韓国嫌いの皆さん、朗報です。サムスンとともに韓国を代表する企業現代自動車が失態を演じています。(
日本で買える韓国企業の製品 サムスン・LG電子・大宇・現代自動車)
問題となったのは、「燃費水増し表示」です。
そもそも燃費は現代自動車の売りとなっており、新車のプレゼンでもセールスポイントとしてきた燃費の良さについて言及してきたようです。
ところが、水増し表示をやっちゃったため、11月28日のロサンゼルス自動車ショーでは燃費の話は自粛せざるを得ませんでした。
この燃費に関しては難しいところがあり、アメリカのホンダの件に関しては私は過剰な要求なのでは?といった疑問も示しました。
条件が異なれば、実際の燃費が異なるというのは、当たり前のことです。
そう思いながら、この記事も読んでいましたが、皆さんご安心ください。現代自動車の内容は全然そんなレベルじゃございませんでした。
現代自は米環境保護局(EPA)の調査で、傘下の起亜自動車と合わせ、米国で近年販売していた主力の中型セダン「ソナタ」や「エラントラ」など全体で13車種、合計90万台について燃費性能を誇大表示していたことが発覚。燃料1ガロン(約3.785リットル)あたり最大6マイル(約9.6キロ)を水増しして表示していたのだ。対象となった13車種のうち6車種の最大燃費が、米国でエコカーの目安とされる1ガロン40マイルと水増し表示していた。
現代自は韓国内で行った燃費測定試験の「プロセス上の誤り」と説明し、組織ぐるみの改ざんであることは否定した。
ところが……。
米自動車業界で最大の疑問とされたのが、現代自が水増し表示の原因と説明している「プロセス上の誤り」があったとする燃費測定試験の中身だ。
「コーストダウン」と呼ぶこの試験。平らな直線道路で時速80マイル(約128キロ)まで加速した後にギアをニュートラルにして、9マイルまで減速した際の燃料消費などを測定するという比較的単純なものだ。自動車大手のエンジニアは「この試験では燃料1ガロンで0.5マイルの誤差でもめったに出ない。現代自が最大6マイルもの誤差を見逃すはずがない」と疑問視する。
また、"燃費表示問題を巡る現代自の一連の対応も、疑念を生む要因になっている"ようです。
現代自動車は「問題発覚後すぐに対応した」と言っていますが、これはかなり怪しいのです。
"実は現代自の燃費表示が疑わしいことは米消費者団体のコンシューマー・ウオッチドッグが以前から繰り返し指摘して"いたのです。
そして、"EPAによる調査結果の公表や補償専用サイトの立ち上げ、米主要紙へのおわびの掲載などを同時に行うには「最低でも数週間の準備が必要だったはず」(米自動車関係者)"という条件で、"米メディアの関心が薄い大統領選直前に水増し表示をEPAと現代自が同時に公表"しています。
「問題発覚後すぐに対応した」という言葉を額面通り受け止めることは難しそうです。
さらに
現代自は当初、燃費問題は北米だけとしていたが、そうではないことが判明した。韓国の知識経済省は11月20日、韓国内のカタログ燃費を事後検証した資料を発表。12年に検査を受けた21車種のうち、6車種で実際の燃費が3%以上低かったことが発覚したのだ。6車種のメーカーは独BMW、現代自と起亜自、ルノーサムスン自動車、韓国GMと4社が韓国製。韓国内でも以前から燃費水増し表示が横行していたようだ。
といった有様であり、組織的でないという説明に説得力の欠片もありません。
それから、これは本来良いことと見られてた"研究開発軽視路線"がそもそも今回の件の要因では?という分析も出ていました。
この記事ではこれを"将来の技術のタネをまくより、目の前の売れる車をいかに展開するかに力を入れてきた戦略が現代自の急成長を支えた"と書いています。
以前の
アップルやサムスンや現代自動車は大型M&A(買収)をしないでは、もうちょっと詳細な話を紹介しました。
本来「技術開発に金をかけるより必要になったら他から買え」という作戦なんですが、他から買うこともなく表示の偽造で済ませたってことですね。まあ、何て安上がりなんでしょう!
こうやって書いてきましたが、現状で既に現代自動車の売り上げが激減しているということはありません。むしろ"今のところ(中略)現代自の勢いは変わらないように見えるようです。
しかし、"米国で築いてきた「低燃費で性能が良く割安」という現代自のブランドには傷がつき"ました。当たり前です。一番の売りが嘘だったんですからね。
そして、アメリカでは今回の件による集団訴訟、韓国国内では売上の落ち込み、ストによる生産の落ち込み、ウォン高傾向と悪いことづくめです。
今回の事件は単なる敵の失態であり、日本の自動車会社としては現代自動車の笑い話と捉えるのではなく、うまく売り上げを伸ばしてくれると好機と捉えてほしいと思います。
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