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アメリカ人で一番多い苗字ランキング 由来や黒人・ドイツ系に多い苗字など


2012/11/11:
●アメリカ人で一番多い苗字ランキング 10年に一度の国勢調査が由来
2012/9/13:
●アメリカでヒスパニック系苗字増加…黒人に多い苗字も傾向あり
●米国名字の職業由来の三大勢力はそのままドイツ系でも多い苗字に
2021/03/04:
●名字をアメリカ風にするドイツ系アメリカ人が激増した理由とは? 【NEW】
2012/9/13:
●マクドナルドなど、スコットランドやアイルランド系は「M」が多い
●「~ソン」など「~の子・子孫」系の苗字は世界的に多い
●アメリカ人の苗字の由来は日本とは傾向が違う?


●アメリカ人で一番多い苗字ランキング 10年に一度の国勢調査が由来

2012/11/11:この後傾向や由来に関する話をやるのですけど、まずはランキング。後述するように、米国で10年に一度、実施されている最新の国勢調査によるもので、2000年のデータが元ネタだと予想されます。

<アメリカ人で一番多い苗字ランキング>
順位 名字 読み 人数 人口に占める割合
1位 Smith スミス およそ2,376,000人 0.88%
2位 Johnson ジョンソン およそ1,857,000人 0.69%
3位 Williams ウィリアムズ およそ1,534,000人 0.57%
4位 Brown ブラウン およそ1,380,000人 0.51%
5位 Jones ジョーンズ およそ1,363,000人 0.51%
6位 Miller ミラー およそ1,128,000人 0.42%
7位 Davis デイビス およそ1,072,000人 0.40%
8位 Garcia ガルシア およそ858,000人 0.32%
9位 Rodriguez ロドリゲス およそ804,000人 0.30%
10位 Wilson ウィルソン およそ783,000人 0.29%
11位 Martinez マルティネス およそ775,000人 0.29%
12位 Anderson アンダーソン およそ762,000人 0.28%
13位 Taylor テーラー,テイラー およそ720,000人 0.27%
14位 Thomas トマス,トーマス およそ711,000人 0.26%
15位 Hernandez ヘルナンデス およそ706,000人 0.26%
16位 Moore ムーア およそ699,000人 0.26%
17位 Martin マーティン およそ673,000人 0.25%
18位 Jackson ジャクソン およそ666,000人 0.25%
19位 Thompson トンプソン およそ644,000人 0.24%
20位 White ホワイト およそ640,000人 0.24%
(名字由来ネットより)


●アメリカでヒスパニック系苗字増加…黒人に多い苗字も傾向あり

2012/9/13:順位などが同じランキングが「マック」の由来は? 米国版「名字の謎」(編集委員 小林明 2012/9/7 6:30 日経新聞)という記事にありましたので、おそらく全く同じ元ネタだと思われます。こちらの日経新聞記事では、国勢調査由来と明記されていました。

 上位は調査年が違ってもそうそう変わらないのではないのではないかと思ったのですが、社会的な動向を的確に反映しているというのが、大幅に順位が上昇している苗字。"中南米からの人口流入や人口増加が進んで"、ヒスパニック系の苗字が増加しているようです。具体的には、8位のガルシア、9位のロドリゲス、11位のマルティネス、15位のヘルナンデスなどがそうでした。もうすでにベスト10クラスで変化しています。

 人種的には、黒人比率が特に高い名字(その名字に占める比率が40%以上)というのも興味深いですね。上位30位では、3位ウィリアムズ(47%)、18位ジャクソン(53%)、24位ハリス(42%)、27位ロビンソン(44%)といったところだそうです。その割合は50%前後であり、到底これだけでは黒人だと特定できないんですけど、差別もあるかもしれません。


●米国名字の職業由来の三大勢力はそのままドイツ系でも多い苗字に

 日経新聞では、この後、苗字の由来の話が続きます。多いのは職業系の苗字で、その中でも代表的なのが「鍛冶屋、粉屋、仕立屋」。職業姓の三大勢力だそうです。ランキング首位のスミスは鍛冶屋で、ミラーは粉屋、テイラーは仕立屋となります。

 なお、この三大勢力の職業は、ドイツ系でも同様に存在。ドイツの名字の場合は、鍛冶屋がシュミット(Schmidt)、粉屋がミュラー(Muller)、仕立屋がシュナイダー(Schneider)であり、やはりこちらもお馴染みだと言えます。例えば、シュミット - Wikipediaでも、ほとんどがドイツ人であるものの、アメリカ人の有名人の名前も見られました。

エーリヒ・フリードリヒ・シュミット – ドイツ生まれのアメリカの考古学者。メソポタミア文明の解明に尽力。
マイク・シュミット – アメリカ出身のMLB選手。三塁手。


●名字をアメリカ風にするドイツ系アメリカ人が激増した理由とは?

2021/03/04:ドイツ系名字について補足。アメリカの鍛冶屋はスミスで、ドイツの鍛冶屋だとシュミットと書いていたのですが、こうした名字をアメリカの鍛冶屋スミスに変える…といったことも行われていたそうです。これは自然な流れで起きたわけではなく、戦争と差別という致し方ない事情が大きかったとされていました。悲しい理由です。

<第一次世界大戦においてアメリカが参戦するとドイツ系アメリカ人は苦境に立たされた。アメリカ赤十字社はドイツ系の姓の者の入社を禁止。スパイではないかと疑われたり、リンチに遭うこともあった。アメリカへの忠誠を誓うために国債を大量に購入することを強いられる者もいた。ドイツ系アメリカ人が多く住む町ではドイツ語の通り名などが廃止されたり、公共の場でのドイツ語使用が禁じられた。この流れは戦後も続いた。この時期多くのドイツ系アメリカ人が名前を英語風に変更した(例えばSchmidtをSmith、MüllerをMillerなど)。これらのことによって多くのドイツ系アメリカ人の「アメリカ化」が進んだが、一方で自らのルーツを否定、母国との繋がりを断ち切らざるを得なくなった>
<1941年よりアメリカも参戦した第二次世界大戦では、ドイツとアメリカが再び敵同士となり、数多くのドイツ系アメリカ人が「敵国人である」「ドイツ風の容姿・名前である」ことから逮捕・拘束された>(Wikipediaより)


●マクドナルドなど、スコットランドやアイルランド系は「M」が多い

2012/9/13:日経新聞の苗字の由来の話に戻ります。アメリカの苗字では、「~の子・子孫」系の苗字が多いというのも特徴。マクドナルドやマッキントッシュなどがその代表例だそうです。さらに、マッカーサー、マコーミック、マッケンロー、マッケンジー、マッケイなどもそうでした。

 これらの頭につく「Mc」「Mac」「M’」などスペルは統一されていないものの、スコットランドやアイルランドなどからの移民の名字に多く見られ、「~の子・子孫」の意味を持っています。つまり、マクドナルドなら「ドナルドさんの子・子孫」という意味になるわけです。

 マク何とかって苗字多いけど、何でだろうなぁと思っていたのですっきり解決です。しかし、もう1つ不思議に思っていた綴りが微妙に違うのは結局わかりませんでした。変化したんですかね。


●「~ソン」など「~の子・子孫」系の苗字は世界的に多い

 これらの苗字は姓名の「名」が苗字に使われちゃっているので妙に思うかもしれませんが、イスラム系のどこかでもこういう伝統ありませんでしたっけ?

 英語圏ではさらに以下も同様に「~の子・子孫」系だそうです。2位に入っているジョンソンみたいな本当にめちゃくちゃ多い名前が入っています。

・ジョンソン、ウィルソン、アンダーソンなどの「~son」
・ウィリアムズ、ジョーンズ、デイビスなどの「~s」
・オニール、オブライエンなどの「O'~」

 他の言語では、スウェーデンのアンダーソン、ヨハンソン、カールソンの「~son」、デンマークのアンデルセン、ハンセン、ペテルセンの「~sen」が挙げられていました。世界各地で多いパターンみたいですね。
(ちなみにアンデルセンの発音に関しては、童話作家アンデルセンは、自身の生い立ちもまた童話のようを参照。本来の発音から遠いと言われています)


●アメリカ人の苗字の由来は日本とは傾向が違う?

 これ以外にもいくつかの特徴的なパターンで分類されていました。

<地形関係>
ワシントン、クリントンなどの「~ton」は囲い地、スタンフォード、オックスフォードなどの「~ford」は浅瀬、スタンレー、キングスレーなどの「~ley」は草地、グラハムなどの「~ham」は農地、マックスウェルなどの「~well」は泉に由来するとされる。

<身体的な特徴・性格系>
ロングマン(長身)、アームストロング(力が強い)、ブラウン(髪の色など)などが代表例。ワイズ(賢者)、トルーマン(正直)、ヤング(若い)、ワイルド(荒っぽい)など性格に由来すると考えられる名字もある。

<役職や劇系>
キング(王)、ビショップ(僧正)

 身体的な特徴・性格系は子孫がそうなるとは限らず乖離していると思われますが、酷いと思うのがヤング。みんな年取るのに…! 後先考えない性格の先祖だったんでしょうね。

 "日本でも職業、地形などにちなんだ名字が多く、共通する部分がある"ということが書かれていましたけど、どうでしょうね。日本の苗字の大きな特徴としては、地形とはまたちょっと考え方の違う地名由来のものが多いことだと思います。地名の種類の多さが、日本の苗字の豊かさに繋がっているとも聞いたことがあります。


【本文中でリンクした投稿】
  ■童話作家アンデルセンは、自身の生い立ちもまた童話のよう

【関連投稿】
  ■TVで連呼!セルビア・クロアチアで多いなんとかビッチの意味は?
  ■中国人・韓国人に多い苗字(名字、姓)ランキングと意味・由来 日本より少ない理由・世界一多い苗字など
  ■ジジという名前の性別は男・女どっち?魔女の宅急便の黒猫はオス・メス?
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  ■日本で一番多い姓名はどれ?同姓同名ランキングと有名人に多い名前
  ■名字(苗字)と姓(せい)と氏(うじ)と本姓と姓(かばね)
  ■雑学・歴史についての投稿まとめ

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