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現役ブラック企業社長が特徴と手口を披露 長時間労働や叱りで社畜化


2018/04/03:
●「お前は無価値だ」財務省が徹底して新人をいじめる理由
●ブラック企業で多いプライドを捨てさせる「教育」
2012/11/12:
●ブラック企業の社長に人間の心を期待しても無駄
●現役ブラック企業社長が特徴と手口を披露
●長時間労働や叱りで思考力を奪って社畜化
●大量採用大量解雇の使い捨ても特徴 退職に追い込む工夫も
●労働基準監督官がまさかのブラック企業に味方する発言
●ブラック企業を倒産させないことが日本のためになるのか?


●「お前は無価値だ」財務省が徹底して新人をいじめる理由

2018/04/03:東京大学卒業後、財務官僚となり、現在は弁護士として活動している山口真由さんの著書『いいエリート、わるいエリート』では、東京大学法学部をオール「優」で首席卒業した山口さんの財務省採用面接エピソードが載っていました。

 面接官の秘書課長は山口さんに、「これまでのお前の人生を10分で聞かせろ」と「お前」呼ばわり。子供の頃のコンプレックスや東京に上京して「田舎の子」扱いされたことを話したものの、時計を確認すると3分しか経過しておらず、「たった3分で話がつきるのか」とばかりに「つまんねえ人生だな」と人生を全否定するようなことを言われました。

 財務省では配属後も、自分がいかに無価値であるかを徹底的に教え込まれるそうです。コピー取りであっても、何枚取るかすら教えられず、自分で考えることを求められます。徹底的に無価値な存在として扱われることで、言いなりになる人格が作られるとされていました。
(面接官からは「お前」呼ばわり 財務官僚の特殊な生態 | デイリー新潮 2018年3月26日掲載より)


●ブラック企業で多いプライドを捨てさせる「教育」

 コピー取りの枚数を教えず自分で考えることを求めるというのは、上司が指示せず部下が上司の考えを読んで勝手に行うという「忖度」を求めるもの。なので、最初、部下に忖度求める上司「いつでもいい」の裏を読めないとダメ社員扱いに追記しようかと思いました。

 ただ、こうした手法はブラック企業でよく行われるもの。記事では、新人たちはみんなキャリアの試験をトップクラスの成績でパスした者ばかりなので、彼らのプライドをまず捨てさせる、と書いていたものの、別にこれは東大卒が多い財務省でだけ行われているやり方ではないでしょう。

 営業職かサービス業の接客での社員研修だったと思うのですけど、やはりわざと恥ずかしくてなかなかやれないことをやらせる…といったエピソードを読んだことがあります。日本では都合の良い奴隷を欲しがる企業が多いのです。…ということで以下、もともと書いていたブラック企業の手口の話です。


●ブラック企業の社長に人間の心を期待しても無駄

2012/11/12:ひどい話ですが、現役ブラック企業社長がその手口を披露するという記事がありました。ただ、ブラックな経営をしたい社長さんだけでなく、いつの間にやら重度の社畜にされてしまう社員さん側にも役に立つ内容かなぁ?と思って読んでみました。記事も一応そういう趣旨みたいです。

 記事では、もしブラック企業に入社してしまった場合、我慢して長く勤めようと考えてはいけないとしています。なぜかと言うと、そもそもブラック企業の経営者は、あなたのことなんかこれっぽちも考えていないため。労働の対価である給与もできるだけ安く抑え、なんだかんだ理由をつけて、踏み倒すことさえ厭わないのです。

 従業員30名程度を擁するあるIT企業経営者のAさんは、自らをブラック企業経営者と認めたうえで、「従業員は敵だと思っている。いかに安くこき使い。文句を言わせず、上手に辞めさせるかだ」と言い切ります。こんな企業に長居し、忠誠を誓ったところで良いことなど一つもないでしょう。
(労働基準監督署も「従業員側が耐えてもらいたいというのが本音」…現役ブラック企業社長が、社員を安くこき使う華麗な手口を暴露! 2012.10.30 ビジネスジャーナルより)


●現役ブラック企業社長が特徴と手口を披露
 
 では、Aさんの華麗なるブラック企業テクについて。Aさんは採用時、労働時間、待遇などに文句を言わず、黙々と働きそうな「使い勝手のいい人材」のみを採用するようにしているとのこと。採用段階でロボットのような人間を選別しているのです。

「人の上に立とうとか、そういう野心がない人間。人に使われるしか能のない人間だ。学歴はあまり関係ない。真面目で、人を疑うことを知らず、そこそこ育ちがよくて、素直に人の言うことを聞く、それでいて責任感が強いかどうかだ」

 Aさんによると、残業代はないのにも関わらず、社員はみんな、自発的に朝は8時には会社に来て、夜も自発的に終電に乗れるまでは働いているそうです。また、泊まり込みも自発的に行ってくれます。「使い勝手のいい人材」はこのように勝手に死ぬまで働いてくれるんですね。


●長時間労働や叱りで思考力を奪って社畜化

 このように長時間労働を進んでやっているのは、「そうしないと仕事が回らないから」だとのこと。そして、これは狙ってやっているともされていました。意図的に「仕事のための仕事」をつくって、長時間働かせているのだそうです。これは単に長時間労働で稼ぐためでもありません。長時間労働で人間を壊すためでした。

 ブラック社長は「長時間働かせ、ピリピリした社内の空気に長く触れさせることで、余計なことを考えさせないようにするためだ。今の言葉でいえば「社畜」というのかな。そうすることが目的だな」と説明。「文句を言うような人間は採用していない」と言っていたものの、文句や不満を言わせないよう、社内の雰囲気を日頃からつくっているというのもあるんですね。

 叱ることは良くないって話もうちではよくやっていますけど、これもポイントになっています。もちろん叱らない良い管理をしているって意味ではなく、逆にガンガン叱って痛めつけます。「最初にガツンとやっているので、社員から不満だの文句だの出ない」と言っていた他、以下のように言っていました。

「仕事でミスがなくても、些細なことで厳しく叱責する。そしてそれをしばらく続け「このような仕事ぶりでは給与は払えない」と言う。「お前はこんなにミスが多いが、それでも給料を払ってやってる」と刷り込む。つまり経営者である私を怖いと思わせることだね」
「ミスに限らない。勤務時間中の私用メールや電話、新聞など読んでいても「私用」としてどやしあげる。これで社員へのにらみは利く」

 また、追い詰めておいて、ときにはアメを与えるというのもポイント。<もっとも、褒めるときには褒める。「アメとムチの使い分け」も重要だ>と言っていました。暴力団などで使われる洗脳手法であり、人間をダメにして、人間性をなくし、ロボット化する作業なのです。


●大量採用大量解雇の使い捨ても特徴 退職に追い込む工夫も

 この会社の場合「使い勝手のいい人材」のみを採用と最初の方にありましたけど、一般論で言うと、次々と辞めるのもブラック企業の特徴の一つ。これは環境が悪いからというのがありますけど、「使い勝手のいい人材」の選出作業の過程という場合もあると思われます。理不尽な扱いに耐えられる人だけ残して、あとはいなくなってくれて結構なのです。

 私の友人が早々に内定を貰った企業は、検索してみると多量にとって多量に辞めるという無茶苦茶な企業でした。おそらく「使い勝手のいい人材」を残して辞めさせてしまったんだと思います。…と、ここまで書いて続きを読むと、この社長は「使い勝手のいい人材」もまた長く使わないようです。

 これは意外な話なのですけど、ブラック社長は「年齢が高くなれば、それだけ給料も上げなければならない。長くてもせいぜい5年、できれば3年くらいで出て行ってもらいたい」と説明。さらに、都合よくやめてもらうために、以下のような工夫もしているとのことでした。

「1年目、2年目で、とにかくどやしつける。ただし、少し仕事を覚えてきたら褒める。この頃が一番使い勝手がいい。でも、仕事の振り分けで、うちに長居しても同業他社で通用しそうなスキルなどは絶対に身につけさせないようにしている。それに本人が気づいて、休暇も認めていないので、転職するにはうちを退職するしかないと気づかせるのです」
「仕事の面で無視する。使い勝手がよくなると、ある程度権限を与えて、新人の指導もさせているが、些細なきっかけでいいので、新人の前で叱りつけ、それまでの権限を取り上げる。これで普通は辞めていく」


●労働基準監督官がまさかのブラック企業に味方する発言

 私も疑問に思ったのですが、これでは企業として発展するとは思えないと記事では指摘。「確かに発展はしない。しかし経営を維持するという面では、あながち間違いではない」(ある経営コンサルタント)という説明もありました。また、労働基準監督官も全く頼りになりません。ヤバイですよ、この国…。

「あまりに労働者側に立った労働基準監督行政を行い、企業を閉鎖、倒産に追い込むと、それはそれで問題となり、我々もそうしたことを嫌う傾向がある。どのような仕事でも、給料をもらえる仕事をしている以上、従業員側が耐えてもらいたいというのが本音」

 たぶん厳密にやると日本の企業は全滅状態になると思います。では、ブラック企業を倒産させないことが日本のためになるのか?と言うと、それもまた違うでしょう。ブラック企業を放置することは経済面から言っても問題があります。

 途中で出てきたようにこういった企業は、せいぜい「経営を維持する」止まりであり、「企業として発展」はしません。将来的に見ても、経済への寄与は極めて少ないわけです。そういった不良企業(ここらへん定義によりますが)はためらいなく潰してしまって、ブラックじゃない環境でも伸びることができる本当に優秀な企業を増やして行った方が日本全体としても伸びるでしょう。

 現状はこういうズルやっている企業が生き残れているんですから、相対的にマシと言える企業・ホワイト企業が割を食っているとも考えられます。底辺企業はじゃんじゃん潰して少しずつ底上げしていくことが、長い目で見て日本にとっても良いことだと思われます。

 常に海外と競争する時代ですので、規制が厳しすぎても日本企業は伸び悩み、バランスは必要かもしれません。しかし、少なくとも今回のようなブラックすぎる企業が、国際的に通用する革新性を生み出すことはないでしょう。改善しないことにより、日本企業が負ける可能性が高まります。

 また、人材流出の懸念も高まります。海外に行ったり、外資系企業に行ったりすると非国民呼ばわりして叩くのですけど、今回のような企業を見て忠誠を誓って働きたいと思いますか。むしろ「そりゃ、みんな日本企業嫌いますわ」という話でしょう。絶対にブラック企業問題は改善する必要があります。


【本文中でリンクした投稿】
  ■部下に忖度求める上司「いつでもいい」の裏を読めないとダメ社員扱い

【関連投稿】
  ■ブラック企業の特徴・社員の使い捨てと選別 とにきは過労死も
  ■ブラック企業の特徴・基準ランキング
  ■企業の離職率を知るにはどうすれば良いか?離職率の調べ方を知り、ブラック企業を見分ける
  ■グーグルジャパン幹部が選ばなかった日本企業の職場環境 徳生健太郎がインターンで知ったアメリカとの違い
  ■若者応援企業は本当にホワイト? 厚生労働省の説くメリットとは?
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