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学校のいじめより悪質な職場の嫌がらせ・パワハラ 公務員が要注意な理由は?


 パワハラの話をまとめ。<学校のいじめより悪質な職場の嫌がらせ・パワハラ>、<公務員・中小企業で要注意な理由は人事異動・転勤がないため>、<パワハラ横行訴える若手官僚をOBが批判「成果出してから言え」>などをまとめています。

2023/01/24追記:
●「パワハラする人が出世してしまう」の見本のようなパワハラ発言 【NEW】


●学校のいじめより悪質な職場の嫌がらせ・パワハラ

2012/12/7:データ消去、キーボードに水…職場いじめは学校より幼稚(鈴木 信行 日経ビジネスオンライン 2012年11月15日(木))というのは、コンサルティング会社ピースマインド・イープの西川あゆみ副会長に、職場でのいじめについて話を聞いたインタビュー記事です。

 実際に起きているいじめについて、西川さんは特定の人間を標的にして仲間外れにするといった古典的なものから、「作成中のデータを消去する」「キーボードに水をかける」など陰湿なものまで、様々ないじめが起きているとしていました。
 「昼食を買いに行かせて代金を払わない」「罰金と称して些細なミスをする度に500円を徴収する」「オフィスで歩いている時に足を出して転ばせる」といった子供じみた事例もあるとのこと。

 インタビューアーは、"「足を出して転ばせる」など今や学園ドラマの不良でもやらない。いい年をした大の大人がそんなことをするなど信じ難い"としていました。

 学校のいじめ問題で大人は教師らを叩くんですけど、実際には大人も認めていないだけでいじめをやっているんですね。なおかつもっと幼稚で悪質なのです。


●公務員・中小企業で要注意な理由は人事異動・転勤がないため

 インタビューアーは、「大企業に比べ小さな企業はアットホームで、社員の仲がいいというのは幻想」との感想を漏らしていましたが、公務員・中小企業の方がヤバイという理由があるそうです。

「人事異動や転勤で人間関係が固定化されない大企業では、それが安全弁となっている部分があり、いじめがあっても自然と解消されるチャンスがある。だが、人のローテーションが少ない硬直化した小さな組織の中では、想像以上に、いじめが横行・長期化しやすい」

 クラス替えのない県もある 長野県出身者は東京に行ってびっくり!でもいじめの話がありましたが、クラス替えは効果あるってことなんでしょうね。考えてみると、クラス替えのない職場は何十年単位にもなり学校よりずっと長く、全く抜け出すチャンスがありません。地獄ですね。


●公務員のパワハラ事例:100万円以上おごらせ毎日正座

 昼食や罰金の話があって、100万円以上おごらせ毎日正座 熊本市職員パワハラ(2011年12月26日19時59分 朝日新聞)で報じられていた事件を思い出しました。これが見事に公務員の事例なんですわ。

<新人職員に正座させ、飲食代まで出させるあきれた上司――。熊本市は26日、悪質なパワーハラスメントがあったとして農水商工局の出先機関の男性係長(49)と男性技術参事(47)を停職6カ月の懲戒処分にし、発表した。
 市人事課によると、2人は2009年4月採用の20代の男性職員に同6月ごろから約2年半、ほぼ毎日のように職場の喫煙スペースで30分~1時間程度の正座をさせた。その際、他の職員に怪しまれないよう、笑っているよう指示。所長ら職場の全職員が正座を目撃していたが、所長は「指導熱心と思った」という。
 さらにこの職員の仕事に言いがかりをつけ、すしや焼き肉といった計100万円以上の昼食代などを払わせた。今年11月に職員の家族から「職場でいじめを受けている」と相談があり発覚。職員は精神的な苦痛を受けたとして、11月から休職中という>


●靴に液体を入れたりDVDに傷つけるいじめ…またしても公務員

 この投稿は2012年11月17日にできていましたが、投稿していませんでした。その間にたまたまいじめ記事が目に入ったのでもう一つ追加。<市職員が同僚いじめ、靴に洗浄液・DVDに傷 (2012年11月23日09時40分 読売新聞)>という記事であり、またしても公務員なのです。

<同僚に対するいじめ行為があったとして、東部環境センターの男性職員(48)を戒告の懲戒処分にした。(中略)
 発表によると、職員は今年7~9月、同僚の20歳代の男性嘱託員の靴に、車のフロントガラス用の洗浄液のような液体を2回入れたり、嘱託員が持っていたDVDのソフトに傷を付けたりした。
 嘱託員は上司に被害を訴えた後、10月に退職した。職員は「遊び半分でからかったつもりだった。申し訳ない」と話しているという>
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121123-OYT1T00030.htm


●学校のいじめと同様に法律だけでは、いじめを減らすことはできない

 日経ビジネスオンラインの続き。対策ですが、西川あゆみさんはいじめの被害を訴えやすい環境になるだけで、「法律によっていじめを減らすことはできない」と断言しています。

 学校のいじめと同様に、国や当局はいじめを「起きてはいけないもの」と捉え、対策を立てようとしているが、それでは解は見つからないと指摘。「いじめは起きて当たり前、未然に防げるものではない」という前提で、対処を考えるべきだとのこと。

 また、職場の集団的虐待というモビング型のいじめの場合は、突然起こるのではなく個人対個人の対立から集団的いじめに“進化”するものだそうです。こういう場合は米国の職場だけでなく小学校でも使われている、ミディエーション(「調停」「仲裁」という意味)というスキルがあるそうです。

「対立関係にある当事者間に中立的立場の第三者(ミディエーター)が介入して話し合わせ、解決に導く。(中略)米国の小学校ではこの手法を取り入れているところもある。日直のように今日のミディエーターというのが決められていて、何か問題があったら報告をする。例えば「今日、○○さんに髪の毛を引っ張られたんです」と言いに行く。するとミディエーターは髪を引っ張った側、引っ張られた側の2人を集めて事情を聞き、その顛末を文書にまとめて校長先生に提出する。こうして小さないじめの芽を摘む努力をしている」

 本当にここまで必要なんだろうか?という気もしなくもないんですが、こういった対策をやる企業はやはりそれなりに大きいところでしょう。そうなると深刻であると言われている肝心の中小企業では変わらない…という困ったことになりそうです。


●働き方改革行う厚生労働省でパワハラ横行、むしろ出世する悪夢

2020/05/18:どこに追記するか迷ったのですけど、公務員のパワハラということでこちらに追記。2019年8月26日のことですが、厚労省職員4割超、ハラスメント被害 「加害者が昇進」:朝日新聞デジタルという記事が出ていたんですよ。

<ハラスメント撲滅や働き方改革の旗を振る厚生労働省で、セクハラ・パワハラ被害に遭った職員が4割超おり、仕事が多いと感じている職員は6割を超える――。そんな実態が、厚労省の若手チームが26日に根本匠厚労相に手渡した緊急の改革提言で明らかになった>
<「パワハラやセクハラ等を受けたことがある」と答えた人は46%おり、このうち54%が「人事上の不利益等を考慮して相談せず」「部局の相談員に相談しづらい」などとした。人事異動などが「適切になされていると思わない」は37%で、うち38%が「セクハラやパワハラを行っている幹部・職員が昇進を続けている」を理由に挙げた>
<「業務量が多い」と感じている人は65%。業務量が増える原因は「人員不足」が67%で最多だった>


●パワハラ横行訴える若手官僚をOBが批判「成果出してから言え」

 この件では、この話題に対する元官僚の反応で、さらにひどい話になっていました。厚労省OBではなく、経済産業省OBなのですが、『君の名は。』大ヒットの理由はスマホ中毒 岸博幸教授が珍説を披露の岸博幸さんが、パワハラを行う人やそれを許す厚労省ではなく、パワハラ被害を明らかにして改善を求めた若手を叩いていたことです。






 岸博幸教授は官僚をやめた後も政府系の仕事をよくやっていた…という政府に近い人(2023/01/24追記:その後自民党政権で内閣官房参与にも就任)です。なので、政府の政策にも影響を与える可能性が高い人だとも言えます。こういう人を選んできた政府の働き方改革も期待できないのでは…と思ってしまいます。


●「パワハラする人が出世してしまう」の見本のようなパワハラ発言

2023/01/24追記:古い話になってしまいましたが、前回追記の件で使っていなかったブックマークがあったので一応追記。厚労省のハラスメント告発に経産省OBが「成果を出してから言え」と時代錯誤な批判 - wezzy|ウェジー(2019.08.27)という記事が出ていました。タイトルだけで批判がうまく要約されていますね。

<「厚労省改革若手チーム」は、20~30代の職員からなる内部組織。このチームが厚労省職員約3800人(有効回答数1202人)の職員を対象に行ったアンケート結果からは、過酷な労働の常態化や、ハラスメントが横行している実態が浮き彫りとなっている>
<コメンテーターで経産省OBの岸博幸氏は、「厚労省改革若手チーム」の提言に否定的だ。
 岸氏は「働き方改革と言われていますから、役所にも必要だとは思う」と前置きしつつ、「厚生労働省の若手の人たちは、こういうことを世間に出して何がやりたいんですかね?」と苦言を呈し、「彼らがやるべきは、政策をやること。なのに、自分たちの改革を一生懸命訴えるのは、本末転倒だと思います」と私見を述べた。
 さらに岸氏は「こういう状況は、程度の差はあれどの省庁にもあることなので、まずは政策で成果を出せ、その次に言えよ、という気がしますね」と語気を強め、厳しい表情を崩すことはなかった>

 SNSでは、「せっかく若手が頑張ってるのに、上の世代の考え方が時代に逆行してたらダメだこりゃって感じ」「発言がブラックすぎてヤバイ」「これこそパワハラじゃないの?」「こういう人がパワハラセクハラして出世していくんだろうなあ……テレビで出しちゃったぞ、恐ろしい」などといった反応でした。

 これを読んで、以前、残業代を支払わない企業経営者が「まず一人前の仕事をしろ」と主張して、残業代を支払わない違法行為を正当化していたことを思い出しました。ただ、岸博幸教授の発言を見てみると、こうした残業代未払いにも賛同する人はいそうな感じ。日本がブラック企業社会なのも必然かもしれません。

 なお、SNSの反応であった「こういう人がパワハラセクハラして出世していくんだろうなあ」は、厚労省のアンケートで38%あった「セクハラやパワハラを行っている幹部・職員が昇進を続けている」を踏まえたものでしょう。岸博幸さんの発言がまさにパワハラという見方もあり、パワハラ上司が出世…の見本のようになっていました。


【本文中でリンクした投稿】
  ■クラス替えのない県もある 長野県出身者は東京に行ってびっくり!
  ■『君の名は。』大ヒットの理由はスマホ中毒 岸博幸教授が珍説を披露 パクリ(オマージュ)についても指摘

【関連投稿】
  ■内部告発者が保護されず犯人探しの上いじめらるという日本文化
  ■部下を殴る上司が許される日本でどう身を守る?パワハラ・暴力問題
  ■パワハラ(パワーハラスメント)の定義と事例 職場のいじめ被害
  ■内部告発者には愛国心がない 匿名は卑怯・ずるい・金目当て・嫉妬・憎悪などの批判
  ■肉体労働・頭脳労働はブルーカラー・ホワイトカラーの職種に対応?
  ■ビジネス・仕事・就活・経済についての投稿まとめ

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