たまにやっているがん保険の話です。
以前、私の書いたものは記事のようなものの裏付けがなかったので、その答え合わせ的なところもあります。
2012年10月5日
週刊ダイヤモンド編集部 保険商品特別取材班
がん治療は本当に「300万円」かかるのか?
広告宣伝をうのみにするのはやめなさい!
2010年、アフラックが実施した「がんに関する意識調査」で、がんにかかったことがない人に、がんと聞いて最初に何を心配するか質問したところ、「治療費(経済的負担)」と回答した人は4分の1以上を占め、最多となった。
さらに、がん治療にかかる費用を予想してもらった結果、「300万円より多い」が32%、次いで「200万円程度」が約22%となり、合わせて半数を超えた。人々が保険会社に付け込まれる隙はこの思い込みにある。
http://diamond.jp/articles/-/25549 しかし、実際の治療費は大きく異なります。
がんにかかった人に実際の治療費を尋ねたところ、「50万円程度」が約38%、「100万円程度」が約32%で、計7割を占めた。がん未経験者の多くが予想していた300万円以上の出費は、わずか約12%にとどまる。思い込みと現実に大きな乖離があるのだ。
もちろんもしものための保険ではあるのですが、イメージと異なるということは必要とする保険も異なるということになります。
この300万円というイメージは、"保険のCMや広告などで盛んにうたわれているから"だそうですが、この根拠は"健康保険が利かない高額な高度先進医療費"のようです。
しかし、
「先進医療というより『新規開発医療』とでも呼んだほうが実態に即している。実験段階のようなもので、特にがん治療ではその傾向が強い。効果が出る人は多くない」(がん研究における権威ある医師)
ということです。
私は
がん患者で先進医療を受ける人の割合において、全員が先進医療を受けるわけでないと書きました。
症状が違えば、当然不適切なものがあるからです。
これは常識的で間違いないとは思ったものの、病気に関わるものなのでかなりヒヤヒヤしながら記しました。
しかし、先の医師の指摘はそれ以上で、むしろ先進医療=すごい治療というのが間違いといった勢いです。
以下のようにもありました。
公的医療保険の対象となる治療法は、決して時代遅れではない。確実に効果があると認められた証しなのだ。先進医療もその有効性が認められれば、遠からず公的医療保険に組み込まれる。
先進医療は実験台のイメージでしょうか?
また、最初に書かれていたものですが、がん保険自体も"保険会社の多くは「再発でも何度でも支払う」ことをうたうが、実際は、給付条件が複雑で受け取りのハードルは低くはない"とありました。
さらに最後のところではこういった計算も。
問題をカネに絞っても合理性に疑問が残る。
単純に計算して、40歳加入の終身保険20年払いで保険料が月1万円とすると、年間保険料は12万円、20年で240万円だ。元を取るには生涯で12回入院する必要がある。なぜなら、大手生保の入院1件当たりの給付額は、入院・手術合わせて20万円前後とされるからだ。
ただし、この後記事は"保険と貯蓄、どちらが合理的なのか、立ち止まって考えることが必要だ"とありました。
ちゃんと貯蓄できない人の場合は、病気になった際には地獄を見ると思われます。
また、がんになった人の12%は実際に300万円かかっているわけで、その際に耐えられるかは十分に検討すべきでしょう。
追加
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生命保険や医療保険や特約はギャンブル 分の悪い賭けであり、99%外れの宝くじである 関連
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がん患者で先進医療を受ける人の割合 ■
生命保険の保険会社が倒産(破綻)したらどうなる? ■
日本でボロ儲けのアフラックに金融庁が長期検査 ■
がん保険の必要性の検討材料 ■
がんの年齢別罹患率 ■
その他の医療・病気・身体について書いた記事↓引用記事は
だまされない保険 安心できるおトクな商品はこれだ!の宣伝みたいです
Appendix
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