モザンビークのリコ山の話をまとめ。<そんなことあるの?Google Earthで未知の熱帯雨林が発見された!>、<絶壁を登ったドイツの植民地部隊、住民にロープ切られて帰還不可能に>などをまとめています。
2023/01/22追記:
●モザンビークのリコ山のジャングルが未発見だったもう一つの理由 【NEW】
●そんなことあるの?Google Earthで未知の熱帯雨林が発見された!
2018/09/03:私が読んだ記事のメインはドイツ軍の話ではなく、ポリゴンで表示された地形と衛星写真によって作り出されたバーチャル地球儀システム「Google Earth」の発見がメイン。記事のタイトルも
Google Earthを使って未知の熱帯雨林が発見される - GIGAZINE(2018年08月30日 08時00分)というものでした。
記事によると、この「Google Earth」を使って、まだ誰も足を踏み入れたことのないような未開のジャングルを発見したといいます。このジャングルはアフリカ・モザンビークにあり、124mの岩石隆起でできたリコ山と呼ばれる山の上にありました。山は当然以前からわかってましたが、ジャングルはわからなかったんですね。
リコ山では山の頂上へ続く道もなく、そりたつ壁のような崖によって、ジャングルにはアクセス不能な状態でした。探検隊が行ってみると、普通のジャングルと違い、鳥がほとんどいないという変わった特徴がありました。鳥がいないせいで、虫が多く、特にさまざまな種類のクモが生息していることもわかったといいます。
●絶壁を登ったドイツの植民地部隊、住民にロープ切られて帰還不可能に
私は元記事のタイトルを見た時点で、不思議に思っていました。なぜ写真を見ただけで、「前人未到の地」だとわかったのかということです。実際、この誰も行ったことがない土地…というのは、勝手な思い込みでした。正確に言うと、「前人未到の地」ではなかったのです。
人がいた証拠となったのは、リコ山の山頂部にあった手作りのポット。今回の探検においても、それ以外には人がいた痕跡は見つからなかったものの、自然のものではありません。地元住民の高齢者に聞き込み調査を行った結果、1度だけ、およそ100年前に第一次世界大戦時のドイツの植民地部隊がこの山に登ったことが判明しました。
で、私が一番衝撃を受けたのが、このドイツの植民地部隊の話。何らかの理由で降りるためのロープを地元部族が切って、ドイツの植民地部隊は降りられなくなってしまい、リコ山に取り残されてしまったとのこと。侵略された地元住民のスマートな反撃だったんでしょうか?
●モザンビークのリコ山のジャングルが未発見だったもう一つの理由
2023/01/22追記:モザンビークのリコ山の話を検索。
モザンビーク リコ山ロケ|NZ Networkというのが出てきました。<数々の過酷なロケを成功させてきた弊社の「冒険家コーディネーター」キャメロンが今回はアフリカのモザンビークでのロケに挑みました>とあり、ロケ会社のサイトのようです。
この番組は、NHKBS 『体感!グレートネイチャー「風の絶景!天空のジャングル~モザンビーク~」』であり、番組は2019年12月21日(土)にすでに放送済みだとのこと。サイトの説明で印象的だったのは、以下のあたりです。リコ山でジャングルが未発見だったのは政治的な事情もあったらしいこともわかりました。
<モザンビークでは、長年さまざまな商業利用のための環境破壊や内戦が続き、研究や調査があまり行われてきませんでした>
<絶壁を約3時間かけて登ります。降りるのも約2時間かかります>
<昔はすべて緑に覆われていたはずですが、残念ながら多くの森は失われてしまいました>
<花崗岩の山の上部がたまたま盆地状になっており、そこに水や土が溜まって下に流れ落ちなかったため森が形成されたようです>
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