表を務めていた問題が発覚したときも、驚いたというよりは、「やっぱりそういう人だよなぁ」という感じでした。もともとあまり信用できないとわかるような人だっと思いますね。
(
森田千葉県知事、刑事告発される 公選法・政治資金規正法違反容疑で(J-CAST、2009/4/15)参照)
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