2012/9/2:
●変な日本語のおもしろ海外サイトが好き!
●位置情報SNS「foursquare」の日本版の変な日本語がすてき!
●退会しようとすると「これは、すべて夢ですよね?」などと必死すぎる
2017/09/22:
●変な英語の日本のサイトは笑えないことに…
2018/09/18:
●変な日本語画像3つの傑作 唐揚げがありえない訳に…
2019/04/26:
●堺筋線をサカイマッスル線…大阪メトロが笑いを取りに来る
●大阪メトロは大阪シティバスでも安倍晋三橋、何を誤訳?
●変な日本語のおもしろ海外サイトが好き!
2012/9/2:確か日経ビジネスオンラインだったと思うのですが、以前読んだ記事でアメリカでは既にフェイスブックは空気のように当たり前であり、日常化したと書いてありました。そして、今のアメリカ人はそれ以外の個性的なSNSに夢中であるとして、いくつかのSNSが紹介されていました。
それはそれなりにおもしろい話だったのですが、特にブログでは使いませんでした。日本人が使わないサービスを一生懸命紹介しても仕方ないですし、日本のサービスはガラパゴスと言われ、アメリカのサービスが標準化するというのを気に食わなく思っていたので、そういう意味でも有名にしてたまるかという思いがありました。
当時そこで紹介のあったSNSの中には、確かfoursquareも含まれていたと思います。位置情報を売りにしているSNSがあった記憶はわりとしっかりとありますので、おそらく間違いないと思います。どうやらこのfoursquareは日本語版が既にあるようで、記事になっていました。(2017/09/22追記:その後めっきり話を聞かないので、ブームは去ったのかもしれません)
で、紹介してたまるかと思っていたのにどうして書いているかと言うと、どうもこのサイトいわゆる変な日本語サイトであるようです。これは今どき貴重ですよ!
10年ほど前であればそういった変な日本語サイトは豊富でしたが、今はめっきり見ません。ましてやある国で重要な位置を占めているという力のあるサイトで、翻訳がいい加減ってのは極めて珍しいと思います。実は以前、以下のような話を書いていたように、こういう変な日本語が大好物なのです。
■
変な日本語サイト1 ターナーホテル(Hotel Turner) ■
変な日本語サイト2 海外の忍者サイト ~Real Ultimate Power! 公忍者ウェブページ~ バカにしているわけじゃないんですが、何か一生懸命で微笑ましいのです。ただ、さっき言ったように最近はめっきり見ないので残念に思っていました。ありがとうございます、foursquareさん。
●位置情報SNS「foursquare」の日本版の変な日本語がすてき!
さて、前置きが長くなりましたけど、やっと本編。記事はまず
foursquare日本語サイトがおかしい件 なぜスティーブ・ジョブズが!?(2011年02月23日 14時52分 更新 ねとらぼ)。
私は貴重だと言いましたが、"外資系サービスにありがちだが、よくよく見てみると日本語がおかしかったり、唐突だったり"という見解です。
お問い合わせのページ。「ヘルプ」や「アカウントに関する問題」などが並ぶその一番下には、かなり唐突に「Jobs(スティーブ・ジョブズ)」と書かれたコーナーがある。
「AppleのCEOとどんな関係が?」とその下の説明を見ると、「あなたが今いる場所で、super starですか? またチームfoursquareの一員になることにご興味がおありですか? 当社で現在募集している部署を確認して、ご応募ください!」とあるので、たぶん仕事(Jobs)=求人のことらしい。
仕事がやっつけすぎですね。でも、ありがたいです。ごちそうさまです。
その求人情報ページはこうなっている。「foursquareはNYCのダウンタウンにあるロフトにあり、他に負けない給料、社員自社株購入権と援助、飲みきれないほどの水を提供します。一緒にやりませんか!」――水はほどほどでいいよ!
これ、元の文章から変なんでしょうか?爆笑しました。
●退会しようとすると「これは、すべて夢ですよね?」などと必死すぎる
続いて、実は先に読んだ最近の
「でも、お友達ではいられますか?」 foursquare退会時のメッセージが執念深すぎると話題に(2012年08月28日 18時54分 ねとらぼ)から。
設定メニューの片隅にひっそりとあるアカウント削除のリンクをクリック。
↓
「それでいいのですか? 本当にアカウントを削除してしまうのですか? すべてのチェックインを? すべてのTipsを? バッジも!? キュートですてきなプロフィールの写真も? 削除してしまうのですか! 永久に! 本当に!」とものすごい勢いでまくしたてる。(えらく畳み掛けますね!)
↓
「そうですか……。わかりました……」と観念したのも束の間……、
↓
「でも、お友達ではいられますか? パーティーで出くわしても、気まずいことありませんよね?」と食い下がります。
さらに、この後も引き留め作戦は続きます。
ページ下部の「DELETE ACCOUNT」ボタンの近くにも「間違っていませんか?」の文字。削除後は二度とデータ復旧できないことを示しつつ「そのあとでfoursquareのホームページにリダイレクトされ、あれこれ思いを巡らせながら一人さびしく……これは、すべて夢ですよね?」と情に訴えてきます。(中略)
最後の確認フォームにも「追伸:あなたがいなくなってしまうのはとても残念です!」と一言添える未練がましさ。
しつこい、必死過ぎる。何かすごいノリ。これがアメリカ人のテンションなんでしょうか? この場合は日本語訳の問題だけじゃないですよね。たぶん、元からこんなんなんでしょうね。
面倒くさいからたぶんやらないですけど、何だかちょっと登録したくなりました。(2017/09/22追記:結局、登録しませんでした)
●変な英語の日本のサイトは笑えないことに…
2017/09/22:こういった変な外国語は日本人もやりがちです。ただ、今回追記する話は、いろいろな意味で笑えないものでした。東日本大震災では日本語の避難勧告を理解できずに恐怖を味わった外国人も多くいたのに、国の防災情報提供がめちゃくちゃなのです。全く当時に学ぶ気がないんですね。
国交省「外国人向け防災HP」が珍訳だらけ ダジャレ翻訳できず NEWSポストセブン / 2017年9月7日 16時0分によると、問題のサイトは8月24日に国土交通省が開設したという、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けた首都直下地震対策ポータルサイト。
「海外や国内に対し、適切な情報発信を行うことが重要」として、国交省や各関係機関の防災情報提供ツールを一元化したサイトで、「4か国語に対応」(日本語、英語、中文〈簡体・繁体〉、韓国語)としています。ところがこれが全然「4か国語に対応」していません。
ジャーナリストの上田裕資さんによると、そもそもこの「4か国語対応」というのは、『グーグル翻訳』の機械翻訳を使っているとのこと。通常の国のサイトであってもグーグル翻訳を採用するのはどうかと思いますが、外国語対応を謳ったサイトでグーグル翻訳とは信じられません。
実際、以下のような誤訳が続出し、命に関わる問題となっています。
・『津波防災ひろめ隊』 → 『Tsunami spread Corps site』で『津波拡散部隊サイト』(津波を拡散させるのを目的とした“部隊”のサイト)に
・『被災者支援情報』 → 『Victims information』で“犠牲者情報”に
・文章が『when』で終わっていて意味がわからないものもある。
・“海外への情報発信”なのに、中国政府がサービス利用を制限しているグーグル翻訳は中国で使えない。
情報発信の失敗というのは、デマが拡散する素地にもなります。本当、こういう重要な情報をちゃんとした翻訳でやらなかったというのは信じられない話でした。
●変な日本語画像3つの傑作 唐揚げがありえない訳に…
2018/09/18:変な日本語画像をツイッターで検索。ただ、あまり気に入ったものがなくて、苦労しました。以下も最初の3枚はツボではなかったものの、最後の最後で良かったというもの。これは卑怯です。
2つ目、一瞬おかしいのに気づかなかった画像。どうも日本語を知っている人が直したようで、背後に薄く見えているのが本来の「変な日本語」。初めて見るパターンでした。
最後はレストランのメニューという鉄板ネタ。普通に訳したらならなそうなもの。「japanese style fried chicken」がありえない訳になっていました。でも惜しい…。
ただこれ、ひょっとしたら「japanese style」(ジャパニーズスタイル)を「中途半端に真似したまがい物」といった意味で説明している辞書があるのかも。若い人は知らないでしょうけど、昔は日本というとパクリ・ものまねの国だったんですよ。うーん、真面目に考え出したら、あんまり笑えない話になっちゃいましたね。
●堺筋線をサカイマッスル線…大阪メトロが笑いを取りに来る
2019/04/26:大阪市の地下鉄を運行している大阪メトロが2019年3月18日、路線名などを誤って英訳していたとして、公式サイトの外国語ページを閉鎖しました。橋下徹大阪市長などがやった大阪市の行政改革の一環として、民営化された鉄道事業者ですね。
このサイトの英訳には、米・マイクロソフトの自動翻訳を使用していたとのこと。「変な英語の日本のサイトは笑えないことに…」と同じケースです。
例えば、路線名である堺筋(さかいすじ)線を「Sakai Muscle」(サカイマッスル、堺の筋肉)、3両目を示す表記を「3 Eyes 」、天下茶屋駅を「World Teahouse」(ワールドティーハウス)などとボケが効いた翻訳にしていました。
ハフポスト日本版が大阪メトロの広報に取材したところ、同サイトの外国語ページは、外国人観光客の増加などを受けて、2018年の9月1日にリニューアルしていたとのこと。思ったより最近です。ただし、誤った英訳がいつから使われていたのかは不明だとのことでした。
(
堺筋線が『サカイマッスル線』? 大阪メトロ公式サイトの英訳が自動翻訳でめちゃくちゃに | ハフポストより)
●大阪メトロは大阪シティバスでも安倍晋三橋、何を誤訳?
他に、天神橋筋を「テンジン・ブリッジ・マッスル」、中国語で翻訳すると、駅のホームを「家庭」という意味で訳されたといった報告もあったそうです。
(
堺筋だけやない、天下茶屋は… 大阪メトロのサイト誤訳:朝日新聞デジタルより)
で、中国語の話だと、大阪メトロサイト内における大阪シティバスの中国語ページでは、「安倍晉三的橋」(安倍晋三の橋)というのが誕生していたとのこと。忖度翻訳などと言われていましたが、どうも「あべの橋」を誤訳した模様。この「安倍晉三的橋」からは「在三宅一生」に行くことができます。こちらは「三宅中」の誤訳だったそうな。
(
【悲報】あべの橋が「安倍晉三的橋」になっていた件 | Osaka-Subway.comより)
そういや、その後、筋金入りの麻生派を自称する塚田一郎国土交通副大臣が、麻生派が支援する自民党候補が争っていた知事選挙(結果は惨敗)の集会で、「下関北九州道路」(下北道路)の事業化調査をめぐり、「安倍晋三首相と麻生太郎副総理に忖度して直轄の調査に引き上げた」「橋が通るように頑張りたい」などとおっしゃっていました。これが本当の「安倍晋三の橋」でしょうか。
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