美容整形の話をまとめ。<予想外?日本は美容整形ランキング3位で韓国より多い>などをまとめています。
2023/08/30:
一部見直し
●予想外?日本は美容整形ランキング3位で韓国より多い
2017/7/7:日本では韓国を美容整形大国と揶揄することが多いです。韓国バッシングが女性バッシングに変わるだけかもしれませんけど、データ的には日本の美容整形の処置件数の方が多いという意外なことになっていました。ただし、1位ではなく3位。米国が世界1位でした。
もう1カ国日本より上だったブラジルの場合は、過去にやった
海外のびっくり美容整形 脚の骨を骨折させて身長を伸ばすインドなどで出てきましたので、美容整形大国というのは納得です。ただ、これは人口を考慮していないものですので、人口あたりで見た場合は、やはり韓国の方が日本より多いそうです。これでまた皆さん安心して、韓国を叩くことになるのでしょうか?
<2014年に最も多くの美容外科および美容非外科処置を行った国ランキング>
1位 米国
2位 ブラジル
3位 日本
4位 韓国
ISAPS(国際美容外科学会)が発表した2014年の全世界対象の美容外科に関する統計の美容上の外科的、非外科処置の件数
(
日本は韓国以上の整形大国、「顔激変」に抵抗がない女子たち | ニュース3面鏡 | ダイヤモンド・オンライン 2017.5.12 ジョージ山田:清談社 より)
●以前のランキングでは日本は4位…そこから上昇している
検索してみると、過去のデータもありました。これを見ると、日本はランクアップしており、過去より増えた感じ。ただ、韓国がそれ以上のランクアップで、近年急に増えたのかもしれません。また、ランキングの顔ぶれを見ると単純に人口が多いところがありますので、人口あたりで見ても、日本はかなり多い国っぽいです。
<2010年に行われた美容整形手術の国別件数ランキング>
1位:米国331万件
2位:ブラジル252万件
3位:中国127万件
4位:日本118万件
5位:インド115万件
6位:メキシコ92万件
7位:韓国77万件
2011年12月、米国に本部を置く「国際美容外科学会(ISAPS)」は2010年に世界で実施された美容外科手術・処置数の上位25カ国と地域の調査結果をまとめた報告書『2010年世界美容整形調査』
(
美容整形による容貌の破壊・変形が10年間で20万件:日経ビジネスオンラインより)
●日本の「美容整形」は「美容整形」っぽくないもの?
一方、「美容整形」というイメージとは異なる手術が、多く含まれている可能性も指摘されていました。本来なら海外との内訳を比較する必要があり、日本だけが実態より多く見えているかは不明ですが、以下のような指摘がありました。
・日本の美容整形手術は、シワの除去などに使われるボトックス注射が最も多く、ヒアルロン酸注入、レーザー脱毛など、メスを入れない、いわゆる「プチ整形」が多くを占める。
・レーザー脱毛や審美歯科での手術に関しては、「美容整形」という認識ではない人がほとんどではないか。
・ニキビ治療や、脱毛、審美歯科だとすると、二重手術や豊胸など、我々がイメージする「美容整形」の件数は少ないと言える。
(
日本の整形手術の現状より)
海外のびっくり美容整形 脚の骨を骨折させて身長を伸ばすインドなどがそういう話であったように、海外では日本人が思いもよらないところを気にして、美容整形手術を行っていることもあります。
●プチ整形だと安全だというのは大きな間違い
なお、プチ整形だと安全というイメージがありますが、そうでもないようです。過去に、
プチ整形失敗で失明、フィラーが原因 手軽でも危険性は普通の整形以上という話をやっています。実は今回紹介した最初の記事でも、美容整形そのものの危険性を指摘していました。
国民生活センターによると、平成27年度の美容整形についての相談は2090件。平成25年度以降は3年連続で2000件以上だといいます。料金トラブルも多いそうで、これはちょっと違う意味での危険性ですが、安全性絡みの「痛みが激しいなど後遺症があるという訴え」もやはりありました。
日本人の美容整形へのマイナスイメージは問題だと業界の人は考えているようで、アピールしている人がいます。ただ、それは商売だから…という事情であり、もっと手術が増えるべきだとは言いづらい状況ですね。
●新型コロナウイルスで化粧品不況 でも美容整形が好調…なぜ?
2020/08/03:新型コロナウイルス流行で売り上げが落ちたものの一つが、化粧品関連のものだといいます。マスクをして見えなくなったり、自宅にいたりするので、化粧をする頻度が落ちたようです。で、美容整形も減っているのかと思いきや、逆に増えているというニュースがありました。
美容整形手術、新型ウイルス流行で増加 日米や韓国 - BBCニュース(2020年7月11日)によると、アメリカ、日本、韓国、オーストラリアで、唇を厚くする、しわを取る、鼻の形を整えるといった手術の件数が増えているそうです。
アメリカのある男性は唇をふっくらさるなどの手術を決行。「完全に回復するまで家にとどまって、次に外に出るときは、何をしたのかわからないようにしたかった」としていました。手術の増加に驚いているという医師によれば、手術を望む人はふつう、自宅での回復期間を考慮に入れて検討。しかし現在は多くの人が在宅で仕事をしているため、その必要がなくなったといいます。
韓国でも、外国から韓国の美容クリニックを訪れる人は減ったものの、国内の利用者は増加しているとのこと。「コロナウイルス禍にもかかわらず、昨年同期と比べて患者数は1.5倍になる見込みだ」と、ソウルのBK病院広報担当者は話していました。
日本はロックダウンを実施していません。加えて、日本美容医療協会は、美容整形は「多くの方にとって不急の医療と考えます」とする声明を発表。ところが、日本の病院でも、患者が急増したと証言している人がいます。この病院のマネージャーは、マスクで手術跡を隠せることも増加の理由として指摘していました。
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