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中国も尖閣諸島は日本の領土だと考えていた 人民日報の記述や地図


★2012/9/5 中国も尖閣諸島は日本の領土だと考えていた 人民日報の記述や地図
★2012/12/29 中国外交文書、1950年に尖閣諸島は沖縄(琉球)の一部という認識 石油資源判明まで76年間異議唱えず


★2012/9/5 中国も尖閣諸島は日本の領土だと考えていた 人民日報の記述や地図

 日本・中国・アメリカの尖閣諸島問題 日米同盟は無力などで用いたEconomistでは触れていませんでしたが、中国政府は一時期尖閣諸島が日本領という認識を持っていました。

 中国人でもそれを知っている人はいるようで、それ絡みのニュースがいくつかありました。

 なお、ここで出てくる人民日報は中国共産党の公式機関紙です。中国は日本と違い、新聞は政府に都合が悪いことは書けません。ましてや政府系の新聞となるとなおさらであり、一般的に中国政府の意志だと考えられています。

【中国BBS】共産党機関紙が過去に「尖閣は沖縄に属す」と主張(サーチナ 2012/07/26(木) 16:13)

  スレ主は、1953年1月8日の人民日報の記事の写真を掲載し、記事で「琉球諸島は台湾の東北と九州の西南に位置する諸島で、それには尖閣諸島、沖縄諸島…などが含まれる」とはっきり書かれていると紹介したところ、次のようなコメントが寄せられた。

・「人民日報は権威ある新聞だからな!さすがは中国メディアの良心だけある!」
・「人民日報は人民の良心である」
・「終わったな。自分の団扇で自分の耳をたたいてしまった」

  また、尖閣諸島はもともと日本の領土だったといった意見や、尖閣諸島は昔から琉球王国の領土であり、琉球が日本に滅ぼされてからは琉球政府も日本に編入することに同意したのだという意見、尖閣諸島は日清戦争後に日本の支配下に入ったという意見も寄せられた。

  さらに「日本が1970年代に尖閣諸島海域に資源があることを発見してから中国は後悔し始めんたんだよ」と指摘するユーザーもいた。

  しかし反論もあり、「人民日報は次の一言に欠けている。日本は陜西省に属し、陜西省は中国に属する」、「琉球?琉球は中国の物ですけど」、「日本は中国の物でしょ?スレ主はいたずら好きだなぁ」など、あくまでも尖閣諸島は中国のものであるという主張も少なくなかった。

 サーチナは「反論もあり」なんて書いていますけど、最後のはスレ住人のおふざけですね。

 沖縄も中国のもの……はたまに言われているようで危ないんですが、「日本は中国の物でしょ?スレ主はいたずら好きだなぁ」といった流れからすれば、ここは茶化していると捉えた方が良いです。


 こういう情報って削除されないの?と不思議だったんですけど、似たような例で問題も起きています。

中国:「尖閣は日本領」微博に異例の書き込み(毎日新聞 2012年08月26日 23時38分)

 中国版ツイッター「微博」で、広東省の民間企業幹部を名乗る人物が「中国はかつて尖閣諸島は日本の領土と表記をしていた」との内容を資料を交えて投稿した。こうした書き込みが掲載されるのは中国では異例で、投稿は次々に転載されているが当局が削除し続けている。

 書き込んだのは、実在する企業「広東捷盈電子科技」の取締役会副主席と名乗る「Evil林凡」というアカウントを持つ人物。10万余りのフォロワー数を持つ。

 林氏は「日本は尖閣諸島と呼んでいるが、1950〜60年代の中国の地図は意外にもすべてが『尖閣諸島』と記述し、日本領土としていた」と指摘。1953年1月8日付の中国共産党機関紙「人民日報」が、日本の沖縄県に所属する島々として尖閣諸島を含む記載をしていたことも原文を交えて説明している。同じ年に作製された中国の地図に台湾や福建省に尖閣諸島が含まれていないことも示した。


「尖閣は日本領かも」と疑問視した中国人企業幹部のツイートが全削除 どうやら金盾がサボっていただけ(2012.08.26 13:45:10 ガジェット通信)

該当のツイートは、広東捷盈電子科技・取締役副主席の林凡氏が24日11時過ぎに発したもの。1953年1月8日付けの人民日報で「琉球群島は尖閣諸島などの島嶼からなる」と記述していた記事を当時発行された地図とともに掲載し、「これでも釣魚島(尖閣の中国名)はわれわれの領土だと言えるのか?」と疑問を投げかけるものでした。

微博の運営会社から実名認証され、10万人以上のフォロワーを持つ企業幹部のこの発言は注目を集め、「デモをやっている連中は共産党政府に踊らされているだけ」「これが事実なら我々は侵略者ということになってしまう」などの賛同意見も含め2300回以上もリツイートされ、あちこちのブログにも転載されて中国のネット上で話題を呼んでいました。

しかし、本日25日の17時頃、林凡氏の一連の書き込みはすべて削除され、跡形もなくなってしまいました。

ご存知の通り、中国のインターネット網は“金盾”と呼ばれる検閲システムによって常時監視されており、共産党政府の意向にそぐわない書き込みはすぐに削除されてしまいます。それだけに今回の林凡氏の発言が丸一日以上も放置され、ここまで広がりをみせたことは驚きを持って受け止められたわけです。

ただ、週末には検閲官も休みに入るためか、削除される回数が減少する傾向があるという調査結果も。今回の削除騒動は、共産党政府の反日デモ沈静化作戦でもなんでもなく、ただ金盾がサボっていただけというのが真相なのかもしれません。

 反日デモ沈静化は中国政府としてはやりたいでしょうけど、こういう不利益の多いやり方はしないでしょ。削除漏れと考える方が自然です。

 今回の話では、人海戦術的な側面が強いんだなというのはちょっと驚きましたし、中国の強力なネット検閲も追いつかなくなってきているのかな?というのも感じました。

 中国政府が反日デモ沈静化をはかる動機は人民の暴走を止められない恐れというのがありますが、今後こういったコントロールの難しさはさらに増していくかもしれません。


★2012/12/29 中国外交文書、1950年に尖閣諸島は沖縄(琉球)の一部という認識 石油資源判明まで76年間異議唱えず

 "中国も尖閣諸島は日本の領土だと考えていた 人民日報の記述や地図"もありましたので、今までの延長線上のような話に聞こえますが、新しい要素もあるようです。

朝日新聞 2012年12月27日23時44分
中国、「尖閣は琉球の一部」と認識 50年の外交文書で

 沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)をめぐり中国政府が1950年、「尖閣諸島」という日本名を明記した上で、琉球(沖縄)に含まれるとの認識を示す外交文書を作成していたことが27日分かった。時事通信が文書原文のコピーを入手した。

 中国共産党・政府が当時、尖閣諸島を中国の領土と主張せず、「琉球の一部」と認識していたことを示す中国政府の文書が発見されたのは初めて。

 尖閣諸島を「台湾の一部」と一貫して主張してきたとする中国政府の立場と矛盾することになる。
http://www.asahi.com/international/update/1227/JJT201212270001.html

 中国も尖閣諸島は日本の領土だと考えていた 人民日報の記述や地図は一応政府の文書ではなかったので、それが新しいのでしょうか?

 人民日報は中国共産党・政府と不可分であるので実質的に政府見解なわけですが、外交文書ではありませんでした。

 この外交文書は「対日和約(対日講和条約)における領土部分の問題と主張に関する要綱草案」(領土草案、計10ページ)。中華人民共和国成立の翌年に当たる50年5月15日に作成され、北京の中国外務省●案館(●は木へんに當、外交史料館)に収蔵されている。

 時事通信社がなぜこれを見ることができたのかはわかりませんが、都合の悪いものなので、「領土草案の文書は現在非公開扱い」だそうです。

 領土草案の「琉球の返還問題」の項目には、戦前から日本側の文書で尖閣諸島とほぼ同義に使われてきた「尖頭諸嶼(しょしょ)」という日本名が登場。「琉球は北中南の三つに分かれ、中部は沖縄諸島、南部は宮古諸島と八重山諸島(尖頭諸嶼)」と説明し、尖閣諸島を琉球の一部として論じている。中国が尖閣諸島を呼ぶ際に古くから用いてきたとする「釣魚島」の名称は一切使われていなかった。

 続いて「琉球の境界画定問題」の項目で「尖閣諸島」という言葉を明記し、「尖閣諸島を台湾に組み込むべきかどうか検討の必要がある」と記している。これは中国政府が、尖閣は「台湾の一部」という主張をまだ展開せず、少なくとも50年の段階で琉球の一部と考えていた証拠と言える。

 東京大学大学院の松田康博教授(東アジア国際政治)は「当時の中華人民共和国政府が『尖閣諸島は琉球の一部である』と当然のように認識していたことを証明している。『釣魚島』が台湾の一部であるという中華人民共和国の長年の主張の論理は完全に崩れた」と解説している。

 「釣魚島」の名称は以前から使っていたって言っていたんですね。それも自分で否定しちゃいました。

 中国政府は当時、第2次世界大戦後の対日講和条約に関する国際会議参加を検討しており、中国外務省は50年5月、対日問題での立場・主張を議論する内部討論会を開催した。領土草案はそのたたき台として提示されたとみられる。

 結局当時は主張しませんでしたが、1950年の時点で尖閣諸島を奪う検討をしていたようです。

 中国が初めて尖閣諸島が領土だと主張したのは、1971年です。(参考:尖閣諸島は資源の宝庫 石油・天然ガス、さらにレアメタル・メタンハイドレートも?)

「尖閣は琉球の一部」=中国、76年間異議唱えず-石油資源で領有主張

 50年5月の「領土草案」は対日講和条約に向け、中国外務省が同月12~19日に外交関係者ら63人で開催した内部討論会のたたき台となったとみられる。この討論会で「領土問題では琉球が最重要だ」との意見が出たものの、尖閣諸島については主要な議論にならなかった。尖閣は琉球の一部という認識が支配的だったからだ。

 さらに中国政府は、51年のサンフランシスコ平和条約で尖閣諸島が米国の施政下に置かれても、「異議を唱えなかった」(日本外務省)。中国政府は71年に初めて領有権を公式に主張するまで、日本領土編入から76年間、異論を差し挟まなかった。中国が領有権を主張し始めた背景には、尖閣周辺に石油資源が埋蔵されている可能性が指摘された問題があるとの見方が強い。 
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012122700534

 朝日新聞は(時事)とありましたので、内容はほぼそのままかな?と思いましたけど、結構違っていました。

 時事通信社は年表があったのが良かったです。

 年表は尖閣諸島問題年表・歴史的な経緯 日本の立場・中国の主張でも載せていますが、時事通信社のものもどうぞ。
◇尖閣諸島をめぐる歴史的経緯
1884年 古賀辰四郎が探検・調査
  94年 日清戦争(~95年)
  95年 閣議決定で沖縄県に編入(1月)
      下関条約調印、台湾とその付属島しょを日本に割譲(4月)
1912年 辛亥革命を受け中華民国成立
  43年 カイロ宣言、台湾・澎湖諸島などの中華民国への返還盛り込む
  45年 ポツダム宣言、第2次大戦で日本敗戦
  49年 中華人民共和国が成立
  50年 中国外務省が対日講和に向けた討論会を開催(5月)
  51年 サンフランシスコ平和条約に調印、尖閣諸島は米国の施政下に
  53年 人民日報が「琉球諸島は尖閣諸島などから成る」と報道
  68年 国連機関が石油埋蔵の可能性を指摘
  70年 新華社と人民日報、領有権を主張する報道
  71年 沖縄返還協定で尖閣諸島の施政権、日本に返還(6月)
      台湾外交部が領有権を主張(6月)
      中国外務省が領有権を主張(12月)
  72年 日中国交正常化(9月)
  78年 日中平和友好条約調印(8月)
      トウ小平氏が尖閣問題で「次世代はもっと知恵がある」と表明(10月)
  92年 中国政府、尖閣諸島を「自国領土」とする領海法制定
2010年 中国漁船と海上保安庁巡視船が衝突
  12年 石原慎太郎東京都知事が尖閣購入計画を発表(4月)
      日本政府が国有化、中国各地で反日デモ(9月)

 中国としては沖縄返還時のどさくさで、台湾のものである尖閣諸島まで日本に与えられてしまったという主張かもしれません。そうすると、戦後から沖縄返還協定の間で異議を唱えなかったことくらいは、説明できるかもしれません。

 ただ、それはやはり尖閣諸島は台湾のものという認識あってこそであり、沖縄のものと考えている文書の存在は泣き所でしょう。


(追記:朝日新聞 2012年12月27日23時46分 (北京=林望)
中国「立場変わらず」 過去の人民日報も「尖閣」表記

"尖閣諸島が琉球に含まれるとした中国政府の文書について、在日中国大使館の楊宇報道官は27日の定例会見で「この目で見たことはないが、文書があったとしても中国の立場は変わらない」と語った。中国外務省の華春瑩副報道局長も会見で「釣魚島(尖閣諸島の中国名)の主権について十分な歴史的、法的な根拠を持っている」と主張。「古来、中国固有の領土だ」と改めて繰り返した。"
http://www.asahi.com/international/update/1227/TKY201212270904.html

 意味わからん。笑っちゃいました。日本のだって書いている文書あって、「古来、中国固有の領土だ」ってのはどうういうことでしょう?

 あと、人民日報など別の話もこの記事ではありました。

"一方、政府の文書とは別に中国共産党の機関紙・人民日報は1953年1月、琉球諸島が「尖閣諸島」を含む島々からなるとする記事を載せていた。58年に中国で発行された地図でも尖閣は沖縄に属する島として扱われた")


 関連
  ■尖閣諸島は資源の宝庫 石油・天然ガス、さらにレアメタル・メタンハイドレートも?
  ■尖閣諸島問題年表・歴史的な経緯 日本の立場・中国の主張
  ■在日韓国人は竹島問題をどう思う?日本の主張への反対意見や戸惑いの声
  ■中国と韓国の領土・領海問題 蘇岩礁・離於島
  ■竹島問題韓国の背景 日本はもう大国ではない、李明博大統領逮捕への恐怖
  ■その他の政治(時事)について書いた記事

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