トクホキリンメッツコーラは発がん性があるので危険?安全性の問題は?を書いていて、具体的にどんな食品に発がん性物質が含まれているんだろうと疑問に思ったので、ちょっくら調べて見ることに。
●コーラ(コカ・コーラ、ペプシコーラ、キリンメッツコーラ)
バラバラと目についたところを書いていく予定ですが、何かと難癖つけてやたら叩きたくなる食品の横綱のコーラについては、
トクホキリンメッツコーラは発がん性があるので危険?安全性の問題は?をご覧ください。
●コーヒー
とりあえず、コーラを除いたトップバッターはこちらも有名であろうコーヒーです。
その他のお知らせ 全日本コーヒー協会
発がん性についてのQ&A
(問) 6 月 1 日にメディアなどにおいて携帯電話の使用による発がん性が報道され、 携帯電話と同レベルの発がん性の例としてコーヒーがあげられていますが、 コーヒーは飲んでも大丈夫でしょうか?
(答) WHOの下部機関である国際がん研究機関は、一部のがんに限定されるが、
コーヒーに発がん性の可能性があると 1991 年に報告しています。一方、1997 年に世界がん研 究基金が発表した、食事とがんの総括的なレビューでは「大多数の研究結果は、
コーヒー およびお茶の通常範囲の摂取では、いかなる部位でもがんとの有意な関連はないことを示唆している」と述べられています。コーヒーは安全性に関する研究がもっとも進んだ食品 のひとつであり、その後もコーヒーと健康に関するさまざまな研究が続いており、発がん のリスクを低減する可能性を示す研究結果も多く発表されています。今回、WHO より携帯 電話の使用の発がん性についての見解が出されましたが、コーヒーに関する新たな見解が 出されたものではありません。コーヒーは嗜好品であり、バランスの良い食生活をする中 でコーヒーを楽しむことは問題ないと考えられています。
http://coffee.ajca.or.jp/news/othernews/hatsugan お茶の話が出ていて気になったんですが、「熱いマテ茶」(おもしろいことに熱くないマテ茶は違うらしい)という海外のお茶に発がん性が指摘されているだけで、緑茶・紅茶の確かそうな話はありませんでした。(個人レベルでの書き込みではありましたので、引き続き気にしておきたいです)
●熱いマテ茶
http://ja.wikipedia.org/wiki/IARC%E7%99%BA%E3%81%8C%E3%82%93%E6%80%A7%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AF%E4%B8%80%E8%A6%A7より
●キャベツ
●セロリ
●バジル
●黒コショウ
●もも(桃)
第1回 食品添加物 安心は信頼から生まれる
味の素
あまり知られていませんが、多くの野菜や果物にも天然の化学物質が含まれています。よくご存じのようにホウレンソウには数百ミリグラム単位で亜硝酸が含まれています。他にも表1のように、キャベツやセロリ、ももなど、毎日みなさんがとっている野菜や果物には、実は多くの天然の化学物質や発がん性物質が含まれています。
野菜や果物が多くの化学物質を持つ理由は、植物自身の必要性によるものです。微生物から身を守り、昆虫や動物の食害を防ぐため、そして自身の成長のために多種多様な化学物質を野菜や果物自身が合成し、貯えています。
人間(ホモ・サピエンス)は十数万年前に誕生して以来、こうした天然の化学物質を食べ続けてきました。現代の食生活でも、野菜や果物から一日に1.5グラム~2.0グラムの天然の化学物質をとっています。ですから、人間には化学物質を代謝するための強力な機能が数十万年の人間の進化の間に備わっているのです。薬も短時間で代謝されて体内から消えてしまうので、一日3回も飲む必要があるのです。野菜や果物にしても、加工食品にしても、同じものをずっと食べ続けたり、過剰に摂取したりせずに、バランスのよい食事を心がけていれば、微量の化学物質をとっても何の心配もありません。
表1 食品に含まれる発がん性天然農薬成分 食品 発がん性物質
キャベツ シニグリン(アリルイソチオシアン酸塩)、ネオクロロゲン酸
セロリ 5-/8-メトキシソラレン、カフェ酸
バジル エストラゴール、酢酸ベンジル、カフェ酸
黒コショウ Dリモネン、サフロール
もも クロロゲン酸、ネオクロロゲン酸
出典:Foods & Food Ingredients J. Jpn., Vol. 214, No.3, 2009
http://www.ajinomoto.co.jp/activity/anzen/know/additives/index_05.html いっぱいあって、楽ちんだった味の素のページ。
たぶん「味の素に発がん性物質が入っていて危険、使っちゃダメ!」と広く言われているので、こんなページを作ったんだと思います。
こちらについては、Wikipediaをどうぞ。
害性・安全性
1968年(昭和43年)に中華料理を食べた人が、頭痛、歯痛、顔面の紅潮、体の痺れなどの症状を訴えた中華料理店症候群 (Chinese Restaurant Syndrome) 。1969年(昭和44年)には、マウスおよびラットによる実験で幼体への視床下部などへの悪影響が指摘され、JECFA(国際連合食糧農業機関 (FAO) と世界保健機関 (WHO) の合同食品添加物専門家会議) は1974年(昭和49年)に一日許容摂取量 (ADI) を 120 mg/kg 以下と定めた。
味の素は、1970年代までは石油製法で製造しており、1960年代から1970年代にかけて、その害毒性が議論された。1969年(昭和44年)には第61回国会 科学技術振興対策特別委員会でもとりあげられた。 当時、味の素にはグルタミン酸ソーダになるノルマルパラフィンを原料とした石油製品が入っていて、成分の3割を占めた。1969年(昭和44年)当時、グルタミン酸ソーダは、味の素株式会社だけが石油製法によって製造していた。石油由来原料のアクリロニトリル、またノルマルパラフィンからは醋酸が生成され、それらによって、グルタミン酸が製造されていた。
アクリロニトリルやノルマルパラフィンを使用した石油製法の害性について、メーカー大手である協和醗酵工業(現:協和発酵キリン)は、石油(具体的には灯油、軽油)の中に含まれている有害なタールをどうしてなくすかといった技術的な問題が残されていると言明。タールは、発ガン性が強く、グルタミン酸ソーダが99度の純度とすると、残り1%の不純物があり、その不純物の中に有害なタール分が残留していないかどうかについては、当時は検査されていなかった。これについて味の素のアミノ酸開発部長は「研究を進めていないといえばうそになるでしょう。」「毒性試験を進める過程で動物一代だけの実験結果ではだめ。二代目、三代目の影響、ひいてはこれを食用にする人間も二世、三世にどのような影響があるか、これをデータで納得させねばいけない。」「これらデータを作成するには、一企業だけでは無理」と答弁した。
1972年(昭和47年)に味付昆布にグルタミン酸ナトリウムを「増量剤」として使用し、健康被害が起きた事故があった。その症状は中華料理店症候群に似たものであった(頭痛、上半身感覚異常等)が、問題の商品には、製品の25.92%~43.60%のグルタミン酸ナトリウムが検出され「調味料としての一般的な使用」とは程遠いものであった。
その後JECFAなどで繰り返し追試を行った結果、
通常の経口摂取ではヒトに対する毒性はなく、中華料理店症候群を引き起こす証拠も見当たらないという結論に達した。米国食品医薬品局 (FDA)、ヨーロッパ食品情報会議 (EUFIC)、欧州連合食品科学委員会 (SCF) なども同様の評価を下している。現在JECFAはグルタミン酸ナトリウムの一日許容摂取量を「なし」としている。FDAもグルタミン酸ナトリウムをGRAS (Generally Recognized As Safe) として、食酢や食塩と同等の安全性であることを認めている。
しかし米国では、今もってグルタミン酸ナトリウムの摂取が、脳などに深刻な被害を及ぼすと考える人々が存在する 。また、「NO MSG」(グルタミン酸ナトリウム不使用)を宣伝文句にした、調味料や中華料理店などが現在でも数多く存在する。
2002年(平成14年)に発表された弘前大学の大黒らの報告によると、高濃度のグルタミン酸ナトリウムを摂取させたラットの目には障害が発生しやすいという。大黒らは、このことがグルタミン酸ナトリウムが欧米に比べて広く使われているアジアで緑内障が多い原因のひとつではないかと述べている。
また、多量の遊離グルタミン酸を体内で処理できない特異体質者やアレルギー・ぜんそく患者は、摂取すると体調や症状の悪化を招く恐れがある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%91%B3%E3%81%AE%E7%B4%A0 発がん性以外のことも書いていますが、ついでなのでそのまま載せました。とりあえず、発がん性はないようです。
あと、「1970年代までは石油製法で製造」とある通り、今は製法が違っているみたいです。
まだまだ見つかりそうなんですが、長さ的には十分なのでこんなところで。
たぶん普段からニュースを気にして見ていると、どんどん発がん性物質入り食品が増えていくんじゃないかと思いますので、今度からは溜めておくことにします。
(追記:投稿後に読み直してあまり強調していなかったことに気づきましたが、いずれも問題のあるレベルだと言われているわけではないですよ。キャベツも桃も安心して食べてください)
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