<オタ婚活でオタクカップル成立率5割 秘訣は顔見せ禁止のお面?>の他、<効果なさそうな野球場での婚活席、次々とカップル成立で大成功>、<牛が人の7倍の酪農の町で婚活ツアー、すでに93組結婚と成功>などといった話をまとめています。
●アニメ「らき☆すた」の“聖地”鷲宮地区でオタク婚活を開催
2012/11/29:アニメ「らき☆すた」の“聖地”として知られる埼玉県久喜市の鷲宮地区によるオタク婚活という話。ここは積極的にアニメ人気を利用していて、すごいですね。こういったチャレンジの「まちおこし」としての成果として、成功かどうかはデータがないので不明。しかし、とりあえず、記事を読むと、「婚活」としては大成功だというのがわかります。
2012年11月01日の
オタ婚活 : お面かぶってカップル5割 好評につき次回も開催 (毎日新聞デジタル)という記事執筆の時点で、オタクと交際したい男女向けの婚活イベント「オタ婚活」はの第10弾に。今回は「オタ婚活お面舞踏会編~オタの奇妙な婚活~」と題され、参加者はキャラクターのお面をかぶって参加する“中身重視”のオタ婚活でした。
フォークダンスや告白タイムなどイベント中の企画はすべてお面をかぶったまま行っていて、お面を取るのは告白タイム後に初めて。参加した女性は「お面を取る前と後で特に相手の印象は変わらなかった」と話していたといいます。結果、男性9人、女性8人が参加した中で4組のカップルが誕生しました。
●オタ婚活でオタクカップル成立率5割 秘訣は顔見せ禁止のお面?
この相手の顔を見せないというのはかなり徹底。イベント前に男女の参加者がはち合わせするのを防ぐため、男女の集合時間をずらしました。さらに女性参加者には会場の最寄り駅から一つ手前の駅で電車を降りてもらい、会場までの送迎するという形。記事では「厳戒態勢」なんて書いていましたが、本当徹底していますね。
おそらくこのカップルの成立率5割というのは、相当高いと思われます。で、普通はどれくらいだろう?と検索してみると、また毎日新聞の鷺宮の話。毎日新聞は注目しているんですかね。今回とは別の回の
オタ婚活 : カップル成立率なんと5割 成功の秘訣は? 2012年06月24日(毎日新聞デジタル)という記事が出てきました。
これによると、4月に開かれたパーティーではカップル25組が誕生し、参加者に占めるカップル成立率は5割近く。お面をしなくても、成立が"5割近く"なので、オタクの婚活の場合、結局お面はいらないのかもと思ってしまいましたが、とりあえず、この数字は高いようです。通常の婚活パーティーでカップルが成立する割合は、業界関係者によると「条件にも左右されるが5分の1ぐらい」といわれており、「オタ婚活」はかなりの高率だとされていました。
●婚活業界の方が工夫していないのでは?「オタ婚活」成功の本当の理由
記事のその他の話。「オタ婚活」を立案したのは、鷲宮商工会の松本真治さん(34)。2010年9月ごろ、普段はアニメのキャラクターを「俺の嫁」と呼ぶ来訪者たちに、本音を聞き出すために個別に「婚活に興味がある?」と聞くと、誰もが「オタクに理解のある女性なら興味がある」と答えたのがきっかけだといいます。
関係者や参加者らの話を総合すると、うまくいく理由は三つ挙げられていました。一つは「鷲宮」というブランドがあること。同地区はこれまでアニメなどのサブカルチャーに理解を示し、町ぐるみで盛り上げてきた実績がものをいっており、参加者が安心して応募してくるためだといいます。
二つ目は「オタク趣味」という明確な条件があるため、参加者が自分をさらけ出せること。アニメやマンガの趣味は、女性側が隠そうとする意識が特に強く、男性側も「隠れオタク」だったと告白する人が少なくなかったといいます。「今回が初めての婚活パーティーだった。安心して参加できた」と明かす人も多く、オタク趣味を気にして婚活に消極的だった層を掘り起こしていることがわかります。
最後の三つ目は、参加者の詳細なプロフィル冊子を配布したことハンドルネーム、年齢、住所(市町村)、家族構成と同居の有無、最終学歴、自分の性格の紹介はもちろん、好きな趣味のジャンルや作品、キャラクター、好きな異性のタイプ、休日の過ごし方まで細かく書かれています。かなり力を入れていますね。
この冊子、商工会は「自己紹介の手間を省く」という理由で制作。しかし、実際には参加者の会話がスムーズになるきっかけになるという予想外の働きをします。共通の趣味があるだけにカップルにならなくても相手に親近感を覚える人が多く、パーティー後に参加者が意気投合して飲みにいき、後日カップルになった例もあったといいます。
一つ目は真似しがたいですが、二つ目、三つ目はオタク以外の婚活においても参考になるものでした。逆に言うと、本来でしたら基本的なことなのに、普通の婚活パーティーでは確率が低いというのはそれらが疎かになっているところもあるのでは?と感じさせるものでもあります。
●男性オタクは理想が高すぎて結婚は難しい?婚活企業の人が説明
以上で終わりでも良いんですが、検索のときに目についた<女子が知っておくべきオタク男子についての知識まとめ>という記事についても紹介。「女子が知っておくべき」とありますが、男性も気にしておいた方が良いだろうなというものがありましたので、ご興味ある方は男女問わずにどうぞ。
女子が知っておくべきオタク男子についての知識まとめ【前編】(メンジョイ [2012/10/23]))で出ていた、オタク婚活&恋活パーティー『アエルラ』を主催するナゲット株式会社代表・長谷川剛さんによると、オタク男子には以下のような特徴があるとのことでした。
(1)趣味を理解してほしい
「自分の好きな作品への愛が大きいので、趣味を諦めてまで交際したくない。また、オタクという負い目がある方もいらっしゃるので、自分の趣味をオープンにしたうえでおつきあいしたいんです」
(2)“理想高め”
「全ての方という訳ではありませんが、オタク男子には女性の理想ができあがっている傾向はあるかもしれません。でも、二次元の女性に求めるような、理想の外見を満たしている女性というのは、現実にはなかなか難しいですよね」
(3)世代によってギャップあり!
「オタク男子というと、ファッションや他の遊びには興味がなさそうなイメージがあると思います。でも、オタクも世代により違いがあるんです。(中略)
30歳前後の第3世代、20代の第4世代は、流行ものに敏感でコミュニケーションスキルも高い。(中略)身なりに気をつけたり、オシャレな方も多いんです」
飽くまで「一部の人」という話ですが、「理想高め」となると結婚は難しそうに思えます。ただ、よく考えてみると前半であったように、オタク婚活は普通の婚活よりも高いカップル成立率を誇っています。これらは当てにならない話かもしれません。(ここだけ2019/07/29追記)
●普通に地雷では?オタク男性と話すときに注意したいポイント3つ
特に男性に読んで欲しいと思ったのは、後半の
女子が知っておくべきオタク男子についての知識まとめ【後編】 メンジョイ [2012/10/23]。普通に付き合うべきではない地雷なんじゃねーかと思う、オタク男性についての話なんですけど、こんな人は異性じゃなくて、同性の友だちでも嫌じゃない?という例が出ていたんですよ。
(1)延々と作品について語り続ける
「ひたすらWikipediaなどのインターネット上で集めた情報だけで語ろうとする方もいらっしゃいます。とくに、30代半ば以上、年齢層が高めのオタク男子には『知らない、わからないことが恥ずかしい』という意識があるようです」
(2)何でも知ってるフリをする
「なかには、何でも知っているフリをするオタク男子も。自分の知らない作品名が女性の口から出てくると『ああ、あれ知ってるよ。でね~』と話をすり替えてしまう」
(3)持論を展開し続ける
「オタク男子のなかには、(中略)ご自分の考えを決して譲らない方も。相手の女性の考えを否定してまで、持論を展開されるのは控えたほうがいいかもしれません」
記事では飽くまで上記のような性格に考慮してお話しましょう…というスタンスだったんですけど、私はそもそもこうした人と付き合うべきではないと思います。普通に地雷でしょう。こんな人と付き合ってしまうと、苦労しますよ。実際には、変なこわだりを持っている人がなかなか楽しい…ってこともあるにはあるんですけどね。こうやって字面にしてみると魅力的とは言いづらく、面倒くさい人だなぁと正直思ってしまいます。
●効果なさそうな野球場での婚活席、次々とカップル成立で大成功
2009/10/6:「婚活」は何にでも使えて、応用が効きそうだと思った
球団が婚活参入、「婚活シート」が大人気! - 女性では抽選倍率10倍も(マイコミジャーナル、2009/9/9)というニュース。日本ハムが札幌ドームでの2日間の試合に、各日男女それぞれ100人ずつの「KONKATSU(婚活) シート」を用意したところ大人気になったそうです。最初「シートって何かな?」と思いましたが、座席のことですね。
記事によると、急きょ定員を増やしても女性の抽選倍率6倍という大盛況だったようです。「婚活シート」は、男女が交互に座り、イニングの経過に合わせ男性だけが移動していくなかで、隣り合った者同士で野球観戦を楽しみ、フィーリングの合う相手を探すというものだとのこと。席移動があるんですね。
「『野球』という共通の話題があり、会話が弾んだ」という感想が多く、こんななんてことのなさそうな企画なのに男女各600人で62組も成立しました。意外に素晴らしいアイデアだったのかもしれません。
●女性ファンが少ないように見える野球でも女性の方が応募が多い
日本ハム以外に中日でも、野球観戦をバスツアーに組み込んだ形の婚活イベントを企画したところ、僅か1週間で予定数の120 人を超える180人となり、募集を締め切るほどの盛況ぶりでした。「趣味」が最初からはっきりしているのが成功の秘訣なのかもしれません。非常におもしろいと思いました。
あと、女性の抽選倍率6倍というのも気になります。野球って女性はあんまり興味なさそう(2022/03/12追記:当時はそうでもありませんでしたが、その後は女性の野球ファンが話題になることが多くなりました)なんですが、女性の方が応募が多いんでしょうね。もともと「婚活」自体女性の方が積極的なのかもしれません。
日本ハムでは第二弾として、シルバーウィーク中の3試合で実施する予定(各試合男女60人ずつ)だったそうですが、記事の時点で男性656人、女性1919人の応募があり、抽選倍率は男性が3.6倍、女性では10倍という人気ぶり。やはり女性の方が倍率が高くなっていました。
●牛が人の7倍の酪農の町で婚活ツアー、すでに93組結婚と成功
2021/01/29:何か婚活の話を…と検索して出てきた
牛が人の7倍、酪農の町で婚活ツアー すでに93組結婚:朝日新聞デジタル(2020年8月17日)という記事。人口約1万5千人に対し、牛の数は7倍という酪農業が盛んな北海道別海(べつかい)町の婚活が成功しているようです。ただ、これは別海町の婚活というよりは、大阪府枚方市の婚活というべきものでした。
どういうことか?と言うと、これは、枚方市による、友好都市の別海町で酪農業の男性と交流する「婚活ツアー」であるため。酪農後継者のパートナー不足解消が目的な模様。ツアーは1984年から毎年開かれ、これまでに633人が参加し、93組が結婚に至ったとのこと。行政がやるべきことかというところは気になりますが、成功率としては上々の出来でしょう。
野球の話がそうであるように、そこまで工夫をこらさなくても、ジャンルを絞る時点で婚活の成功率は上がるのかもしれませんね。うちでは、
オタ婚活でオタクカップル成立率5割 秘訣は顔見せ禁止のお面?といった話もあり、そう思いました。趣味が合う方が良いというのは、当たり前と言えば当たり前かもしれませんけどね。
●婚活は趣味を合わせることや体験を入れることで成功しやすい?
別記事
朝日新聞デジタル:婚活ツアー、農家男性に貴重な場(2018年11月19日)によると、枚方市から別海町に移住した女性が、酪農家の出会いの機会の少なさを枚方市に訴えたことがきっかけ。チーズやソーセージの加工、酪農作業体験などを行うとのこと。こういう「体験」を入れるというのは、ビジネス全般においても重要とされています。
女性の参加費は3万円。婚活では、女性は極端に安い価格設定にすることが多いので高く見えますね。ただ、宿泊費・交通費などを考えれば高くないでしょう。約300万円の費用は農協と町が負担するともされていました。私は自治体による婚活は批判的なのですけど、これはかなり効果的にやれている感じで、税金の無駄遣い感はそれほどありません。できれば農協など民間だけで行うべきだとは思いますけどね。
ここらへんに関連して、「結婚」という個人の選択について行政が介入することへの批判もあることを記事では紹介。富山大学非常勤講師の斉藤正美さん(社会学)は「国や自治体が『結婚いいね』と奨励すると、結婚を強制する空気が醸成され、性的少数者や子どもを持てない人、結婚したくない人にとっては息苦しい抑圧となってしまう。自治体は担い手不足の問題に対して、生産組合を作ったり、仕事の魅力を高めたりするなど、婚活以外の方法で解決策を探すべきだ」としていました。
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