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国家公務員・地方公務員のボーナスを民間企業と比較してみよう


★2012/11/26 2012年冬のボーナス 国家公務員・地方公務員を民間企業と比較
★2013/11/14 2013年冬のボーナス平均支給額 国家公務員と民間の推移を比較
★2014/6/4 2014年夏のボーナス平均支給額 国家公務員と民間の推移を比較


★2012/11/26 2012年冬のボーナス 国家公務員・地方公務員を民間企業と比較


 今ある中で、公務員と民間のボーナスを比べられるものを並べてみます。

 一つは"2012年冬季ボーナスの見通し みずほ総合研究所"です。
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp121107.pdf

2012年冬季ボーナスの見通し

民間企業 366,200円 -1.7% (従業員規模5人以上ベース)
公務員  703,182円 -0.9% (林野事業など現業を除くベース)


 毎年書いていますが、"民間企業はパートを含むベース、公務員は非常勤の労働者を含まないベースのため、賞与水準の比較はできない"という注意書きはあります。


 続いて同じく銀行系の"2012年冬のボーナス見通し 三菱UFJリサーチ&コンサルティング"。こちらは国家公務員だけの調査です。
http://www.murc.jp/thinktank/economy/forecast/bonus/bonus_1211

民間企業  366,500円 -1.6% (パートタイム労働者を含む。事業所規模5人以上)
国家公務員 562,800円 -8.8% (管理職および非常勤を除く一般行政職)


 地方公務員のデータがありませんが、国家公務員と全公務員で差がありますので、地方公務員の方が高いのでしょうか?

 とりあえず、増減は地方公務員を含めた場合「-0.9%」、国家公務員だけの場合「-8.8%」となっています。

 この数値自体は地方公務員が国の人事院勧告に倣った数字で微減、国家公務員は法案によって人事院勧告より大幅に削減となったせいだと説明できます。

 なお、2012年冬のボーナス・民間の平均支給額4調査 一般企業と東証一部で大差で見た東証一部上場企業のボーナスは、地方公務員と同程度かそれ以上でした。


 あとはここ10年ほどの増減の様子です。三菱UFJの方だけですので、国家公務員のデータ。

国家公務員の平均支給額の増減

年度 前年比
2000 -3.1%
2001 -1.4%
2002 3.4%
2003 -7.3%
2004 10.1%
2005 0.9%
2006 0.3%
2007 1.8%
2008 -0.5%
2009 -6.6%
2010 -8.4%
2011 4.1%
2012 -8.8%


 これは以前も書いたんですけど、民間と比較するとおもしろいんですよね。

年度 国家公務員 民間 差(+だと国家公務員の増え方が多い)
2000 -3.1%  -1.6% -1.5%
2001 -1.4%  -4.1%  2.7%
2002  3.4%  -5.6%  9.0%
2003 -7.3%  -0.9% -6.4%
2004 10.1%   2.2%  7.9%
2005  0.9%   1.0% -0.1%
2006  0.3%   0.1%  0.2%
2007  1.8%  -3.4%  5.2%
2008 -0.5%   1.0% -1.5%
2009 -6.6%  -9.4%  2.8%
2010 -8.4%  -0.4% -8.0%
2011  4.1%  -1.9%  6.0%
2012 -8.8%  -1.6% -7.2%

 プラス・マイナスの方向すら違っていたり、大きく乖離したり……という年が頻繁にあるのです。

 今年は政府の関与による特別なもので理由がありますが、他の年は不思議ですね。


 計算間違いないといいですけど、1999年度を100%とした場合の変化も見てみました。

年度 国家公務員 民間 差(+だと国家公務員の方が多い)
1999  100%  100%  0.0%
2000 96.9% 98.4% -1.5%
2001 95.5% 94.4%  1.2%
2002 98.8% 89.1%  9.7%
2003 91.6% 88.3%  3.3%
2004 100.8% 90.2% 10.6%
2005 101.7% 91.1% 10.6%
2006 102.0% 91.2% 10.8%
2007 103.9% 88.1% 15.8%
2008 103.4% 89.0% 14.4%
2009 96.5% 80.6% 15.9%
2010 88.4% 80.3%  8.1%
2011 92.1% 78.8% 13.3%
2012 84.0% 77.5%  6.4%

 今年の特別な削減である程度縮めましたが、放っておくとどんどん離れていきそうです。

 おそらく長いスパンで比較すると、もっと差が大きくなるんじゃないかと思います。


★2013/11/14 2013年冬のボーナス平均支給額 国家公務員と民間の推移を比較


■2013年冬のボーナス平均支給額 国家公務員と民間企業

民間企業  367,500円 +0.5%
国家公務員 573,800円 +1.5%

(PDF) 2013年冬のボーナスの見通し 2013年11月1日
http://www.murc.jp/publicity/press_release/press_1301101.pdf


 国家公務員の方が民間企業より高くなるのは当然で、いつも通りですから、あまり言うことはありません。

 民間企業は事業所得規模5人以上で、パートタイム労働者を含むものです。

 小規模な会社やパートタイム労働者を含んだデータというのもまた世相を反映した数字だと言えますが、このように民間企業と国家公務員の金額は単純に比較できないということは一応書いておきます。


 これよりおもしろいのは、毎度やっている支給額の推移ですね。


■冬のボーナス平均支給額の前年比 国家公務員の推移

年度 前年比
2000 -3.1%
2001 -1.4%
2002 3.4%
2003 -7.3%
2004 10.1%
2005 0.9%
2006 0.3%
2007 1.8%
2008 -0.5%
2009 -6.6%
2010 -8.4%
2011 4.1%
2012 -8.4%
2013 1.5%


 昨年大きく下がっているのは、「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」のせいです。

 これを民間企業と合わせて見てみます。


■冬のボーナス平均支給額の前年比 国家公務員と民間企業の推移

年度 国家公務員 民間 差(国家公務員の増え方が多いときに+)
2000 -3.1%  -1.6% -1.5%
2001 -1.4%  -4.1%  2.7%
2002  3.4%  -5.6%  9.0%
2003 -7.3%  -0.9% -6.4%
2004 10.1%   2.2%  7.9%
2005  0.9%   1.0% -0.1%
2006  0.3%   0.1%  0.2%
2007  1.8%  -3.4%  5.2%
2008 -0.5%   1.0% -1.5%
2009 -6.6%  -9.4%  2.8%
2010 -8.4%  -0.4% -8.0%
2011  4.1%  -1.9%  6.0%
2012 -8.4%  -1.5% -6.9%
2013  1.5%   0.5%  1.0%


 いつも言っていますけど、かなり動きが異なります。

 で、次のものも毎度やっているもの。1999年度を100%とした場合の変化です。


■冬のボーナス平均支給額の前年比 国家公務員と民間企業の推移(1999年度を100%とした場合)

年度 国家公務員 民間 差(国家公務員の増え方が多いときに+)
1999  100%  100%  0.0%
2000 96.9% 98.4% -1.5%
2001 95.5% 94.4%  1.2%
2002 98.8% 89.1%  9.7%
2003 91.6% 88.3%  3.3%
2004 100.8% 90.2% 10.6%
2005 101.7% 91.1% 10.6%
2006 102.0% 91.2% 10.8%
2007 103.9% 88.1% 15.8%
2008 103.4% 89.0% 14.4%
2009 96.5% 80.6% 15.9%
2010 88.4% 80.3%  8.1%
2011 92.1% 78.8% 13.3%
2012 84.3% 77.6%  6.7%
2013 85.6% 78.0%  7.6%


 もっと前の時期から見ると国家公務員のボーナスはかなり下がっていたはずです。

 ですので、スパンを長くすると多少違う可能性がありますが、ここ十数年で見ると民間の下がり方の方が大きいです。

 これは昨年の「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」で多少マシになったのですが、依然民間企業の下がり方の方が目立つことには変わりありませんね。


★2014/6/4 2014年夏のボーナス平均支給額 国家公務員と民間の推移を比較

 ボーナスシリーズで今回は公務員と民間の比較。

■2014年夏のボーナス 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
分類 一人当たり平均支給額(円) 前年比(%)
民間企業  363,300 1.1
国家公務員 578,400 10.6

民間企業はパートタイム労働者を含む、調査産業計、事業所規模5人以上
(PDF)2014年夏のボーナス見通し 三菱UFJリサーチ&コンサルティング 2014/04/02 調査部 尾畠未輝
http://www.murc.jp/thinktank/economy/forecast/bonus/bonus_1404.pdf

■2014年夏のボーナス みずほ総合研究所

分類 一人当たり平均支給額(円) 前年比(%)
民間企業 365,141 1.6
公務員  654,789 1.3

1.民間企業は従業員規模5人以上ベース。 
2.1人当たり賞与額とは、賞与支給事業所の全常用労働者1人当たり平均賞与支給額。
(PDF)2014年夏季ボーナスの見通し  みずほ総合研究所 2014年4月9日 経済調査部エコノミスト 千野珠衣
http://www.mizuho-ri.co.jp/publication/research/pdf/insight/jp140409.pdf

■2014年夏のボーナス 第一生命経済研究所
分類 一人当たり平均支給額(円) 前年比(%)
民間企業 365,066 1.6
国家公務員 金額未記載 12.1

(注)1.民間企業は従業員規模5人以上、パートタイム労働者含むベース
(PDF)2014年夏のボーナス予測 発表日:2014年4月3日(木)第一生命経済研究所 経済調査部主席エコノミスト新家義貴
http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/rashinban/pdf/et14_006.pdf


■2014年夏のボーナス 日本総研
分類 一人当たり平均支給額(万円) 前年比(%)
民間企業 36.4 1.3
国家公務員 58.2 11.3

(*)厚生労働省「毎月勤労統計」事業所規模5人以上ベース。
(PDF)2014年夏季賞与の見通し 日本総研 2014年4月3日
http://www.jri.co.jp/MediaLibrary/file/report/research/pdf/7330.pdf

 調査によって微妙に内容が異なりますね。第一生命経済研究所は国家公務員が12.1%と大幅に伸びる!とは書いていたものの、金額がどこに書いているか見つかりませんでした。ないっておかしいだろうと思うんですが、発見できず。

 この国家公務員が大幅に伸びている理由は、三菱UFJリサーチ&コンサルティングより引用します。
2012年4月以降、震災の復興財源の確保を目的として成立した「国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律」によって、給与が平均7.8%、ボーナスは一律9.77%削減されていたが、規定通り2014年3月末をもって本措置が終了した。このため、2014年夏のボーナスは578,400円と、特例法により減少していた水準からの反動に加え、職員の平均年齢が引き続き上昇することもあって、前年比+10.6%と大幅に増加する見込みである(図表9)。

 特例法が終わってしまうために一気に伸びているようです。しかし、地方公務員については特例法の直接的な影響はなく、"国家公務員と同様の給与やボーナスの削減を地方公共団体に要請していた"ことに伴って、一部の自治体が実施していただけです。

 そのために、唯一地方公務員を加えた計算をしていたみずほ総合研究所のデータでは、1.3%という民間並みの伸び率に収まっています。地方公務員の方が圧倒的に多いですからね。

 あと、今まであまり気にしていなかったのですが、国家公務員の金額って管理職抜きの値なんですね。民間ってどうでしたっけ? 三菱の記載は以下のような感じ。
(注)一人当たり平均支給額は百円未満四捨五入
民間企業はパートタイム労働者を含む、調査産業計、事業所規模5人以上
支給労働者数は賞与を支給した事業所の全常用労働者(賞与の支給を受けていない労働者も含む)
支給総額は一人当たり平均支給額×支給労働者数
国家公務員は管理職および非常勤を除く一般行政職

 うーん、民間の方は特に記載ありませんね。民間が管理職入りの値なら、イメージ以上に公務員との差は大きいのかも。


 あとは毎年やっている国家公務員と民間のボーナス伸び率の推移を比較してみます。昨年までメモしてあるのがありますので、それを流用して。

■国家公務員・民間 夏のボーナスの推移(前年比、%)

西暦 公務員 民間
2000 -5.3 +0.1
2001 +1.1 -1.6
2002 +1.0 -7.1
2003 +8.3 +2.0
2004 -6.9 -1.5
2005 -2.1 +1.3
2006 +1.1 +1.3
2007 +0.1 -1.4
2008 +0.7 -1.0
2009 -8.9 -9.8
2010 +0.7 +1.0
2011 -2.2 -0.9
2012 -9.2 -1.4
2013 +1.9 +0.3
2014 +10.6 +1.1

 先述の特例法で2012年にズギャーンと下がっています。

 それから、1999年を100とした場合の増減も計算してみます。

■国家公務員・民間 夏のボーナスの推移(1999年を100とした場合)

西暦  公務員  民間 公務員  民間
2000 -5.3 0.1 94.7 100.1
2001 1.1 -1.6 95.7 98.5
2002 1.0 -7.1 96.7 91.5
2003 8.3 2.0 104.7 93.3
2004 -6.9 -1.5 97.5 91.9
2005 -2.1 1.3 95.5 93.1
2006 1.1 1.3 96.5 94.3
2007 0.1 -1.4 96.6 93.0
2008 0.7 -1 97.3 92.1
2009 -8.9 -9.8 88.6 83.1
2010 0.7 1.0 89.2 83.9
2011 -2.2 -0.9 87.3 83.1
2012 -9.2 -1.4 79.2 82.0
2013 1.9 0.3 80.8 82.2
2014 10.6 1.1 89.3 83.1

 昔、公務員のボーナスが安かった時期もあるらしいのですが、近年だけ見ると民間と比べて下がっていない感じしますね。特例法で良い感じになっていたのを戻して、台無しになったように見えちゃいます。

 というか、こうして見ると民間の下がりっぷりがヤバいですね。リーマン・ショック以降はずっと2割引き状態維持です。


 関連
  ■2012年冬のボーナス・企業の平均支給額増加率ランキングベスト20
  ■2012年冬のボーナス企業の平均支給額 トヨタVSホンダ、東京電力・関西電力・中部電力
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