<町田市給食に議員反対「弁当を作らない親は手抜き」「気持ち否定するな」「私はまずいと思わないからいい」>の他、お弁当関係ということで、<金沢の「弁当代行」サービス、名前を「ダイベン」にしてしまう>という話もやっています。
冒頭に追記
2022/03/18追記:
●金沢の「弁当代行」サービス、名前を「ダイベン」にしてしまう 【NEW】
●金沢の「弁当代行」サービス、名前を「ダイベン」にしてしまう
2022/03/18追記:別のところでも書いていた話ですが、関連性が高いのでこちらにも追記。当初書いていたように、お弁当を作りたくても作れない親というのはいいます。精神論ではどうにもできません。で、お弁当づくりを代行するというサービスが登場したというニュースがあったんですよ。
このニュースは、<代わりに弁当つくります 金沢で「弁当代行」サービス始まる>(HAB北陸朝日放送)というタイトル。2022年3月15日配信でしたが、3日後にはすでに消えていました。地方のテレビ局のニュースは消えるのがもともと早いです。ただ、今回は誤報で消えたんじゃないの?と心配になるものでした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/08be45b7e5f3ae8de904a9bf9968eacda92ed089
内容そのものは、<朝練や習い事、夜おそくまでの学習塾。頑張る子どもたちのために、毎日、お弁当を作ってあげたいけどいろいろな事情でなかなか満足に作ってあげられない>という親の<声を「代弁」する気持ちで、手作りのお弁当を代わりに作ってくれるサービス>ができたという普通なニュースです。
ところが、サービス名が誤報じゃないの?というものだったんですよ。「代行弁当」の略か前述の「代弁」が由来だと思われますが、「DAIBEN」という名称。大便と同じで、食べ物のサービスに不向きな名前で本当かよ?というサービス名です。エイプリルフールの2週間ほど前なのですが、エイプリルフール的な感じですね。
これが誤報でなかったとすれば、敢えて話題性を狙ってとか、ネタ的にとかで、意図してつけた名前なんだろうと思います。たまたま気づかずにつけたってことはないでしょう。ただ、弁当代行を頼む層が好みそうなネタじゃないですし、やはりイメージが悪いです。内容は悪くないだけに、もう少し考えてほしかったですね。
●おいしくない町田市の給食クオリティアップ案、議員らが不採択
2018/12/26:東京都内で全員給食がなく、今後の実施予定もないのは、町田市のほかは国分寺市、東村山市、東久留米市。その4市の中でも、町田市の給食喫食率はワースト。町田市の中学校給食は、2005年に「弁当持参」「(デリバリー)給食」を選択できる弁当併用外注方式によって開始していました。
このうちデリバリーの喫食率(利用率)は当初40%以上でした。ところが、2017年度の平均喫食率は約13.2%(クラスで1~2人)と、非常に低くなっています。開始時点ではデリバリー給食がかなり選ばれていたにも関わらず、年数を経るについてれてほとんど選ばれなくなってしまいました。
町田市のデリバリー給食は食べられていない理由の一つは、クオリティの低さだとされていました。利用者からは「おいしくない」「冷たい(※デリバリー給食は10度以下に冷やして届けるため)」「量の調整ができない(※ランチボックス式のため)」といった声が上がっているといいます。
そこで、「町田市の中学生に、小学校と同様のクオリティーの全員給食を」という請願が出されました。請願署名は2万3168筆に上ります。しかし、8人中6人が反対し「不採択とすべきもの」となったとのこと。
(
町田市「中学校給食」問題、2万3000超の署名を集めるも不採択に 議員からは「給食は手抜き」「お弁当を作りたい人の気持ちを尊重」 - ねとらぼ 2018年12月15日 09時30分より)
この採択に関わった8人が誰なのかが、記事だとよくわかりませんでした。議員数はもっと多いために異なります。文教社会委員会で審議なので、その委員ってことかもしれませんね。…正確には、文教社会常任委員会かな。これだと検索でも出てきます。議員が分野ごとに分かれて所属する委員会で、こちらだと定数9で近いです。議員さんらが反対したってことで良さそうですね。
●議員「弁当を作りたい母の気持ちを否定するな」などと反対意見
前述の通り、町田市のデリバリー給食は食べられていない理由としては、町田市の給食のクオリティが低いという問題がありました。ただ、実は別の理由もありそうなこともわかっています。調査によると、「(他の子が頼んでいないので)デリバリー給食を頼みにくい」「デリバリー給食を頼む子は、お母さんがお弁当を作ってくれない子」といった負のイメージもあったようです。
署名に参加した保護者からは「『踏み絵』ですよね。弁当を作るのは負担ですが、消去法として弁当持参を選択している状況です」という声も上がりました。また、自宅から弁当を持ってくるだけでなく、パンなどの「買い弁」をしているという生徒もいるとのこと。すべての生徒がお弁当を持ってきているわけではありません。
ただ、 質疑応答では、議員の反対が続出。2子を育てていrつおいう自民党の女性議員は、「私は毎朝5時に起きてお弁当を作っている。それは自分が作りたいから。全員給食は、お弁当を作りたいお母さんの気持ちを否定している」とかなり強い主張をしていました。
また、「デリバリー給食をまずいとは思わない(から、現状維持でいいのではないか)」として、なぜか現実に子どもたちから出ている声を完全否定しています。自分がこう思うから、他の人の感覚は間違っているという考え方で、人間的に問題を感じました。
●「弁当を作らない親は手抜き」と議員自ら差別助長する意見も
さらに、保守の会の男性議員が以下のように声を荒らげて批判する場面もあったといいます。右派の方々はやむを得ず反対どころか、単なる反対というレベルですらないですね。給食派をボロクソに叩いている感じです。
「私も半年間子どもの弁当を作ったことがある。確かに大変。しかし親だから子どもに食べさせるのは当たり前。『学校給食で栄養を補う』なんて、そんなにあなたは手抜きをしているんですか? 学校給食がなくても、自分の家できちっとした食事を作って食べさせれば、栄養不足なんてことはない。専業主婦の家庭まで全部学校給食(に頼るの)は手抜きですよ」
この議員の発言は別の問題もあります。前述したように、調査では「デリバリー給食を頼む子は、お母さんがお弁当を作ってくれない子」というイメージがあることがわかっていました。この右派議員の発言は、「給食を頼む子はかわいそうな子」といういじめを助長しかねないものにもなっていてまずいです。
●「弁当を作りたい母」以外の多くの人の気持ちは完全無視
2つ前であった「弁当を作りたい母の気持ちを否定するな」という意見。これは、弁当を作りたい母以外の気持ちは、一切考慮されていません。
はてなブックマークでは、この点について指摘する声が多数出ていました。
chlono お気持ちヤクザ案件|「作りたくても作っていられない人の気持ち」も同様に考えるべきなのにな。
cript 自分が出来てるんだからお前らも出来るはずだっていう、多様な事情も想像できない馬鹿の押し付け案件大っ嫌いだ。反吐がでる。 (引用者注:これは精神論でブラック企業思想でもあります)
moppii 小学校と同様のクオリティーの給食を食べたいという気持ちはどうでもいいっぽい
特に、本来なら重要であろう子どもたちがどう思っているのか?というのも無視されています。先の議員の「私はまずいと思わないからいい」もそうですね。また、自分でお弁当を作らざるを得なかったという子供もおり、
その話での反応でも、気持ちを無視されている人がいることがわかります。
threethree 全くもってその通りで、お弁当が作れることで満足する親よりもまず給食がなくて不幸になる子供を救えよっていう簡単な話。
onim 中学が弁当制だったけど、貧乏すぎて弁当も無くて購買のパンも買えなくて担任からメロンパン買ってもらう思春期の気持ち分かる?弁当制は滅びろ
hanapeko こういう話題全般で「母親以外が従事するケースが割とあるかも」という発想がないのではレベルの話が割とされていて、お母さんが何でもかんでもやってあげるのがデフォ家庭って多いんだな〜という驚きはある
共感力が低い人は議員になってはいけないのですけど、実際には政治家は共感力が低いサイコパスが多い職業の上位。有権者は問題ある議員をむしろ好んで投票しちゃうことがわかっています。もっと良い人に投票してほしいのですけど…。
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