Appendix

広告

Entries

福島第一原発事故の時系列 爆発、ベント、放射線量上昇など(ネットゲリラの記述に関連して)


 久々に原発の話。

 よくわからなかったのでむしろ教えていただけるとありがたいというものであり、非難するようなものでは決してないのですが、ネットゲリラというブログに以下のようなことが書かれていました。

津波の前から壊れてました
野次馬 (2012年9月23日 10:37)

福島第一原発で、爆発の11時間前、ベントの5時間前に、近隣の双葉町で異常に高い空間放射線量を記録していたというんだが、明らかにこの情報が隠蔽されて来たわけだ。「津波で冷やせなくなって爆発した」というのが公式見解なので、それと矛盾するわけだ。地震だけで配管が壊れていたのでなければ、ベント前に放射線量が上がるという事は考えられない。おいらが事故直後から言っていたように、原発は地震で壊れていたのだ。


【1年半後に新事実】福島第1原発 爆発前から放射能漏れしていたことがコッソリと判明へ

1 ベンガル(SB-iPhone) 2012/09/22(土) 17:11:52.93 ID:jZo7wFaOi

東京電力福島第一原発事故で1号機が水素爆発を起こす直前の昨年3月12日午後3時に、双葉町上羽鳥で空間放射線量が毎時1590マイクロシーベルトだったことが20日、分かった。県によると、原発敷地外では過去最大値。
当時、現地にはまだ住民が残っていた可能性もあり、県は福島医大などと連携し健康への影響などを調べる参考にする。

(中略)

19 パンパスネコ(佐賀県). 2012/09/22(土) 18:07:18.72 ID:OPuxZEVu0
ベントで漏れた水素が建屋に溜まって爆発したんだろ。ベントで放射性物質も一緒に排出されてるのは至極当然だと思うんだが何が言いたいんだこの記事は

26 スフィンクス(関西・東海) 2012/09/22(土) 19:03:58.59 ID:BTpGVM9TO
>>19
だから爆発前だっての。
水素が漏れたって五重の壁の最後の壁の建屋があるだろうが。
なんで爆発前に敷地の外に放射性物質が漏れてんだよ。

29 パンパスネコ(佐賀県). 2012/09/22(土) 19:07:13.55 ID:OPuxZEVu0
>>26
爆発の5時間前にベントしてるんだけど

35 スフィンクス(関西・東海) 2012/09/22(土) 19:26:02.20 ID:BTpGVM9TO
>>29
5重の壁は嘘でしたって告白か?

50 オリエンタル(やわらか銀行). 2012/09/23(日) 07:54:51.91 ID:6bp5/eTCP
>>29
>昨年3月12日午後3時に、

爆発の11時間前だな

66 リビアヤマネコ(神奈川県). 2012/09/23(日) 09:25:33.02 ID:i8AtBLms0
>>50
ベント関係無かったな

(中略)

89 白黒(埼玉県) 2012/09/23(日) 10:04:00.89 ID:P+f3NjJ+0
まさかここで喚いてるアホって、1号機と3号機が爆発したから放射性物質が漏れたって思ってた訳? ベントってのは格納容器の圧力下げて格納容器の破損を防ぐ為に行うモンで、それをやれば格納容器内の放射性物質含む気体が外部に漏出するんだよw

92 リビアヤマネコ(神奈川県)[sage] 2012/09/23(日) 10:08:50.87 ID:i8AtBLms0
>>89
ベント開始→爆発の5時間前
>>1の計測時刻→爆発の11時間前

(略)

http://blog.shadowcity.jp/my/2012/09/post-1198.html

 まず、放射線濃度が上がったのは「津波で冷やせなくなって爆発した」というのが公式見解というのは勉強不足で初めて知りました。

 これはおそらく建屋内にガスを排出しただけで、建屋外には放射性物質は出ていないという理解なんでしょう。

 しかし、今回の報道内容からすれば、放射性物質はベントによって建屋外へと出ていた可能性が高く、これは東電の明らかな間違いということになりました。




 この建屋の内か外かの話。

 外に出なかったからこそ水素爆発が起きたと今まで理解していましたが、検索するとブローアウトパネルは作動していたという話がありました。(水素や放射性物質の供給先としては、私は開放されている燃料プールも怪しく感じていて、これだとベントとは無関係ですけど、どちらにしろ建屋内です)

 建屋内に貯めてしまう設計であれば、私はアメリカのGEのその設計は明らかに欠陥だと考えますが、それはともかくブローアウトパネルが作動していれば大気中にも放出されていたということになります。(ただし、放射線量を低減した放出はされず。これも設計不備。ついでに言うと、反応炉の構造も不可解。それをそのまま使っていた東電と政府ももちろん悪いです)

 それ以外にも建屋の密閉性が悪く漏れ出ていたという可能性もありますが、どちらにしろ東電サイドの責任です。


 ここらへんは議論があるかもしれませんが、一番わからなかったのは「爆発の11時間前、ベントの5時間前に、近隣の双葉町で異常に高い空間放射線量を記録」の時系列です。

 私は今回記事や資料を読んで下記のような理解をしたので、ネットゲリラの記述は理解できませんでした。

3月12日午前9時   1号機でベント
3月12日午後3時ごろ 双葉町で最大値を観測(後述の記事によれば2~3時)
3月12日午後3時36分 1号機で水素爆発


 これを「午"前"3時 最大値を観測」と間違えば、「爆発の11時間前、ベントの5時間前はある程度近くなります。(それでも合いません。「午前4時」ならピタリ)

3月12日午前3時ごろ 双葉町で最大値を観測(実際には間違い)
3月12日午前9時   1号機でベント(勘違いの観測時間は6時間前)
3月12日午後3時36分 1号機で水素爆発(勘違いの観測時間は12時間前)

 何度か見直しましたが、「午"後"3時」だと思います。「水素爆発を起こす直前」とも一致します。


 関連記事もどうぞ。

福島原発事故:爆発前に敷地外最高線量 昨年3月12日
毎日新聞 2012年09月21日 21時09分(最終更新 09月21日 22時59分)


 福島県は21日、福島第1原発周辺19カ所の測定地点で計測した昨年3月11日の事故後の空間放射線量を公表した。東日本大震災で通信回線が途絶し、当時は把握できなかったが現地からメモリーや記録紙を回収し分析した。

 原発の北西5.6キロの双葉町上羽鳥で12日午後2〜3時、原発敷地外で最高値となる毎時1590マイクロシーベルトを計測した。同日午後3時36分に1号機建屋の水素爆発が起きており、爆発前に放射性物質が漏れ出した状況が裏付けられた。

 原発の西北西4.1キロの双葉町山田では2号機の圧力抑制室の圧力が低下し、白煙が確認された15日午前から線量が上がり始め、16日午前0時までの1時間に同1020マイクロシーベルトを計測した。

 浪江町など原発北側の地域では12日午後に、大熊、富岡、楢葉町など南側では2号機のベントが行われた14日深夜から15日未明にかけ、線量が急上昇していた。

 また東京電力が県に提供したデータを含めた事故直後の積算線量(90日換算)で最大は、第1原発敷地内南側の312ミリシーベルト、敷地外では大熊町夫沢中央台の150ミリシーベルトだった。

http://mainichi.jp/select/news/20120922k0000m040087000c.html


ベント作業で放射能漏れか 風向き影響の可
2012年09月22日 10時03分配信 KFB福島放送


県が20日公表した東日本大震災直後のモニタリング結果では、水素爆発を起こした東京電力福島第一原発の北側で昨年3月12日に、南側で15日に空間放射線量のピークを迎えていることが分かった。

県は第一原発の水素爆発やベント作業、当時の風向きが影響したとみている。

空間放射線量が最大値だった双葉町上羽鳥の毎時1590マイクロシーベルトは、1号機が水素爆発する直前の12日午後3時に測定された。

1号機では同日午前に原子炉の圧力を下げるためにベント作業が行われ、午後3時36分に水素爆発が起きた。

県は「爆発前からベント作業などで放射性物質が漏れていたと考えられ、風向きが影響した可能性がある」としている。

上羽鳥では13日午前零時に毎時100マイクロシーベルトを割り込んだ。

一方、第一原発南側の富岡町夜の森では15日午前2時に毎時186マイクロシーベルトを記録した。

各測定地点の空間放射線量は全体として、第一原発の北側で12日に上昇し、南側では15日ごろまで大きな変動がない。

県は「当時の風向きなどと整合性がある」と分析している。

昨年1月6日から90日間の積算線量では、原発敷地の境界を除いて大熊町夫沢中央台の150.62ミリシーベルトが最大だった。

降下物の核種分析では大熊町大野で、1カ月間で一平方キロ当たり560万メガベクレル(メガは100万倍)のセシウム137が検出された。

県は原発周辺の25カ所のモニタリングポストについて、震災で通信回線の断線や電源喪失、津波による流出があったため、データの回収を進めていた。

今後、さらにデータを精査し、当時の事故や避難の状況と照らし合わせる作業を行う。

http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201209224

 ということで、ネットゲリラでの「爆発の11時間前、ベントの5時間前」は理解できませんでした。誰かわかりやすく説明してくださると嬉しいです。


 なお、爆発で放射性物質漏れ……の勘違いに関しては、ヤフー知恵袋を少し引用しておきます。

津波で冷やせなくなったので原発が爆発したのですか?



津波で冷やせなくなったので原発が爆発したのですか?

冷やせない→圧力上昇→ベント可能→暴発事故防止


爆発した言うことは

冷却停止→圧力上昇→ベントできない(津波が原因でしょうか?地震が原因でしょうか?


→爆発

津波がベント機能を、破壊したとは情報として聞いたことがありません
もし可能であれば教えてください


質問日時:
2012/8/24 11:52:33


ベストアンサーに選ばれた回答



停電により外部電源喪失
ディーゼル発電機起動
大型燃料タンクからエンジンルーム内の小出しタンクに送る配管破損かポンプを回す電源がないためガス欠によりエンジン停止
津波で浸水
移動発電車到着も移送ケーブルを忘れたり、モーター類が水没し起動不能
冷却機能停止により内圧上昇

高濃度放射性物質の大気放出のリスクはあるが手動でベントを開放すれば爆発の惨事は防げた可能性がある
当日の担当者はマニュアルを把握しておらず、ベント開放の手順を知らなかった、東電本社からの指示もなし
同形式のアメリカの原発では担当以外の人でも非常時はベント開放をすると理解している


回答日時:2012/8/24 15:35:22


爆発したのは原子炉建屋に水素が溜まったからです。圧力容器の圧力が上がって爆発したのではありませrん。(引用者注:爆発したのは水素であり、大破したのは建屋。格納容器などの損傷はどの程度だったんでしょうね?)

冷やせない→圧力上昇→ベント可能 まではいいですね

冷やせない→燃料棒の温度上昇→水-ジルカロイ反応により水素発生

ベントや原子炉の亀裂により、水素が建屋に充満→水素爆発

燃料棒の被覆管に使われているジルコニウムという金属は、高温(1000℃程度)で水(水蒸気)と反応して、水素が発生します。(酸素は発生しない)


ちなみに爆発とメルトダウンには関連性がありません。


回答日時:2012/8/25 11:21:45

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1492889214


 あと、今回時系列がわからなくて困りましたので、福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所における対応状況について(平成24 年6 月版)から時系列部分をメモしておきます。

 アホみたいに長いのでご注意ください。本文はここで終わりにします。

福島第一原子力発電所1号機における
地震発生から3月12日(土)までの主な時系列

平成23年3月11日(金)

14:46 東北地方太平洋沖地震発生。原子炉自動スクラム。第3 非常態勢を自
動発令。
14:47 主タービン自動停止,非常用ディーゼル発電機自動起動。
14:52 非常用復水器(以下,「IC」)自動起動。
15:02 原子炉未臨界確認。
15:03 原子炉冷却材温度降下率55℃/h を遵守するために,IC の戻り配管隔
離弁(MO-3A,3B)を一旦「全閉」。その後,IC による原子炉圧力制御
開始。
15:06 非常災害対策本部を本店に設置(地震による被害状況の把握,停電等
の復旧)
15:27 津波第一波到達。
15:35 津波第二波到達。
15:37 全交流電源喪失。
15:42 原子力災害対策特別措置法(以下,「原災法」)第10 条第1 項の規定に
基づく特定事象(全交流電源喪失)が発生したと判断,官庁等に通報。
15:42 第1 次緊急時態勢を発令。緊急時対策本部を設置(非常災害対策本部
との合同本部となる)。
16:00頃 構内道路の健全性確認を開始。
16:00頃 電源設備(外部電源)の健全性確認を開始。
16:10 本店配電部門から全店に高・低圧電源車の確保と移動経路の確認指示。
16:36 原子炉水位が確認出来ず,注水状況が不明なため,原災法第15 条第1
項の規定に基づく特定事象(非常用炉心冷却装置注水不能)が発生し
たと判断,16:45 官庁等に通報。
16:36 第2 次緊急時態勢を発令。
16:45 原子炉水位が確認出来たことから,原災法第15 条第1 項の規定に基づ
く特定事象(非常用炉心冷却装置注水不能)発生の解除を判断,16:55
官庁等に通報。
16:50頃 全店の高・低圧電源車が福島に向け順次出発。
16:55 ディーゼル駆動消火ポンプの現場確認を開始。
17:07 再度,原子炉水位が確認出来なくなったため,原災法第15 条第1 項の
規定に基づく特定事象(非常用炉心冷却装置注水不能)が発生したと
判断,17:12 官庁等に通報。
17:12 発電所長は,アクシデントマネジメント対策として設置した消火系ラ
イン,及び消防車を使用した原子炉への注水方法の検討開始を指示。
17:30 故障復帰操作により,ディーゼル駆動消火ポンプが自動起動したが,
原子炉代替注水ラインが未構成だったため停止(その後,起動しない
よう停止状態で保持)。
18:00頃 電源設備(所内電源)の健全性確認を開始。
18:18 ICの戻り配管隔離弁(MO-3A),供給配管隔離弁(MO-2A)の開操作
実施,蒸気発生を確認。
18:25 ICの戻り配管隔離弁(MO-3A)閉操作。
18:35 原子炉代替注水ライン構成を開始。
19:00頃 2,3 号機の間にあるゲートを開放,1~4 号機への車両の通行ルートを
確保。
19:24 構内道路の健全性確認の結果を発電所対策本部に報告。
20:47 中央制御室内の仮設照明が点灯。
20:50 原子炉代替注水ラインが完成したことから,停止状態の保持を解除し,
故障復帰操作により,ディーゼル駆動消火ポンプ自動起動(原子炉減
圧後に注水可能な状態)。
20:50 福島県が福島第一原子力発電所から半径2km の住民に避難指示。
20:56 電源設備(外部電源,所内電源)の健全性確認結果を発電所対策本部
に報告。
21:19 原子炉水位判明,有効燃料頂部(以下,「TAF」)+200mm。
21:23 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径3km 圏内の避難,半径
3km~10km 圏内の屋内退避を指示。
21:30 ICの戻り配管隔離弁(MO-3A)開操作実施,蒸気発生を確認。
21:51 原子炉建屋の放射線量が上昇したことから,原子炉建屋への入域を禁
止。
22:00頃 東北電力第一陣,高圧電源車1 台の到着を確認。
22:10 原子炉水位がTAF+450mm 近辺にあることを官庁等に連絡。
23:00 サーベイの結果として,タービン建屋内での放射線量の上昇(タービ
ン建屋1 階北側二重扉前1.2mSv/h,タービン建屋1 階南側二重扉前
0.5mSv/h)を23:40 官庁等に連絡。

平成23年3月12日(土)

0:06 ドライウェル(以下,「D/W」)圧力が600kPa abs を超えている可能
性があり,格納容器ベント(以下,「ベント」)を実施する可能性があ
ることから,準備を進めるよう発電所長指示。
0:30 国による避難住民の避難措置完了確認(双葉町及び大熊町の3km 以内
避難措置完了確認,1:45 に再度確認)
0:49 D/W圧力が600kPa abs を超えている可能性があることから,原災法
第15 条第1 項の規定に基づく特定事象(格納容器圧力異常上昇)が発
生したと判断,0:55 官庁等に通報。
1:20頃 当社の高圧電源車1 台の到着を確認。
1:30頃 1号機及び2 号機のベントの実施について,内閣総理大臣,経済産業
大臣,原子力安全・保安院に申し入れ,了解を得る。
1:48 ディーゼル駆動消火ポンプ停止を確認。
2:03 消防車から消火系ラインの送水口につなぎこむことを検討開始。
2:47 2:30にD/W 圧力が840kPa abs に到達したことを官庁等に連絡。
3:06 ベント実施に関するプレス会見実施。
4:00頃 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水注入開始,1,300 リッ
トルを注入完了。
4:01 ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等に連絡。
4:55 発電所構内における放射線量が上昇(正門付近 0.069μSv/h(4:00) →
0.59μSv/h(4:23))したことを確認,官庁等に連絡。
5:14 発電所構内における放射線量が上昇していること及び,D/W 圧力も低
下傾向にあることから「外部への放射性物質の漏えい」が発生してい
ると判断,官庁等に連絡。
5:44 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径10km 圏内の住民に避
難指示。
5:46 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水注入再開。
5:52 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水1,000 リットルを注入
完了。
6:30 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水1,000 リットルを注入
完了。
6:33 地域の避難状況として,大熊町から都路方面へ移動を検討中であるこ
とを確認。
6:50 経済産業大臣より法令に基づくベントの実施命令(手動によるベント)。
7:11 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所に到着。
7:55 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水1,000 リットルを注入完了。
8:03 ベント操作を9 時目標で行うよう発電所長指示。
8:04 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所を出発。
8:15 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水1,000 リットルを注入
完了。
8:27 大熊町の一部が避難できていないとの情報を確認。
8:30 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水1,000 リットルを注入
完了。
8:37 福島県へ9 時頃ベントの開始に向けて準備していることを連絡。避難
状況を確認してからベントをすることで調整。
9:02 大熊町(熊地区の一部)の避難が出来ていることを確認。
9:04 ベントの操作を行うため運転員が現場へ出発。
9:05 ベント実施に関するプレス発表。
9:15 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水1,000 リットルを注入
完了。
9:15 格納容器(以下,「PCV」)ベント弁(MO 弁)を手動開。
9:32 圧力抑制室(以下,「S/C」)ベント弁(AO 弁)小弁の現場操作を試み
るが,高い放射線量のため断念。
9:40 消防車により消火系ラインから原子炉内に淡水15,000 リットルを注
入完了。
9:53 再度,ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等に連絡。
10:15頃 当社及び東北電力が派遣した電源車72 台が,福島に到着していること
を確認(高圧電源車:福島第一12 台,福島第二42 台,低圧電源車:
福島第一7 台,福島第二11 台)。
10:17 中央制御室にてS/C ベント弁(AO 弁)小弁を開操作。(計装用圧縮空
気系の残圧を期待)
10:40 正門及びモニタリングポストNo.8 付近の放射線量が上昇しているこ
とが確認されたことから,ベントにより放射性物質が放出された可能
性が高いと判断。
11:15 放射線量が下がっていることから,ベントが十分効いていない可能性
があることを確認。
11:39 ベント操作のために,原子炉建屋内に入域した当社社員1 名の被ばく
線量が100mSv を超過(106.30mSv) したことを官庁等に連絡。
14:30 S/C ベント弁(AO 弁)大弁を動作させるため,14:00 頃に仮設の空気圧
縮機を設置したところ,D/W 圧力が低下していることを確認し,ベン
トによる「放射性物質の放出」と判断,15:18 官庁等に連絡。
14:53 消防車による原子炉への淡水注入,約 80,000 リットル(累計)を注入
完了。
14:54 原子炉への海水注入を実施するよう発電所長指示。
15:18 ほう酸水注入系の復旧作業を進めており,準備が整い次第,ほう酸水
注入系ポンプを起動し,原子炉内へ注入する予定。また,今後準備が
整い次第,消火系にて海水を原子炉へ注水する予定であることを官庁
等に連絡。
15:30頃 高圧電源車から 2 号機 P/C を介して 1 号機 MCC に電源を供給する経
路を構成,ほう酸水注入系ポンプ手前まで送電を開始し,高圧電源車
の調整が完了。
15:36 原子炉建屋で爆発発生。
16:27 モニタリングポスト No.4 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(1,015μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,官庁
等に通報。
17:20頃 消防車,建屋などの状況の調査に出発。
18:05 経済産業大臣から法令に基づく命令(注水すること)があったことを
本店・発電所間で共有。
18:25 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径 20km 圏内の住民に
対し避難指示。
18:36 消防車,建屋などの状況調査の結果,現場は散乱している状態で準備
していた海水注入のためのホースが損傷,使用不可能であることを確
認。
19:04 原子炉内に消火系ラインから消防車による海水注入開始。
20:45 ほう酸を海水と混ぜて原子炉内へ注入開始。
以 上



福島第一原子力発電所2号機における
地震発生から3月15日(火)までの主な時系列

平成23年3月11日(金)
14:46 東北地方太平洋沖地震発生。第 3 非常態勢を自動発令。
14:47 原子炉自動スクラム,主タービン自動停止。非常用ディーゼル発電機
自動起動。
14:50 原子炉隔離時冷却系(以下,「RCIC」)手動起動。
14:51 RCIC 自動停止(原子炉水位高)
15:01 原子炉未臨界確認。
15:02 RCIC 手動起動。
15:06 非常災害対策本部を本店に設置(地震による被害状況の把握,停電等
の復旧)
15:27 津波第一波到達。
15:28 RCIC 自動停止(原子炉水位高)。
15:35 津波第二波到達。
15:39 RCIC 手動起動。
15:41 全交流電源喪失。
15:42 原子力災害対策特別措置法(以下,「原災法」)第 10 条第 1 項の規定に
基づく特定事象(全交流電源喪失)が発生したと判断,官庁等に通報。
15:42 第 1 次緊急時態勢を発令。緊急時対策本部を設置(非常災害対策本部
との合同本部となる)。
16:00頃 構内道路の健全性確認を開始。
16:00頃 電源設備(外部電源)の健全性確認を開始。
16:10 本店配電部門から全店に高・低圧電源車の確保と移動経路の確認指示。
16:36 原子炉水位が確認出来ず,注水状況が不明なため,原災法第 15 条第 1
項の規定に基づく特定事象(非常用炉心冷却装置注水不能)が発生し
たと判断,16:45 官庁等に通報。
16:36 第 2 次緊急時態勢を発令。
16:50頃 全店の高・低圧電源車が福島に向け順次出発。
17:12 発電所長は,アクシデントマネジメント対策として設置した消火系ラ
イン,及び消防車を使用した原子炉への注水方法の検討開始を指示。
18:00頃 電源設備(所内電源)の健全性確認を開始。
19:00頃 2,3 号機の間にあるゲートを開放,1~4 号機への車両の通行ルートを
確保。
19:24 構内道路の健全性確認の結果を発電所対策本部に報告。
20:47 中央制御室内の仮設照明が点灯。
20:50 福島県が福島第一原子力発電所から半径 2km の住民に避難指示。
20:56 電源設備(外部電源,所内電源)の健全性確認結果を発電所対策本部
に報告。
21:02 原子炉水位が不明であり,RCIC による原子炉への注水状況が確認で
きないため,原子炉水位が有効燃料頂部(以下,「TAF」)に到達する
可能性があることを官庁等に連絡。
21:13 TAF 到達時間を 21:40 と評価,官庁等に連絡。
21:23 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径 3km 圏内の避難,半径
3km~10km 圏内の屋内退避を指示。
21:50 原子炉水位が判明し,TAF+3400mm にあることを確認したことから,
TAF 到達まで時間がかかると評価,22:10,官庁等に通報。
22:00頃 東北電力第一陣,高圧電源車 1 台の到着を確認。

平成23年3月12日(土)

0:30 国による避難住民の避難措置完了確認(双葉町及び大熊町の 3km 以内
避難措置完了確認,1:45 に再度確認)。
1:20 ディーゼル駆動消火ポンプが停止していることを確認。
1:20頃 当社の高圧電源車 1 台の到着を確認。
1:30頃 1 号機及び 2 号機のベントの実施について,内閣総理大臣,経済産業
大臣,原子力安全・保安院に申し入れ,了解を得る。
2:55 発電所対策本部は RCIC が運転していることを確認。
3:06 ベント実施に関するプレス会見実施。
3:33 ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等に連絡。
4:20 RCIC の水源切替を開始。
4:55 発電所構内における放射線量が上昇(正門付近 0.069μSv/h(4:00) →
0.59μSv/h(4:23))したことを確認,官庁等に連絡。
5:00 RCIC 水源切替完了。
5:44 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径 10km 圏内の住民に避
難指示。
6:50 経済産業大臣より法令に基づくベントの実施命令(手動によるベント)。
7:11 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所に到着。
8:04 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所を出発。
10:15頃 当社及び東北電力が派遣した電源車 72 台が,福島に到着していること
を確認(高圧電源車:福島第一 12 台,福島第二 42 台,低圧電源車:
福島第一 7 台,福島第二 11 台)。
15:30頃 高圧電源車から 2 号機 P/C を介して 1 号機 MCC に電源を供給する経
路を構成,1 号機ほう酸水注入系ポンプ手前まで送電を開始し,高圧
電源車の調整が完了。
15:36 1 号機原子炉建屋で爆発発生。
16:27 モニタリングポスト No.4 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(1,015μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第 1 項の規定に
基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,官
庁等に通報。
17:30 ベントの準備を開始するよう発電所長指示。
18:25 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径 20km 圏内の住民に
対し避難指示。

平成23年3月13日(日)

8:10 格納容器(以下,「PCV」)ベント弁(MO 弁)開。
8:30 高圧電源車を起動し,2 号機 P/C への再送電を試みるも過電流リレー
が動作し,送電できず。
8:56 モニタリングポスト No.4 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(882μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,9:01
官庁等に通報。
10:15 ベントを実施するよう発電所長指示。
11:00 ラプチャーディスクを除く,ベントライン構成完了。
11:20 ベント実施に関するプレス発表。
12:05 海水を使用する準備を進めるよう発電所長指示。
13:10 バッテリーを逃がし安全弁(以下,「SRV」)制御盤に繋ぎ込み,操作
スイッチで開操作出来る状態を構成。
14:15 モニタリングポスト No.4 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(905μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,14:23
官庁等に通報。
15:18 ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等へ連絡。

平成23年3月14日(月)

2:20 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(751μSv/h)を計測したことか
ら,原災法第 15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量
異常上昇)が発生したと判断,4:24 官庁等に通報。
2:40 モニタリングポスト No.2 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(650μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,5:37
官庁等に通報。
4:00 モニタリングポスト No.2 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(820μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,8:00
官庁等に通報。
9:12 モニタリングポスト No.3 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(518.7μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,9:34
官庁等に通報。
11:01 3 号機原子炉建屋の爆発。
12:50 圧力抑制室(以下,「S/C」)ベント弁(AO 弁)大弁の電磁弁励磁用回
路が外れ閉を確認。
13:05 準備が完了していた注水ラインは,消防車及びホースが破損して使用
不可能であったことから,消防車を含む海水注入のライン構成を再開。
13:18 原子炉水位が低下傾向であったことから,直ちに原子炉への海水注入
操作などの準備作業を進めることを官庁等に連絡。
13:25 原子炉の水位が低下していることから RCIC の機能が喪失している可
能性があり,原災法第 15 条第 1 項の規定に基づく特定事象(原子炉冷
却機能喪失)が発生したと判断,13:38 官庁等に通報。
15:28 TAF 到達時間を 16:30 と評価,官庁等に連絡。
15:30頃 原子炉への海水注入を行うため消防車を起動。
16:34 原子炉減圧操作を開始するとともに,消火系ラインから海水注入を開
始することを官庁等に連絡。
17:17 原子炉水位が TAF に到達。17:25 官庁等に連絡。
18:02 原子炉減圧開始(原子炉圧力 5.4MPa→19:03 0.63MPa)。
18:22 原子炉水位が TAF-3,700mm に到達し,燃料全体が露出したものと判
断,19:32 官庁等に連絡。
19:20 原子炉への海水注入のための消防車が燃料切れで停止していることを
確認。
19:54 原子炉内に消火系ラインから消防車(19:54,19:57 に各 1 台起動)によ
る海水注入開始。
21:00頃 S/C ベント弁(AO 弁)小弁開操作。ラプチャーディスクを除く,ベン
トライン構成完了。
21:20 SRV を 2 弁開し,原子炉水位が回復してきたことを確認,21:34 官庁
等に連絡(21:30 現在:原子炉水位 TAF-3,000mm)。
21:35 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(760μSv/h)を計測したこと
から,原災法第 15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線
量異常上昇)が発生したと判断,22:35 官庁等に通報。
22:50 ドライウェル(以下,「D/W」)圧力が最高使用圧力 427kPa[gage]を超
えたことから,原災法第 15 条第1項の規定に基づく特定事象(格納容
器圧力異常上昇)が発生したと判断,23:39 官庁等に通報。
23:35 S/C 側の圧力がラプチャーディスク作動圧よりも低く,D/W 側の圧力
が上昇していることから,D/W ベント弁小弁の開によりベントを実施
する方針を決定。

平成23年3月 15日(火)

0:01 D/W ベント弁(AO 弁)小弁開操作,数分後に閉であることを確認。
3:00 D/W 圧力が設計上の最高使用圧力を超えたことから,減圧操作および
原子炉内への注水操作を試みているが,まだ減圧しきれていない状況
であることを 4:17 官庁等に連絡。
5:35 福島原子力発電所事故対策統合本部設置。
6:14頃 大きな衝撃音と振動が発生。S/C 圧力の指示値がダウンスケールとな
る。
6:50 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(583.7μSv/h)を計測したこ
とから,原災法第 15 条第 1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射
線量異常上昇)が発生したと判断,7:00 官庁等に通報。
7:00 監視,作業に必要な要員を除き,福島第二へ一時退避することを官庁
等に連絡。
8:11 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(807μSv/h)を計測したこと
から,原災法第 15 条第1項の規定に基づく特定事象(火災爆発等によ
る放射性物質異常放出)が発生したと判断,8:36 官庁等に通報。
8:25 原子炉建屋 5 階付近壁より白い煙(湯気らしきもの)があがっている
ことを確認,9:18 官庁等に連絡。
10:30 経済産業大臣より法令に基づく命令(極力早期に原子炉への注水を行
うこと。必要に応じ,ドライウェルのベントを行うこと。)
11:00 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径 20km 以上 30km 圏
内の住民に対し屋内退避指示。
16:00 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(531.6μSv/h)を計測したこ
とから,原災法第 15 条第 1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射
線量異常上昇)が発生したと判断,16:22 官庁等に通報。
23:05 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(4,548μSv/h)を計測したこ
とから,原災法第 15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射
線量異常上昇)が発生したと判断,23:20 官庁等に通報。

以 上



福島第一原子力発電所3号機における
地震発生から3月15日(火)までの主な時系列

平成23年3月11日(金)

14:46 東北地方太平洋沖地震発生。第 3 非常態勢を自動発令。
14:47 原子炉自動スクラム,主タービン手動トリップ。
14:48 非常用ディーゼル発電機自動起動。
14:54 原子炉未臨界確認。
15:05 原子炉隔離時冷却系(以下,「RCIC」)手動起動。
15:06 非常災害対策本部を本店に設置(地震による被害状況の把握,停電等
の復旧)
15:25 RCIC 自動停止(原子炉水位高) 。
15:27 津波第一波到達。
15:35 津波第二波到達。
15:38 全交流電源喪失。
15:42 原子力災害対策特別措置法(以下,「原災法」)第 10 条第 1 項の規定に
基づく特定事象(全交流電源喪失)が発生したと判断,官庁等に通報。
15:42 第 1 次緊急時態勢を発令。緊急時対策本部を設置(非常災害対策本部
との合同本部となる)。
16:00頃 構内道路の健全性確認を開始。
16:00頃 電源設備(外部電源)の健全性確認を開始。
16:03 RCIC 手動起動。
16:10 本店配電部門から全店に高・低圧電源車の確保と移動経路の確認指示。
16:36 第 2 次緊急時態勢を発令。
16:50頃 全店の高・低圧電源車が福島に向け順次出発。
18:00頃 電源設備(所内電源)の健全性確認を開始。
19:00頃 2,3 号機の間にあるゲートを開放,1~4 号機への車両の通行ルートを
確保。
19:24 構内道路の健全性確認の結果を発電所対策本部に報告。
20:50 福島県が福島第一原子力発電所から半径 2km の住民に避難指示。
20:56 電源設備(外部電源,所内電源)の健全性確認結果を発電所対策本部
に報告。
21:23 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径 3km 圏内の避難,半径
3km~10km 圏内の屋内退避を指示。
21:27 中央制御室内の仮設照明が点灯。
22:00頃 東北電力第一陣,高圧電源車 1 台の到着を確認。

平成23年3月12日(土)

0:30 国による避難住民の避難措置完了確認(双葉町及び大熊町の 3km 以内
避難措置完了確認,1:45 に再度確認)
1:20頃 当社の高圧電源車 1 台の到着を確認。
3:27 ディーゼル駆動消火ポンプ(以下,「DDFP」)起動せず。
4:55 発電所構内における放射線量が上昇(正門付近 0.069μSv/h(4:00) →
0.59μSv/h(4:23))したことを確認,官庁等に連絡。
5:44 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所から半径 10km 圏内の住民に避
難指示。
7:11 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所に到着。
8:04 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所を出発。
10:15頃 当社及び東北電力が派遣した電源車 72 台が,福島に到着していること
を確認(高圧電源車:福島第一 12 台,福島第二 42 台,低圧電源車:
福島第一 7 台,福島第二 11 台)。
11:13 DDFP 自動起動。
11:36 DDFP 停止。
11:36 RCIC 自動停止。
12:06 DDFP 起動,DDFP による代替 S/C スプレイ開始。
12:35 高圧注水系(以下,「HPCI」)自動起動(原子炉水位低)。
16:27 モニタリングポスト No.4 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(1,015μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,官庁
等に通報。
17:30 ベントの準備を開始するよう発電所長指示。
18:25 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径 20km 圏内の住民に
対し避難指示。
20:36 原子炉水位計の電源喪失により原子炉水位が不明となる。
平成23年3月13日(日)
2:42 DDFP による原子炉代替注水への切替のため,HPCI 停止。
2:45 逃がし安全弁(以下,「SRV」)1 弁を開操作したが開動作せず。その
後,全弁を順次,開操作するも開動作せず。
3:05 原子炉代替注水ラインの構成が完了したことを中央制御室に連絡。
3:51 原子炉水位計復旧。
4:52 圧力抑制室(以下,「S/C」)ベント弁(AO 弁)大弁を開操作するも,
空気ボンベの充填圧力が 0 で,閉確認。
5:08 DDFP による代替 S/C スプレイ開始(7:43 停止)。
5:10 RCIC による原子炉注水ができなかったため,原災法第 15 条第 1 項の
規定に基づく特定事象(原子炉冷却機能喪失)に該当すると判断,5:58
官庁等に通報。
5:15 ラプチャーディスクを除く,ベントラインの完成に入るよう発電所長
指示。
5:23 S/C ベント弁(AO 弁)大弁を開操作するために,空気ボンベを交換開
始。
5:50 ベント実施に関するプレス発表。
6:19 4:15 に有効燃料頂部(以下,「TAF」)に到達したものと判断,官庁等
に連絡。
7:35 ベントを実施した場合の被ばく評価結果を官庁等に連絡。
7:39 格納容器スプレイを開始, 7:56 官庁等に連絡。
8:35 格納容器(以下,「PCV」)ベント弁(MO 弁)開。
8:41 S/C ベント弁(AO 弁)大弁開により,ラプチャーディスクを除く,ベ
ントライン構成完了。8:46 官庁等に連絡。
8:56 モニタリングポスト No.4 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(882μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,9:01
官庁等に通報。
9:08頃 逃がし安全弁による原子炉圧力の急速減圧を実施。今後,消火系ライ
ンによる原子炉内への注水を開始することを 9:20 官庁等に連絡。
9:25 原子炉内に消火系ラインから消防車による淡水注入開始(ほう酸入り)。
9:36 ベント操作により,9 時 20 分頃よりドライウェル(以下,「D/W」)圧
力が低下していることを確認,また,消火系ラインによる原子炉内へ
の注水を開始したことを官庁等に連絡。
10:30 海水注入を視野に入れて動くとの発電所長指示。
11:17 S/C ベント弁(AO 弁)大弁の閉確認。(作動用空気ボンベ圧低下のた
め)
12:20 淡水注入終了。
12:30 S/C ベント弁(AO 弁)大弁開。(作動用空気ボンベ交換)
13:12 原子炉内に消火系ラインから消防車による海水注入開始。
14:15 モニタリングポスト No.4 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(905μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第 1 項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,14:23
官庁等に通報。
14:20 高圧電源車から 4 号機 P/C へ送電を開始。
14:31 原子炉建屋二重扉北側で 300mSv/h 以上,南側 100mSv/h との測定結
果が報告される。
14:45 原子炉建屋二重扉付近で放射線量が上昇し,1 号機と同様に原子炉建
屋内に水素が溜まっている可能性があり,爆発の危険性が高まったこ
とから,現場退避開始(17:00 頃,作業再開)。

平成23年3月14日(月)

1:10 原子炉へ供給している海水が残り少なくなったことから,逆洗弁ピッ
ト内への海水補給のために消防車を停止。
2:20 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(751μSv/h)を計測したことか
ら,原災法第 15 条第1項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線量
異常上昇)が発生したと判断,4:24 官庁等に通報。
2:40 モニタリングポスト No.2 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(650μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第1項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,5:37
官庁等に通報。
3:20 消防車による海水注入再開。
4:00 モニタリングポスト No.2 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(820μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第 1 項の規定に基
づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,8:00
官庁等に通報。
5:20 S/C ベント弁(AO 弁)小弁開操作開始。
6:10 S/C ベント弁(AO 弁)小弁の開確認。
6:30頃 D/W 圧力が上昇し,爆発の可能性が懸念されたことから現場退避開始
(7:35 頃,作業再開)。
9:05 物揚場から逆洗弁ピットへの海水の補給を開始。
9:12 モニタリングポスト No.3 付近で 500μSv/h を超える放射線量
(518.7μSv/h)を計測したことから,原災法第 15 条第 1 項の規定に
基づく特定事象(敷地境界放射線量異常上昇)が発生したと判断,9:34
官庁等に通報。
11:01 原子炉建屋で爆発発生。
13:05 注水ラインは,消防車及びホースが破損して使用不可能であったこと
から,消防車を含む海水注入のライン構成を再開。
15:30頃 爆発により,消防車やホースが損傷し,海水注入が停止していたため,
消防車とホースを入れ替えて物揚場から原子炉へ注入する新しいライ
ンを構築し,海水注入を再開。
21:35 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(760μSv/h)を計測したこと
から,原災法第 15 条第 1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射線
量異常上昇)が発生したと判断,22:35 官庁等に通報。

平成23年3月15日(火)

5:35 福島原子力発電所事故対策統合本部設置。
6:14頃 大きな衝撃音と振動が発生。中央制御室では 4 号側の天井が揺れる。
6:50 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(583.7μSv/h)を計測したこ
とから,原災法第 15 条第 1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射
線量異常上昇)が発生したと判断,7:00 官庁等に通報。
7:00 監視,作業に必要な要員を除き,福島第二へ一時退避することを官庁
等に連絡。
7:55 原子炉建屋上部に蒸気が漂っているのを確認,官庁等に連絡。
8:11 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(807μSv/h)を計測したこと
から,原災法第 15 条第 1 項の規定に基づく特定事象(火災爆発等によ
る放射性物質異常放出)が発生したと判断,8:36 官庁等に通報。
11:00 内閣総理大臣が,福島第一原子力発電所から半径 20km 以上 30km 圏
内の住民に対し屋内退避指示。
16:00 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(531.6μSv/h)を計測したこ
とから,原災法第 15 条第 1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射
線量異常上昇)が発生したと判断,16:22 官庁等に通報。
23:05 正門付近で 500μSv/h を超える放射線量(4,548μSv/h)を計測したこ
とから,原災法第 15 条第 1 項の規定に基づく特定事象(敷地境界放射
線量異常上昇)が発生したと判断,23:20 官庁等に通報。

以 上


 関連
  ■なぜ原子炉建屋で水素が発生・爆発したのか?
  ■反原発の歴史
  ■シーベルト、cpm、ベクレル ~被曝、放射線量の単位まとめ~
  ■千葉水道水のホルムアルデヒドもバス事故も放射能のせいという説が拡散
  ■ホルムアルデヒド発生と放射線(放射能)の関連性
  ■その他の科学・疑似科学について書いた記事

Appendix

広告

ブログ内 ウェブ全体
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示









Appendix

最新投稿

広告

定番記事

世界一スポーツ選手の平均年収が高いのはサッカーでも野球でもない
チャッカマンは商標・商品名 じゃあ正式名称・一般名称は何?
ジャムおじさんの本名は?若い頃の名前は?バタコさんとの関係は?
ワタミの宅食はブラックじゃなくて超ホワイト?週5月収10万円
朝日あげの播磨屋、右翼疑惑を否定 むしろ右翼に睨まれている?
レーシック難民は嘘くさいしデマ?アメリカの調査では驚きの結果に
赤ピーマンと赤黄色オレンジのパプリカの緑黄色野菜・淡色野菜の分類
アマゾンロッカーってそんなにすごい?日本のコンビニ受け取りは?
就職率100%国際教養大(AIU)の悪い評判 企業は「使いにくい」
ミント・ハッカでゴキブリ対策のはずがシバンムシ大発生 名前の由来はかっこいい「死番虫」
移動スーパーの何がすごいのかわからない 「とくし丸」は全国で約100台
ビジネスの棲み分け・差別化の具体例 異業種対策には棲み分けがおすすめ
主な緑黄色野菜一覧 と 実は緑黄色野菜じゃない淡色野菜の種類
タコイカはタコ?イカ?イカの足の数10本・タコの足8本は本当か?
トンネルのシールドマシンは使い捨て…自らの墓穴を掘っている?
ユリゲラーのポケモンユンゲラー裁判、任天堂が勝てた意外な理由
好待遇・高待遇・厚待遇…正しいのはどれ?間違っているのはどれ?
コメダ珈琲は外資系(韓国系)ファンドが買収したって本当? MBKパートナーズとは?
大塚家具がやばい 転職社員を通報、「匠大塚はすぐ倒産」とネガキャン
不人気予想を覆したアメリカのドラえもん、人気の意外な理由は?

ランダムリンク
厳選200記事からランダムで









アーカイブ

説明

書いた人:千柿キロ(管理人)
サイト説明
ハンドルネームの由来

FC2カウンター

2010年3月から
それ以前が不明の理由