ダイエットというのはそのほとんどが感心しない方法なのですけど、目についた記事が二つほどありました。
まず、最近見たものから。
食事制限の話ですが、「今まで必要以上にカロリーを摂っていた人は、カロリー制限をしなければなりません」と書いているように、そもそも食べ過ぎである場合です。
極端な食事制限はダメです。そもそも基礎代謝分のエネルギー量(熱量)は必要なわけで、それまで抑えようとすることなど、体に良いわけがありません。
では、記事です。
歯磨きの話もシリーズで別に書いていますが、磨き過ぎも良くないそうですよ。情報が入れば入るほど身動きが取れなくなっていきますね。(
正しい歯磨きの方法 食後すぐの歯磨きは危険、食後に3回磨くよりも寝る前の1回)
体を動かす
運動をすると食欲が抑えられます。負荷のかかるダンベルなどは力が入らないし、空腹だとめまいを感じることもあるので、どちらかというと有酸素運動の方がいいでしょう。でも、どちらもあまり激しい運動は控えるようにしましょう。
あら、健康的で王道ですね。しかし、ダイエットする方って、大抵運動が面倒くさいんでしょうけど。
この運動に関する注意事項もどこかで読んだ気がしましたが、忘れました。
集中できるものをさがす
お腹がすいていても、集中できることをすればいつの間には空腹は忘れてしまいます。読書や絵を描く、写真を撮る、部屋の片付けをする、友達とおしゃべりをする、などなんでもいいので時間を忘れて没頭できるような趣味を見つけましょう。
これはわかります。本を読み出すと、食事を取るのも億劫ですし、本気で忘れて夕飯取らずに寝ることもあります。
また、外出してそこここを訪ねまわっていると、食べないでも済んでしまうことがあります。先の「体を動かす」との合わせ技ですね。
ただ最初に書いたように、こういう絶食系のダイエットは良くないと思いますので、ほどほどに……。
“食欲を抑えるツボ”を刺激する
ツボの中には食欲を抑えるツボというものがあります。一つは耳にある『飢点(きてん)』というツボ。食欲を抑えて食べ過ぎを調整するツボです。耳の真ん中のあたりに山のように膨らんでいる部分があると思います。その少し下にある凹んだところが『飢点』です。ここをつまんだり、押したりして刺激しましょう。
口の端から0.5cmほど離れたところにある『地倉(ちそう)』のツボには胃の温度を下げて食欲を抑えるという働きがあると言われています。指先でマッサージしてみてください。
頭のてっぺんにある『百会(ひゃくえ)』というツボには精神を安定させる作用があります。ここを刺激するのも食欲を抑えることにつながりますよ。
あら、これは変わった系統でした。
グレープフルーツの香りをかぐ
グレープフルーツの香りには食欲を抑える、ヌートカトンという成分が含まれています。グレープフルーツのアロマや香水を持ち歩き、お腹がすいたらその香りをかぐと食欲を抑えられますよ。
(中略)
お酢を飲む
人間の体は血糖値が下がると糖分をほしがり、空腹を感じます。お酢には血糖値が下がるのを抑える働きがあるのです。お酢ドリンクなどの酢は入ったドリンクなどを飲むようにしましょう。
本当かなぁ?という話が多いですけど……。
もう一つの記事は"ダイエットにまつわる真っ赤な「嘘」"というテーマです。
まだ信じてる?ダイエットにまつわる真っ赤な「嘘」7つ【前編】
2011/12/05 19:00 美レンジャー
■1. 食事から脂肪をなくせばダイエットが成功する
脂肪は高カロリー。これがなければダイエットは成功すると思いますよね。ところがこれがウソなのです。
適切な量の脂肪が健康のために必要だということは、今や常識。例えば、脳が正常に機能するためには、適正量の脂肪が欠かせません。また、心臓、皮膚にとっても脂肪は必要です。
油抜きダイエットをして、皮膚ががさがさになったことはありませんか? あれが心臓や脳で起きているとしたら……。
また脂肪をきちんと食べて消化すると、空腹感を起こすホルモンのグレリンの生成を抑制し、同時に、満腹感を感じさせるペプチドの生成を促進します。
更に適切な量の脂肪は、食事のGI値(食後血糖値の上昇度を示す指標)を下げて、満腹感を長く維持させるのに役立ちます。
アメリカの医師マイケル・アルダーマン氏によると、1980年代からメジャーになった低脂肪ダイエットのせいで、アメリカ国民の肥満と糖尿病の比率が上がった可能性があるとのこと。
http://www.biranger.jp/archives/27823 私は性格的に単品の崇拝、あるいはその逆の忌避は嫌います。この場合は脂肪を悪者として、徹底弾圧するものですね。
脂肪を極端に取りすぎてバランスが悪いので抑えるならわかりますが、極端に避けるのもまたバランスを悪くします。
■2. エネルギーバーはダイエットの味方である
栄養補助食品のエネルギーバーは、すべて加工食品です。身体に非常に吸収されやすい加工食品は、実はダイエットを妨害してしまいます。
加工食品を、一部消化済みの食品と考えてみてください。消化吸収に必要なパワーを怠けさせてしまい、そのことが体重増に導いてしまうというわけです。
エネルギーバーってのがそもそもよくわからないなぁ?むしろ高カロリーで、効率的に必要な栄養素を吸収しようってのもじゃないんですかね?
だったら、カロリー増し増しということになるんですけど、それとは違うのかなぁ?
■3. ちょびちょび食べ続けると空腹感を感じなくてやせる
(中略)
アーモンドをつまみ続ける、豆乳バナナスムージーを常に口にしている……。こんなことをしていると空腹と満腹の区別がつかなくなります。また、ずっと食べ続けていたら、カロリーは蓄積される一方なんだとか。
元・アメリカ食品医薬品局長官のデビット・ケスラー博士は、「いつでもどこでも、好きな時に食べたいだけ食べていると、身体の要求に反応して食べるのではなく、刺激や報酬として物を食べるようになってしまう」と警告しています。
(中略)
■4. 飽和脂肪酸はセルライトのもと
セルライトは悪の根源のように言われていますが、他の体脂肪となんら変わりません。そして脂肪が身体に蓄えられるのは、カロリーオーバーだからであり、食べ過ぎたものが焼肉だろうが、ドーナツだろうが、にんじんスティックだろうが変わりはないのです。
そして、主に動物性食品に含まれる飽和脂肪酸は、カルシウムやオメガ3脂肪酸の活用を助け、免疫システムを強めたり、身体の主要な器官を病気から守る働きがあります。
(中略)
更に、適切な量であれば、飽和脂肪酸はダイエットの助けとなるのです。低脂肪チーズをひと山食べても満足しないのに、普通のチーズを少量食べると満足するのは、乳製品の脂肪に含まれる飽和脂肪酸の働きです。
飽和脂肪酸をシャットアウトするよりは、1日20グラム以下/油脂全体の3分の1以下にとどめるのが賢い食べ方だと研究者は勧めています。
次は後編。
まだ信じてる?ダイエットにまつわる真っ赤な「嘘」7つ【後編】
2011/12/05 20:00 by 美レンジャー編集部
(中略)
■5. 運動さえすれば何を食べても大丈夫
実は、運動は体重を減らすのにさほど効果的とはいえません。食事を変えることなく、運動だけで1ポンド(約450g)の体重を減らそうと思うと、たいていの人には不可能な運動量になってしまいます。
運動だけしていても、体重計が表示する数字は変わりません。コロンビア大学で肥満を研究するスーザン・カーネル氏は「食事をコントロールする方が、変化がより大きいです」と同意する意見を述べています。
とはいえ、運動する習慣をやめないでくださいね!
健康一般に対して、山ほどいいことがあるだけでなく、運動は体重を保ち、食欲を抑制する効果があるとスーザン氏は言います。事実、一度太ってからやせて、その体重をキープしている人に共通するのが毎日集中的な運動をする習慣なのだそうです。
運動は即効性というより、持続性のある効果なんですね。すぐに体重を減らしたい人は、やはり食事の変化を検討してみてはいかがでしょうか。
http://www.biranger.jp/archives/27830 前半で書いた運動の話が出てきましたが、たぶん私読んだのはこれじゃないなぁ……。
ただ、内容的にはそんなところかもしれません。
私もわかるんですが、食べたくなるものって大抵高カロリーなものなんですよね。高カロリーなおいしいものを残して痩せようというのは、無謀なのです。
■6. ビールはビール腹のもと
アルコール1グラムあたり7キロカロリー。結構なカロリーですよね。油脂1グラムあたり9キロカロリーですから、比べてみると実感が湧きます。
(中略)
ですから、全くアルコールを飲まないアメリカ人女性の方が、ビール、ワインをたしなむ女性より、太りすぎになりやすいという研究結果が出た時、どれだけ関係者が驚愕したか想像つきますよね。
この研究は、1万9,220人を対象に13年に渡って調査されたもので、当然運動、食事、喫煙等のお酒以外の生活習慣も関係してきます。
「この調査結果はアルコールの生物学的効果によるもので、アルコールを飲むことと、太りすぎが少ないことの関連については確信を持っています」と研究チームリーダーのルー・ワン博士は言います。
「アルコール好きには嬉しい結果ですが、もちろん飲みすぎはダメですよ!」とルー博士も特に警告しています。
「この研究は、もともと健康的な体重の女性を対象に行ったものです。そして彼女達はアルコールを“ダイエットにいい”と思って飲んでいたわけではありません。ダイエットツールにしていたわけではありません!」
■7. ダイエットソフトドリンクはダイエットの味方
ボストン大学で肥満を研究するキャロリン・エポヴィアン博士によると、太古の昔、人類が狩猟や採集で生活していた頃にはカロリーの高い液体はあまりなかったとのこと。
その結果、人間の身体は、液体にはさほどカロリーがないと勘違いするようになり、固体の食べ物より満足感を感じず、足りないカロリーを補うためにもっと食べるのだそうです。
砂糖を使った飲み物は、体重増加の原因となると専門家は考えていますが、炭酸飲料だけでなく、ジュースやスムージーなどの健康にいい飲み物も、われわれの内なるカロリー計を混乱させ、体重コントロールを困難にする原因になっているのだそうです。
ではカロリーゼロ、またはカロリーオフのダイエットドリンクならどうでしょう?
ところが、こちらもヤバイみたいです。人工甘味料入りの飲み物を飲む人は、更に体重増加しやすいという研究結果が報告されています。人工甘味料を摂ると、高カロリーな食べ物への欲求が強まるのだそうです。
ドリンクのカロリーってどうなんでしょうね?確かにガブガブと飲むので結構な量なんですけど、1日の割合からしたら大したことない気がしており、私は不思議に思っていました。
大人の女性の必要カロリーは、1800~2800kcal/日程度みたいです(運動量によって異なる)。
コーラは……というと、100ml当り45kcal。
わお!こんなにあるとは思わなかった。これなら結構ですね。
500mlペットボトル1本で225kcal。運動しない人なら1割程度にまで行ってしまいます。
以前見た飲料のカロリーは100ml当りでみな一桁でしたので、多いものでもそう大したことないと思っていました。
投稿の順番が逆になりましたが、これを見て
高カロリー&低カロリーな飲み物ランキングベスト10を書きました。
私は特定の食品の崇拝を忌み嫌うと先に書きましたが、こういったものだけ食するダイエットで、かつその対象が最後に出たソフトドリンクという例で死者が出ています。
2012-10-10 13:52 2012-10-10 11:52
少女が糖分の過剰摂取で死亡 タイランド通信
9日、タイ東北部ノーンブワラムプー県ムアンノーンブワラムプー郡で、中学3年生の少女が糖分の過剰摂取で死亡した。
タイ地元紙によると、この少女(14)は、以前からダイエットに励んでいたが、炭酸飲料を好んで毎日大量に飲んでいた。数日前から頭痛がひどくなり、度々病院に行くも医師からもらった薬では治らなかった。
そして同日、ついに呼吸困難に陥り死亡した。その後の検死の結果、糖分の過剰摂取が原因であることがわかった。
http://thai.news-agency.jp/articles/article/7383 この死亡例のように炭酸飲料でダイエットしようというのはあまりない発想だとは思いますが、たとえ「体に良い」って言われているものであってもそればかり摂れば栄養が偏ります。
そこらへんは本当、絶対に理解しておいてほしいところです。
関連
■
高カロリー&低カロリーな飲み物ランキングベスト10 ■
正しい歯磨きの方法 食後すぐの歯磨きは危険、食後に3回磨くよりも寝る前の1回 ■
効果のないダイエット ~水ダイエット、カロリーオフなど~ ■
カロリーゼロとゼロカロリーの違い カロリーゼロは0カロリーではない ■
低カロリー食品ランキングベスト20(100グラムあたり) ■
その他の医療・病気・身体について書いた記事
Appendix
広告
【過去の人気投稿】厳選300投稿からランダム表示
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
|