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竹島問題年表・歴史的な経緯 日本の立場・韓国の主張


 尖閣諸島問題年表・歴史的な経緯 日本の立場・中国の主張で予告した通り、韓国との竹島問題編です。

 意外に韓国との問題は落ち着いていますが、今後また問題なるときは来ますし、提訴の件もありますので、予習・復習ということでどうぞ。

 なお、竹島問題はかなり前の尖閣諸島、北方領土、竹島の領土問題 ~韓国と交渉するのは不可能、中国を最優先に~で紹介した記事も良かったです。


 まず……と言うか、今回は年表は一つしかないのですが、尖閣諸島問題でも使った竹島・尖閣なぜもめる 一から分かる日中韓の主張 (要登録 日経新聞 2012/8/31 2:06)からです。



 竹島問題 年表

江戸時代以前 【日】遅くとも17世紀半ばには領有権確立と主張
 日本は古くから竹島を地図や文献に記載してきた。外務省によると、江戸幕府は2代将軍徳川秀忠時代の1618年、鳥取藩の町人、大谷、村川両家に日本海の鬱陵島への渡航を認め、両家は竹島を寄港地として70年間、アワビ漁やアシカの捕獲をした。17世紀末、江戸時代の鎖国令の下でも鬱陵島への渡航は禁止されたが、竹島については禁止しなかった。

明治時代 【韓】文書で日本は竹島を朝鮮領と認識していたと主張
1905年 【日】竹島の島根県編入を閣議決定
    【日】第2次日韓協約で韓国の外交権を奪う
 1905年、隠岐島民の要請を受け、日本政府は竹島を隠岐島庁の所管として差し支えないことを確認し、島根県への編入を閣議決定した。日本が戦後の独立を回復した51年9月のサンフランシスコ講和条約では、日本が放棄すべき地域を「済州島、巨文島及び鬱陵島を含む朝鮮」と規定。竹島は含まれなかった。

  韓国は日本が1905年に竹島を島根県に編入したことを植民地支配の第一歩と主張するが、竹島が朝鮮(当時)領だったわけではない。江戸時代は日本の漁民の漁場だった。韓国の古文書にあるという記述では領有と言えない。

1910年  日本が韓国を併合
1945年 【日】敗戦、植民地支配を終了
1951年 【日】サンフランシスコ講和条約締結で「朝鮮」を放棄
 韓国は1951年7月、放棄地に竹島などを含むようアチソン米国務長官に書簡で要望した。だがラスク米国務次官補(極東担当)は(1)朝鮮の一部として取り扱われたことが決してない(2)かつて朝鮮によって領有権の主張がなされたとはみられない――などと韓国側の主張を退けた。

1952年 【韓】「李承晩ライン」設定。竹島領有を主張
1954年 【韓】竹島に警備隊員を常駐
1954、62年 【日】国際司法裁判所への付託を提案、韓国は拒否
1965年  日韓国交正常化。竹島問題は棚上げ
1998年 【韓】竹島に有人灯台設置
2005年 【日】島根県が「竹島の日」を制定
    【韓】竹島への入島制限を緩和、一般観光客が訪問
2012年
4月  【韓】竹島で来訪者支援施設の建設を13年に始めると発表
8月  【韓】李明博大統領が竹島上陸



 さらに韓国の主張としては、以下のようなものが紹介されていました。

 朝鮮の歴史文書「三国史記」(1145年)、「世宗実録」(1454年)、「新増東国輿地勝覧」(1531年)、「東国文献備考」(1770年)などの記述を基に、「于山島」と「鬱陵島」の2島の存在を認識していたと強調。于山島を「今の独島」と解釈する。

 1900年交付の「大韓帝国勅令41号」は、鬱陵島を「欝島」、独島を「石島」と表記、管轄地域と再確認したとする。欝島の郡守が作成した報告書には「本郡所属独島」と記述があり、欝島の管理区域だったことを物語ると主張する。

 日本の資料に基づいた主張としては、1690年代に鬱陵島に出向いた日本の漁民が朝鮮の漁民を連れ帰った事件を巡る江戸幕府と鳥取藩とのやりとりで、「鳥取藩が鬱陵島と独島は鳥取藩に帰属しないと明白にしている」と指摘する。

 明治時代に当時の朝鮮へ派遣された外務省職員の報告書を根拠に「日本が鬱陵島と独島を朝鮮領と認識していたことは明らか」とも訴える。韓国は、日本が1905年に竹島を島根県に編入したのは植民地支配の先駆けと位置付け、「韓国の主権を奪う過程の一環で国際法上無効」と断じる。

 48年に発足した韓国政府は、米国軍政庁(米軍が設置した臨時政府)から独島を承継し、慶尚北道(南東部)が管轄したと説明。連合国や日本が異議申し立てしなかったとして「国際法上、独島の領有権は韓国にある」と訴える。

 ここらへんの話は最初にも書いた尖閣諸島、北方領土、竹島の領土問題 ~韓国と交渉するのは不可能、中国を最優先に~で使った記事と合わせて読むと良いと思います。


 実は竹島問題で溜めていた記事はこれだけなんですが、ちょっと寂しいので他の記事を今読みながら追加します。

 上記年表は長い間使えると思いますが、当然下記の記事は時事的なものとなります。

 また、下記の記事は韓国、日本と中国の尖閣諸島問題に興味津々 漁夫の利か影響なしかマイナスかで使った記事と同じ作者さんですので、こちらも併せて読むと良いかもしれません。

「尖閣で中国完勝」と読んだ韓国の誤算
「従中卑日」に動くも「黄海のEEZ」で中国から脅し
鈴置 高史 日経ビジネスオンライン
2012年10月4日(木)


 「日本を叩く時は中国の後ろをついて行く」という韓国の戦略が揺らぐ。「尖閣」で日本が韓国の予想を裏切って善戦しているうえ、共闘しているはずの中国から韓国自身が脅され始めたからである。


 韓国の金星煥・外交通商相は9月28日、国連総会の一般討論演説で日本に対し「従軍慰安婦への補償」を求めた。さらに「独島(竹島)問題の国際司法裁判所での協議拒否」を強調した。ただ、いずれも日本を名指しせず、間接的な表現をとった。

 金星煥・外交通商相は「歴史の暗い面に向き合い、過去の過ちを正せ」とも説教。「歴史」を持ち出したのは「慰安婦」でも「独島」でも「日本=戦犯国」を強調すれば世界の理解が得られるとの判断だ。

 ことに「尖閣」で激しく日本と対立する中国の歓心を買え、「独島」での対日圧力を増せると韓国は期待したのだろう。中国も「尖閣」は「日本=戦犯国」が奪ったもの、という理屈を掲げている。

 実際、その4日前の9月24日に金星煥・外交通商相は中国の楊潔篪外相とニューヨークの国連本部で会談し「歴史」を掲げて対日共同戦線を張ることに改めて合意した。中韓両国とも専門家は法律論で日本と争えば自国が不利と知っている。

(中略)9月27日の一般討論演説で中国の楊潔篪外相は尖閣諸島(中国名・釣魚島)について「日清戦争末期に日本が中国から釣魚島を盗んだ歴史的事実は変えられない」と異例の表現で日本を非難した。

 翌日の9月28日に、冒頭で示した金星煥・外交通商相の演説となったわけだが、中国外相とは異なり日本の名はあげなかった。日韓関係の悪化を懸念する米国の圧力があったことに加え、韓国の国際情勢の読み違いが次第に明らかになったからと思われる。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20121002/237541/?mlp&rt=nocnt

 この「韓国の誤算は3つあった」そうです。

 一つがタイトルになっていた「尖閣で中国完勝」という勘違いです。
 日本が韓国の予想、あるいは期待と異なって中国にすぐさま屈服しなかったことだ。「尖閣」での摩擦が始まったころ、韓国のほとんどの識者は「中国の漁船や、海軍艦艇など公船が尖閣をとり囲めば日本はすぐに白旗を掲げ、中国が周辺海域を実効支配するようになる」と語っていたし、新聞もそのトーンで書いていた。

 理由は「2010年の尖閣での衝突」で、初めは強気だった菅直人政権が、中国に少し脅されると直ちに腰砕けになった経緯からだ。韓国を含め周辺国家は「日本にはもう、昔日の力はない。押せば日本は後退する」と見るに至った。李明博大統領の竹島上陸もこれが遠因である。

 これは竹島問題韓国の背景 日本はもう大国ではない、李明博大統領逮捕への恐怖でも書きました。

 しかし、竹島問題の日本外交は100点満点?で書いたように、韓国は反撃を食らって面目丸つぶれです。

 続き。
 もうひとつの理由は韓国人の希望的観測だ。韓国のEEZ(経済的排他水域)はもちろん領海内に至るまで、千隻を超える中国漁船が日常的に不法操業している。警察官が中国の漁民に殺される事件が何度も発生、韓国の海洋警察は取り締まりを事実上、放棄している。

 この問題を韓国人に聞くと一様に不快な顔をする。そして「攻撃は防御なり」とばかりに「2010年の尖閣での日本の屈辱」を話題にしたがる。彼らの言説からは「日本も同じ目に合って欲しい」との密やかな願いが感じとれる。

(中略)

 ところが、中国の漁船は大量には来なかった。これまでのところ中国は本格的軍事衝突は避けている。ある日本の安全保障専門家は、米国の強力な支援のおかげと明かす。

 「尖閣での衝突が起きそうになるや否や、米国は世界最強のステルス戦闘機、F22を22機、沖縄に緊急配備した。さらに、空母『ジョージ・ワシントン』と同『ジョン・ステニス』をそれぞれ中核とする空母打撃群を2個も沖縄周辺海域に派遣。そのうえ、米海兵隊と陸上自衛隊が合同で上陸訓練を実施するなど中国の海空軍の侵攻を強力に牽制した」。

 大陸国家であるせいか、韓国人は米国の海洋覇権にかける決意を軽く見がちだ。海軍力が皆無に等しいフィリピンでさえ、今や中国との領海紛争では後ろに引かなくなった。もちろん、米海軍が全面的にバックアップする姿勢に転じたからだ。

 最後の部分のフィリピンのところの時期が気になります。フィリピンは中国にしてやられていたようなんですが、アメリカの援護はその後ということで良いんでしょうかね?


 2つ目。
 韓国の誤算の2つ目は、韓国が実効支配している暗礁を取り戻す姿勢を中国が明確にしたことだ。9月23日、中国政府は無人航空機を利用した遠隔海洋観視システムのデモンストレーションを実施。韓国各紙によると、中国はこの場で「釣魚島(尖閣諸島)と蘇岩礁(韓国名・離於島)を監視対象に含める」と明らかにした。

(中略)

 韓国が中国と対日共同戦線を組んでも、中国が「蘇岩礁」などで韓国に譲歩するわけもない。だが、韓国人の心の片隅には「中国の前で日本を悪者にし、自分はいい子になれば中国の風当たりは弱くなる」という奇妙な期待感があった。

 だから今、韓国の世論は混乱する。朝鮮日報は9月26日付の社説の見出しを「中国の領土にかける野心が過ぎれば“反中連帯”を加速する」とした。

(中略)

 中国人がこれを読んだら「韓国人は竹島では『日本に苛められそうだから助けてくれ』と中国に泣きついたくせに、釣魚島(尖閣諸島)では日本に味方して中国を非難し、反中連帯の音頭をとるのか」と怒りだすに違いない。

 蘇岩礁に関しては、中国と韓国の領土・領海問題 蘇岩礁・離於島をどうぞ。

 知識不足のうちに断定してしまってはいけませんが、私は韓国の主張に違和感を感じました。


 最後。
 3つ目の韓国の誤算は、9月26日の安倍晋三氏の自民党総裁就任である。韓国各紙は「『独島』と『尖閣』が、当初は見込みが薄かった極右の安倍氏を当選させた」と分析したうえで「首相に就任すれば韓国や中国に対し強腰に出るだろう」と警戒感をあらわにした。

 安倍氏は産経新聞のインタビューで「過去に自民党政権がやってきたことも含め、周辺国への過度の配慮は結局、真の友好につながらなかった」(8月28日付)と語っている。(中略)

 これまで韓国紙は「日本の右派が反韓的な言動をしても、日本の良心派がそれを抑えてくれる」という単純な日本観をもとに紙面を作って来た。

 今回の中韓との争いに関しても、日本の左派が中韓両国の主張に沿って日本に反省を求める声明を発すると、韓国各紙は「日本の良心派も日本を厳しく批判した」と大喜びした。東亜日報は社説でもそうした視点で取り上げた。日本の左派メディアさえもこの声明を無視したのと対照的だった。

 ただ最大手紙で、現実主義的な紙面づくりの朝鮮日報だけは「少数の知識人が右傾化する日本を変えることができるか(いや、できない)」という見出しの社説を載せた。

 朝鮮日報に関しては、日本で買える韓国企業の製品・サービス2 アシアナ航空・エアプサン・イースタージェット・中央日報・聯合ニュースで少し書いています。

 私の目にしたサイトでは、韓国の新聞では一番主張がまともという評価で、韓国国内では親日派とも呼ばれているようです。


 なお、安倍晋三総裁に関しては、過去の行動からするとむしろ領土問題は穏健なのでは?という見方の記事が、二三ありました。

 これを紹介すると長くなりすぎるので書きませんが、それがまあ安倍晋三総裁の言う「過去に自民党政権がやってきたことも含め、周辺国への過度の配慮は結局、真の友好につながらなかった」なのでしょう。

 しかし、それらは過去の話であり、今なら野田政権への対抗意識からもっと強硬路線をアピールするんじゃないかと思います。


 私は安倍晋三さんは公務員改革や経済政策で期待していたのですが、本人はともかく過激さを好む支持層がどうもなぁ~というところがありました。

 ただ、本人の考えも支持層と同じだったらしくって、私の期待する政策には全然触れず、支持層にアピールするような政策を前面に押し出していました。

 そんな感じですから、野田政権以上の強硬路線を取る可能性が高いと思います。


 あと、記事では尖閣諸島の話もありました。

 第1ラウンドでは、韓国の予想に反し日本は即座には白旗を掲げなかった。しかし、これから中国が対日経済制裁を強めつつ「領土問題の存在の認定」を迫れば、日本は思わずそれを飲んでしまうかもしれない。

 すでに橋下徹大阪市長らが「裁判すれば勝てる」との判断により問題の存在を認めようと言い出した。日本人は「領土問題の存在の認定」→「国際司法裁判所での審判」と考えている。

 しかし、中国人民解放軍は「存在の認定」→「軍事侵攻」のシナリオを描いているだろう。領土問題が存在する地域で軍事力を行使しても非難される筋合いはない、と彼らは考えるからだ。一方、米国は、日本が安易に中国に妥協すれば「尖閣」や「日本」を守る意思を失うだろう。

 中国は「尖閣のワナ」に陥り始めた日本を「シメシメ」と見ているに違いない。

 私は尖閣諸島問題年表・歴史的な経緯 日本の立場・中国の主張で尖閣諸島問題を裁判に持ち込むことを懸念しましたけど、「軍事侵攻」は考えていませんでした。

 先にちょっと書いたフィリピンなんかもそんな感じで「軍事侵攻」なのですが、領土問題を認めると記事中にあった「米国の強力な支援」がなくなるっていうことですかね。そこらへんの状況の変化がよくわかりませんでした。


 追加
  ■天皇陛下謝罪要求はしていない 麻生太郎元首相が韓国李明博大統領の真意を伝える
  ■反日デモ・尖閣諸島問題などのチャイナリスク レアアースでは脱中国依存

 関連
  ■尖閣諸島、北方領土、竹島の領土問題 ~韓国と交渉するのは不可能、中国を最優先に~
  ■尖閣諸島問題年表・歴史的な経緯 日本の立場・中国の主張
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  ■日本で買える韓国企業の製品・サービス2 アシアナ航空・エアプサン・イースタージェット・中央日報・聯合ニュース
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