駒澤大学の話をまとめ。<駒澤大学、研究不正ではなくてミスコンの不正で大きな話題に>、<大学ミスコンがキャバクラ化 接待能力求められ交際トラブルも>などをまとめています。
2023/07/26追記:
●駒澤大学、研究不正ではなくてミスコンの不正で大きな話題に
2023/08/05追記:
●ミスコンがキャバクラ化 コメント対応力求められ交際トラブルも
2023/08/23追記:
●後付ルールや減点の嵐…最終的にはミスコン運営の同級生が優勝 【NEW】
●駒澤大学准教授の不正 悪質性が低く寛大な処分となった理由
2023/07/18:駒澤大学経済学部・准教授についての「科学研究費助成事業に係る不正使用」が
研究活動の不正行為及び研究資金の不正使用等への措置についてで出ていました。有名私立大学なのに、駒澤大学の不正ってあんまり報道されませんね。私は初めて知りましたわ。
不正行為が行われた事業
研究種目:基盤研究(A)
研究課題名:大規模環境汚染に関する合理性・持続可能性を包括した環境修復フレームワークの構築
交付額:平成30年度~令和2年度 39,260千円
上記のように交付額は、39,260千円…つまり、3926万円という膨大なもの。そして、調査機関による調査の結果、目的外使用を行ったと認定され、不正使用が認められた研究費の支出について、その返還を求められています。このため、えらい金額を返還しなくてはいけない…と思うかもしれませんが、これが違うんですよ。
ウェブサイトでは、「本件は、社会への影響が小さく行為の悪質性も低いこと、かつ不正使用額が少額であることから、一定の期間研究資金を交付しない措置を科さず、厳重注意を通知する」と説明。どういうこと?と思われそうですが、たぶん交付金の中で不正に使われたのはごくごく一部だったってことだと思われます。
●駒澤大学、研究不正ではなくてミスコンの不正で大きな話題に
2023/07/26追記:前回駒澤大学の不正ってあんまり知らない…と書きました。ただ、私が知らないだけで結構あるかもしれない…と思って検索。すると、やはりあまりないのか、研究不正ではない
箱根駅伝優勝「駒澤大学」で起こった「ミスコン」不正騒動 “投げ銭地獄”に“罰金ルール”という大人が知らない過酷な実態とは | デイリー新潮(2023年02月14日)という話が上位でヒットしました。
<駒澤大学で「ミスコン」のファイナルイベントが行われたのは昨年11月6日のこと。(中略)
授賞式の様子を会場で見ていた同大の学生が言う。「(中略)例年、授賞式の段階になればだいたい誰がグランプリを取るか予想がつくものなのですが、今年は大波乱。ミスもミスターも、本命とは言えない候補者がグランプリやスポンサー賞に輝きました。本命視されながら受賞を逃した女子学生は泣き崩れ、他の候補者たちも“あり得ない!”と言わんばかりの表情で結果に呆れ返っていた。その後、大学の内外で“コンテストで運営が不正を行った”というウワサが駆け巡り、外部の指摘から大学当局が調査に乗り出す事態となったのです」>
記事では、<“不正だ”なんて大袈裟な――。そう感じる向きもあるかもしれないが、駒澤大学に限らず、今やキャンパスコンテストは学生が心身をすり減らす過酷なレースに変貌しつつある>としていました。ミスコンは就活に大きく効いてくるのでそのせいだと思っていたら違っていて、以下のような話でした。
ある大学のコンテスト運営に携わった学生
「ここ数年、ライブ配信アプリの台頭で、キャンパスコンテストもライブ配信を使った審査が一般的になっている。これに合わせて審査期間も長期化していて、たいていの大学が7月から11月の学園祭まで、4カ月にわたってコンテストを開催しているんです」
上記の部分だけでは、何が問題なのかさっぱりわかりません。で、読み進めてみると、問題は、ライブ配信アプリや選考長期化そのものではなく、“投げ銭”みたいですね。なんと“投げ銭”の多さがコンテストの結果に大きく関係してくるということ。これなら納得。むしろ問題が生じないわけがない…ということになってきます。
「ライブ配信で得たポイントはコンテストの得点の3分の1程度を占めるため、配信で大きな差を付けられてしまうと挽回することが出来なくなる。配信レースが過熱するのは当たり前で、トータル400万~500万ポイントを稼ぎ出す学生も珍しくありません。このポイントは100ポイント=120円で購入されるものなので、400万~500万ポイントだと単純計算で600万円近くの売り上げ。(中略)
ちなみにライブ配信アプリの視聴者の多くは男性。ですから(中略)男子学生の配信はほとんど需要がありません。(中略)中には女子学生相手に何十万円もするアイテムを“投げ銭”してくれる太客のような男性もいますし、投げ銭など一切せずにひたすら“無料”で女子学生たちの配信をザッピングしている人もいます」
●大学ミスコンがキャバクラ化 接待能力求められ交際トラブルも
2023/08/05追記:ミスコンの話の続き。ある大学のコンテストに出場した女子学生によると、「配信時間が月100時間を超えることも珍しくない」ということで過酷化。全コメント返信どころか、返信内容も質が求められます。勉強時間も睡眠時間も削って…といった状況にもなりがちだそうです。
このようなライブ配信によるミスコンは、“インターネットキャバクラ”“無料キャバクラ”とも呼ばれるそうで、コメント返信の話は確かに似た感じ。トラブルが起きて当然というやり方だとも言え、これまでも投げ銭をダシに女子学生に絡む“ミスおじ(ミスコンおじさん)”の存在が問題となったことがあるそうです。
ある大学のコンテストに出場した女子学生
「返信をしなかったり手を抜いたりするとポイントを貰えないどころか誹謗中傷で配信を邪魔されることすらあるので、神経をすり減らします。(中略)自己肯定感が上がることもありますが、不快になるような質問をしたり、リアルでの交際を求めてくる人もいます。アイドルやモデルと違ってミスコンの学生は必死に返信をしますから、ミスおじたちも楽しいんでしょう」
●後付ルールや減点の嵐…最終的にはミスコン運営の同級生が優勝
2023/08/23追記:駒澤大学のミスコンの話、上記まではミスコンのやり方そのものが不健全で問題がある…といった話でした。ただ、元記事タイトルには<「ミスコン」不正騒動>というワードが入っており、これとはまた別の問題があるということです。この不正については、以下のような話でした。
「駒澤の昨年のミスコンでグランプリに輝いたのは男女とも運営の代表学生の高校の同級生だった。この同級生たちに何としてでもグランプリを取らせたかったか、ライブ配信アプリでポイントを稼いでいた学生たちの得点を次から次へと減点していったのです」(ある関係者)
「“運営に対して会議で反対意見を述べた”という理由で5割減点された女子学生も。(引用者注:その他、普段使われない恋愛禁止ルールが駆使されたとのこと)いました。(中略)
それからコンテスト期間の終盤、突然新たな採点基準が設けられたことも問題視されていました。しかもその審査内容は、運営スタッフが候補者の知らないところで候補者の資質や特徴をプレゼンし合い、顧問や運営サークルの代表が勝手に点数を付けるという荒唐無稽なもの。候補者にも投票する人にも知らされず密室で行われる審査なんて何の公平さもありません。本命候補が受賞を逃したのは、こういう裏があったんです」(別の関係者)
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