2012/11/9;
●日本におけるセクシャルハラスメントの定義
●男へのセクハラは?逆セクハラとは何?
●「草食男子」や男らしさ強要、上司のエロ話も実はセクハラ
●男も女も思いやりがある人間ならセクハラなんてしない
●日本におけるセクシャルハラスメントの定義
2012/11/9;セクハラに関しては
際どいセクハラの事例 どこからアウトでどこまでセーフ?シロかクロかのラインはどこに?を書いています。今回はこれとセットのようなものです。
そこで使った
パートさんのお尻触ってラブホに誘ったセクハラ課長 これはクロだが、実際どこでラインを引けばいいの? (2012年10月3日 ダイヤモンド・オンライン)という記事でも、簡単に定義が出ていました。セクシャルハラスメントは、簡単に言えば「性的な嫌がらせ」。日本の定義として詳細なのは、男女雇用機会均等法での記述であり、以下がセクハラにあたるんだそうです。
「職場において行われる性的な言動に対する、その雇用する労働者の対応により、当該労働者がその労働条件につき不利益を受け、または当該性的な言動により、当該労働者の就業勧業が害されること」
●男へのセクハラは?逆セクハラとは何?
セクハラってどれくらい昔から言われているのかわかりませんが、私がこれを知ったのは新聞紙ででした。その際にはまだ新しい知られていない言葉という前提で、実際の事例が書かれていました。そして、「性的嫌がらせ」ですので男性に対する嫌がらせも含まれるとして、例として「ハゲ」が出ていた気がします。私は男性へのセクハラもあると理解していました。
ですので、「逆セクハラ」という言葉が出てきたときは仰天しました。どうもこれはセクハラとは男性が女性にするものと捉えたせいのようで、何かもうこれ自体が女性蔑視と言うか、差別的というか、偏った概念だなぁと思いました。
でも、確認のために一応と調べてみると、むしろが私が間違っているといった説明のページがありました。
日本語俗語辞書では、以下のような説明だったのです。納得いきません。
"当初、セクハラ対策は女性が快適な職場で働けるようにするためのもので、男性が女性に対して行うセクハラ行為が対象であったが、次第に逆の事例による訴えも出ている。これらは『逆セクハラ』というが、男女雇用均等法では逆セクハラに関する内容は触れられていない"
ピクシブ百科事典は素人のものであり、本来は信頼性が低いのですけど、こちらの方が「セクシャル・ハラスメント、いわゆるセクハラという単語は本来性差を持たない、すなわち被害者が男性であっても加害者が女性であっても使われるべき単語で」としていました。セクハラが日本に伝わった当初のことを考えると、こっちが正しいと思いますけどね。
●「草食男子」や男らしさ強要、上司のエロ話も実はセクハラ
男性へのセクハラというのは、男女雇用均等法でも最初具体的な対処がされていなかったみたいです。
Wikipediaでは「男性に対するセクシャルハラスメント」という項目があり、そのへんの説明がありました。
Windowsでも、用語の本来の意味には性別は無関係としています。一方で、日本では当初「男性から女性」に対する行為を指すことが多かったとも記載していました。
しかし、2007年4月1日施行の改正男女雇用機会均等法により、「男性・女性から男性」へのセクハラが禁止対象になったほか、雇用管理上必要な「措置」をとるよう事業主に義務付けられました例えば、女性従業員が男性従業員に聞こえるように、他の男性を含めた男性の噂話をするのは、環境型セクハラとして違法行為となるとのこと。
ところが、対象になってからまだ日が浅いこともあり、対策を講じている企業は少ないという問題も。男性が部下や同僚の男性に猥談(わいだん、いやらしい話)を強要したり、風俗店に無理やり誘う習慣は業界によっては未だ残っており、女性従業員の噂話なども殆ど放置されてしまっているのが実情だとしていました。
また、日本社会はジェンダー差別が根強いため、男性はセクハラ被害を訴え出ることを恥ずかしいと感じたり、相談しにくい状況があり、内在化しやすいともあります。セクハラ被害を訴えると「男らしくない」とセクシュアリティを侮辱されるなど、二次被害や二重の性差別に遭う事をもあるとのこと。「男らしく」ってのも差別的な思想なんですよ。
この手のものとしては、「草食男子」といったものも問題。男性を動物やペット、食べ物に喩えたり、容姿・職業・年収などで男性を類型化又は商品化してみせ、あからさまに差別する情報(イケメン、○○男子表現など)なども氾濫しており、男性へのセクハラは一向に改善が見られていないとWikipediaでは指摘していました。
●男も女も思いやりがある人間ならセクハラなんてしない
なお、最初に紹介した記事では男性のことにも触れていました。記事では、セクハラは、男性の専売特許ではないことを指摘。筆者が普段の弁護士業務で結構、被害の実態を聞くといいます。多いのは、年齢も力もある程度上の女性が、新任社員を可愛がりすぎて、ハラスメントになるといったもの。
また、ガイドラインを作って職場に周知徹底するというのも大事ですけど、セクハラをしないことは人として本来自然に持っているものではないかとという話も。
人が人として社会で生きていく以上、他人との関わりにおいて常に相手を思いやり、相手の立場で常識ある行動をとるという姿勢が大事で、皆が本心から人を思いやり、人の立場に立ち、暖かい心で接している職場に、セクハラは起きないはず…としていました。
ただ、まあ、ほとんどの人間は基本クズなんだと思いますけどね。理想論を言っても解決は無理ですし、ある程度強制的にやらないとダメじゃないかと思います。まあ、そうすると、クズな方々が反発しちゃうんですが…。(最後だけ2019/04/10に追記)
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