相場操縦やインサイダー取引などの話をまとめ。<SMBC日興証券・相場操縦事件、幹部多数が関与し副社長も把握>、<これがなぜいけないの?見せ玉・見せ板という手法じゃない?>、<大手証券会社がインサイダー取引でボロ儲け?怪しい買い推奨と株価の動き>などをまとめています。
2023/11/24追記:
●個性派社長に「インサイダー取引に該当する疑惑」との報告書 【NEW】
2023/02/17まとめ:
●村上ファンドの村上世彰・元代表に法違反疑惑再び、強制調査に
●市場が再び注目と持ち上げていた村上世彰・元村上ファンド代表
●マスコミが買い推奨してた?村上ファンド銘柄の黒田電気も急落
●SMBC日興証券・相場操縦事件、幹部多数が関与し副社長も把握
2022/04/16追記:また、大手証券会社の不正がありました。紹介ついでに、証券会社関連の問題ということで、<三菱UFJモルガンが相場操縦・不正操作 でも見せ玉の何が悪いの?>と<大手証券会社がインサイダー取引でボロ儲け?怪しい買い推奨と株価の動き>という2つの過去投稿もまとめています。
<SMBC日興証券による相場操縦事件の捜査は、副社長執行役員だった佐藤俊弘容疑者(59)の起訴で区切りを迎えた。計10銘柄に及んだ自社資金での買い支えは、エリート幹部が主導して場当たり的に始まった。内部で「不審な取引」との指摘を受けても是正されず、多数の幹部らを巻き込んでいった>
(
買い支え、場当たり対応発端 「不審な取引」指摘も止まらず―SMBC日興相場操縦:時事ドットコム 2022年04月14日より)
一連の取引の中心人物とされるのが、外資系証券会社から招かれ、自己売買部門を担当するエクイティ部長だったそうですが、少なくとも計8人が関与する事態に。
SMBC日興、不正隠すため監視委に虚偽説明か 副社長も内容把握:朝日新聞デジタル(2022年4月12日 )という記事も出ているように、副社長も把握していました。
SMBC日興証券が違法行為を行った動機については、過去の
SMBC日興社員に相場操縦疑い 監視委、本社を強制調査: 日本経済新聞(2021年11月2日 15:54 (2021年11月2日 18:23更新) )の解説が参考になります。飽くまで不正行為であり、正当化できるものではないことには注意してくださいね。
<関係者の話によると、監視委が調査しているのは、SMBC日興が2020年ごろ、特定の銘柄について立会時間外での売買を仲介した取引。
大株主が保有株を大量に手放した際の値崩れを避けるため、証券会社が立会外で株を買い取った上で売却先となる投資家を募る方法で、大株主と投資家への提示額は大株主が取引を持ち掛けた当日終値を基準にすることが多い。売買を仲介した証券会社は株の買い取り額と売却額との差益を得る。
SMBC日興の場合、大株主と投資家への提示額は売却先がまとまった日の終値を基準にしていた。この金額が大株主が取引を持ち掛けた時点の株価に比べて
大幅に低ければ大株主が満足せず、売買が成り立たなくなる可能性がある。
こうしたなか、社員らは売却時点の株価を意図的に維持しようと、市場での取引を繰り返した疑いが持たれている>
●三菱UFJモルガンが国債価格の相場操縦・不正操作で課徴金2億円
2018/06/30:証券大手の三菱UFJモルガン・スタンレー証券が2017年8月25日、日本の長期国債の先物取引で不正に価格を操作したとして、証券取引等監視委員会は、金融商品取引法違反(相場操縦)の疑いで同社に約2億2千万円の課徴金を科すよう金融庁に勧告しました。
実際に取引する意思がないのに売買の注文を大量に出し、取引が活発であると誤解させ、不正に相場を操縦した疑いがあるといいます。三菱UFJモルガンは反論せず、「透明性を損なう行為で、関係者に多大なご迷惑をおかけした」などと謝罪していました。
(
三菱UFJモルガン、国債価格を不正操作か 監視委勧告:朝日新聞デジタルより)
全然話題になっていないニュースなのですけど、今まで聞いたことがない話で驚きました。実際、別記事によると、証券会社による国債先物の相場操縦は初めての事例で、先物取引としては過去最大の課徴金額だとしていました。
("三菱モルガン証に課徴金勧告 2018年06月29日 20時45分 TBS"より)
https://news.nifty.com/article/economy/economyall/12198-050012/
●架空の注文を出して相場を上げてから売る…といった手法が問題に
同じ朝日新聞でも別記事の
国債相場操縦、30分で335億円取引 損失回復目的か:朝日新聞デジタルの方が詳しくなっていました。発表によると、相場操縦を行った社員は三菱UFJモルガン・スタンレー証券で長期国債などの金融商品の取引を担当していたそうです。
大阪取引所での長期国債の先物取引で、売買を成立させる意思がないのに、見せかけで約6千億円の買いや約2千億円の売りの注文を出し、他の投資家の売買を促して不正に相場を操縦しました。出した架空の注文は数秒後に取り消しています。
監視委によると、社員はこの30分の間に、架空の買い注文で相場が上がった際に177億円分を売り、また架空の売り注文で相場が下がった際に158億円分を買って、少なくとも158万円の利益を得ていたとのこと。「少なくとも」ですので実際にはもっと多い可能性があり、「158万円なわけでねーだろ」といった反応も出ています。
●これがなぜいけないの?見せ玉・見せ板という手法じゃない?
これの何がいけないのかわからないといった反応もあるのですけど、昔から法律で禁止されていることなんですよね。金融商品取引法第159条に規定する相場操縦にあたり、刑事処罰の対象となっています。法改正を訴えるというのはアリではあるものの、相場をやっている人なら知っておいてほしいところです。
また、問題ないと誤解している人がいるのは、見せ玉(みせぎょく)・見せ板(みせいた)という相場の技術として知られているからかもしれません。
Wikipediaでは、約定の意図なく特定の株式等の売買状況に関し、大量の注文を発注・取消・訂正を行いあたかも取引が活発であると見せかけ第三者の取引を誘因する注文と説明されていました。
例:ある価格帯で株を売り抜けたいとき、目標価格のやや下値に大量の買い注文を出し(見せ玉)、他の投資家がそれより高い価格で買い注文を出すことを誘い、それに売り注文をぶつけ、売り抜けたと同時に大量の買い注文をキャンセルする方法。
Wikipediaでは「実際の相場ではしばしば見受けられる行為」としており、結構やられていることのようです。なので、ここだけ見ると合法と誤解する人もいるかもしれません。ただ、Wikipediaでも「これは金融商品取引法違反であり、逮捕者もいる」と明記していました。
<約定の意思をもち大量の指し値注文を出すことで、結果として相場に買い圧力、売り圧力がかかること自体は違法ではない。しかしその圧力によって相場を変動させることを目的として注文などを利用することは違法であり(金商法159条2項1号)、また相場をくぎ付けし、固定し、又は安定させる目的で大量の注文を入れることも違法行為である(同159第3項)>
「法改正を訴えるというのはアリ」とは書いたものの、そもそも人を騙す行為ですからね。「人を騙すことが問題ない」という意見には賛同し難く、どういう理屈で擁護されるのかわかりません。違法行為だという現在の法律の方が納得なんですけど、何か特別な擁護理由があるのでしょうか?
●三菱UFJモルガンの相場操縦も日銀の金融緩和のせいだった?
2019/08/24:新しい話じゃないのですけど、日銀の金融緩和も問題の一因になったのでは?という記事が出ていました。そうは言っても、日銀の金融緩和が直接株価操縦の問題を起こしたというわけではありません。問題を起こしやすい環境を作り出した、という思わぬ副作用が生じた可能性がある…という意味のようです。
この記事
最大手による異例の相場操縦 日銀の大規模緩和も背景か:朝日新聞デジタル(2018年6月30日19時09分)によると、個人や法人を含む多くの投資家が参加する証券市場では、相場操縦の例はこれまでもありました。最初のときにWikipediaで紹介したように、逮捕者も出ています。
ただし、今回の不正の舞台となった大阪取引所での国債先物取引は、証券会社や銀行などプロの投資家が参加する市場という特殊性があります。ある大手証券関係者は「大手証券のディーラーが相場操縦とは、信じられない、異例の事態だ」という驚き方をしていました。また、単純に取引金額が大きいために、株式の個別銘柄のような価格操作は難しいともされています。
監視委の発表によると、不正取引を行った三菱UFJモルスタ証券の1人のディーラーは、約2千億~6千億円もの売買注文を出していました。取引を夜間に行ったとされ、金融庁幹部は「市場が低調の中で夜間でさらに取引が薄くなるところを選んだのかも」と推測しています。
日本銀行の話が出てくるのは、この取引の薄さの関係で、日銀が金融緩和で国債を大量に買い、取引が細っていたこともあるとみられていること。金融緩和による異常状態により、本来不正が難しい市場において、不正が可能になってしまったのかもしれません。
●証券大手ゴールドマン・サックスにANA増資でインサイダー疑惑?
2012/7/19:ちょっと社名に関してははっきりした書き方していないんですけど、2012年7月3日に2000億円もの公募増資を発表した全日本空輸(ANA)で、またもやインサイダー取引疑惑が浮上しているとする、
ANA増資でインサイダー疑惑 問われる幹事証券の“煽り”姿勢 (ダイヤモンド・オンライン 2012/7/17 週刊ダイヤモンド編集部)という記事がありました。
増資発表前日の2日、売買高がカラ売りによって過去3カ月で最大となったことを受けて、その実態調査に乗り出したとされています。前述のように断定していないものの、記事で名前が上がっていたのはとりあえず米証券大手ゴールドマン・サックスでした。
<実は増資発表の2週間ほど前、証券界で話題を呼んでいたのが、米証券大手ゴールドマン・サックスが出したアナリストレポートだ。
ゴールドマンといえば、今回のANA増資における主幹事証券の1社。一般に主幹事証券は、増資発表の2週間前からアナリストがレポートを控える「ブラックアウト期間」に入る。だが、その直前となるきわどいタイミングの6月19日、主幹事証券が投資判断を「中立」から「買い推奨」に変更した上、中身も実に衝撃的だった。
「喫緊に現金確保の必要性はない」としておきながら、その直後に「仮に、増資を行った場合」という解説が始まる。発行株数の希薄化率が20~30%でも、株価は207~210円を維持すると分析、翌日の株価は約4%上昇した>
では、この買い推奨に従った人ががつんと儲けられたか?と言うと、そうではないんですよ。実際には、増資が行われたせいで発行株数は3割弱も希薄化し、7月11日現在で株価は200円割れを続けるということで全然目標株価には達していないのです。なので、怪しいと思われたようです。
●増資があると株価が下がるのが普通なのにレポートは「買い推奨」
記事では丁寧に解説していないので、間違っていないかと心配ですけど、私の理解で補足。まず前提として、一般に企業が増資を発表すると、株価が下がることが多いというのがあります。増資は一見良いことのように見えますが、株主から見れば株の希薄化が起きるために嫌気して大きく株価を下げるということがよくあるのです。
Wikipediaの説明でも、以下のようになっていました。
<株式分割は理論的には株主の保有する株式の市場評価総額には影響しないが、新株発行増資においては、新株を誰が取得するかという問題があるので、既存の株主は株式持分の比率が変動する可能性がある。このような可能性があるために、株主は新株を使った資金調達を好まない傾向が一般にあるとされる。(中略)
そもそも発行される株式数が増えると、1株が表す権利内容は小さくなる。発行株総数は増えるわけだから、1株が表す議決権の比重は小さくなり、1株当たりの予想利益は小さくなる。したがって、新株を用いた資金調達に株主は否定的な反応を示すことになる>
記事には、"2009年1月以降の公募増資で公表直前に売買高が急増していたと指摘したトップ10銘柄のうち、増資前の時価総額を現在上回るのは、わずか2社にすぎない"としていました。やはり下がってしまうことが多いようです。
で、ゴールドマン・サックスの件ですが、投資判断を「中立」から「買い推奨」に変更した上で、増資しても、株価は207~210円を維持すると分析して、ANAの株価の上昇に繋がる情報を流したわけです。実際に翌日の株価は約4%上昇し、
ANA---しっかり、ゴールドマン・サックスが「買い」推奨格上げで(6月20日 13時49分 フィスコ) は以下のとおり、ゴールドマン・サックスのせいだと分析しています。
<ゴールドマン・サックス(GS)では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価も270円から290円に引き上げていることが買い材料につながる>
●大手証券会社がインサイダー取引でボロ儲け?怪しい買い推奨と株価の動き
で、これでゴールドマン・サックスがどうやって儲けるかですけど、実際にやったかどうかはわからないので全部想像。私が悪用するならこうするよって話です。先のレポートのお陰で、ANAの株価は上昇。そうやって十分に上昇したところで、ANA株の空売りをします。買いではなく売りから入るというのは馴染みないかもしれませんが、プロ投資家の世界では当たり前のことです。
買いから入った場合は株価の上昇したときに儲けられますが、売りからのときは逆に下がってもらう必要があります。しかし、前述の通り増資があることがわかっていますので、下がるという予想は簡単です。"株価は200円割れを続ける"となっていますが、実際には7/3(火)の終値225から、7/4(水)は192円まで急落していました。個人投資家などを騙して高値をつけさせたところでカラ売りして、急落後に手仕舞いすればボロ儲けというわけです。
"増資発表前日の2日、売買高がカラ売りによって過去3カ月で最大となった"とあったのは、たぶん3日の増資発表で翌営業日に急落することをわかって、大量に売っておいた人がいるのではないか?という疑惑なのでしょう。まるで増資を知っていた人が大量に売ったようなタイミングでした。
●ゴールドマン・サックスはオリンパス問題でも買い推奨で空売りボロ儲け
結びつけていている人は他にいないのでこれは完全に私の邪推かもしれませんが、ゴールドマン・サックスはオリンパス問題発覚の直前にも買い推奨をしていたのに、なぜか空売りでボロ儲けしていたといういわくつきの企業です。
(関連:
オリンパス問題 上場廃止、内部通報、ライブドア、ゴールドマン・サックス大儲けなど、
推奨株だったオリンパス、不透明な買収やお家騒動で株価暴落)
私は買い推奨銘柄を扱った記事を記録するシリーズをやっていますが、そこで注意を促しているようにこういった買い推奨銘情報は危ないと思っています。
ゴールドマン・サックスほど影響力はないでしょうけど、他の買い推奨銘情報でも同様に悪用することが理論上は可能で、騙されている可能性があります。十分にご注意ください。
●個性派社長に「インサイダー取引に該当する疑惑」との報告書
2023/11/24追記:
2023年11月22日午後 6:33更新の内田慎一さんによるロイターの記事という記事で、インサイダー取引疑惑の話が載っていました。日本製麻は、大株主の某社による今年7─8月の株式取得がインサイダー取引規制に違反するかどうかの疑惑を調査した報告書を受領したと発表したそうです。
報告書は、某社の創業者である日本製麻前社長の法令順守意識の欠如を指摘し、株式取得は「インサイダー取引に該当する疑惑を生じさせるもの」と問題点を指摘。この前社長は、その前の8月21日、日本製麻取締役会での不合理な議事運営などを理由に代表取締役社長を解職されていました。
なお、某社社長は、愛国的な右派系の個性派社長さんとして有名だった方なので、よく覚えていたんですよね。自民党で政治家にもなったもっと有名な社長さんとも仲良しで、彼から「弟分」と呼ばれていた方。全然関係ない話題を検索して出てきた記事なので、その後こんなになっていたとは!と驚きました。
●村上ファンドの村上世彰・元代表に法違反疑惑再び、強制調査に
2023/02/17まとめ:ここから<市場が再注目していた村上ファンドの村上世彰、法違反疑惑も再びで強制調査 黒田電気も急落>という長すぎるタイトルで書いていた話をまとめています。
2015/11/25:
逮捕された兜町の風雲児加藤あきら、長男の加藤恭・大阪大大学院助教の経歴などをやったら、また別の疑惑が出てきてびっくり。強化キャンペーン期間中なんでしょうか? しかも、今回は懐かしの有名人・村上ファンドの村上世彰さんで、インパクトありますね。なお、加藤あきらさんについては「これくらいで逮捕されるなんておかしい」という擁護も入っていました。村上元代表の場合にも何か言われるかもしれません。
・
村上世彰元代表に相場操縦の疑い 強制調査 NHKニュース 11月25日 15時00分
<強制調査を受けたのは旧・村上ファンドの村上世彰元代表(56)です。関係者によりますと、村上元代表は、上場している複数の銘柄の株式を市場で大量に売るなどして株価を意図的に下げるなどの相場操縦をした疑いがあるということです。
証券取引等監視委員会は25日午前、東京・渋谷区にある村上元代表や投資会社を運営する長女の自宅などを金融商品取引法違反の疑いで捜索し、強制調査に乗り出しました。
通産省出身の村上元代表は「もの言う株主」として知られていましたが、平成16年に旧ライブドアの堀江貴文元社長などからニッポン放送の株を大量に買う計画を聞いて株を買い集めたとしてインサイダー取引の罪に問われ、4年前、執行猶予のついた有罪判決が確定しています>
●市場が再び注目と持ち上げていた村上世彰・元村上ファンド代表
実は最近、村上世彰・元代表が再び注目されてると、村上世彰・元代表を持ち上げるような記事も出ていたんですよね。そしたら、法違反疑惑の方も再び…という嬉しくないことに。
NHKでも"ことし8月、長女が運営する投資会社が東証1部に上場する大阪の電子部品商社「黒田電気」の株式を大量に取得し、村上元代表を社外取締役にするよう求めるなど、再び市場関係者の注目を集めました"と書いていたように、黒田電気がポイントでした。
・
帰ってきた村上ファンド 大量保有7銘柄に投資家が熱い視線 NEWSポストセブン / 2015年11月9日 7時0分 ※週刊ポスト2015年11月20日号
<カブ知恵・藤井英敏代表が語る。
「黒田電気は本来マイナーな銘柄だが、村上ファンドが大量保有したことで関心が高まり、一躍人気銘柄になった。投資家は村上ファンドの“買い”の動向に常に目を光らせています」
黒田電気以外の「村上銘柄」にもプロたちが注目しているということだ。(中略)
黒田電気以外の6社の株価は、まだ急伸しているわけではない。今年7月13日に大量保有が明らかになったエクセル株の場合、直後の数日間で株価が500円以上も上昇したが以降は値を戻している。今後の値動きをどう読むべきか。
「他の銘柄も株価上昇のタイミングは今後必ず訪れる」と話すのは、村上氏について数々のレポートを発表してきたジャーナリストの高橋篤史氏だ。
「大量保有が判明した後の一時的な高騰と調整はニュースに反応したにすぎない。
黒田電気のケースのように具体的に動き出すと、株主にとっての好材料につながることが多いので、継続的に株価が押し上げられていく。今後、村上ファンド銘柄企業の多くで動きが出てくるだろう」>
●マスコミが買い推奨してた?村上ファンド銘柄の黒田電気も急落
関係あるかどうか知りませんが、その黒田電気の株価を見たらかなり下げていました。ロイターの
日経平均6日ぶり反落、大型株に利益確定売り 地政学リスク警戒も | Reuters 2015年 11月 25日 15:46 JSTによれば、関係がありそうな感じですね。
<黒田電気(7517.T)が大引け直前に急落。証券取引等監視委員会が25日、旧村上ファンドを率いた村上世彰元代表が相場操縦をした疑いがあるとして、同元代表や長女の自宅などを捜索し、強制調査に乗り出したとNHKが報じている。今年夏には長女が運営する投資会社が黒田電気の株式を大量に取得していた>
マスコミやネットの株を買うことを推奨するような記事に従っちゃいけない…と、私はいつも書いています。ひとつ前に載せた週刊ポストの記事なんかも「まだ上がるから買った方がいい」といった勢いでそんな系統ですね。記事に釣られて買った人たちは、今回の急落で被害を受けたかもしれません。
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