イタリアの「忠ネコ」、毎日墓参り 枯れ葉などお供えも 朝日新聞 2013年1月7日11時41分
【ローマ=石田博士】イタリアで、一昨年亡くなった飼い主の墓に毎日のように参り、「お供え」をするネコがいる。地元メディアで報じられ、けなげさが人々の胸を打っている。
地元メディアによると、このネコは中部トスカーナ州モンタニャーナにすむ3歳の雄で、名はトルド。白と灰色のぶちだ。
生後3カ月の時から育ててくれた飼い主のレンツォさんは、2011年9月に71歳で亡くなった。トルドは葬儀の翌日から墓を訪れ、家族が手向けた花のそばに、枯れ葉や小枝、プラスチックのコップ、紙ナプキンなどを拾ってくるようになった。その姿は、多くの住民の目に触れているという。
http://www.asahi.com/international/update/0107/TKY201301070015.html
また会えると信じて。6年前に亡くなった主人の墓から離れようとしない犬(アルゼンチン) 2012年09月19日 カラパイア
ミゲールの妻、ヴェロニカの話によると、キャプテンは主人が亡くなった後、間もなく姿を消したという。息子ダミアンとともに、キャプテンを探し回ったがどこにもいない。車にひかれて亡くなってしまったか、他の家族の一員となったものとばかり思っていた。
そんな矢先、亡き夫ミゲールの墓参りに出かけたヴェロニカは、そこで見覚えのある姿を発見した。それはまさしくキャプテンである。彼女はどうしてキャプテンが、亡き夫の墓にたどり着くことができたのかまったくわからなかったが、キャプテンは亡き夫の墓に寄り添うようにして座っていた。
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52101117.html
カルロス・パス墓地の責任者、ヘクター・バチェッガは、「墓地の管理人らは皆、墓に住むようになったキャプテンを愛し、定期的に餌をやり、毎年の予防接種にも連れていっている。」と語った。
キャプテンは、毎日バチェッガと一緒に墓地内を歩いているそうだが、夜になるとキャプテンは、必ずミゲールの墓に戻り、その墓石に頭をあずけ、寄り添うように眠るという。「キャプテンは、我々人間に、最愛の故人との思い出を大事に持ち続け、それをいつくしむということが、どれほど素晴らしいことかを教えているように感じる」とバチェッガは話す。
キャプテンの話は、命が尽きる日まで日本人の主人を待ち続けた有名な秋田犬、忠犬ハチ公の美談を彷彿とさせる。その一生を捧げ、生涯が終える日までひたすら主人を待ち続け、いつか必ず会えると信じ、その希望を決して失うことのないその姿に、人間は心を奪われる。
悲しいことに、犬たちは、死の意味がわからない。彼らが待ち続ける相手との間には、死という隔たりがあり、二度と会うことはかなわない。運命って残酷だ。そんな運命に翻弄されても、犬は、待つことを苦に思っている様子はない。むしろ待つことが自分に与えられた最大の役目であるかのように、ひたすら待ち続ける。でも、もしかしたら、待つことができる主人を持った犬は、それはそれで幸せと思っているのかもしれない。
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